今年の品評会も全国手もみ茶品評会、全国茶品評会、関東ブロック茶の共進会、お茶まつり狭山茶品評会と審査が終わった・・・
今日は昨年度、農林水産大臣賞を受賞したお茶まつり狭山茶品評会の審査・・・
昨年ほどではないにしろ1等賞4席と上出来の結果だった・・・
全品は冬の寒干害の影響もあり手摘みだけでは出品できなかったので等外でしたが全国手もみ茶品評会で1等賞2席・・・
関東ブロック茶の共進会で金賞3席・・・
そして今回と範囲が狭まるごとに順位が一つずつ下がるというユニークな結果に・・・
品評会の成績とは一喜一憂するようなものではないと常々感じていましたが・・・
まあ安定した成績をおさめられたと大いに喜ぶべきでしょうね・・・
第20回全国手もみ茶品評会の入札販売会が静岡茶市場であった・・・
ずっと力を入れている理由は会員の研修用として必要だから・・・
もう一つの理由は本物を本物として流通させるという使命が自分にはあると思っているから・・・
今回は8年連続の落札となる1等1席農林水産大臣賞受賞茶を始め11席までの内5席を除くすべてを落札・・・
全部で23点と入札した茶の3分の2を落札することが出来た・・・
まあ上出来でしょう・・・
会員の研修用を確保して、残りは作者名と等級などを明示して3gパックにし販売をします・・・
もちろん試飲会なども企画したいと思います・・・
出来るだけたくさんの方に手もみ茶の素晴らしさを知ってもらえたら嬉しいのですが・・・
埼玉県茶業技術協会発行の「茶業技術」は昭和24年に国内で初めて茶業に関する研究を紹介する雑誌として創刊された・・・
一年に一度発行されこれが55号、主に埼玉県農林総合研究センター茶業研究所の研究の発表の場としての位置づけであるが、中には前年度における県内生産者の品評会の成績や農林水産大臣賞受賞者の声も掲載されている・・・
【極】も農林水産大臣賞を受賞した際に依頼を受けて何度か投稿させていただいた・・・
2005年には「伝統を重んずるものは栄え、これを軽んずるものは滅ぶ」 -伝統の手もみ茶を探求する-というタイトルで埼玉県手揉茶保存会を紹介させていただいた・・・
しかしそれはどちらも研究を紹介するという本来の趣旨に沿ったものではなかった(研究者ではないので当たり前ですが)・・・
そして今号ではお茶まつり狭山茶品評会での農林水産大臣賞受賞者の声のほかに、3年間にわたって研究をしてきた「超低温冷凍技術を利用した高品質手もみ製茶の可能性を探る」を載せていただいた(しかも6pフルカラーで)・・・
ありがたいことです・・・
後はこれが誰かの役に立てばねぇ・・・
問題は手にする人が何人いるのか?・・・
かな・・・