極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

不安な夢見月の夜

2014年03月05日 | 時事書評

 

 

【今夜もニュースがてんこ盛り】

●「ロシア・トゥデイ」のキャスターが異例の政府批判

さる3日、ユーチューブでロシア政府が運営するテレビ局「ロシア・トゥデイ」のキャスターの政府
批判のビデオが掲載された。海外でロシア政府を代弁するテレビ局であるが、米国で放送された番組
の最後で、キャスターが、「ここで働いているからといって、編集権の独立がないわけではありませ
ん。私はいかなる国の主権への介入にも強く反対します。ロシアがやったことは間違いです。軍事介
入は決して解決にはなりません」とウクライナ情勢をめぐる報道の状況について「落胆している」と
苦言を呈し、欧米メディアも含め「どのメディアの報道も虚報だらけ」「私たちに今できることは、
平和的な解決を願い、大国間の本格的な冷戦を防ぐことです。その時まで私は真実を伝えます。」だ
と述べている。
 

「ロシア・トゥデイ」はロシア政府の百%の資金で運営され、世界百か国以上で放送されている外国
語チャンネルで、プーチン政権寄りの放送をしているというが、彼女の良心と勇気ある行動に拍手だ。




ビットコイン 海外業者にもサイバー攻撃

東京に拠点を置く仮想通貨「ビットコイン」の取引仲介会社「マウントゴックス」が経営破綻し波紋
が広がるなか、ビットコインを扱う海外の2つの業者が相次いでサイバー攻撃を受け、利用者から預
かったビットコインを失っているという。4日カナダを拠点にビットコインの保管などを手がける「
フレックスコイン」が、外部からのサイバー攻撃のため利用者が預けていたビットコインがすべて無
くなったと公表。被害額はビットコインで896ビットコイン、この日の取引価格で換算した場合、
およそ60万ドル(日本円で6100万円)に相当。さらに、インターネット上でビットコインの取
引を仲介する「ポロニエックス」もこの日、保管していたビットコインの12%余りがサイバー攻撃
を受けて無くなったと公表している。

 

昨年の12月04日のNHKのビットコインを特集、欧州経済危機を契機に、現実の通貨不信から仮想通
貨に乗り換えが拡大、格闘技の授業料15万円を130ビットコインに換金したが、ビットコインの高騰で
1ビットコイン\107,021までに跳ね上がったことに戸惑いを隠せぬ教師をインタビューしていた。公
共トランザクションログ利用のオープンソースプロトコルに基づくPeer to Peer型の決済網及び暗号
通貨、あるいはデジタル通貨のビットコイン(『ビットコインに信用不安』)。今回は意図的にター
ゲットとした攻撃に曝されたということになるが、犯罪検知とセキュリティ機能アルゴリズムや身元
証明・確認システム付加などの改良される見通しあるわけで、今後も目が離されない状態が続くこと
になる。さて、わたしたちは、或る意味「デジタル技術本位制」、言葉をかえれば「先端技術本位制」
の側面を見ているかも知れないし、デジタル革命の基本特性の第6則の未体験ゾーンの拡大→信用創
造という機能的側面を見ているかも知れない。



ところで、ハイパーテクストとハイパーメディア、トランスクルージョン、トランスクルージョンな
どの用語の親であるデッド・ネルソンによるとビットコインの創立者(ペパー上ではサトシ・ナカモ
ト)は京都大数理解析研究所の望月新一教授だとはなしているが、その望月新一は2012年に ABC予想
を証明する論文をインターネット上で発表。証明に350年程掛かったフェルマーの最終定理も、ABC予
想を使えば一気に証明が可能となるため、マスメディアも「驚異的な偉業になるだろう」と伝えてお
り、イギリスの科学誌ネイチャーによると、望月は新たな数学的手法を開発し、それを駆使して証明
を展開し、これが正しければ数学者によると、即座に300の数式が成立するというわけでこちらの方
も目が離せない。

 

 【進化する有機EL素子最新事情】

先月28日、九州大学は有機EL発光材料と目される熱活性化遅延蛍光材料を利用した高効率で小さな
ロールオフ(電圧波形のシャープさ)特性を示す青色発光有機EELL素子開発に成功したことを公表。
フルカラー有機ELディスプレイや白色有機EL照明などの普及に向けて、これまでの発光材料では解決
できなかった課題を解消し、有機EL発光材料に求められている低材料コストかつ高効率発光の実現が
期待される。

 

また、今月4日には、コニカミノルタが、発光面積15平方センチメートルの白色有機EL照明パネル
で、世界最高の発光効率 131lm/W を達成したと発表。131lm/Wは一般的なLED照明器具の発光効
率を上回る数値であり、同社では有機EL照明の可能性を広げる。同社は
2010年からは、NEDO(新エ
ネルギー・産業技術総合開発機構)が実施する「次世代高効率・高品質照明の基盤技術開発」プロジ
ェクトの有機EL照明の委託先の一つとして選ばれている。
今回開発した発光効率 131lm/W の有機
EL照明パネルは、発効率 103lm/W のパネルでも採用した以下の技術の最適化の
追求で達成した。

(1)独自開発の新規青色りん光発光材料の活用による内部量子効率向上
(2)
光学シミュレーションで有機層構成技術と内部光取り出し技術による光取り出し効率向上

同社は今後も、有機EL照明において、発光効率や発光寿命といった基本特性を向上させる基盤技
開発を推進するとともに、フレキシブル化などの応用技術開発に注力し、有機EL照明における「新し
い価値の創造」を目指していくという。



調子が今ひとつ、睡眠不足も極限に。不安が過ぎる。しかし、心は前向きに。
 

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