今年ほど花見をした年はないだろう。しかもあの佐奈川である。
4度目の花見は、すでに葉桜ぎみになっていたが、まだ7割方
花が残っていて花見には十分であるし、何といってもこの時期
ならではの、落花、花吹雪の風情つきだ。花見としては一番
雰囲気が良かったかもしれない。
「奈邪」へ戻ると、ややわたしより先輩とおぼしき男性が、ドア付近に立って
わたしを迎えてくれるではないか。マスターが「よかった待ってたんですよ」
と、その男性を紹介してくれた。Kさんという「奈邪」常連の方で、
我が拙い絵をとても気に入ってくれているというのである。
わたしはKさんと同席して色々と語り合った。そも…釣りが好きなようで
どうやらチヌ(クロダイ)釣りの名手のようである。わたしも釣りと魚が
大好きで、約10年にわたり釣りの専門誌に実践釣行記を書いたことがあるのだ。
当然ながら作品は魚が多く、今回チヌを描いた作品も展示してあったのだ。
しかし、Kさんはただ釣り好きにとどまらず、現在仕事は息子さんにまかせ、
悠々自適の暮らしをしているという。しかもその暮らしぶりがすごい。
農地などを購入して大きな池を造り、そこで魚や水生昆虫などを飼って
失われつつある自然を復活させようとしているのだった。それも2ヶ所
あるというのだ。
近くには小川も流れ、別荘もあるという。何というスケールの大きさだ。
わたしなどが夢に描くことを実践しているのである。
正直うらやましいと思った。世の中にはこういう人が現実にいるんだなあと
感心すると同時に自分の小ささを感じてしまうのだった。
そして、なんとそこへの招待を受けたのである。もちろん今すぐにでも
飛んで見に行きたいところだったが、グッと我慢をして5月のG・Wに
寄せていただくことを約束したのだった。「何だったら泊まってもらっても
いいですよ」とまで言っていただいたのである。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_hat.gif)
しかし、この日ほど自分が絵を描いていることに感謝したことはない。
わたしは絵のお陰で、普段出会えることもできない人に出会えたり、日頃
味わえないことを味わったり、心よりの支援を受けたり、と様々な
恩恵を受けているのである。
つたない絵ながら、一応自然の中の命の営みを描くという自分の思いが、
伝わる人がいるというのが嬉しかったのだ。作品展示というのは
その出会いの場所なのである。だから展示はやめられないのだ。
同時に、もっといい作品を描かないと…という思いも強くなるのである。
別れぎわ、Kさんに土の付いた長い二本の自然薯(じねんじょ)を
いただいたのだった。「奈邪」のマスターにも店の前でスモークしたばかりの
チーズもいただき、こんなにいただいていいものかと、恐縮しつつ
心はウキウキと家路に着いたのだった。
Kさんマスターありがとうございました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
5月必ずお邪魔しますので、よろしく!
4度目の花見は、すでに葉桜ぎみになっていたが、まだ7割方
花が残っていて花見には十分であるし、何といってもこの時期
ならではの、落花、花吹雪の風情つきだ。花見としては一番
雰囲気が良かったかもしれない。
「奈邪」へ戻ると、ややわたしより先輩とおぼしき男性が、ドア付近に立って
わたしを迎えてくれるではないか。マスターが「よかった待ってたんですよ」
と、その男性を紹介してくれた。Kさんという「奈邪」常連の方で、
我が拙い絵をとても気に入ってくれているというのである。
わたしはKさんと同席して色々と語り合った。そも…釣りが好きなようで
どうやらチヌ(クロダイ)釣りの名手のようである。わたしも釣りと魚が
大好きで、約10年にわたり釣りの専門誌に実践釣行記を書いたことがあるのだ。
当然ながら作品は魚が多く、今回チヌを描いた作品も展示してあったのだ。
しかし、Kさんはただ釣り好きにとどまらず、現在仕事は息子さんにまかせ、
悠々自適の暮らしをしているという。しかもその暮らしぶりがすごい。
農地などを購入して大きな池を造り、そこで魚や水生昆虫などを飼って
失われつつある自然を復活させようとしているのだった。それも2ヶ所
あるというのだ。
近くには小川も流れ、別荘もあるという。何というスケールの大きさだ。
わたしなどが夢に描くことを実践しているのである。
正直うらやましいと思った。世の中にはこういう人が現実にいるんだなあと
感心すると同時に自分の小ささを感じてしまうのだった。
そして、なんとそこへの招待を受けたのである。もちろん今すぐにでも
飛んで見に行きたいところだったが、グッと我慢をして5月のG・Wに
寄せていただくことを約束したのだった。「何だったら泊まってもらっても
いいですよ」とまで言っていただいたのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_hat.gif)
しかし、この日ほど自分が絵を描いていることに感謝したことはない。
わたしは絵のお陰で、普段出会えることもできない人に出会えたり、日頃
味わえないことを味わったり、心よりの支援を受けたり、と様々な
恩恵を受けているのである。
つたない絵ながら、一応自然の中の命の営みを描くという自分の思いが、
伝わる人がいるというのが嬉しかったのだ。作品展示というのは
その出会いの場所なのである。だから展示はやめられないのだ。
同時に、もっといい作品を描かないと…という思いも強くなるのである。
別れぎわ、Kさんに土の付いた長い二本の自然薯(じねんじょ)を
いただいたのだった。「奈邪」のマスターにも店の前でスモークしたばかりの
チーズもいただき、こんなにいただいていいものかと、恐縮しつつ
心はウキウキと家路に着いたのだった。
Kさんマスターありがとうございました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
5月必ずお邪魔しますので、よろしく!