つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

ノメナケレーション

2009-04-21 03:11:43 | つらつら思うこと
会社の帰りに聴いていたラジオで、ノミニュケーションは必要かどうかの
テーマで放送していた。ちゃんと聴きたかったのだが、すぐ家に着いてしまい
聴けなかったのだ。ただ、これは経験から言って少なくとも参加したほうが
ん・倍も有益なのは間違いない。

というのもわたしが参加している飲み会は、違う部署の連中ばかりなので、
その部署の情報が得られるのである。その情報たるやスゴイ。
「アイツは最低だよ」と言われていたのは、けっこうあの男は
ナイスガイだなあと思っていた男だったので、かなりビックリ。
もちろんその反対だったこともあり、もうメッタ切りである。

飲んべえは、アルコールがいけるかどうかで単純に判断するところが
あって、「アイツ飲まネエからなあ」という一言で、すでにワンランク
落とされてしまうのだ。これは飲まない人たちからはブーイングが来そうだが
理由は確かで、飲めば胸襟を開かざるを得ないことになるのである。
つまり、飲むヤツということは、最低胸襟を開き合えるヤツに
他ならないのである。

以前は、今の飲み会メンバーとあまり話などしたことはなかったのだが、
ふとしたきっかけで話をしているとき、「このあいだ飲み過ぎちゃってさあ」
と言ったら、「エ…Kさん飲むの?」と聞き返されたのだ。
どうもわたしは真面目な堅物と思われていたらしいのだ。

「毎晩ちょっとねえ」というと、途端にわたしを見る目が変わり、「毎晩…」
とつぶやいて意外そうな顔をしたが、すぐにニンマリとした顔に変わった。
この瞬間にわたしは彼らの仲間として認知されたのである。

飲めばまず俎上にあがるのが職場の上司、続いて同僚、異性。すべて
丸裸にされてしまうのだ。飲み会があるときはあっちこっちで随分な
クシャミが出ているに違いない。

このようにアルコールは、色々なしがらみや心のガードを取っ払って
しまうので、常に無礼講で常にオフレコの会話なのだ。当然飲み会の
メンバーの人となりも曝されることになり、ごまかしのきかない付き合いに
なってしまい、プライバシーに踏み入ることも多々出てきてしまうのである。
これがノミニュケーションなのだ。

逆に飲まない仲間とは、コーヒーを中心にした喫茶店での会話になる。
広く、浅く、の付き合いを望むのならこちらのノマナケレーションに
なるのかも…。画友M氏などは飲まないので、いつも喫茶店での
ノマナケレーションである。しかし、彼は飲まなくても本音をズバズバ
言うタイプなので、ノンアルコールでOKというタイプである。

まあ…ノマナケレーションはこれで…テンションのまったく違う、
あまり狂いのない会話になるのだが、わたしなどは少々狂ったほうが
しあわせ感を覚えるほうなので、やっぱりノミニュケーションは
欠かせないなあ…。






コメント
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