好きな花というのは、見る人を楽しませ心を和ませてくれる。
これも生活の上での大切ないろどりだろうと思う。
残念ながら、郵便局でサービスにもらった菜の花の種は、結局芽吹きを
見ることはできなかった。ちょっとガックリだが、まあ…仕方がない。
しかし、我が家には毎年夏に楽しみにしている花があるのだ。
それは「墨田の花火」と命名されてる額アジサイである。
玄関周りに配置している鉢植えの中のひとつなのだが、その名の通り
花火がパッと開いたような形に赤紫の花を咲かせてくれるのだ。
当然そのためには、きっちり冬を過ごさなければならないに違いない。
そのことを考えて、昨年の秋あたりに肥料の油かすをやったりしていた。
ところが、どっこいしょ、雑草という妙なる命がこの墨田の花火の鉢の中に
芽吹いていたのである。
わたしは同じ命と尊重し、母の反対を押し切り同居を放置していたのだが、
雑草は、鉢に撒いた油かすの栄養をまるで独り占めするかのように
みるみる繁茂し、主の「墨田の花火」の生育をおびやかすかに思えてきた。
さすがのわたしも「ウ~ン」と考えてしまった。なにせ、本家の「墨田の花火」
の葉っぱは全て、枯れ色になってしょぼくれ、楽しみにしている開花がピンチに
思えてきたのだ。やっぱり同居人は本家をおびやかしてはいけないのだ。
再び母の雑草刈りの要請もあり、やむをえん、泣いて馬ショクを斬るではないが、
泣いて雑草を刈る決断をした。まず、墨田の花火の枯れ色葉っぱを
全部切り落すと、ビッシリ生えてる雑草を両手でムンズと掴み、思いっきり
引っ張った。…が、葉っぱは何枚かちぎれたものの、根っこはビクともしない。
ゲ~これが雑草の強さかと驚いたが、感心している場合ではない。
何度かチャレンジして、やっと引き抜くことができたのだが、根の先っぽは
鉢中に張り巡らされていて残ってしまうのだ。実はまあ…このたくましさは
予想していて、どうせ又出てくるに違いないと思っていたのだ。
ただ、「墨田の花火」が咲く間はおとなしくしていてもらいたいのである。
あれから約二週間が経つのだが、雑草が無くなりすっきりした「墨田の花火」の
枝には、青々とした若葉がたくさん出始めてきている。どうやら今年も無事に
開花を見れそうである。よかったよかった。
同じように油かすをやっていた「君子蘭」2鉢も雑草を取り払ってスッキリ
していたが、銃弾のような塊りのつぼみが出始めている。こちらは一足先に
朱色の見事な花を咲かせてくれそうだ。すでに桜は満開、春は確実に深まって
開花の楽しみを次々と用意してくれているのだ。
しかし…又すぐやつらも出てくるよなあ…。
これも生活の上での大切ないろどりだろうと思う。
残念ながら、郵便局でサービスにもらった菜の花の種は、結局芽吹きを
見ることはできなかった。ちょっとガックリだが、まあ…仕方がない。
しかし、我が家には毎年夏に楽しみにしている花があるのだ。
それは「墨田の花火」と命名されてる額アジサイである。
玄関周りに配置している鉢植えの中のひとつなのだが、その名の通り
花火がパッと開いたような形に赤紫の花を咲かせてくれるのだ。
当然そのためには、きっちり冬を過ごさなければならないに違いない。
そのことを考えて、昨年の秋あたりに肥料の油かすをやったりしていた。
ところが、どっこいしょ、雑草という妙なる命がこの墨田の花火の鉢の中に
芽吹いていたのである。
わたしは同じ命と尊重し、母の反対を押し切り同居を放置していたのだが、
雑草は、鉢に撒いた油かすの栄養をまるで独り占めするかのように
みるみる繁茂し、主の「墨田の花火」の生育をおびやかすかに思えてきた。
さすがのわたしも「ウ~ン」と考えてしまった。なにせ、本家の「墨田の花火」
の葉っぱは全て、枯れ色になってしょぼくれ、楽しみにしている開花がピンチに
思えてきたのだ。やっぱり同居人は本家をおびやかしてはいけないのだ。
再び母の雑草刈りの要請もあり、やむをえん、泣いて馬ショクを斬るではないが、
泣いて雑草を刈る決断をした。まず、墨田の花火の枯れ色葉っぱを
全部切り落すと、ビッシリ生えてる雑草を両手でムンズと掴み、思いっきり
引っ張った。…が、葉っぱは何枚かちぎれたものの、根っこはビクともしない。
ゲ~これが雑草の強さかと驚いたが、感心している場合ではない。
何度かチャレンジして、やっと引き抜くことができたのだが、根の先っぽは
鉢中に張り巡らされていて残ってしまうのだ。実はまあ…このたくましさは
予想していて、どうせ又出てくるに違いないと思っていたのだ。
ただ、「墨田の花火」が咲く間はおとなしくしていてもらいたいのである。
あれから約二週間が経つのだが、雑草が無くなりすっきりした「墨田の花火」の
枝には、青々とした若葉がたくさん出始めてきている。どうやら今年も無事に
開花を見れそうである。よかったよかった。
同じように油かすをやっていた「君子蘭」2鉢も雑草を取り払ってスッキリ
していたが、銃弾のような塊りのつぼみが出始めている。こちらは一足先に
朱色の見事な花を咲かせてくれそうだ。すでに桜は満開、春は確実に深まって
開花の楽しみを次々と用意してくれているのだ。
しかし…又すぐやつらも出てくるよなあ…。