今日は、言わずと知れた勤労感謝の日です。その他には、”いい兄さん”の日、”ふみ”の日は語呂合わせです。
そして1707年(宝永4年)11月23日は、富士山の有史に残る大噴火が発生しました。
富士山の火口
日本の象徴する富士山の神様は、木花咲夜姫(このはなさくやのひめ)で、日本の山を統括する大山祇神(おおやまずみのかみ)の娘で、姉が石長姫(いわながひめ)というのだそうです。
富士山の秋 富士山の冬
古事記では、木花咲夜姫は初代天皇・神武天皇の曾祖母にあてられます。
又、竹取物語では”かぐや姫”が残していった「不死」の薬を大勢の人々が奉じて頂上で燃やしたということになっており”不死の薬が燃える”から富士山の命名の初めとされています。
富士山の名前については、「不二」「不尽」「布士」などの他に、美称として「芙蓉峰」「蓮華峰」等とも言われています。
富士山の春 富士山の夏
山中湖畔からの富士山
富士山は、4層構造になっています。一番下の御坂銃(まさかとう)という地盤は、約2000万年前に形成されたそうです。
その上に、20~40万年前頃、小御岳(こみたけ)と愛鷹山(あしたかやま)が出現して、安山岩性の激しい噴火活動をしました。
その後、2~8万年前頃、小御岳の上に、古富士山が出現して活動し、そして1万年前頃から現在の富士山となります。
噴火記録は、残っているのだけでも17回あります。
一番古い記録は、781年、桓武天皇の世です。最近の大噴火は、今日のその時の徳川綱吉の時代で、関東一円に大量の火山灰を降らせて農業にも多大の被害を受けました。この時の火口が、富士山にこぶのように付いている宝永山(2693m)です。 この大噴火は11月23日の朝10時頃から始まり、約半月続きました。
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