極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

ウイルス解体新書②

2021年03月22日 | デジタル革命渦論



彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救
ったと伝えられる "招き猫”と、井伊軍団のシンボルとも言える赤
備え(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした
部隊編成のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。
愛称「ひこにゃん」   


                                     

16 季 氏  き し
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他の篇と趣を異にし、孔子のことばがすべて「孔子曰く」として記
され、また、三、九といった数字でまとめられる章が多い。この点
から、この篇は「斉論」系統であろうともいわれている。
寡なきを患えずして均しからざるを患え、貧しきを患えずして安か
らざるを思う」(1)
「少き時は血気いまだ定まらず、これを戒むること色に在り」(7)
「生まれながらにしてこれを知る者は上なり。学んでこれを知る者
は次なり」(9)
-------------------------------------------------------------
12.斉の景公は、馬だけでも四千頭、莫大な財産を持っていた。
けれども景公が死んだとき、惜しい人をと悼んだ人民はひとりもい
なかった。ところが伯夷、叔斉はどうだろう。首陽山のふもとで餓
死する運命をたどったが、人民は今でもふたりを讃えてやまないで
はないか。

   ″富で心はうばわれはせぬ 心ひかるるは奇特ゆえ″

この詩の心は、きっとこんなところにあるのだろう。
〈富で心は……奇特ゆえ〉 原文「誠不以富、亦祗以異」。『詩経』
小腹篇「我行其野」の一節。二+十の末尾にあるが、そこでは文意
が通じない。新注の説によってここに移した。

[誠不以富。亦祇以異。] 齊景公有馬千駟、死之日、民無徳而称焉、
伯夷叔齊餓于首陽之下、民到于今称之、其斯之謂與。

 


⦿ 欲しいものといえば:木製の大椀
豪華絢爛でなく、日常のワン・シーンできらりろひかる品。漆器でな
くても、瀬戸物の丼茶碗でなく大ぶりの木椀が欲しい。ランチは適当
で良いのだが、できれば、即席麺と電子レンジで簡単に済ませたい。
野菜や魚介類が手安く環境にあるので、木の丼茶碗で短時間で美味し
い頂ける日本。5~6分で準備完了。ごちそうさまでした。



◎ 今夜の一冊:ごみゼロへの挑戦
ゼロウェイスト戦略の考え方を参考にしつつ、著者が提唱する「ごみ
見える化」の視点から、日本での先進的なごみゼロへの挑戦の取組と
その成果を検証する!
第1部 ゼロウェイスト戦略のはじまり
第2部 世界の最先端をいくゼロウェイスト戦略
第3部 日本のゼロウェイスト宣言自治体の取組
第4部 ごみゼロに挑戦する多摩地域の自治体
第5部 ごみゼロに挑戦する全国各地の自治体
第6部 ごみゼロをめざす「見える化」の取組
山谷修作:東洋大学経済学部教授。中央大学大学院経済学研究科博士
課程修了。経済学博士。1949年生まれ。専門は環境政策。特に廃
棄物行政に詳しく、全国の自治体に精力的に足を運んでフィールドワ
ークを実施。ごみに関する審議会にも数多く参加し、環境省の廃棄物
会計基準・有料化ガイドライン策定検討委員会の委員








先回の「注射針なしのコロナワクチン、早ければ今年中に供給」のと
ころの記事の注射以外の接種法を下記のタケダの特許を参考にしたが
これは残件扱い。

⛨ 特開2016-222722 インフルエンザ抗原のエンベロープウ
イルスベー
スのウイルス様粒子溶液を安定化させる方法
【概要】
エンベロープウイルスベースのVLPによるワクチン調製物は、前記
ワクチンを、鼻腔内投与、筋肉内投与、腹腔内投与、皮内投与、経皮
投与、静脈内投与、または皮下投与を介して投与することにより、ウ
イルス性インフルエンザを受けやすいか、またはこれを患う、哺乳動
物またはトリを防御または治療するのに用いることができる。ワクチ
調製物を全身投与する方法には、①従来のシリンジおよび注射針、
または固体ワクチンを弾道送達するためにデザインされたデバイス(
WO99/27961)、②または注射針なしの高圧液体ジェットデ
バイス(米国特許第4,596,556号;米国特許第5,993,
412号)、③または経皮パッチ(WO97/48440;WO98
/28037)が包含され得る。エンベロープウイルスベースのVL
ワクチンはまた、皮膚に貼付することもできる(経皮(trans
dermalまたはtranscutaneous)送達、WO98
/20734;WO98/28037)。したがって、本明細書で開
示されるエンベロープウイルスベースのVLPワクチンは、エンベロ
ープウイルスベースのVLPワクチンまたはアジュバントによる組成
物を予め充填した全身投与用の送達デバイスを包含し得る。したがっ
て、哺乳動物またはトリなどの個体において免疫反応を誘導する方法
であって、本明細書で説明されるエンベロープウイルスベースのVL
P組成物のうちのいずれかを含み、また、場合によって、アジュバン
トおよび/または担体を包含するワクチンを該個体に投与するステッ
プを含み、該ワクチンが、④非経口経路または全身経路により投与さ
れる方法が提供される。



📚 忙中閑あり読書録 Ⅺ
習近平が隠蔽したコロナの正体 河添恵子
第6章 情報戦と FOXテレビの『リベンジ』
第1節 消されたリポートが示唆すること
 
二〇二〇年三月上旬のある日、友人から私のもとへ「消されたリポー
ト」の存在を知らせるメールが届いた。科学者向けのグローバル情報
共有プラットフォーム「リサーチゲート」に2月6日に公開した論文で
タイトルは「The possible origins of 2019-nCOV coronavirus(
2019-nCoV;コロナウイルスの可能な起源)」

タイトルにまず胸が躍った(笑)。少なくとも論文には、私が早々に
立てた三つの仮説に対するヒントか、答えがあるはずだと期待した。
「リサーチゲートのサイトから消えた」とはいえ、どこかに原文は残
っているだろうと検索をしたところ、わりと簡単にPDFファイルが
見つかった。主筆は、中国の理系トップクラスの国立大学、華南理工
大学(広東省広州市)の肖波涛教授だった。同教授の履歴を調べると、
生理学・生物物理や医薬生物学、生物データ学、生化・分子生物学、
微生物学が専門で、二〇一一年から二〇一三年まで米ハーバード大学
医学部ボストン小児病院に在籍し、帰国後は二〇一七年まで武漢市の
華中科技大学物理学院生物物理所の教授と副所長を務めていた。現在
は広州市に在住なのだろうが、武漢市の地理や研究所についても十分
知っている立場の学者だと推測できる。
執筆者として、もう一人の名前が記されており、武漢科技大学附属天
佑医院と武漢科技大学に籍を置く科学調査を専門とする人物だった。
武漢在住者だと考えられるが、肖教授の親戚かもしれない。英文名が
同じ「Xiao」だった。だが、どうしても漢字名は探せなかった。
肝心の論文内容を、ここで簡潔に紹介したい。 

コウモリが市場に飛ぶ可能性は非常に低い。自治体の報告と、三十一
人の居住者と二十八人のビジターの報告と証言によれば、コウモリは
市民の食料源では決してなく、市場で売り買いされていない。他に何
か考えられる感染経路はあるだろうか? 我々(肖教授ら)は海鮮市
場周辺で、コウモリのコロナウイルスの研究をしている二つの研究所
を特定した。市場から二百八十メートル以内に武漢市疾病予防管理セ
ンタ(WHCDC)がある。 WHCDCは、研究目的で動物を確保
し病原体収集と識別を専門にしていた。WHCDCは、過去二年以内
にコウモリを湖北省から百五十五匹、浙江省から四百五十匹調達して
いる。WHCDCは、医者らのグループが最初に感染した協和医院に
隣接している。
第二の研究所は、海鮮市場から約十二キロメートル離れた中国科学院
武漢病毒(ウイルス)研究所(武昌区)がある。この研究所は、中国
の馬蹄コウモリが重度のSARS(重症急性呼吸器症候群)の大流行
を二〇〇二年から二〇〇三年に引き起こしたことを報告している(中
略)。直接の推測は、SARS・CoVまたはその誘導体が実験室から漏れる
可能性がある。



要約すると、誰かが2019-nCoVコロナウイルスの進化と絡み合っていた。
天然組換え及び中間宿主の起源に加えて、キラーコロナウイルスはお
そらく武漢の研究室から発生した。
論文の最後には「確認(Acknowledgements)」として、「この仕事は
中国国家自然科学基金のサポートを得ている」との但し書きと、「利
害関係の宣言(Declaration of interests)」として「筆者(二人)
は競争への関心はないことを宣言する(All authors declare no com-
peting interests)」と記されている。コロナウイルスの起源と正体、
発生源に近づいてきた感があり、不謹慎ながら私は少しワクワクして
しまった。

第2節 武漢市疾病予防管理センタ? 
このリポートで実のところ、私が最も注目したのは、「武漢市疾病予
防管理センターが、医者らのグループが最初に感染した協和医院に隣
接している」という部分だった。協和医院は二〇二〇年一月中旬以降
医療関係者が「一人の肺炎患者を治療したところ、十四人の医療従事
者が同時感染した」「我々の多くが感染しているはずだが、検査すら
してもらえない。我々は隔離ではなく軟禁状態にある」などとSNS
で発信した、早々から医療崩壊が起きていることが推測される病院だ
った。

CNNが報じた(第二章に詳細を記した)、二月に武漢肺炎で亡くな
った李文亮眼科医らの勤務先、武漢市中心医院も協和病院と近かった。
もう一つ、これら二つの病院とも比較的近いエリアにある湖北航天医
院の医師も、SNSを通じて早々から事情を訴えていた。私は情報を
収集する際、並行して病院や研究所などの位置もグーグルマップで確
認しながら推理をしていた。だからこそ、モヤモヤしている部分があ
った。
私の三つの仮説のなかの(一)に関連することだった。(一)一九七
九年にソ連で起きた事件──スヴェルドロフスクの生物兵器研究所か
ら炭疽菌が漏れた事件と同様、人工的なコロナウイルスが、武漢のウ
イルス研究所から空気のように周辺地域に漏れた。
アメリカはじめ、世界の識者が注目していた通称「新しいラボ」、す
なわちフランスと合同でつくった「武漢P4実験室」がある江夏区の
中国科学院武漢病毒(ウイルス)研究所は、パニックが起きているこ
とを発信している複数の病院から、地理的に離れすぎていると感じて
いたのだ。 

位置関係で補足すると、「新しいラボ」は、中国当局が発生源と主張
する華南海鮮卸売市場と三十キロメートル以上、離れている。旧ソ連
のスヴェルドロフスクの例のように、研究所から何らかの不具合で「
空気中に漏れた」のであれば、「新しいラボ」ではなく、長江を隔て
た対岸の武昌区にある中国科学院武漢ウイルス研究所でもなく、肖教
授の論文が存在を教えてくれた「動物を確保し病原体収集と識別を専
門にしていた武漢市疾病予防管理センタ(WHCDC)」かもしれな
い、と推測し直す。

第3節 CNNの暴露「中国政府が科学を徹底管理」 
アメリカとイギリス、中国の七人の研究者が、米科学誌『Sience』で
三月十六日、「記録されていない感染者が、新型コロナウイルスの急
速な伝播を促進する」というタイトルの論文を発表。同論文は「一月
二十三日に武漢市が封鎖されたが、その管理措置がとられる以前、感
染者の八割以上が記録されていなかった。その後の大部分の感染は、
この部分的集団から拡散し、その後、急速に蔓延したことが制御不能
になった主因」と結論している。また、四月十三日にCNNが報じた
「中国政府はウイルス起源に関する米中論議のなか、コロナウイルス
研究把握を強化する(Beijing tightens grip over coronavirus re-
search, amid US-China row on virus origin)」である。CNNの
この報道には、中国の研究者と協力して国際医学雑誌に新型コロナウ
イルス症例の臨床分析を発表した香港の医療専門家ほか匿名による、
「二月の段階では(審査は)なかった」ことなども記されているので
肖教授の「消された」リポートをはじめ、この時までに中国人研究者
が国際医学雑誌に発表した新型コロナウイルス研究の論文で、その起
源やアウトブレークに関して中国政府の公式な説明に疑問を投げかけ
ていた内容は、科学者の知見によるものだった可能性が高いとし、こ
れ以降、中国共産党による隠蔽工作が開始されたと言う。



第4節 スリラー小説『The Eyes of Darkness(闇の眼)』
は予言か予告か
「新型コロナウイルスは、(一)天然ウイルス 自然に感染(二)天
然ウイルス 過失漏れ(三)人工ウイルス 過失漏れ(四)人工ウイ
ルス 悪意ある拡散、のいずれだと思うか?」 武漢肺炎の流行が世
界へと拡大していくなか、二月二十八日、ある著名な中国人がツイッ
ター上でこのような世論調査を行った。 
これに反応した、ツイッターを使用できる環境にある中国人ネットユ
ーザーから、一日で一万人以上の回答を得た。 その結果は、「人工
ウイルス 過失漏れ」が五一・一%、「人工ウイルス 悪意ある拡散」
が二三・八%、そして「天然ウイルス 過失漏れ」が一三%。一二%
と最も少なかったのが「天然ウイルス 自然に感染」だった。この調
査に答えた人たちの、実に約七五%が新型コロナウイルスについて「
人工的なウイルス」と考えており、発生源は「海鮮市場でコウモリを
食べた人」からではなくウイルスの研究所だと推測する。測している
ようだ。個人で世論調査という、思い切った行動をとったのは元中国
中央電視台(CCTV)の著名なニュースキャスター、崔永元氏であ
る。詳細は省くが、さまざまなスキャンダルのなかで国営テレビ局を
辞めて久しいが、近年、中国のトップ女優、范冰冰氏の巨額の脱税疑
惑を暴露するなど、彼の名前が再浮上し一方、国家衛生健康委員会ハ
イレベル専門家グループの鐘南山グループ長は、二月下旬に、「感染
はまず中国で発生したが、ウイルス発生源が中国だとは限らない」と
語り、「人民日報」など官製(あるいは官許と置き換えることもでき
る※)メディアで発信された。習政権が「アメリカが中国でウイルス
を拡散した」」とのプロパガンダを始めるのは明らかだった。ニュー
スキャスターの世論調査で、私が迷わず選ぶのは(三)の「人工ウイ
ルス過失漏れ」だが、実のところ脳裏では(三)から始まり(四)の
「人工ウイルス 悪意ある拡散」をして、パンデミックへ向かったの
ではないかと考えた。あるいは(四)から「始めた」のではないかと。



第三章に、G‐News の「南普陀(Nanputuo)計画」の内容を紹介し
たが、私は陰謀論ではなく正直、「十分あり得る謀略」と考えていた。
中国の支配者らが人口減少と「世界同時革命」に向けた賭けに出れば、
ウイルスの正体の隠蔽だけでは消極的すぎる戦争だ。破壊的なDNA
=共産党支配層には、「見えないもの」を世界に撒き散らしてもおか
しくはないはずだと。生物兵器を作っていた、とすればなお更だと述
べ、一九八一年に出版されたアメリカの作家ディーン・クーンツ(Dean
Koontz)氏によるスリラー小説、『The Eyes of Darkness(闇の眼)』
の存在を知ってしまったので、この考えも脳裏の片隅に置いていたと
著者は振り返る。 

複数のペンネームで小説を書き、大ヒットを重ねてきたクーンツ氏は、
中国の武漢にある実験室で開発された非常に強力な生物兵器を「Wuhan
-400(武漢‐400)」とし、登場人物に「武漢‐400は完璧な兵
器です。感染するのは人間だけ。他の生物はキャリアになれません。
梅毒と同じで武漢‐400も人体の外では一分以上、生存できません」
「武漢市郊外のRTNAの研究所で開発されたもので、そこで作り出
された四百種類の人工微生物の生きた株だった」「中国は武漢‐40
0を使って都市や国を破壊することが可能で、しかも、その後に繊細
で高価な除染を行う必要がないのです」などと語らせている。『闇の
眼』は、武漢‐400は「死亡率一〇〇%、誰も生き残ることはでき
ない」との「スリラー小説」らしく「恐怖」を重視しているが、二〇
二〇年のこの事態への予告だったのか予言だったのか……。さらに驚
くことに、『闇の眼』は一九八一年のの出版当時の舞台設定は「ソ連・
ゴーリキー研究所」だったが、一九九六年の改訂版から、「中国・武
漢の研究所」に置き換えられていた。世界の歴史は、戦争や疫病とい
った「死と隣り合わせの恐怖」によって、人々の意識を抜本的に変え、
時代を転換させようとすることも私は悟りつつあった。これは、やは
り戦争なのだ。第二次世界大戦中は防空壕だったが、それが「ステイ・
ホーム」という美しい表現に変わっただけの……。

第5節 ヒートアップする米中〝口撃〟情報戦
「米軍が武漢市に今回のウイルスを持ち込んだのかもしれない。アメ
リカは我々に説明すべきだ」 中国外務省の趙立堅報道官は、三月十
二日にツイッターに書き込むという "口撃”がつづられているがこ
の節は割愛する。

第6節 FOXキャスターハニティ氏とトランプ大統領の連携
「中国共産党が(新型コロナウイルスの)流行を隠蔽したことで、パ
ンデミックという結果をもたらした。さもなければ、パンデミックは
完全に避けることができたはずだ」。全米最大のニュース放送局「F
OXニュース」の政治トークショー「タッカタッカー・カールソン・
トゥナイト」のキャスター、タッカー・カールソン氏は、三月十八日
夜の番組で批判を開始し政権と連動する経緯がつづられるが、この節
と次節も割愛する。
第7節 イヴァンカ、「勝つためにプレーする」
第8節 〝赤く重たい鉄の扉"の鍵は開かないまま
第9節 習政権の「鎖国政策」は戦争の準備か
第10節 〝倒習(習近平一派を倒す)〟との声
第11節 経済人を騙す? マスメディアの中国経済の見通し
第12節 半世紀前に始まった〝キッシンジャーの呪縛
第13節 FOXが伝えるトランプ政権の新潮流
第14節 アメリカの支持で「台湾国」建国に向かう
第15節 台湾の存在を世界に知らせたコロナ禍とWHO
「WHOの年次総会や国連関係の会議に、台湾のオブザーバー参加を
支援するよう、すべての国に訴える。WHOのテドロス・アダノム事
務局長に対し、台湾を年次総会に招待するよう要請した」 ポンペオ
米国務長官は五月六日、記者会見でこう語った。コロナ禍のなか、W
HO年次総会が五月十八日から、テレビ会議方式で開催される予定だ
った。
ポンペオ氏は、この会議に「世界一の防疫先進国」である台湾
の参加を支持するよう、世界各国に呼び掛けるとともに〝赤い〟テド
ロス事務局長を牽制した。
米議会にて全会一致で可決された「台湾同盟国際保護強化イニシアチ
ブ法案」を提案した議員の一人、共和党のジョン・カーティス下院議
員も、それ以前から「台湾の伝染病予防はとても良好で、世界の国々
の模範に値する。アメリカはTAIPEI法に基づき、WHO年次総
会に台湾を参加させる」と語っていた。台湾疾病管理局(CDC)が、
新型コロナウイルスを知った発端について、四月十五日のラジオ・フ
リー・アジア(RFA)他が報じている。台湾の伝染病予防医の一人
が、PTT(台湾で最大規模のネット掲示板)で武漢市保健衛生委員
会が病院に対し、「原因不明の肺炎患者に対する治療を強化するよう
」要請した緊急通知を見つけたこと。そして、武漢市中心医院の李文
亮眼科医(二月七日死亡)が、同時期からSARSの症例が七例ある
とWeChat(微信)でアップしてeChat(微信)でアップし
ていたのを確認したことがきっかけだった。そこで、台湾当局が急ぎ、
十二月末にWHOに通達していた件は、すでに第二章で紹介した通り
である。台湾は「中華台北」の名義で、二〇〇九年から二〇一六年に
WHO年次総会に招かれたが、香港出身のマーガレット・チャンン氏
が事務局長時代の二〇一一年五月、WHOが内部文書に、台湾を「中
国台湾省」と表記したため、台湾はWHOに正式抗議したことが報じ
られた。蔡英文総統が就任後の二〇一七年五月からは、中共政府の反
対でオブザーバー参加はできなくなった。寄付の申し出すら複数回、
拒絶されている。中共政府は、このように台湾を国際社会から徹底的
に排除しながら、台湾の「引き寄せ工作」にも余念がない。中国で台
湾政策を担う国務院(政府)台湾事務弁公室と国家発展改革委員会な
どが五月十五日には「誘台十一条(=台湾を誘う十一条)」の導入を
発表した。「十一条」には、「台湾企業を中国国国内市場に拡大する
こと」「税制優遇措置を実施するよう指導すること」などが含まれる。
民進党の王定宇議員は自身のSNSで、「『十一条』は、台湾の資本、
人材、技術を中国が奪う政策である。台湾を優遇するなどウソだ」と
非難し、「台湾経済部(省)は、米中貿易戦争と武漢ウイルス発生後、
世世界の多くの工場が中国から移転し、サプライチェーンのリスクを
分散させるよう要求している。グローバル企業の『Anywhere But Cha
ina(=中国ではなく、どこでも)』、ABCの流れが顕著なのだ!」
と記した。これと合致するように、半導体受託生産の世界最大手・台
湾積体電路製造(TSMC)が同日、米アリゾナ州にアメリカで二番
目の工場をつくることを発表。さらに、中国通信機器大手のファーウ
ェイ(華為技術)からの新規受注もストップすることがでも)』、A
BCの流れが顕著なのだ!」と記した。これと合致するように、半導
体受託生産の世界最大手・台湾積体電路製造(TSMC)が同日、米
アリゾナ州にアメリカで二番目の工場をつくることを発表。さらに、
中国通信機器大手のファーウェイ(華為技術)からの新規受注もスト
ップすることが報じられたと書いている。次回は第7節から、終章を
向かえる。
ところで、"ウイルス解体新書"はコロナウイルスやワクチンをコアと
して進める。その意味でこの本の価値はわたしにとって大きい。時間
たらずとなり、ヘッドラインのテーマはそのまま次回にもちこす。

                         この項つづく





南シナ海に中国漁船200隻集結 フィリピン「海上民兵が配備」

 

【ポストエネルギー革命序論 269:アフターコロナ時代 79】

LiB市場、2030年には最大1809.2GWhの規模
矢野経済研究所は3月、車載用リチウムイオン電池(LiB)の世界
市場を調査し、その結果を発表。容量ベースでは2020年の167.5
GWhに対し、2030年は764.4G~1809.2GWhに拡大すると予測。
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調査は、乗用車と商用車のマイルドハイブリッド車(SSV、12V、48V)、
ハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、電気
自動車(EV)に搭載されるLiBを対象にした。2020年まではxEV(HEV、
PHEV、EV)メーカーの出荷台数ベースで、2021年以降はxEVの生産台
数ベースで、LiB容量をそれぞれ算出した。調査期間は2020年8月~
2021年2月。今回の調査では、xEVを取り巻く市場の環境を考慮し、車
載用LiB世界市場(容量ベース)の将来について、成長率が高い「政
策ベース」と、成長率を抑えた「市場ベース」という2つのシナリオで
予測。

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 PVモジュールリサイクルのための新しい層間剥離技術




今日の太陽光発電モジュールの寿命は約30年です。 2050年までに、
ヨーロッパだけで 1,000万トンを超える寿命または欠陥のあるパネル
に対処する必要があると推定されている。今日のモジュールを処分す
るための最も普及している解決策は、モジュールを細断して建設業界
の埋め戻しとして使用すること。シリコンセルを太陽電池モジュール
から分離するための代替の熱処理は、エネルギーを大量に消費し、環
境に有害。したがって、シリコン、銀、銅などの金属を回収するため
の新しいリサイクルソリューションを見つけることが不可欠。CEA-L
itenの研究は、ダイヤモンドワイヤーを使用して太陽電池を切断し、
ガラスの前面をポリマーベースの背面から分離するリサイクル方法を
開発。新しいプロセスの実験室規模のバージョンを使用すると、典型
的な1平方メートルのパネルの2つの表面(わずか数百ミクロン離れ
ている)を分離するのにわずか30分。回収されたガラスは、別のプロ
セスを使用してリサイクル。湿式製錬処理を使用して、切断プロセス
中に生成された粉末からさまざまな金属を分離して回収することもで
き、それも再利用する。ヨーロッパのプロジェクトは、1時間に数個
のモジュールを処理できる工業規模の機器の開発をまもなく開始する。
この装置は、摩耗を監視できるように、リール式のダイヤモンドワイ
ヤーを使用。ポリマーを冷却して切削挙動を改善するソリューション
も調査されている。



ソーラーパネルリサイクルの機会
ライフサイクルが終了したときにPVパネルに何が起こるか
エネルギー業界は根本的な変化を経験しており、再生可能エネルギー
の調達への段階的な移行は明白。それにもかかわらず、持続可能に見
えるすべてがそのライフサイクルの終わりにそのようにとどまるわけ
ではない。少なくとも、それは太陽光発電(PV)ソーラーパネルに関
する最も一般的な懸念事項。それらは持続可能なエネルギー源であり、
太陽放射のみに依存し、私たちの家に電気を供給することができる。
しかし、ソーラーパネルが効率的に機能しない場合はどうなるか?
以下のインフォグラフィックで、リサイクルプロセスの過程を探る。


ソーラーパネルの寿命
ソーラーパネルはどのくらい持つか?
ソーラーパネルを検討する際にほとんどの人が念頭に置いている質問。
研究によると、ソーラーパネルの平均余命は廃止される前に約30年。
太陽光発電パネルの寿命の間に、電力容量の20パーセントの減少が発
生する可能性がある。最初の10年から12年の間、効率の最大の低下は
10%であり、25年に達すると20%となる。これらの数値は、大多数の
メーカーにより保証されている。それでも、経験によれば、実際には、
効率は25年後にわずか6〜8パーセント低下する。したがって、ソーラ
ーパネルの寿命は公式に述べられているよりもはるかに長くなる可
性がある。高品質のPVパネルの寿命は30年から40年に達することも

り、有効性は低下しますが、その後も機能しする。ソーラーパネルの
廃棄
規制の観点から、PVパネル廃棄物は依然として一般廃棄物分類に
分類される。唯一の例外はEUレベルにあり、PVパネルは廃電気電子機
器(WEEE)指令で電子廃棄物として定義される。したがって、PVパネ
ルの廃棄物管理は、他の法的枠組みに加え、この指令によって規制さ
れている。太陽電池メーカーは、ソーラーパネルが環境に負担をかけ
ないようにするために、特定の法的要件とリサイクル基準を満たすこ
とが法律で義務付けられている。ソーラーパネルをリサイクルする技
術が登場し始めたのはその時です。太陽光発電の生産者は政府機関と
協力し、太陽エネルギー廃棄物に取り組むいくつかの方法を考え出し
た。  

ソーラーパネル廃棄物

実際、リサイクルプロセスが実施されなかった場合、50年までに6000
万トンのPVパネル廃棄物が埋め立て地に廃棄される。すべてのPVセル
には一定量の有毒物質が含まれているため、それは本当に持続不可能
なエネルギー供給方法になる。次のインタラクティブマップでは、ど
の国が最も多くのソーラーパネル廃棄物を生成しているかを確認でき
る。
したがって、ソーラーパネルはリサイクルできないという一般的な信
念は神話です。しかし、それは広く実施されるのに時間が必要なプロ
セスであり、すべてのソーラーパネルコンポーネントを適切にリサイ
クルする可能性を最大限に引き出すには、さらなる研究が必要です。
そのため、設計とリサイクルのユニットが緊密に連携し、注意深いエ
コデザインによってリサイクルの能力が確保されるようにする必要が
る。



ソーラーパネルのリサイクルプロセス
ソーラーパネルには主に2つのタイプがあり、異なるリサイクルアプ
ローチが必要です。シリコンベースと薄膜ベースの両方のタイプは、
異なる産業プロセスを使用してリサイクルできます。現在、シリコン
ベースのパネルがより一般的ですが、それは薄膜ベースのセルの材料
に大きな価値がないことを意味するものではない。ソーラーパネルの
リサイクルをテーマに実施された調査研究は、多くの技術を生み出し
た。中には驚異的な96%のリサイクル効率に達するものもあるが、将
来的には基準を引き上げることを目的としている。
✔ ソーラーの電気料金は1kWh当たり数円、アラブや米国などの価
格をていると1円を切るところまできている。だからといってブロッ
クチェーン(ビット・コイン)などの消費電力両のように天井知らず
の野放しでいいかと言えば太陽にしろ風力にしろ限界はくる。まして、
原子力などは、もう一基爆発すれば、あるいは30メートル超の巨大
地震津波
がくればおわりである。ましてコンクリートからの二酸化炭
素排出量は膨大だし、廃棄物の処理場問題も片付いていない。そこに
きて、ゼロ・ウエストやリサイクルも考えなければならない。が、わ
たし(たち)は、レシプロ燃料の代替・電動モータ・省エネスーパ

コンピュータと再エネ百%とゼロ・ウエスト運動をコアとして乗り越
え可能だと確信している。


風蕭々と碧い時代:

● 今夜の寸評:環境主義消費社会③
例えばプラスチック汚染の場合、生分解性を選択すれば、ゼロ・ウエ
ストではないが、管理されれば同じだ。またマイストロー(例えば、
チタン製ならねじ切りしておけば接続かの可能で半永久で使えるし、
産廃・分解分離・精製)でリサイクルできる。これは "
ひとりSDGs"
運動になるだろうか。





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