「飯田線全駅下車への道・第8回」の途中ですが、上越新幹線の話題をお伝えします。
2月号の時刻表が発売開始となり、北陸新幹線開業後の新幹線のダイヤが明らかになりました。北陸新幹線開業に伴い、上越新幹線の高崎以北の利用客が半分近くになるといわれていますが、新潟県関係者の多大な尽力により「とき」の運転本数が1往復減の26往復にとどまってほっとしているところです。
では、上越新幹線の輸送力減退の実態はどうなっているのか。P編成の往来本数の比較を見てみると次のようになります。
<改正前> 越後湯沢~新潟 上下27編成ずつ
(平日運転のMaxとき491号を含む。但し、金曜は1編成増、土休日は其々1編成減)
高崎~越後湯沢 上り18編成、下り21編成(土曜2編成減、日祭日1編成減)
東京~高崎 上り6編成、下り2編成(但し、土休日は上り2編成減)
<改正後> 越後湯沢~新潟 上下24編成ずつ
高崎~越後湯沢 上り10編成、下り12編成
東京~高崎 上り6編成(土休日2編成減)、下り3編成(休日1編成減)
それでは、上越新幹線の現況をP編成を中心に見てみましょう。取材日は2015年1月16日(金)でした。
新潟駅で出発を待つ「Maxとき334号」。E4系P20編成+P7編成でした。背景にはE4系P9編成。
件の「Maxとき334号」が新潟駅を出発。E4系の16連は果たしていつまで見られるでしょう。
続いて、「Maxとき338号」(左のP9編成)と「Maxとき336号」(右のP81編成)の並びを。朱鷺色のE4系が増殖している中、黄色のE4系の並びは貴重です。
「Maxとき340号」にはP11編成+P4編成が充当されました。P4編成には「つなげよう、日本。」が残されています。
「Maxとき329号」(P14編成+P8編成)が到着し、新潟駅名物と言えるE4系4並びが実現しました
この連結面並びを違う角度から。停止位置が微妙にずれています。
最後に「とき342号」を。E2系J15編成でした。これからの上越新幹線はこれにシフトしていくでしょうね。
上越新幹線の現況は以上です。北陸新幹線開業後の「たにがわ」を見てみると、日中時間帯を中心に間引かれ、越後湯沢口で16.5往復から8.5往復に削減されている(定期列車のみ)のが分かります。また、長岡発新潟行きの平日運転の「とき」がE2系に変更されています。ただ、新潟駅新名物であるE4系の鼻並びは、改正後は毎日見れることになります。
E4系の往来本数が減れば必然的に仕業数も減ることになります。E4系のエクステリア変更作業がこれからも続くことになるでしょうが、同時に数編成淘汰されることになるでしょう。特にP1編成やP4編成あたりは要注意です。E4系はいつまで走り続けるか分りませんが、今後は上越新幹線の動向に要注目です。
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