昨日の続きです。
中流意識は、世代や時代によって感覚が違い、中流意識が希薄になってきています。
では、上流意識と下流意識とは、どうなっているのでしょうか?
大ざっぱに言って上流が金持ちで下流は貧乏人なのですが・・・・
最近、格差が言われていますが、まさにこの格差意識はここにあるようです。
上流層には、富裕層と呼ばれるものがありますが、これらを含めて、最近ではこの層の人達には開業医やオーナー社長を中心とする人達です。
今日の絵は”ハナショウブ”です。 F6号
しかし、最近はこの層の人達にも変化があり、高級車や豪邸への欲望が希薄になっているそうです。
かの楽天の三木谷社長も高級車志向がなく「他の人の励みになる」という周りの人の説得でようやく高級車を買ったといわれています。
また数億円の新築マンションより、中古で数千万の家を買って改装した方が「自分らしく住める」といった自分らしさ志向が強い人が多いようです。
一方下流意識の人も「自分らしさ」優先の人が多いようです。
「金と身分保障はないが時間がある」状態を好むようです。
雑誌「AERA」に三浦氏がこう言っています。
上流と下流の価値観が似てきているのではと述べています。
でも、下流意識には、本人の意思と無関係に下流に追いやられている人達も多くいることも事実です。
上流意識と下流意識の「自分らしさ」への欲求にも、その根底に流れるものにはやや違いがあるようです。
(一部9月16日付け毎日新聞を参照しました)