10時29分に本黒田駅に到着。県道294号を45分ほど南下し、岡交差点へ。
右折するとすぐに式内 兵主神社に到着。一対の狛犬がお出迎え。
拝殿に進み、旅の安全を祈願してきました。この拝殿は兵庫県指定文化財で、天正8年(1591年)8月27日の造立。桃山時代における長床式拝殿として、またその時代の茅葺入母屋造り様式を伝える建築として、全国的に稀にみる遺構です。主祭神は大己貴命です。
楠丘小学校のそばを通って鳥居をくぐり、加古川線の踏切をも渡ります。
踏切脇の交差点を左折し、新興住宅地を通ってファイナルアプローチ。
いきなり開けてきたと思ったら黒田庄駅に到着です。本黒田駅を出てから56分後でした。駅前ロータリーは南国風の装いになっています。
それでは駅舎撮影。平成17年3月築の、和風の曲屋の木造駅舎です。左側の建物はトイレです。丸ポストがいいアクセントになっています。
用を足して右側の建物へ。壁伝いに大きなベンチが3つ据え付けられています。無人駅で、券売機の類もありません。
では時刻表を。平日は上下9本ずつ、土休日は上下8本ずつです。2326Mの発車が12時25分なので、もう少し時間がありますね。
見取り図を描くため、扉を開けてコミュニティースペース「あつまっ亭」へ。テレビが点いており、有志による写真が多数飾られていました。モーニングセットの提供が終了した時間帯でしたが、しばらくして管理人の女性がやってきて、出発直前まで話し込みました。
食事にはありつけませんでしたが、発車が近づきホームに上がります。加古川方を見ると、意味ありげな遺構を発見。錆びついた行き止まりの線路があり、倉庫に隣接したホームがありました。そう、貨物を扱っていた跡なのです。
発車が近づき、他の利用客がやってきました。申し遅れましたが、黒田庄駅の構内は、一見すると対面式ホーム2面2線に見えますが、交換設備が撤去され、反対側の線路が断ち切られています。2001年のデータを見ると交換可能駅となっていたので、電化の前後に交換設備が取り払われたと考えられます。
つづく
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