上越線の駅舎改築レポートをお伝えします。
今回紹介するのは塩沢駅。越後湯沢駅から長岡に向かって4駅目に位置します。旧塩沢町の中心駅で、ほくほく線の直通列車も停車します。鈴木牧之記念館がすぐ近くです。これまで昭和31年12月築のコンクリ造りの平屋の駅舎が使用されてきましたが、このたび老朽化に伴って和風の駅舎に改築されました。供用開始日は2012年10月4日ですが、オープニングセレモニーは10月6日に実施されました。ちょうど国際ご当地グルメGPの日で、その日に合わせて工期を定めたに違いありません。
早速ですが、新駅舎の模様を見てみましょう。訪問日は10月6日でした。
塩沢駅へは「国際ご当地グルメGP号」(485系T18編成)でアプローチ。まずは構内から紹介しますが、塩沢駅は対面式ホームに見えますが、もともと2面3線だったのが上越新幹線の開業に伴って副本線が撤去され、駅舎側の線路と最も西側の線路だけ使用されている形です。
それでは駅舎撮影。駅前に出ると、塩沢祇園囃子保存会の演奏で迎えられました。
余りにも混雑しておりレポートにならないので、先に散策します。駅前のつむぎ通りでは軽トラ市が行なわれており、とあるブースで鶴齢の辛口雪男を頂きました。
少し歩くと鶴齢の酒蔵、すなわち青木酒造がありました。1つ勉強になりました。
牧之通りに出ると、国際ご当地グルメGPの会場となっていました。是非食べたいところですが、残念ながら昼食は調達済みだし…。
駅に戻り、混雑が落ち着いたところで改めて駅舎撮影。鈴木牧之記念館をイメージした和風の駅舎です。基礎部分も一新されました。
隣には10月3日まで使用された仮駅舎が残っていました。11月下旬にかけて撤去されます。それに隣接する観光案内所は閉鎖されて久しく、まるで過去の遺産です。
では駅舎の中へ。委託駅ながらも乗車券などが販売されていますが、「みどりの窓口」ではありません!窓口営業時間は7:10~17:15です。以前よりも狭くなったような感じです。
待合室の様子。窓に沿ってベンチが並んでいますが、その窓が大正ロマンを感じさせます。
ホームに上がるとコンクリ築のトイレがありましたが、新駅舎使用開始と共に使用停止となっています。駅舎に内包するトイレを利用してくれということ。
今回の戦利品。鶴齢カップと魚沼米ですが、右の天地米は「ご当地グルメGP号」から下車したときに頂いたものです。
塩沢駅新駅舎レポートは以上です。昨今の新駅舎は、駅ビルにするか、橋上駅舎にするか、凝った造りにするかのいずれかになる傾向にあります。そんな中、和風建築になるものも増えつつあります。塩沢駅が和風建築になったのは見ての通りです。
11月4日に新潟駅で仮ホームが使用開始となりますが、新潟県内での次なる新駅舎開業は白山駅と見られます。内野駅の動向にも注目です。
<ブログランキングに参加しています。是非ワンクリックお願いします。>