彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救ったと
伝えられる招き猫と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時代の
井伊軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと)と兜(
かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。
【季語と短歌:2月3日】
春隣の寒波襲来 変ったね
高山 宇 (赤鬼)
埼玉の道路陥没では、地中のガス管や光通信ケーブルも被害を受けた。大
規模な陥没は想定していないものの、地震などの災害への対策は進められ
ている。大阪ガスは平成7年の阪神大震災以降、柔軟性があり、力が加わ
ってもガス漏れが起きにくい「ポリエチレン管」の導入を進めており、小
規模の陥没であれば耐えられる可能性が高いという。仮にガス管が破損し
ても供給停止範囲を最小限にできるよう導管網の細分化を行っている。N
TT西日本は、通信ケーブルが集積した通信用トンネル「とう道」を震度7
クラスの大規模地震にも耐えられる設計にしており、通信への影響が発生
しないように対策している。(2022.02.02 産経新聞 桑島浩任)
✳️ モーニング・コーヒーのブースト効果あり!
体調が思わしくなる兆候として、睡眠不足、便秘、頭痛が厳しくなる。
ギガジン経由で「モーニングコーヒ」が効果ありとの報告が紹介されてい
た。彼女も朝食前のモーニング・コーヒーが効果的とすすめられていたの
でそれを裏付けとなる。被験者は1日に最低1杯のコーヒーを飲む人々で、
実験時は開始の3時間前からカフェイン入り飲料の摂取を控え、カフェイ
ン摂取前と摂取後のMRIスキャンを実施。その結果、カフェインを摂取す
ると、内省のプロセスに関わる脳のネットワーク部位の接続性が低下し、
人々が休息から作業に移る準備ができたことがわかった。そして、コーヒ
ーを摂取した場合のみ、高次視覚ネットワークや作業記憶・認知制御・目
標指示行動などに関与する右実行制御ネットワークの働きが強くなる。単
にカフェインを摂取するだけでは、こうした働きは見られなかった。ただ
し、カフェイン抜きのコーヒーを飲んだ場合でも、こうした効果が引き起
こされる可能性を研究チームは示唆す。
【掲載誌】
rewing Clarity: The Unique Neurological Effects of Coffee Over Plain
Caffeine
https://scitechdaily.com/brewing-clarity-the-unique-neurological-effects-
of-coffee-over-plain-caffeine/
🪄鵜呑みするわけもいかず当分試飲を継続する(1カ月間)。
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図1:表面コート型ラムダ型五酸化三チタンの合成
(a) ラムダ型五酸化三チタン(λ-Ti3O5)の結晶構造と走査型電子顕微鏡SE
M)像。右上は量産法で作製したλ-Ti3O5粉末試料(150 g)の写真。
(b)アナターゼ型酸化チタン(TiO2)ナノ粒子の結晶構造と透過型電子顕
微鏡(TEM)像。(c) 表面コート型ラムダ型五酸化三チタンのSEM像。
✳️ 2040年5G/6G関連市場,順調な普及で103.6兆円
矢野経済研究所は,5G/6G関連デバイス・材料の世界市場を調査し,主要
デバイス別や材料別の動向,参入企業(メーカー,商社)や研究機関の動
向,将来展望などを明らかにしている(2024.12.27)。
荷金額ベース)は24兆838億円の見込み。デバイス・材料の内訳をみると,
トランジスタが1兆1,398億円,アンテナが2兆9,388億円,FPC(Flexible
Printed Circuits:フレキシブルプリント基板または配線板)は1兆2,500
億円,SoC(System on Chip)は18兆7,356億円,PI(ポリイミド)は153
億円,LCP(液晶ポリマー)は43億円の見込み
✳️ 超薄型テラヘルツ波吸収フィルム開発 東大ら
東京大学と新日本電工は,第6世代移動通信システム(6G)等で利用が期
待される0.1~1THzのテラヘルツ波を吸収する超薄型テラヘルツ波吸収フ
ィルムを開発。
【要点】
- 表面コート型ラムダ型五酸化三チタンを用いて、0.1~1 THzのテラ
48マイクロメートル(µm)は世界最薄。 - テラヘルツ波の使用が期待される第6世代移動通信システム(6G)、
非接触バイタルモニタリングシステム、セキュリティセンシング技
術、電波望遠鏡などにおいて、電磁波干渉防止やデバイスの感度向
上に貢献することが期待される。 - 本材料はチタン原子と酸素原子のみからなる環境に優しく、安価で
安全な材料です。耐熱性、耐光性、耐水性、耐有機溶剤性も兼ね備
えていることから屋外環境や過酷な条件下でも使用可能。
表面コート型ラムダ型五酸化三チタンを用いた6G用の世界最薄の電磁波
吸収フィルム
テラヘルツ時間領域分光法による測定の結果、開発した表面コート型ラム
ダ型五酸化三チタンは、0.1 THzから1 THzの範囲で0.76という高い誘電正
接を示しました(図2)。これは、ラムダ型五酸化三チタン結晶内部のド
メイン界面、絶縁性TiO2ナノ粒子とラムダ型五酸化三チタン結晶の間の界
面で生じる電子散乱によって、極めて高い誘電損失がテラヘルツ波帯域で
発現したことによります(図3)。この材料を用いて理論的計算をもとに、
超薄型テラヘルツ波吸収フィルムを開発しました。厚さ48 µmのフィルム
は0.77 THzで−28デシベル(dB)の
反射損失(99.8%吸収に相当)を示しました(図4)。このような0.1~
1 THzの帯域のテラヘルツ波吸収フィルムはこれまで報告されておらず、
世界最薄。表面コート型ラムダ型五酸化三チタンを用いたテラヘルツ波
吸収フィルムは世界最薄であるだけでなく、耐熱性、耐光性、耐水性、耐
有機溶剤性も備えていることから屋外環境や過酷な条件下でも使用するこ
とが可能。
ラムダ型五酸化三チタンの量産コストは、吸収フィルム1 m2あたり数百
円程度に抑えられるため、実用化に適しており、量産も可能です。また、
表面コート型ラムダ型五酸化三チタンはチタン原子と酸素原子からなる環
境に優しい材料であり、持続可能な開発目標(SDGs)の観点にも合致し
た材料といえます。開発した表面コート型ラムダ型五酸化三チタンからな
る薄型テラヘルツ波フィルムは、6G用アンテナのカバー(レドーム)や基
板、非接触バイタルモニタリングシステム、品質検査スキャニングシステ
ム、危険物検知のためのセキュリティセンシングシステム、電波望遠鏡施
設、輸送車両の車体、道路やガードレールなどのインフラなどへの設置を
通して、テラヘルツ技術の発展に貢献することが期待される。
図2:表面コート型ラムダ型五酸化三チタンの(a)誘電率実部εʹ、(b)誘電
率虚部εʺ、(c) 誘電正接tanδの周波数依存性(点:測定データ、線:アイ
ガイド)。縦軸は材料の充填率に基づいて較正されている。(d) 誘電率実
部に対する誘電率虚部のプロット。
図3:高いtanδのメカニズム
(上)ラムダ型五酸化三チタン一次粒子のTEM像と、ドメイン構造の模式
図。(下)電磁波(すなわち交流電場)が照射されると導電性のラムダ型
五酸化三チタンでは電流が発生するが、ラムダ型五酸化三チタン結晶のド
メイン界面や、絶縁性の酸化チタンナノ粒子で覆われたラムダ型五酸化三
チタン結晶の表面で電流が散乱され、エネルギーが損失する。
図4:(a) 金属基板上に形成された表面コート型ラムダ型五酸化三チタンか
らなるフィルムの反射損失スペクトル。(b)シミュレーションによって得ら
れた厚みと周波数に対する反射損失の等高線図と、実際に観測された厚み
と吸収ピーク周波数のプロット(丸)。
【掲載誌】
・ACS Applied Materials & Interfaces
・Ultrathin Terahertz-Wave Absorber Based on InorGanic Materials for
6G Wireless Communications
・10.1021/acsami.4c17606
https://youtu.be/n8WH-t4HX4w
✳️ 同盟も友好もない「史上最も愚かな貿易戦争」と韓国
「トランプ発関税爆弾」がついに爆発した。トランプ米大統領が1日、米
東部時間基準4日午前0時からカナダとメキシコに25%、中国にさらに
10%の関税を課す大統領令に署名した。カナダとメキシコは直ちに米国
製品に対する「報復関税」を表明し、中国は米国を世界貿易機関(WTO)
に提訴すると反発した。米紙ウォールストリート・ジャーナルは社説で、
「史上最も愚かな貿易戦争」と指摘した。米国の今回の措置は、戦略的競
争国である中国だけでなく近隣同盟国に対しても関税爆弾を投下したとい
う点で衝撃的だ。米国は欧州連合(EU)に対しても関税賦課を予告する
など、戦線は拡大する見通しだ。安全保障・経済において米国の核心的な
同盟国であり、友好国である韓国も射程圏から抜け出すことは難しい。す
でに米国は韓国の家電製品、半導体などを狙って関税圧力をかけている。
歴史的に貿易戦争の結果は勝者のない「共滅」だった。1930年に米国
が制定したスムート・ホーリー関税法は各国の関税引き上げ競争をもたら
し、大恐慌を悪化させた。世界貿易が3分の1に減り、世界経済規模が1
5%縮小した。60年代の米国と欧州の鶏肉関税戦争、80年代の日米
貿易摩擦、第1次トランプ政権の米中貿易戦争は、いずれも物価上昇、サ
プライチェーンの毀損、雇用の喪失など、世界経済に深刻な傷を残した。
最大の被害者は全世界の消費者だった。(東亜日報)
貿易依存度が高い韓国は特に深刻な打撃を受けるほかない。今回の関税措
置により、メキシコに北米生産拠点を置いている韓国の大企業への直接的
な被害を予想する。今後、関税が韓国製品に拡大されれば、現在韓米FT
Aにより関税免除が適用されている半導体、自動車など主要輸出品が米国
の市場で直撃弾を受けることになる。対中関税で中国の輸出が減速すれば、
韓国の中国への中間財輸出の減少につながる。対外経済政策研究院は、最
悪の場合、韓国の輸出が最大448億ドル(約65兆ウォン)減少すると
予測する。
関税ショックがまだ始まっていないにもかかわらず、先月の韓国の輸出は
1年前より10.3%減少し、1年4ヵ月ぶりに減少に転じた。 韓国の経済
体力が脆弱な状態で直面する貿易戦争の衝撃は、韓国経済に致命傷となる
可能性がある。 政府と国会、企業が力を合わせて米国を説得し、国際協力
に取り組むなど、徹底して対応しなければならない。 政治的対立と政争だ
けに没頭している場合ではない。 韓国を飲み込むかもしれない巨大な台風
が近づいていると悲観している。
✅ トランプルの粗暴さを探る⓶
◾トランプ大統領の祖先が「移民」した理由
(YAHOO!ニュース 2017.11.27/石田雅彦)
◾21世紀の人口流動はどうなるか
また、戦争などによる食糧不足も移民を後押しした、と考えられる。 1850
年から1855年にも南西ドイツからの移民のピークがあるが、これは1853年
から1856年までロシアとトルコが戦ったクリミア戦争の影響らしい。 ロシ
アを後押しするフランスは食糧を禁輸し、トルコの同盟国ドイツに対して
圧力をかけたからだ。 現在、アフリカや中東などからヨーロッパへ押し寄
せている難民は、経済的な貧困に喘ぐ母国から活路を見出そうとしたり、
シリアなどの戦乱地域から避難するケースが多い。 米国へも南米やメキシ
コなどの貧困や治安の悪化から逃れて違法入国してくるわけで、トランプ
大統領の祖先が移民したのと理由はそう変わらない。
✳️トランプ、祖父の代から続く「カネへの執着」
◾父からは「食う側になれ」と叩きこまれた
(マイケル ダントニオ : フリージャーナリス, 東洋経済 2016.10.08)
◾「 遺伝子」と「幼少期の経験」
筆者はドナルド・トランプの私生活・事業・政治活動などを調べる仕事に
3年を費やした。 そして、どういった経験から、また何の影響によって、
横暴や誇大妄想といった特性を備えるようになったのか、その答えといえ
そうなものを見出した。 トランプは、私たちがどのような人間になるかを
決めるのは、「遺伝子」と「幼少期の経験」だと考えている。 彼の父親の
フレデリック(フレッド)・トランプは、多くの関係者の話から、極めて
厳格で多くを求めるだけでなく、抜け目なく、欺瞞に長けた人物だったと
いえる。 また、後で述べるが、復員軍人や中間所得層に住宅を供給するた
めのプログラムを利用して不当な儲けを手にしていたことが、政府による
二度の捜査で暴かれている。 フリードリヒはニューヨークで6年間過ごした
後、西部で新たな都市や町が急速に発展し、鉱業が活況を迎えていること
を聞きつける。 シアトルに移住した彼は、売春街で食堂兼娼館を開いて成
功する。 アメリカン・ドリームの実現というのは言い過ぎにしても、富と
道徳に同じだけの価値を認める国で、彼は本物の「清く正しいアメリカ人」
になっていった。 そして、移住から7年後、彼は正式にアメリカ国民とな
った。 「Trumpf」の「f」が消えたのはこのときだ。 金持ちになるチャン
スをうかがっていたフリードリヒは、アメリカ西海岸を南北に走るカスケ
ード山脈のモンテ・クリストと呼ばれる鉱山町に、金銀を狙う探鉱者たち
が集まっているのを知るという。
◾実際に金を掘る代わりに
当地では、鉱脈を掘り当てた探鉱者には、その区画に関する独占的な権利
が与えられることになっていた。 自分で土砂を掘り返すより探鉱者を相手
に商売するほうが確実に儲かると考えたフリードリヒは、まず適当な場所
で「金を掘り当てた」とうそをつき、一銭も払うことなく一等地の占有権
を手に入れる。 そして、実際に金を掘る代わりに、その土地に宿を建てた。
地代がかからなかったこともあって、これが大きな儲けになった。モンテ
・クリストには実際は金鉱などなく、そのことが明るみに出ると、町は放
棄される。 一方で、当時、カナダ北西部のクロンダイクという地域で新た
なゴールドラッシュが始まっていた。 フリードリヒはモンテ・クリストと
同じやり方で儲けようと、当地へ向かった。
舟がアラスカに着くと、彼は道端で行き倒れになった馬の肉を使った料理
を専門とするテント食堂を開き、それから小屋を建てて食堂兼ホテルを経
営し、売春サービスも提供した。 さらに、本来は権利のない土地を違法に
占有するという手口でより大きな宿を開くと、昼夜営業して大儲けした。
探鉱者の中でフリードリヒより稼いでいたのは、ほんの一握りしかいなか
った。その後、32歳になったフリードリヒは、結婚相手を探すためにドイ
ツに渡り、1905年に妻のエリザベスを連れてアメリカに戻る。 このとき妻
は妊娠しておりアメリカで息子のフレッドが生まれた。
この項つづく
心に響く楽曲 『Mr.Postman』
ジャンル:Pop 1961年
作詞/作曲:ジョージア・ドビンズ
ウィリアム・ギャレット他
● 今日の言葉:
春が来ても、鳥たちは姿を消し鳴き声も聞こえない。
春だというのに自然は沈黙している。
レイチェル・カーソン 『沈黙の春』
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