彼岸が過ぎ、めっきり秋らしくなり、過ごしやすくなりました。 今年は、寒暖の差が激しいように思いますが、体調を崩さないようにしたいものです。
扇風機 彼岸がすぎたら 邪魔になり
下手な一句ですが・・・・・・
昨日の話に出ていました”青函トンネル”について述べてみます。
”青函トンネル”は、青森県東津軽郡今別町と北海道上磯郡知内町を結ぶ全長53.85Kmの世界一の海底トンネルです。 鉄道フアンは、この距離を短縮して”ゾーン539”と愛称をつけています。
世界2位は、1993年に出来たドーバー海峡の49.2Kmです。3位は、1975年に出来た新関門トンネルの18.7Kmです。
これは、戦争の前から構想がありましたが、あの”洞爺丸事故”のあと加速して建設が急がれました。 洞爺丸事故の1954年以前の1946年には地質調査が始まっていました。 1961年には、北海道側から、1967年には、本州側から斜坑掘削を開始し1971年に本工事が着手、1985年に本坑全開通し、1987年に完成しました。
1988年3月に津軽海峡線が開業しました。
この工事で使用したセメントの量は、85万㌧、これはセメント袋を積み上げると富士山の850倍になるそうです。
又、この工事で使用した鋼材の量は、17万㌧でこれは、東京タワーが57基出来る量だそうです。作業延べ人員は1400万人、工事期間約24年、総工費6900億円の大プロジェクトでした。
トンネル内で一番広い「横取基地」
このトンネルには、世界でも珍しい海底駅があります。
「吉岡海底駅」と「竜飛海底駅」です。構内には、見学コースがあり、トンネル内を歩いたり、触れたり出来、見学の所要時間は、約1時間半で、トンネルの構造や工法、歴史や工事現場を再現した展示もあり、日本一の低い公衆電話もあるそうです。
1988年の青函トンネルの開通と同年4月に開通した瀬戸大橋の開業によって、旅客鉄道・貨物鉄道のJR7社の線路がすべて結ばれることになり、これを「一本列島」と呼んでいます。
かくゆう僕は、まだ青函トンネルのある津軽海峡線に乗っていません。
いつか、九州から北海道まで「一本列島」を縦断したいものです。
今日の絵は、”やおやさん”です。 F10号