
彦根藩二当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救った
と伝えられる招き猫と井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時
代の井伊軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと
)と兜(かぶ と)を合体させて生まれたキャラクタ-。
✳️ 最新ペロブスカイト光電変換変換事例
1.特開2022-2293 光電変換素子、該光電変換素子を有する光電変換
装置 キヤノン株式会社
【要約】下図1のごとく、第一電極3と、第二電極7と、第一電極3
と第二電極7との間に配置されている光電変換層5と、第一電極3と
第二電極7の一方と光電変換層5との間に配置されている反射層6と
を有し、反射層6の可視光領域における反射率が最大になる波長が、
光電変換層5の光吸収係数が可視光領域における最大値の1/5以上
である、波長の範囲内にある光電変換素子。
図1.本発明の一実施形態に係る光電変換素子の一例
【発明の効果】【0019】
本発明によれば、光電変換効率に優れた光電変換素子を提供するこ
とができる。
【符号の説明】【0387】 2:基板、3:第一電極、4:電荷輸
送層、5:光電変換層、6:反射層、7:第二電極 102:陽極、
104:第1の層、105:第2の層、106:陰極 211:陽極、
212:第三の層、213:第一の層、214:第二の層、215:
陰極、216:基板
【特許請求の範囲】
【請求項1】 第一電極と、第二電極と、前記第一電極と前記第二電
極との間に配置されている光電変換層と、前記第一電極と前記第二電
極の一方と前記光電変換層との間に配置されている反射層とを有し、
前記反射層の可視光領域における反射率が最大になる波長が、前記
光電変換層の光吸収係数が可視光領域における最大値の1/5以上で
ある、波長の範囲内にあることを特徴とする光電変換素子。
【請求項2】 前記反射層は、体積平均粒径が50nm以上600nm
以下の粒子を有することを特徴とする請求項1に記載の光電変換素子。
【請求項3】前記反射層は、体積平均粒径が70nm以上500nm
以下の粒子を有することを特徴とする請求項1または2に記載の光電
変換素子。
【請求項4】 前記反射層は、体積平均粒径が90nm以上400nm
以下の粒子を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項
に記載の光電変換素子。
【請求項5】 前記反射層において反射し、前記光電変換層を透過した
光のL*c*h*色空間が20≦L*、30≦c*、0≦h*≦90であるこ
とを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光電変換素子。
【請求項6】 47≦c*であることを特徴とする請求項5に記載の光
電変換素子。
【請求項7】20≦L*、42≦c*、0≦h*≦50であることを特徴と
する請求項5に記載の光電変換素子。
【請求項8】20≦L*、47≦c*、50≦h*≦90であることを特徴
とする請求項5に記載の光電変換素子。
【請求項9】 前記光電変換層は、ペロブスカイト化合物を有するペ
ロブスカイト層であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一
項に記載の光電変換素子。
【請求項10】 前記反射層が樹脂を含有し、前記反射層における粒
子/樹脂の重量比が100/1~2/1であることを特徴とする請求
項1乃至9のいずれか一項に記載の光電変換素子。
【請求項11】 陽極と、ペロブスカイト化合物を含む第1の層と、
導電性の第2の層と、陰極と、を当該順序で有する光電変換素子にお
いて、前記第2の層は、芯材粒子と前記芯材粒子とは組成又は材料が
異なる導電性の被覆層と、を有する導電性粒子を少なくとも有するこ
とを特徴とする光電変換素子。
【請求項12】前記導電性粒子の平均長軸径aと平均短軸径bとの比
(a/b)で示されるアスペクト比が3.0以下であることを特徴と
する請求項11に記載の光電変換素子。
【請求項13】前記被覆層が、金属酸化物で形成されていることを特
徴とする請求項11又は12に記載の光電変換素子。
【請求項14】前記金属酸化物が、酸化スズ、酸化亜鉛及び酸化チタン
から選択されるいずれかである請求項13に記載の光電変換素子。
【請求項15】前記酸化スズが、ニオブ、タンタル、リン、タングス
テン及びフッ素から選択されるいずれかの元素でドープされているこ
とを特徴とする請求項14に記載の光電変換素子。
【請求項16】前記酸化亜鉛が、アルミニウム及びガリウムから選択
されるいずれかの元素でドープされていることを特徴とする請求項14
に記載の光電変換素子。
【請求項17】前記酸化チタンが、ニオブ及びタンタルから選択され
るいずれかの元素でドープされていることを特徴とする請求項14に
記載の光電変換素子。
【請求項18】前記元素のドープ量は、前記被覆層中に0.5質量%
以上10.0質量%以下であることを特徴とする請求項15乃至17
のいずれか一項に記載の光電変換素子。
【請求項19】前記芯材粒子が、金属化合物で形成されていることを
特徴とする請求項11乃至18のいずれか一項に記載の光電変換素子。
【請求項20】前記金属化合物が、酸化チタン、チタン酸ストロンチ
ウム、チタン酸バリウム、硫酸バリウムから選択される請求項19に
記載の光電変換素子。
【請求項21】前記芯材粒子の平均長軸径a及び平均短軸径bはいず
れも、前記被覆層の平均層厚の1倍以上50倍以下であることを特徴
とする請求項11乃至20のいずれか一項に記載の光電変換素子。
【請求項22】前記導電性粒子の平均長軸径a及び平均短軸径bがい
ずれも50nm以上600nm以下であることを特徴とする請求項11
乃至21のいずれか一項に記載の光電変換素子。
【請求項23】前記第2の層が、前記導電性粒子を20体積%以上含
有することを特徴とする請求項11乃至22のいずれか一項に記載の
光電変換素子。
【請求項24】前記第2の層が、結着樹脂を含有することを特徴とす
る請求項11乃至23のいずれか一項に記載の光電変換素子。
【請求項25】前記結着樹脂が、フェノール樹脂、ポリビニルアセタ
ールのいずれかであることを特徴とする請求項24に記載の光電変換
素子。
【請求項26】前記第2の層の平均層厚が0.1μm以上1.0μm以
下であることを特徴とする請求項11乃至25のいずれか一項に記載
の光電変換素子。
【請求項27】陽極と陰極との間に、ペロブスカイト化合物を含有す
る第一の層を有し、前記陰極と前記第一の層との間に、第二の層を有
し、前記第二の層は、高分子化合物を有し、前記高分子化合物に電子
輸送性化合物が結合していることを特徴とする光電変換素子。
【請求項28】 陽極と陰極との間に、ペロブスカイト化合物を含有
する第一の層を有し、前記陰極と前記第一の層との間に、第二の層を
有し、前記第二の層は、下記式(E-1)乃至(E-3)で示される
構造の少なくとも一つ、及び、下記式(P-1)乃至(P-5)で示
される構造の少なくとも一つを有することを特徴とする光電変換素子。
【化1】
(式(E-1)乃至(E-3)中、R101乃至R106、R201乃至R210、
R301乃至R304は、それぞれ独立に、単結合、水素原子、シアノ基、
ニトロ基、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、
ジアルキルアミノ基、ヒドロキシ基、置換もしくは無置換のアルキル
基、置換もしくは無置換のアリール基、または置換もしくは無置換の
複素環基を示す。R101乃至R106の1つまたは2つ、R201乃至R210
の1つまたは2つ、R301乃至R304の1つまたは2つは、単結合を示
す。前記置換のアルキル基の置換基としては、アルキル基、アリール
基、ハロゲン原子、カルボニル基である。前記置換のアリール基また
は前記置換の複素環基の置換基としては、ハロゲン原子、ニトロ基、
シアノ基、アルキル基、ハロゲン置換アルキル基、アルコキシ基、カ
ルボニル基である。)
【化2】
(式(P-1)乃至(P-5)中、*は結合部位を示す。)
【請求項29】 前記単結合は、前記第二の層を構成する樹脂鎖と結
合する単結合であることを特徴とする請求項28に記載の光電変換素子。
【請求項30】 陽極と陰極との間に、ペロブスカイト化合物を含有
する第一の層を有し、前記陰極と前記第一の層との間に、第二の層を
有し、前記第二の層は、下記式(U1)で示される構造と下記式(U
2)で示される構造の少なくとも一つを有することを特徴とする光電
変換素子。
【化3】
(式(U1)乃至(U2)中、R1およびR3は、それぞれ独立に、置
換もしくは無置換の主鎖の原子数が1から10のアルキレン基、また
は置換もしくは無置換のフェニレン基を示す。
R2は、単結合、置換もしくは無置換の主鎖の原子数が1から10の
アルキレン基、または置換もしくは無置換のフェニレン基を示す。前
記置換のアルキレン基の置換基は、アルキル基、アリール基、ヒドロ
キシ基、またはハロゲン原子である。前記置換のフェニレン基の置換
基は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、アルキル
基、またはハロゲン置換アルキル基である。
R9は、水素原子、またはアルキル基を示す。
A1は、下記式(A-1)乃至(A-6)で示されるいずれかの基を示す。
B1は、下記式(B-1)乃至(B-3)のいずれかで示される基を示す。
D1は、下記式(D)で示される主鎖の原子数が5から15の基である。
E1は、下記式(E-1)乃至(E-3)のいずれかで示される2価の基である。)
【化4】
(式(A-5)中、R10は水素原子、またはアルキル基を示す。)
【化5】
(式(B-1)乃至(B-3)中、R6およびR7は、それぞれ独立に
主鎖の原子数が1から5のアルキレン基、炭素数が1から5のアルキ
ル基で置換された主鎖の原子数が1から5のアルキレン基、ベンジル
基で置換された主鎖の原子数1から5のアルキレン基、アルコシキカ
ルボニル基で置換された主鎖の原子数1から5のアルキレン基、また
はフェニル基で置換された主鎖の原子数が1から5のアルキレン基を
示す。アルキレン基の主鎖中の炭素原子の1つは、O、S、NHまた
はNR15(R15はアルキル基である。)で置き換わっていても良い。
R2は、単結合、置換もしくは無置換の主鎖の原子数が1から10の
アルキレン基、または置換もしくは無置換のフェニレン基を示す。前
記置換のアルキレン基の置換基は、アルキル基、アリール基、ヒドロ
キシ基、またはハロゲン原子である。前記置換のフェニレン基の置換
基は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、アルキル
基、またはハロゲン置換アルキル基である。
R12は、水素原子またはアルキル基を示す。
Ar2は、置換もしくは無置換のフェニレン基を示す。前記置換のフ
ェニレン基の置換基は、ハロゲン原子、ニトロ基、ヒドロキシ基、シ
アノ基、アルキル基、またはハロゲン化アルキル基である。
A1およびA2は、前記式(A-1)乃至(A-5)で示されるいず
れかの基を示す。
E1は、下記式(E-1)乃至(E-3)のいずれかで示される2価
の基である。
o、pおよびqは、それぞれ独立に、0または1であり、o、pおよ
びqの和は、1以上3以下である。
矢印は、前記R3に結合する側を指している。)
【化6】
(式(D)中、R4、R5、R6およびR7は、それぞれ独立に、主鎖の
原子数が1から5のアルキレン基、炭素数が1から5のアルキル基で
置換された主鎖の原子数が1から5のアルキレン基、ベンジル基で置
換された主鎖の原子数1から5のアルキレン基、アルコシキカルボニ
ル基で置換された主鎖の原子数1から5のアルキレン基、またはフェ
ニル基で置換された主鎖の原子数が1から5のアルキレン基を示す。
アルキレン基の主鎖中の炭素原子の1つは、O、S、NHまたはNR15
(R15はアルキル基である。)で置き換わっていても良い。
Ar1およびAr2は、それぞれ独立に、置換もしくは無置換のフェ
ニレン基を示す。前記置換のフェニレン基の置換基は、ハロゲン原子
、ニトロ基、ヒドロキシ基、シアノ基、アルキル基、またはハロゲン
化アルキル基である。
A2は、前記式(A-1)乃至(A-6)のいずれかで示される基を
示す。 l、m、n、o、pおよびqは、それぞれ独立に、0または1
であり、l、mおよびnの和、o、pおよびqの和は、1以上3以下
である。)
【化7】
(式(E-1)乃至(E-3)中、R101乃至R106、R201乃至R210
、R301乃至R304は、それぞれ独立に、単結合、水素原子、シアノ基
、ニトロ基、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基、カルボキシ
ル基、ジアルキルアミノ基、ヒドロキシ基、置換もしくは無置換のア
ルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、または置換もしくは無
置換の複素環基を示す。R101乃至R106の1つまたは2つ、R201乃至
R210の1つまたは2つ、R301乃至R304の1つまたは2つは、単結合
を示す。前記置換のアルキル基の置換基としては、アルキル基、アリ
ール基、ハロゲン原子、カルボニル基である。前記置換のアリール基
または前記置換の複素環基の置換基としては、ハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、アルキル基、ハロゲン置換アルキル基、アルコキシ基、
カルボニル基である。)
【請求項31】 前記D1は、主鎖の原子数が10から15の基である
ことを特徴とする請求項30に記載の光電変換素子。
【請求項32】 前記R4、R5、R6およびR7は、それぞれ独立に、
主鎖の原子数が1から5のアルキレン基、またはメチル基もしくはエ
チル基で置換された主鎖の原子数が1から5のアルキレン基であるこ
とを特徴とする請求項30または31に記載の光電変換素子。
【請求項33】前記Ar1およびAr2は、無置換のフェニレン基であ
ることを特徴とする請求項30乃至32のいずれか一項に記載の光電
変換素子。
【請求項34】陽極と陰極との間に、ペロブスカイト化合物を含有す
る第一の層を有し、前記陰極と前記第一の層との間に、第二の層を有
し、前記第二の層は、下記式(C1)で示される構造と下記式(C2)
で示される構造の少なくとも一つを有することを特徴とする光電変換
素子。
【化8】
(式(C1)乃至(C2)中、R11乃至R16およびR22乃至R25は、
それぞれ独立に、水素原子、メチレン基、-CH2OR2(R2は、水
素原子または炭素数が1から10のアルキル基を示す。)で示される
1価の基、下記式(i)で示される基、または下記式(ii)で示さ
れる基を示す。R11乃至R16の少なくとも1つ、R22乃至R25の少な
くとも1つは、下記式(i)で示される基であり、R11乃至R16の少
なくとも1つ、R22乃至R25の少なくとも1つは、下記式(ii)で
示される基である。
R21は、アルキル基、フェニル基、またはアルキル置換フェニル基
を示す。)
【化9】
(式(i)中、R61は、水素原子またはアルキル基を示す。
Y1は、単結合、アルキレン基またはフェニレン基を示す。
F1は、下記式(F1)乃至(F4)のいずれかで示される2価の基
を示す。
*は、前記式(C1)のN、または前記式(C2)のNに結合する
側を表す。)
【化10】
【化11】
(式(ii)中、F2は、前記式(F1)乃至(F4)のいずれかで
示される2価の基を示す。
αは、主鎖の原子数が1から6のアルキレン基、炭素数が1から6の
アルキル基で置換された主鎖の原子数が1から6のアルキレン基、ベ
ンジル基で置換された主鎖の原子数1から6のアルキレン基、アルコ
キシカルボニル基で置換された主鎖の原子数1から6のアルキレン基、
またはフェニル基で置換された主鎖の原子数が1から6のアルキレン
基を示す。アルキレン基の主鎖中の炭素原子の1つは、O、S、NH
またはNR1(R1は、炭素数が1から6のアルキル基である。)で置
き換わっていてもよい。
βは、フェニレン基、炭素数が1から6のアルキルで置換されたフェ
ニレン基、ニトロ置換フェニレン基、またはハロゲン置換フェニレン
基を示す。
γは、主鎖の原子数が1から6のアルキレン基、または炭素数が1か
ら6のアルキル基で置換された主鎖の原子数が1から6のアルキレン
基を示す。
r、sおよびtは、それぞれ0または1である。
E1は、下記式(E-1)乃至(E-3)のいずれかで示される2価
の基である。
*は、前記式(C1)のN、または前記式(C2)のNに結合する
側を表す。)
【化12】
(式(E-1)乃至(E-3)中、R101乃至R106、R201乃至R210、
R301乃至R304は、それぞれ独立に、単結合、水素原子、シアノ基、
ニトロ基、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、
ジアルキルアミノ基、ヒドロキシ基、置換もしくは無置換のアルキル
基、置換もしくは無置換のアリール基、または置換もしくは無置換の
環基を示す。R101乃至R106の1つまたは2つ、R201乃至R210の1
つまたは2つ、R301乃至R304の1つまたは2つは、単結合を示す。
前記置換のアルキル基の置換基としては、アルキル基、アリール基、
ハロゲン原子、カルボニル基である。前記置換のアリール基または前
記置換の複素環基の置換基としては、ハロゲン原子、ニトロ基、シア
ノ基、アルキル基、ハロゲン置換アルキル基、アルコキシ基、カルボ
ニル基である。)
【請求項35】
前記αは、主鎖の原子数が1から5のアルキレン基、または炭素数が
1から4のアルキル基で置換された主鎖の原子数が1から5のアルキ
レン基であることを特徴とする請求項34に記載の光電変換素子。
【請求項36】
前記βは、フェニレン基であることを特徴とする請求項34または
35に記載の光電変換素子。
【請求項37】
前記γは、主鎖の原子数が1から5のアルキレン基、または炭素数
が1から4のアルキル基で置換された主鎖の原子数が1から5のアル
キレン基であることを特徴とする請求項34乃至36のいずれか一項
に記載の光電変換素子。
【請求項38】
式(ii)で示される基は、E1以外の主鎖の原子数が12以下の基
であることを特徴とする請求項34乃至37のいずれか一項に記載の
光電変換素子。
【請求項39】
第一の光電変換素子と、第二の光電変換素子とを有し、前記第一及
び前記第二の光電変換素子の少なくともいずれか一方が、請求項1乃
至38のいずれか一項に記載の光電変換素子であることを特徴とする
光電変換モジュール。
【請求項40】
請求項1乃至38のいずれか一項に記載の光電変換素子と、前記光
電変換素子に接続されている蓄電部と、を有することを特徴とする光
電変換装置。
【請求項41】
請求項1乃至38のいずれか一項に記載の光電変換素子と、前記光
電変換素子に接続されているインバーターとを有することを特徴とす
る光電変換装置。
【請求項42】
請求項1乃至38のいずれか一項に記載の光電変換素子と、前記光
電変換素子を備えた機体と、を有することを特徴とする移動体。
【請求項43】
請求項1乃至38のいずれか一項に記載の光電変換素子と、前記光
電変換素子を保護する保護部材または放熱部材と、を有することを特
徴とする建材。
-------------------------------------------------------------------
2.特開2025-023823 ポリマー電解質及び二次電池
【要約】ポリマー電解質であって、該ポリマー電解質は、特定の末端
フリーのポリエーテル構造と、特定のポリエーテルによる架橋構造と
特定のフッ素スルホニルイミド性アニオン基と、を有するポリマーを
含有し、該ポリマー電解質のメチルエチルケトン浸漬法による体積膨
潤率が、40~120%である。高いイオン導電率を有するポリマー
電解質。
【図1】本開示のポリマー電解質をバルク電解質として用いた二次電
池の概略断面図
【図2】本開示のポリマー電解質を正極活物質バインダーとして用い
た二次電池の概略断面図
【図3】本開示のポリマー電解質を正極活物質バインダー、バルク電
解質、負極活物質バインダーとして用いた二次電池の概略断面図
【符号の説明】 1: 二次電池、 2: 正極集電体、 3: 正極活物
質、 4: 正極活物質バインダー、 5: 導電助材、 6: 正極、
7: バルク電解質、 8: 負極活物質、 9: 負極集電体、 10:
負極、 11: 負極活物質バインダー
【特許請求の範囲】
【請求項1】ポリマー電解質であって、該ポリマー電解質は、下記式
(1)で示される構造と、下記式(2)で示される構造及び下記式(
3)で示される構造からなる群から選択される少なくとも一の構造と、
下記式(4)で示される構造と、を有するポリマーを含有し、該ポリ
マー電解質のメチルエチルケトン浸漬法による体積膨潤率が、40~
120%である、ことを特徴とするポリマー電解質。
(式(1)において、R1は水素原子又はメチル基を表す。R2は炭
素数1~6の直鎖又は分岐を有するアルキレン基を表す。R3は炭素
数1~6のアルキル基を表す。式(2)において、R4はそれぞれ独
立して水素原子又はメチル基を表す。R5及びR6はそれぞれ独立し
て炭素数1~6の直鎖又は分岐を有するアルキレン基を表す。式(3)
において、R7はそれぞれ独立して水素原子又はメチル基を表す。R8
、R9及びR10はそれぞれ独立して炭素数1~6の直鎖又は分岐を
有するアルキレン基を表す。R11は炭素数1~6の3価の有機基を
表す。式(1)~(3)におけるA1、B1、D1、D2及びD3は
各々独立に、少なくとも(-CH2CH2-O-)で示されるエチレ
ンオキシド構造を有する連結基である。)
(式(4)において、R12は水素原子又はメチル基を表す。R13は
炭素数1~7の直鎖又は分岐を有するアルキレン基を表す。R14は
フッ素原子又は炭素数1~4のパーフルオロアルキル基を表す。X+
はリチウムイオン、ナトリウムイオン及びカリウムイオンからなる群
から選択される少なくとも一を表す。)
【請求項2】 前記ポリマーにおける(メタ)アクリロイル残基1モ
ルに対する前記エチレンオキシド構造の平均付加モル数Meoが2.
5モル以上である、請求項1に記載のポリマー電解質。
【請求項3】 前記A1、B1、D1、D2及びD3は各々独立に(-
CH2CH(CH3)-O-)で示されるプロピレンオキシド構造を更
に有する、請求項1に記載のポリマー電解質。
【請求項4】 前記ポリマーにおいて、(メタ)アクリロイル残基1モ
ルに対する前記プロピレンオキシド構造の平均付加モル数Mpoが、
(メタ)アクリロイル残基1モルに対する前記エチレンオキシド構造
の平均付加モル数Meoの5~25%である、請求項3に記載のポリ
マー電解質。
【請求項5】 前記ポリマー電解質に含まれる前記ポリマーにおける前
記式(1)で示される構造の質量基準の含有率をAとし、前記式(2)
で示される構造及び前記式(3)で示される構造の質量基準の合計の
含有率をBとしたとき、質量比A:Bが、70:30~98:2であ
る、請求項1に記載のポリマー電解質。
【請求項6】
前記式(1)で示される構造が、下記式(1-1)で示される構造
であり、
前記式(2)で示される構造が、下記式(2-1)で示される構造
であり、
前記式(3)で示される構造が、下記式(3-1)で示される構造
である、請求項1に記載のポリマー電解質:
(式(1-1)において、R1は水素原子又はメチル基を表す。R2
は炭素数1~6の直鎖又は分岐を有するアルキレン基を表す。R3は
炭素数1~6のアルキル基を表す。m1及びn1は、平均付加モル数
であり、m1は1以上の整数を、n1は0以上の整数を表す。(-C
H2-CH2-O-)で表されるエチレンオキシド構造及び(-CH2
-CH(CH3)-O-)で表されるプロピレンオキシド構造の配列
は、ブロック共重合でもよいし、ランダム共重合でもよい。)
(式(2-1)において、R4はそれぞれ独立して水素原子又はメチ
ル基を表す。R5、R6はそれぞれ独立して炭素数1~6の直鎖又は
分岐を有するアルキレン基を表す。m2及びn2は、平均付加モル数
であり、m2は1以上の整数を、n2は0以上の整数を表す。(-C
H2-CH2-O-)で表されるエチレンオキシド構造及び(-CH2
-CH(CH3)-O-)で表されるプロピレンオキシド構造の配列
は、ブロック共重合でもよいし、ランダム共重合でもよい。2つの-
COO-で挟まれる鎖はさらに炭素数1~6のジオール構造を含んで
いてもよい。)
(式(3-1)において、R7はそれぞれ独立して水素原子又はメチ
ル基を表す。R8、R9、R10はそれぞれ独立して炭素数1~6の直
鎖又は分岐を有するアルキレン基を表す。R11は炭素数1~6の3
価の有機基を表す。m3及びn3は、平均付加モル数であり、m3は
それぞれ独立して1以上の整数を、n3はそれぞれ独立して0以上の
整数を表す。(-CH2-CH2-O-)で表されるエチレンオキシ
ド構造及び(-CH2-CH(CH3)-O-)で表されるプロピレz
ンオキシド構造の配列は、ブロック共重合でもよいし、ランダム共重
合でもよい。-COO-とR11とで挟まれる鎖はさらに炭素数1~
6のジオール構造を含んでいてもよい。)。
【請求項7】前記ポリマー電解質において、前記式(1-1)におけ
るm1+n1が、14~58であり、前記式(2-1)におけるm2
+n2及び/又は式(3-1)におけるm3+n3が、14~58で
ある、請求項6に記載のポリマー電解質。
【請求項8】 前記ポリマー電解質において、 前記式(1-1)にお
けるm1:n1が、80:20~95:5であり、 前記式(2-1)
におけるm2:n2及び/又は前記式(3-1)におけるm3:n3
が、80:20~95:5である、請求項6に記載のポリマー電解質。
【請求項9】 前記ポリマー電解質における前記式(4)で示される構
造の含有量が、前記式(1)で示される構造、前記式(2)で示され
る構造及び前記式(3)で示される構造の合計100質量部に対して、
5~25質量部である、請求項1に記載のポリマー電解質。
【請求項10】 前記ポリマー電解質が、ドライポリマー電解質であ
る、請求項1に記載のポリマー電解質。
【請求項11】正極、バルク電解質及び負極を具備する二次電池であ
って、 該正極、該バルク電解質及び該負極からなる群から選択され
る少なくとも一つが、請求項1~10のいずれか一項に記載のポリマ
ー電解質を含有することを特徴とする二次電池。
【請求項12】正極、バルク電解質及び負極を具備する二次電池であ
って、 該二次電池は以下の(i)~(iii)の少なくともいずれか
を満たすことを特徴とする二次電池。
(i)該正極が正極活物質及び該正極活物質を固定する正極活物質バ
インダーを有し、該正極活物質バインダーが請求項1~10のいずれ
か一項に記載のポリマー電解質である。(ii)該バルク電解質が請
求項1~10のいずれか一項に記載のポリマー電解質である。
(iii)該負極が負極活物質及び該負極活物質を固定する負極活物
質バインダーを有し、該負極活物質バインダーが請求項1~10のい
ずれか一項に記載のポリマー電解質である。
【発明の効果】【0010】
本開示の少なくとも一つの態様によれば、高温下においても機械的
強度が高く、かつ、高いイオン導電率と高い輸率とを有するポリマー
電解質を得ることができる。また、本開示の少なくとも一つの態様に
よれば、高温環境下においても高い耐衝撃性を有し、かつ、優れた電
池性能を有する二次電池を得ることができる。
【0116】(ポリエーテルモノメタクリレートA-11)
エチレンオキシド/プロピレンオキシド混合ガスのモル分率を5:
5に変更した以外はポリエーテルモノアクリレートA-7と同様にし
て、Mn400のポリエーテルモノオールを得た。
【0117】 次に得られたポリエーテルモノオール 100質量部、
メタクリル酸(三菱ガス化学社製)22.6質量部、パラトルエンス
ルホン酸(東京化成工業社製)24.2質量部、ハイドロキノン(東
京化成工業社製)0.11質量部、及びトルエン250mlを、攪拌
装置を備えたディーン・スターク反応装置に投入した。115℃で加
熱攪拌し、反応により生成する水を系外に除去しつつ、6時間反応さ
せた。
次いで反応液温度を室温まで下げ、5%水酸化ナトリウム水溶液
120gで2回洗浄し、さらに純水120gで3回洗浄した。洗浄後
の反応液から有機相を分取し、減圧下溶剤を留去してポリエーテルモ
ノメタクリレートA-11を得た。得られたポリエーテルモノ(メタ
)アクリレート類を表1に示す。
ポリエーテル組成比は、モル分率を示す。EOはエチレンオキシドを
示し、POはプロピレンオキシドを示す。【0132】【表2】
【0154】[実施例2~34] ポリエーテルモノ(メタ)アクリ
レート、ポリエーテルジ(メタ)アクリレート、イオン化合物の種類
と配合量を表3に記載の通りに変更した以外は実施例1と同様にして、
実施例2~34に係るポリマー電解質と二次電池を作製した。
【0155】【表3】
[実施例41~44] 電解質溶液(ポリマー電解質)を表7に記載
の通りに変更した以外は実施例40と同様にして、実施例41~44
に係る二次電池を作製した。レート特性など評価結果を表7に示す。
【0169】<比較例>[比較例1]
ポリマー電解質の材料として、下記材料を混合し、撹拌した。
・ポリエーテルモノメタクリレート NK-エステル M-40G(新
中村化学社製):70質量部
・ポリエーテルジメタクリレート4G(新中村化学社製):30質量
部
・リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド(キシダ化
学製:2.0質量部・開始剤Оmnirad184(IGM RESI
NS B.V.製):2.0質量部
次に、総固形分比が60質量%となるようにメチルエチルケトンを
加えた後、モーター攪拌にて混合し、電解質溶液を調製した。以下実
施例1と同様にして、比較例1に係るポリマー電解質と二次電池を作
製した【0170】[比較例2~6]
ポリエーテルモノ(メタ)アクリレート、ポリエーテルジ(メタ)
アクリレート、イオン化合物、及び支持電解質の種類と配合量を表4
に記載の通りに変更した以外は実施例1と同様にして、比較例2~6
に係るポリマー電解質と二次電池を作製した。【0171】
比較例1~比較例6の二次電池は、ポリマー電解質をバルク電解質
として用いた構成である。レート特性など評価結果を表6に示す。
【0172】【表4】
【0177】得られた実施例2~44及び比較例1~14に係るポリ
マー電解質と二次電池について、実施例1と同様の評価を行った。評
価結果を表5、表6、表7、表8に示す。【0178】【表5】
【0179】 表5,6中、Mpo%は、平均付加モル数Meoに対
する平均付加モル数Mpoの割合である。【0180】【表6】
【0185】【表7】
🪄以上、表のみを記載し、詳細な説明は割愛し掲載した。
『菅原洋一曲集 (18曲)』
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● 今日の言葉:
春が来ても、鳥たちは姿を消し鳴き声も聞こえない。
春だというのに自然は沈黙している。
レイチェル・カーソン 『沈黙の春』
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