もし敵の秘密の歴史を読むことができたら、互いの生活の中に、
すべての敵意を捨てさせるに十分な悲しみと苦しみとを、見出
すであろう。
『漂木』
ヘソリー・ワッズワス・ロングフェロー
lf we could read the secret history of our enemics,we should
find in each man's life sorrow and sufering i enough to disarm
all hostility.
Henry W . Longfellow
※ lf we could,.・・・,we should~仮定法過去だから「もしも・・・できたら~
だろうに」。sorrow and suffering enough to ・・・「・・・するに足りるほどの
悲しみと苦しみ」。disarm 「武装を解除する」
僕が書かなかった詩
以前書きかけだのだけれど、
書かなかった詩がここにある。
それというのも君がもそもそと勤く音が聞こえたからだ。
僕はそのときチューリヒでの最初の朝の
ことをもう丁度思い返していた。
夜明け前に僕らが目覚めたときのことを。
一瞬そこがどこだかわからなかった。でも
バルコニーに出ると、そこからは何と旧市街が見渡せる。
そして言葉もなく、ただそこにじっと立ちすくむ。
まっ裸で。空か白んでいくのを見守る。
胸がすごくどきどきして、幸福だ。僕らは
なんだか今の今、
ひょいとそこに置かれたみた
The poem I didn't write
Here is the poem I was going to write
earlier, but didn’t
because I heard you stirring.
I was thinking again
about that first morning in Zurich.
How we woke up before sunrise.
Disoriented for a minute. But going
out onto the balcony that looked down
over the river, and the old part of the city.
And simply standing there, speechless.
Nude. Watching the sky lighten.
So thrilled and happy. As if
we’d been put there
just at that moment.
4月16・17日の土日に合わせ――メンバー、天候により変更――金勝山(竜王山)へのナショ
ナルトレッキングコース調査のスタート・アップ。ポイントは以下の3つのルートコースと綿向山
ルートからその先の箕作山――中間に三重県の御在所岳を絡めるのか否かの選択など――へのルー
トをスケッチなど行う。いずれ連載となっていくので、専用ブログ(守る会)に情報を集約する。
1.サンロード・ルート:誰も参加しやすいリスクの少ないクロスカントリー・ロード・コース
2.アドベンチャー・ルート:渓流釣り・ロッククライミング・渓流下りなどが楽しめるコース
3.ワンダー・ルート:野鳥・森林植物など自然観察などの多様な環境を楽しむコース
Dvořák: Symphony №9 in E minor, Op. 95 "From The New World"
Antonín Leopold Dvořák (1841 -- 1904) Composer
Herbert von Karajan (1908 -- 1989) Conducts
Wiener Philharmoniker -- 2/1985 Record at Vienna, The Großer Saal des Wiener Musikvereins.
『ハイアワサの歌』は、インディアンの英雄を謳った英雄譚であるヘンリー・ワーズワース・ロン
グフェローの叙事詩なのだが、ハイアワサは、実在した16世紀のモホーク族インディアンの男性
戦士の調停者。当時、五大湖南側ではカユーガ族、モホーク族、オナイダ族、オノンダーガ族、セ
ネカ族の5部族が交戦状態にあったが、1555年に五大湖の北側のワイアンドット族に生まれた
デガナウィダが、和平調停に乗り出す旅に出る。五大湖の東にあるモホーク族の村を訪れた時、大
戦士ハイアワサと会う。打ち続く戦いでハイアワサは厭世感にさいなまれていたので、家族ととも
にデガナウィダの話に耳を傾け和平を受け入れる・・・という展開を経てやがて全部族間の和平を
成功させる。
しかし、主人公の「ハイアワサ」は、イロコイ連邦をまとめ上げ実在のモホーク族インディアンの
戦士、酋長だが、実際のストーリーはハイアワサの部族とは関係なく、オジブワ族のトリックスタ
ーである「ナナボーゾ」の神話をベースとし、19世紀中頃にこの詩を編纂したヘンリー・スクー
ルクラフトによる混同がもととなっている。つまり、ロングフェローは「ナナボーゾの歌」のつも
りであったが、いつの間にか「ハイアワサの歌」にすり替わり、現在も誤解されたままになたとい
う(Wikipedia)。このため、イロコイ連邦国のひとつ、タスカローラ族のエリアス・ジョンソン酋
長はこの「ハイアワサの歌」が植え付けるインディアンへの「悪いイメージ」について――ありと
あらゆるインディアンの肖像が、手に頭皮剥ぎのナイフとトマホークを持った姿で描かれて、まる
で野生の蛮人の象徴扱いにされている。 それはキリスト教徒たちの国が、彼らの仕事、正義の象
徴として、常に大砲や弾丸、剣、およびピストルを伴っているのと同じような具合で行き渡らされ
ているように思える――として抗議している※。
※ Legends, Traditions and Laws of the Iroquois, or Six Nations, and History of the Tuscarora Indians.(1881)
ゆずが13年下半期の連続テレビ小説「ごちそうさん」の「雨のち晴レルヤ」の間奏にも使用して
いるドヴォルザークの作品95『新世界より』の交響曲第9番ホ短調は、アメリカの黒人やインデ
ィアンの民族音楽の旋律を多く主題に借りているという誤解に対し、ドヴォルザークはこれらの国
民的なアメリカの旋律の精神をもって書こうとしたと否定しているが、"よく似ている"ことを否定
してはいない(しても意味がないと思う)。というわけで、今夜の『ハイアワサ物語』の主題曲と
してこれをカラヤン指揮で聴くことにする。
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