東野圭吾の推理小説、ガリレオシリーズの劇場版第2弾。
TVでも、このシリーズは、20%を超える視聴率を上げています。
でも、TVのガリレオシリーズは、理屈っぽくてあまり好きではなく、映画を見に行くかどうか迷ったのですが・・・・。
でも、前回の劇場版は、TVとは違った構想であり、今回もそれを期待して見てきました。
思っていた以上に、面白く集中できました。
「真夏の方程式」の主役は、勿論、福山雅治演じる 湯川 学 ですが、この映画には、子役の山崎 光 演じる柄崎恭平が、もう一人の主役と言っても過言ではないようです。
美しい海の町で海底資源開発計画を推進する企業側と環境保護グループが意見を衝突させていました。
この町、玻璃(はり)ケ浦の地元住民も賛成派と反対派に分かれ、町自体が大きく揺り動いている中、開発グループのアドバイザーとして湯川は、旅館「緑岩荘」に滞在することになりました。
その日、元刑事の塚原正次(塩見三省)も泊っていました。
この旅館には、川畑夫婦(前田 吟・風吹ジュン)とその娘 川畑成美(杏)が営んでいました。
その旅館に、川畑の甥 柄崎恭平が夏休みで1週間滞在することになり、同時に湯川、塚原、恭平が滞在した夜に、事件が発生します。
翌朝、塚原の死体が堤防下の岩場で発見されます。
事故か、殺人か・・・
塚原は、16年前に起きたある殺人事件の犯人で、服役後、消息を絶った仙波英俊(白竜)という男を探していたらしいということが分かりました。
当初、塚原は事故死と処理をされたのですが、疑問点が浮かびあがり、警視庁の岸谷美砂(吉高由里子)が現地入りし、湯川に協力を依頼したところ、彼は積極的に捜査に取り組む姿勢を表します。
まず、子供嫌いの湯川が、なぜか恭平と積極的に接触し、事件の解明に努めます。
そして、この事件の全貌が、あの16年前の殺人事件と関係があり、旅館の家族全員が秘密を持っているを察知し、事件の真相に迫ります。
あの16年前の殺人事件の犯人は、仙波ではなかったのか・・・
あの家族の親子関係は・・・・
塚原の殺人に一役買ったとみられる恭平は、果たして、大人になれば、どのような気持ちに苛まれるか、湯川が気遣いますが、気になるところです。
人間の愛情だけではなく、映画の画面自体も美しく、ストーリーも含めて、先般見た「二流小説家」と単純比較は出来ませんが、全く違う印象を持ちました。
トラックバックさせていただきました。
恭平の心を気遣う湯川。無表情の湯川の優しさが伝わってきました。ドラマも見ればよかったなぁ・・・残念。
では。