ぱぎ・ふじゃん(雨の朝)
夜中に降り始めた雨。
朝には晴れると思っていたのに、いつまでたっても雨音はやまない。
フライトは午後2時すぎだけれど、さすがに8時には起き上がった。
カーテンを開けると・・・
ふじゃんら~!
大粒の雨が窓をたたいている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/8f/8cb89ff44737e59c4616655b29572a53.jpg)
雨でも、rainningでもなく、ここでしっくりくるのは、マレー語で雨の意の「hujan」。
雨のアトキンソン時計台。
雨のシグナルヒル。
雨のサンデーマーケット。
当たり前だが、見るものすべてが、雨、雨、雨。
キナバル山の雄姿がおがめない朝のKKなんて・・・
窓から真下をのぞくと。白鷺オブジェのロータリー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/1a/66043217b2021e7ea40a85dd4462eeba.jpg)
そういえば、この通りでは夕べ、市のものと思しきトラックが、植物に水やりをしていた。
トラックの荷台にホースを持ったおっちゃんが立っていて、まるでおうちの庭に水まきをするかのようなイメージで、街路樹の植え込みごとに水をやっていた。
こんなに雨降るんだから、水まかなくたっていいのに。
GWに、ホテルのごはんがおいしくないことを学習したので、ミースープか粥を求めて、雨でも外出。
レセプションに、傘を貸してとたのんだら、あいにくすべて出払っているとのこと。
さもありなん。
やわな折りたたみ傘を友だちとシェアして、ホテルを出る。
ホテル前のロータリーを横切れば、アーケードになっている。
アーケードーに入ると、すぐにチャイニーズなクダイコピが2件あるが、どちらも満席。
店頭にはナシレマ@1.5リンギットが並んでいたので、部屋ナシレマにすることにして撤収。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/46/7243dc53899540d6086b162dfa4a44dd.jpg)
イカンビリス(干した小魚)、ピーナツ、ココナッツミルクごはん、ゆで卵、サンバルソース。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/53/01590c0e2fb34519a06a15f2efb27505.jpg)
40円もしないのに、栄養がぎゅっと濃縮していて、ミネラル豊富な、コスパの高い食べ物。
ナシレマをたいらげたら、せっかくのミールクーポンを無にしないために、1階のカフェで、デザートとコーヒーをいただく。
雨降る通りを、うらめしく眺めながら、コーヒー、フルーツ、ミルク、ヨーグルト、ドーナツをいただく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/d2/8f3c14493e2ab0e25b5ee847302d95c7.jpg)
雨上がりのじゃらんじゃらん
部屋に戻ってしばらくすると、外が明るくなって来た。
日が高くなる時間だから?
いや、KKツバメも飛んでいる。
これはきっと、晴れるに違いない。
両替や買い物をしたかったので、ベルに荷物を預け、早めの11時にチェックアウトして、サンデーマーケット経由でウィスマ・ムルデカへむかう。
雨で商品にビニールシートをかけたままにしているところも多く、いつもより陳列は縮小モードだが、それでもけっこうな人の流れである。
マーケットのおしまいの方で、「北海道カップケーキ」という文字が目に飛び込んで来た。
横には、プレーンなカップケーキがプラスチックケースに入っているだけだ。
誰かが、台湾では、食品でもTシャツでもグッズでも、「北海道」と書いてあるだけで売れる、と言っていたのを思い出した。
「札幌」ではなく、「北海道」でなければ、ダメなんだそうだ。
ここもそんなノリなのか?
そういえば、GWに、たしかこのケーキ売りのところで、ドリアンケーキが欲しかったが、冷蔵庫が使える環境ではなく、断念したんだった。
あらためてケーキの消費期限をたずねると、常温ならきょう中、きょう食べきれないなら、冷蔵庫に入れて2日とのこと。
ドリアンは売り切れなので、ヤムを買う。
C/Eでカットしてもらお~っと。
マーケットを出て、ウィスマ・ムルデカで無事両替も完了。
1万円で385リンギットも来た!
ヤムケーキがあるのに、ムルデカでヤムアイスもいただく。
ヤム系スイーツに、目がないのだ。
朝食が遅かったので、おなかはすいてこない。
でも、せっかくおいしいKKだし、船の単調な食生活に入る前に、できることなら何か食べておきたい。
それに、C/E生活にあると便利なグッズで、買い忘れていたものもあるので、腹ごなしをかねて、センターポイントへ移動開始。
スリア・サバが近いのに、存在すら忘れていた・・・。
郵便局前は、大雨で水没。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/75/62e2fedd678817a3a2efadf15ea1973f.jpg)
そして、便利グッズはダイソーで。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/55/fdb8a3ee8c95645ca6de656101008968.jpg)
日本は100均、マレーシアでは5均である。
日本で税込105円のところ、5リンギット約130円だから、高い買い物だ。
さて、便利グッズとは・・・
GWのC/Eでルームシェアした方が、洗面器を持参していて、濡れものを入れたり、お風呂道具をまとめていて、とても便利そうに見えた。
ただ、洗面器は大きいしかさばる。
そこでひらめいたのが、手桶。
最近は、あまり見なくなったが、ちょっと前までは、マレーシアのトイレといえば、必ずあった手桶。
あれがちょうど洗面にぴったりはまって、ちょっとものをすすいだりするときに、超便利なのだ。
あとは、CEの床のカーペットは、ところどころエアコンの水漏れで濡れていたり、素足だと気持ち悪い。
きっと雑菌の温床に違いない。
なので、室内用に便所サンダル的なものを持ってゆきたい。
手桶は、マレースタイル手桶とはちがい、和風であるが、これから「あらものやさん」をさがすのもたいへんなので、ここは妥協し、ダイソーで2点10リンギットの買い物をして、センターポイントをあとにする。
センターポイントを出る頃には、おなかはすいてこないものの、食べようと思えば食べられる状態。
ただ、出発時間もせまってきたし、去年、ナシゴレンをテイクアウトしたら、冷めてもとてもおいしかったことを思い出し、またナシゴレンをテイクアウトすることにした。
ホテルへ戻りがてら、チャイニーズの店を何件かのぞくが、鶏飯激戦区を通ってしまい、ナシゴレンはやっていない店が多い。
そんな中、ショーケースの魅惑のあめいろダックの下に、焼豚いっぱいのお店をみつけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/f6/20ada005383b951dfc7319e8ee82fe34.jpg)
お店の名まえは、強記さん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/8e/3d845a0bf79744d1c2aa6f5620bcee7a.jpg)
「焼豚食べたーい!!!」と話していると、すぐに店の女の子が出て来た。
「ナシゴレンある?」と聞いたら、「あだ~(ある)」とのこと。
「ナシゴレン2つ、テイクアウトでお願い!」
女の子が「なしごれん!どぅあ!(ナシゴレンふたつ)」と店主らしきチャイニーズに伝えたら、店主が、「ナシゴレンね」と出て来た。
うなずきながら、「ポークお願いね!」とナシゴレンにポークを入れて、のつもりで言ったら、出来上がってきたのは、白い御飯に焼豚どっさりの、焼豚ごはんだった。
まあいいや。
そのナシポークができるのを待っている間に、横にあった中華まんのケースの前で、店の女の子に質問攻めしている、ローカルチャイニーズのじいさんがいた。
ローカルだし、チャイニーズだし、中華まんの説明聞かなくったってわかるだろうに、からみたいようだ。
そして、じいさんが指差した、薄緑のまんじゅうがどうにも気になる。
ついつい、こちらも、「これなに?」とたずねると、「パンダン」だという。
色もきれいだし、おいしそう。
あんまん苦手なのに、1.2リンギットでしっかりGET。
ヤムケーキといい、パンダンまんといい、日持ちの悪いスイーツを、見境なく持ち歩く愚挙。
ホテルで荷物をピックアップたら、KKIA(コタキナバル国際空港)へ。
MH2137 コタキナバル1415 タワウ1500
KKIAに着き、荷物をあずけたら、ベンチでさっそく豚飯。
うーん、ローカル味。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/0e/5399907650487d15012d2e05af572c78.jpg)
チリは小さなビニール復路に、つめつめされている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/7f/9936e5f4e731526fe9c98e785eb29d79.jpg)
日本の焼豚とはちょっと違う、独特の風味がよい。
でも、ランチには、ちょっとあっさり。
ナシゴレンだったら、もっとおいしかっただろうなー。
食べ終わったら、ゲートへ移動し、ほどなく搭乗。
依然どんよりしていて、とうとうキナバル山は見えなかった。
タワウ~センポルナ
今回のC/Eゲストは、ほぼ日本人で占有されているにちがいない。
きっと午後着くのはわれわれだけ、とタカをくくっていたら、フランス語を話す男性ふたりと、アジア系女子がひとりいた。
アジア系女子は、SASのキャスターで、見た目は日本人にも見えるが、何も口をきかない。
タイあたりの人かな?
これまで何度か、タイの裕福なお一人様女子に会った事があるが、みな穏やかでおとなしい人だった。
華僑ガールズは、「Hi!」と声をかけてくるが、微笑みの国には、控えめな方が多い。
いずれにしても、5人送迎は想定外。
横になってセンポルナまで眠る予定が、ガタガタと音をたててくずれた。
センポルナでは、C/Eにビールがないことを想定して、ミリメワでビールを2ダース@156リンギットで仕入れ。
シーフェストホテル前から送迎ボートに乗ると、GWに使えなくて困り者だったスキッパーが、ボートマン。
大丈夫かな?
センポルナ~C/E乗船
ポートでは、フランス人ふたりは、すべてが珍しく、うれしそう。
ひとりはおじさま、もうひとりは三十代半ばのキューピー頭。
おじさまは、シーンシーンをとっておきたいらしく、首から下げたオリンパスで、写真をとりまくっている。
島、すれちがうボート、ポリスの船、さらには、キューピーやわれわれまでパチリ。
でも、林家ぺーは彷彿させない、ダンディさはある。
そしてふたりは、とても同じ国の人とは思えないほど、顔の骨格がちがう。
おじさまはフランス人ぽいが、キューピーはドイツ人ぽい。
フランス人は鼻が高いが、キューピーの鼻の高さは、尋常ではない。
それもそのはず。
おじさまはフランスの東、キューピーは西から来たそうだ。
キューピーはストラスブール出身だそうで、長くフランスだ、ドイツだとやっていた国境エリアの人だから、ドイツ顔なのもうなずける。
おじさまは英語が苦手。
やがて、ボルネオメインランド界隈の、島嶼海域から外海に出ると、ポートはバカみたいなスピードを出す。
その暴走の中も、遠くに島影がみえてきたら、おじさまはふんばって撮影。
暴走ボートは、シーベンチャーと母船がみえても、なんか違うんじゃないの?と思える不思議なアプローチ。
そして、やっと方向を変えたと思ったら、こんどは妙にスピードダウン。
これは操舵に自信がないとみた。
母船に近づくと、ジェリーの坊主頭が見えた。
よかった。まだ辞めていなかったんだ。
GWには、7月で多分やめると言っていたのに。
これでまた今回も、水中で、ふつうのDMでは見つけられないものを見られるのだ。
ジェリーとは、FaceBookの友達でもないし、メールのやりとりもしたことない疎遠さ。
風の噂で、お盆にはジェリーがいたと聞いたので、いちかばちかで持ってきた、おみやのカップ麺を、船に乗り移るや否や渡したら、「ポーク?」ときらーん。
ついでに、「パンダン饅どーぞ」とすすめるが、拒否られる。
ラウンジに入り、さっそくゲストカードに記入。
そこでアジア系女子が出したのは、日本国旅券。
ちょっとびっくり。
日本人同士とわかれば、ふつう軽く会釈をかわすぐらいするもんだ。
でも、彼女からは、話したくないオーラが激しく放たれている。
みんな、せっかくのホリデーで来ているんだし、かかわりたくないと思っている人には、かかわらないで過ごすのがいちばん幸せなことだろうと、こちらからも何も働きかけないことに決定。
船のブリーフィング担当は、めずらしくジェリー。
リピーターはさっさと部屋に降りるようにと言われる。
もらったキーは4。
階段からおりてすぐなので、やや広め。
でも、におう。
荷物の整理や着替えをすませたら、ラウンジにあがり、顔見知りのリピーターさん4名に再会。
他には、大柄な白人の若い夫婦と、小柄なアジア女性、細い日本人女性がいた。
C/E人事速報!?
はるかに年上の私たちをいつもバカにしつつ、よくもしてくれる、ゲストリレーションズのエリエルに、「金曜に、マブールのカンダマンスパに行きたいんだけど、予約して~!」とお願いしたら、エリエルは、配置換えでエンジン担当になり、もうゲストリレーションじゃないから、ロナルドにたのんで、とのこと。
ロナルドはGWにはDMしていたし、その前はボートマン、さらに前はコックで、今度はゲストリレーションズ?
ポジティブな表現をすれば、ずいぶんマルチプレーヤーだ。
もうひとりのゲストリレーションズ兼ハウスキーピングで、ガットゥーゾ似と言われたライアンも辞め、今のゲストリレーションは、ロナルドと新たに小柄で黒い、年配のおじさん。
ジェリーが、私たちにわかりやすいように、「シャベラナイ」と呼ぶ聾唖のエンジン担当もやめたんだそうだ。
ついでに、コックも、めがねのアダムがやめ、無表情なマズウィンが残ったんだそうだ。
そして、同じく、絶対辞めると宣言していたキャプテンのダスリもまだいて、「なんで?」
そしてエリエルは、「金曜にマブールに一緒にいけるかどうか、まだわからないけど・・・」と言うが、一緒に来てほしいのではなく、単に、スパの予約とボートをお願いしてほしいだけだ。
前菜にヤムケーキ
やがて多くの人々はナイトに行ってしまった。
ごはんまで、もうちょっとだけど、ケーキを切ってもらうことにした。
セレベス切りされて、超薄切り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/17/d69f76592d6e3886df7e2969015c50a4.jpg)
ケーキは予想をうわまわるおいしさ。
その場にいた人々にも大好評。
ディナーがはじまると、小柄なアジア女子が、私たちのテーブルにやってきた。
ルームシェアをしている日本人女性がいたからだろう。
彼女は、シンガポリアンだという。
美人ではないのに、すこぶる感じがよいので、かわいらしい。
見習わないと、いけないね。
仕事をやめて、潜り歩いてるんだそうだ。いいご身分。
一方、話さないでオーラの女子は、スタッフのところで食べていた。
スタッフが好きなのね。
SWV
さて、今回、不幸にも、ロストバゲージにあわれたリピーターの方たちがいて、当面必要なウェアや水着をマブールへ買いに行くという。
行き先は、SWV(シパダン・ウォーター・ヴィレッジ)の土産物屋。
私と友達も便乗して、財布も持たず、Just looking。
SWVに降りると、やっぱり、水上コテージや島っていいもんだ。
土産物屋はリゾート値段の割には、お安く感じるのは、マレーシアなのと円高だから?
2周したら、飽きてしまった。
新人ダイブマスター候補生あらわる
SWVには、ニューなスタッフのチャイニーズの若い男子も1名ついてきた。
リーといい、ぷっくりしている。
日本語で話してくるので、てっきりKKのダイビングサービスか、リゾートで働いていたのかと思い、「どこで働いていたの?」とたずねたら、「?」というリアクション。
「日本語上手だけど、どこで覚えたの?」と聞いたら、「ニホンゴハガッコウノトモダチカラ」と言う。
どんなともだち?とかつっこむところだが、打ち解けてもないので、やめておく。
スタッフもゲストも年齢層高めなのに、こんな若い子がもつのだろうか?
母船に戻ると、ゲストの多くは部屋へ帰っていった。
パンダン饅を、テーブルに放置していたが、それを見つけたリーが、「わお!ぱんだん!」と激しく反応。
ずっしりとした饅頭が入る余地のない私たちは、無駄になっちゃうね、というところに救世主来たる!
「リーちゃん、食べて!」と言ったら、しばらく戸惑っていたが、そのうち、「んー、おいしー、おいしー」と言いながら、たいらげてくれた。
ぷっくりさんなわけだ。
そして、このパンダンまん効果で、なんとなく打ち解けてくれはじめた。
私たちは、明日の朝、シパダンへサインにゆく。
無事、ジェリーボートにもアサインされていた。
ジェリーボートはオールジャパン、クリスチーナボートは外人全員と日本人2名。
まだ初日だし、23時には寝ようと部屋に戻る。
夜中に降り始めた雨。
朝には晴れると思っていたのに、いつまでたっても雨音はやまない。
フライトは午後2時すぎだけれど、さすがに8時には起き上がった。
カーテンを開けると・・・
ふじゃんら~!
大粒の雨が窓をたたいている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/8f/8cb89ff44737e59c4616655b29572a53.jpg)
雨でも、rainningでもなく、ここでしっくりくるのは、マレー語で雨の意の「hujan」。
雨のアトキンソン時計台。
雨のシグナルヒル。
雨のサンデーマーケット。
当たり前だが、見るものすべてが、雨、雨、雨。
キナバル山の雄姿がおがめない朝のKKなんて・・・
窓から真下をのぞくと。白鷺オブジェのロータリー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/1a/66043217b2021e7ea40a85dd4462eeba.jpg)
そういえば、この通りでは夕べ、市のものと思しきトラックが、植物に水やりをしていた。
トラックの荷台にホースを持ったおっちゃんが立っていて、まるでおうちの庭に水まきをするかのようなイメージで、街路樹の植え込みごとに水をやっていた。
こんなに雨降るんだから、水まかなくたっていいのに。
GWに、ホテルのごはんがおいしくないことを学習したので、ミースープか粥を求めて、雨でも外出。
レセプションに、傘を貸してとたのんだら、あいにくすべて出払っているとのこと。
さもありなん。
やわな折りたたみ傘を友だちとシェアして、ホテルを出る。
ホテル前のロータリーを横切れば、アーケードになっている。
アーケードーに入ると、すぐにチャイニーズなクダイコピが2件あるが、どちらも満席。
店頭にはナシレマ@1.5リンギットが並んでいたので、部屋ナシレマにすることにして撤収。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/46/7243dc53899540d6086b162dfa4a44dd.jpg)
イカンビリス(干した小魚)、ピーナツ、ココナッツミルクごはん、ゆで卵、サンバルソース。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/53/01590c0e2fb34519a06a15f2efb27505.jpg)
40円もしないのに、栄養がぎゅっと濃縮していて、ミネラル豊富な、コスパの高い食べ物。
ナシレマをたいらげたら、せっかくのミールクーポンを無にしないために、1階のカフェで、デザートとコーヒーをいただく。
雨降る通りを、うらめしく眺めながら、コーヒー、フルーツ、ミルク、ヨーグルト、ドーナツをいただく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/d2/8f3c14493e2ab0e25b5ee847302d95c7.jpg)
雨上がりのじゃらんじゃらん
部屋に戻ってしばらくすると、外が明るくなって来た。
日が高くなる時間だから?
いや、KKツバメも飛んでいる。
これはきっと、晴れるに違いない。
両替や買い物をしたかったので、ベルに荷物を預け、早めの11時にチェックアウトして、サンデーマーケット経由でウィスマ・ムルデカへむかう。
雨で商品にビニールシートをかけたままにしているところも多く、いつもより陳列は縮小モードだが、それでもけっこうな人の流れである。
マーケットのおしまいの方で、「北海道カップケーキ」という文字が目に飛び込んで来た。
横には、プレーンなカップケーキがプラスチックケースに入っているだけだ。
誰かが、台湾では、食品でもTシャツでもグッズでも、「北海道」と書いてあるだけで売れる、と言っていたのを思い出した。
「札幌」ではなく、「北海道」でなければ、ダメなんだそうだ。
ここもそんなノリなのか?
そういえば、GWに、たしかこのケーキ売りのところで、ドリアンケーキが欲しかったが、冷蔵庫が使える環境ではなく、断念したんだった。
あらためてケーキの消費期限をたずねると、常温ならきょう中、きょう食べきれないなら、冷蔵庫に入れて2日とのこと。
ドリアンは売り切れなので、ヤムを買う。
C/Eでカットしてもらお~っと。
マーケットを出て、ウィスマ・ムルデカで無事両替も完了。
1万円で385リンギットも来た!
ヤムケーキがあるのに、ムルデカでヤムアイスもいただく。
ヤム系スイーツに、目がないのだ。
朝食が遅かったので、おなかはすいてこない。
でも、せっかくおいしいKKだし、船の単調な食生活に入る前に、できることなら何か食べておきたい。
それに、C/E生活にあると便利なグッズで、買い忘れていたものもあるので、腹ごなしをかねて、センターポイントへ移動開始。
スリア・サバが近いのに、存在すら忘れていた・・・。
郵便局前は、大雨で水没。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/75/62e2fedd678817a3a2efadf15ea1973f.jpg)
そして、便利グッズはダイソーで。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/55/fdb8a3ee8c95645ca6de656101008968.jpg)
日本は100均、マレーシアでは5均である。
日本で税込105円のところ、5リンギット約130円だから、高い買い物だ。
さて、便利グッズとは・・・
GWのC/Eでルームシェアした方が、洗面器を持参していて、濡れものを入れたり、お風呂道具をまとめていて、とても便利そうに見えた。
ただ、洗面器は大きいしかさばる。
そこでひらめいたのが、手桶。
最近は、あまり見なくなったが、ちょっと前までは、マレーシアのトイレといえば、必ずあった手桶。
あれがちょうど洗面にぴったりはまって、ちょっとものをすすいだりするときに、超便利なのだ。
あとは、CEの床のカーペットは、ところどころエアコンの水漏れで濡れていたり、素足だと気持ち悪い。
きっと雑菌の温床に違いない。
なので、室内用に便所サンダル的なものを持ってゆきたい。
手桶は、マレースタイル手桶とはちがい、和風であるが、これから「あらものやさん」をさがすのもたいへんなので、ここは妥協し、ダイソーで2点10リンギットの買い物をして、センターポイントをあとにする。
センターポイントを出る頃には、おなかはすいてこないものの、食べようと思えば食べられる状態。
ただ、出発時間もせまってきたし、去年、ナシゴレンをテイクアウトしたら、冷めてもとてもおいしかったことを思い出し、またナシゴレンをテイクアウトすることにした。
ホテルへ戻りがてら、チャイニーズの店を何件かのぞくが、鶏飯激戦区を通ってしまい、ナシゴレンはやっていない店が多い。
そんな中、ショーケースの魅惑のあめいろダックの下に、焼豚いっぱいのお店をみつけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/f6/20ada005383b951dfc7319e8ee82fe34.jpg)
お店の名まえは、強記さん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/8e/3d845a0bf79744d1c2aa6f5620bcee7a.jpg)
「焼豚食べたーい!!!」と話していると、すぐに店の女の子が出て来た。
「ナシゴレンある?」と聞いたら、「あだ~(ある)」とのこと。
「ナシゴレン2つ、テイクアウトでお願い!」
女の子が「なしごれん!どぅあ!(ナシゴレンふたつ)」と店主らしきチャイニーズに伝えたら、店主が、「ナシゴレンね」と出て来た。
うなずきながら、「ポークお願いね!」とナシゴレンにポークを入れて、のつもりで言ったら、出来上がってきたのは、白い御飯に焼豚どっさりの、焼豚ごはんだった。
まあいいや。
そのナシポークができるのを待っている間に、横にあった中華まんのケースの前で、店の女の子に質問攻めしている、ローカルチャイニーズのじいさんがいた。
ローカルだし、チャイニーズだし、中華まんの説明聞かなくったってわかるだろうに、からみたいようだ。
そして、じいさんが指差した、薄緑のまんじゅうがどうにも気になる。
ついつい、こちらも、「これなに?」とたずねると、「パンダン」だという。
色もきれいだし、おいしそう。
あんまん苦手なのに、1.2リンギットでしっかりGET。
ヤムケーキといい、パンダンまんといい、日持ちの悪いスイーツを、見境なく持ち歩く愚挙。
ホテルで荷物をピックアップたら、KKIA(コタキナバル国際空港)へ。
MH2137 コタキナバル1415 タワウ1500
KKIAに着き、荷物をあずけたら、ベンチでさっそく豚飯。
うーん、ローカル味。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/0e/5399907650487d15012d2e05af572c78.jpg)
チリは小さなビニール復路に、つめつめされている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/7f/9936e5f4e731526fe9c98e785eb29d79.jpg)
日本の焼豚とはちょっと違う、独特の風味がよい。
でも、ランチには、ちょっとあっさり。
ナシゴレンだったら、もっとおいしかっただろうなー。
食べ終わったら、ゲートへ移動し、ほどなく搭乗。
依然どんよりしていて、とうとうキナバル山は見えなかった。
タワウ~センポルナ
今回のC/Eゲストは、ほぼ日本人で占有されているにちがいない。
きっと午後着くのはわれわれだけ、とタカをくくっていたら、フランス語を話す男性ふたりと、アジア系女子がひとりいた。
アジア系女子は、SASのキャスターで、見た目は日本人にも見えるが、何も口をきかない。
タイあたりの人かな?
これまで何度か、タイの裕福なお一人様女子に会った事があるが、みな穏やかでおとなしい人だった。
華僑ガールズは、「Hi!」と声をかけてくるが、微笑みの国には、控えめな方が多い。
いずれにしても、5人送迎は想定外。
横になってセンポルナまで眠る予定が、ガタガタと音をたててくずれた。
センポルナでは、C/Eにビールがないことを想定して、ミリメワでビールを2ダース@156リンギットで仕入れ。
シーフェストホテル前から送迎ボートに乗ると、GWに使えなくて困り者だったスキッパーが、ボートマン。
大丈夫かな?
センポルナ~C/E乗船
ポートでは、フランス人ふたりは、すべてが珍しく、うれしそう。
ひとりはおじさま、もうひとりは三十代半ばのキューピー頭。
おじさまは、シーンシーンをとっておきたいらしく、首から下げたオリンパスで、写真をとりまくっている。
島、すれちがうボート、ポリスの船、さらには、キューピーやわれわれまでパチリ。
でも、林家ぺーは彷彿させない、ダンディさはある。
そしてふたりは、とても同じ国の人とは思えないほど、顔の骨格がちがう。
おじさまはフランス人ぽいが、キューピーはドイツ人ぽい。
フランス人は鼻が高いが、キューピーの鼻の高さは、尋常ではない。
それもそのはず。
おじさまはフランスの東、キューピーは西から来たそうだ。
キューピーはストラスブール出身だそうで、長くフランスだ、ドイツだとやっていた国境エリアの人だから、ドイツ顔なのもうなずける。
おじさまは英語が苦手。
やがて、ボルネオメインランド界隈の、島嶼海域から外海に出ると、ポートはバカみたいなスピードを出す。
その暴走の中も、遠くに島影がみえてきたら、おじさまはふんばって撮影。
暴走ボートは、シーベンチャーと母船がみえても、なんか違うんじゃないの?と思える不思議なアプローチ。
そして、やっと方向を変えたと思ったら、こんどは妙にスピードダウン。
これは操舵に自信がないとみた。
母船に近づくと、ジェリーの坊主頭が見えた。
よかった。まだ辞めていなかったんだ。
GWには、7月で多分やめると言っていたのに。
これでまた今回も、水中で、ふつうのDMでは見つけられないものを見られるのだ。
ジェリーとは、FaceBookの友達でもないし、メールのやりとりもしたことない疎遠さ。
風の噂で、お盆にはジェリーがいたと聞いたので、いちかばちかで持ってきた、おみやのカップ麺を、船に乗り移るや否や渡したら、「ポーク?」ときらーん。
ついでに、「パンダン饅どーぞ」とすすめるが、拒否られる。
ラウンジに入り、さっそくゲストカードに記入。
そこでアジア系女子が出したのは、日本国旅券。
ちょっとびっくり。
日本人同士とわかれば、ふつう軽く会釈をかわすぐらいするもんだ。
でも、彼女からは、話したくないオーラが激しく放たれている。
みんな、せっかくのホリデーで来ているんだし、かかわりたくないと思っている人には、かかわらないで過ごすのがいちばん幸せなことだろうと、こちらからも何も働きかけないことに決定。
船のブリーフィング担当は、めずらしくジェリー。
リピーターはさっさと部屋に降りるようにと言われる。
もらったキーは4。
階段からおりてすぐなので、やや広め。
でも、におう。
荷物の整理や着替えをすませたら、ラウンジにあがり、顔見知りのリピーターさん4名に再会。
他には、大柄な白人の若い夫婦と、小柄なアジア女性、細い日本人女性がいた。
C/E人事速報!?
はるかに年上の私たちをいつもバカにしつつ、よくもしてくれる、ゲストリレーションズのエリエルに、「金曜に、マブールのカンダマンスパに行きたいんだけど、予約して~!」とお願いしたら、エリエルは、配置換えでエンジン担当になり、もうゲストリレーションじゃないから、ロナルドにたのんで、とのこと。
ロナルドはGWにはDMしていたし、その前はボートマン、さらに前はコックで、今度はゲストリレーションズ?
ポジティブな表現をすれば、ずいぶんマルチプレーヤーだ。
もうひとりのゲストリレーションズ兼ハウスキーピングで、ガットゥーゾ似と言われたライアンも辞め、今のゲストリレーションは、ロナルドと新たに小柄で黒い、年配のおじさん。
ジェリーが、私たちにわかりやすいように、「シャベラナイ」と呼ぶ聾唖のエンジン担当もやめたんだそうだ。
ついでに、コックも、めがねのアダムがやめ、無表情なマズウィンが残ったんだそうだ。
そして、同じく、絶対辞めると宣言していたキャプテンのダスリもまだいて、「なんで?」
そしてエリエルは、「金曜にマブールに一緒にいけるかどうか、まだわからないけど・・・」と言うが、一緒に来てほしいのではなく、単に、スパの予約とボートをお願いしてほしいだけだ。
前菜にヤムケーキ
やがて多くの人々はナイトに行ってしまった。
ごはんまで、もうちょっとだけど、ケーキを切ってもらうことにした。
セレベス切りされて、超薄切り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/17/d69f76592d6e3886df7e2969015c50a4.jpg)
ケーキは予想をうわまわるおいしさ。
その場にいた人々にも大好評。
ディナーがはじまると、小柄なアジア女子が、私たちのテーブルにやってきた。
ルームシェアをしている日本人女性がいたからだろう。
彼女は、シンガポリアンだという。
美人ではないのに、すこぶる感じがよいので、かわいらしい。
見習わないと、いけないね。
仕事をやめて、潜り歩いてるんだそうだ。いいご身分。
一方、話さないでオーラの女子は、スタッフのところで食べていた。
スタッフが好きなのね。
SWV
さて、今回、不幸にも、ロストバゲージにあわれたリピーターの方たちがいて、当面必要なウェアや水着をマブールへ買いに行くという。
行き先は、SWV(シパダン・ウォーター・ヴィレッジ)の土産物屋。
私と友達も便乗して、財布も持たず、Just looking。
SWVに降りると、やっぱり、水上コテージや島っていいもんだ。
土産物屋はリゾート値段の割には、お安く感じるのは、マレーシアなのと円高だから?
2周したら、飽きてしまった。
新人ダイブマスター候補生あらわる
SWVには、ニューなスタッフのチャイニーズの若い男子も1名ついてきた。
リーといい、ぷっくりしている。
日本語で話してくるので、てっきりKKのダイビングサービスか、リゾートで働いていたのかと思い、「どこで働いていたの?」とたずねたら、「?」というリアクション。
「日本語上手だけど、どこで覚えたの?」と聞いたら、「ニホンゴハガッコウノトモダチカラ」と言う。
どんなともだち?とかつっこむところだが、打ち解けてもないので、やめておく。
スタッフもゲストも年齢層高めなのに、こんな若い子がもつのだろうか?
母船に戻ると、ゲストの多くは部屋へ帰っていった。
パンダン饅を、テーブルに放置していたが、それを見つけたリーが、「わお!ぱんだん!」と激しく反応。
ずっしりとした饅頭が入る余地のない私たちは、無駄になっちゃうね、というところに救世主来たる!
「リーちゃん、食べて!」と言ったら、しばらく戸惑っていたが、そのうち、「んー、おいしー、おいしー」と言いながら、たいらげてくれた。
ぷっくりさんなわけだ。
そして、このパンダンまん効果で、なんとなく打ち解けてくれはじめた。
私たちは、明日の朝、シパダンへサインにゆく。
無事、ジェリーボートにもアサインされていた。
ジェリーボートはオールジャパン、クリスチーナボートは外人全員と日本人2名。
まだ初日だし、23時には寝ようと部屋に戻る。