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寝台特急あけぼの号 来春に廃止

2013-11-02 17:53:38 | 奥羽本線

 これから「飯田線全駅下車への道 第2回」の最終回といきたいところですが、大きなニュースが入ってきたのでお伝えします。
 Yahoo!のニュースによれば、今年度を以て寝台特急あけぼの号が廃止されることが明らかとなりました。昨年3月に「きたぐに」「日本海」の臨時列車化された時点で「あけぼの」もそろそろかと思いましたが、いよいよ現実のものとなるようです。「北斗星」や「カシオペア」がEF510牽引に移行していく中、この列車は最後までEF81とEF64牽引を守り続けました。
 そもそも、「寝台特急あけぼの号」はどんな列車なのか。昭和45年7月に走り始め、上野から日本海側を通って秋田、大館、弘前を経て青森まで結んできました。下りは、上野を21時16分に出て青森には9時52分に着きます。上りは、青森を18時23分に出て上野に6時58分に着きます。昭和55年から24系客車を守り続けてきましたが、一般的なB寝台の他、B個室、「ゴロンとシート」、A個室をつないでおり、新幹線の通らない奥羽本線の北側の利用者に幅広く支持されてきました。
 しかしながら、冬季を中心に羽越本線では強風の影響を受け、奥羽本線では雪などの影響を受け、「寝台特急あけぼの」は大幅な遅延や運休が生ずることが多々ありました。真昼の新津駅にて「回送」で撮影タイムになることもありました。このような光景も間もなく過去のものとなります。
 私個人の考えですが、寝台特急あけぼの号の廃止の背景には、「日本海」廃止から始まった青森運転所所属の24系客車の淘汰計画があると思うんです。利用客減少云々というより、24系客車のうち何両かが検査期限切れを迎えるだけじゃないかと考えられます。現に、何両かが廃車となってますし。仮に、GWやお盆や年末年始といった繁忙期に臨時運転するにしても、「きたぐに」の時のように編成を減らしながら運行し、来るときが来れば完全廃止→24系客車全廃の流れにいくと思われます。来年以降の東北発の「ホームラン号」は期待しない方がいいと思います。
 このように、夜行列車の減少が続いていますが、唯一の明るい話題は「ななつ星 in九州」が先月走り始めたことです。今は、昼の移動は新幹線や飛行機、夜の移動は高速バスの時代です。今時の夜行列車は、旅の目的そのものになりうるジョイフルトレイン的な楽しさがあり、且つダイニングカーでフルコース料理とか懐石御膳とかが優雅に召し上がれるようでなければ生き残れません。


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