つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

長崎へ②

2012-08-10 09:57:14 | ちょっとした出来事
きのうのいい余韻の中での二日目の目覚めは、まぶしすぎる
長崎の朝の陽ざしだった。

このホテルは、海のそばにあるのだが、一列奥まっている
ために海は見えない。窓を開ければ隣のビルの窓という
悲惨な景観ではあったが、それに代わるいいところも
多々あったのである。

朝食だけの宿泊の予約なので、朝食チケットを持って
一階のレストランへ行って朝食をとった。このレストランの
案内係ともいうべき女性がなかなか素敵だったのだ。

女性の年齢を察するのはちとはばかれるところであるが、
おそらく30代半ばというところでありましょうか。終始笑みを絶やさず、
テキパキではあるが、さりげなく、席案内、満員での状況説明等、
接客をさばくのである。

朝一番にこの笑顔に会うと、いいスタートの一日が迎えられようと
いうものである。それに、どこにでもあるバイキング方式ではあったが、
和洋どちらも、心のこもったいい味だったのだ。お蔭で朝から
ちょっと食べ過ぎてしまったではないか。(笑)

AM11時とちょっと太陽が昇りすぎてはいたが、すぐ近くに海の
見渡せる公園があると聞いて出かけてみた。

5分程歩いていくと、すぐに目の前に海が広がってくる。
長崎港である。この公園の縁はグルリと海に面しているので、
その縁ぎりぎりを波音を聞きつつ歩いてみた。
30分ほど歩いたところで、釣りをしているおじさんがいた。
大きめのクーラーボックスに腰かけて竿を2本出している。
「おじさん、なんか釣れました?」と聞くと、「な~んも釣れんね~」と嘆き節だ。
「向こうじゃコノシロが入れ食いじゃったばってんね~」「コノシロ入れ食い!」
わたしはこのことに驚いた。

「20か30入っとるやろうね」と言うと座っていたクーラーボックスを
開けてくれた。「ゲッ!」大きいコノシロがびっしり詰まっているではないか。

「あんまり入れ食いで面白うなかけんこっちに来たっさ」と長崎弁で
こともなげに言う。このぐらいのコノシロを持って行けば寿司屋はさぞや
喜ぶだろうに…などと俗なことを思い浮かべつつおじさんを後にしたのだった。

この日は、そのまま海辺にある「でじま朝いち」というところで、長崎の
魚の昼食をとり、夜は身内と義母、運転してくれた義妹と4人で
再びこの「でじま朝一」で呑んでまた魚を食べたのだった。

長崎の夕日はなかなか沈まず、朝日のようにまぶしい夕日だった。
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長崎へ

2012-08-09 16:25:48 | ちょっとした出来事
作品展示にン十年ぶりに中学の同級生にあったせいか
急に同級生に会いたくなってきた。

しかし、長崎は遠いのでそう簡単には行けず、今までは
断念していたのである。そんな折、同郷である身内の母から
長崎へ来ないかという電話が掛かってきたのである。

まさに渡りに船、わたしも便乗して長崎に行くことにしたのだ。
慌ただしく、同級生の一人に電話を掛け、ミニクラス会のセッティング
を頼んだ。驚いたのは、1時間するかしないうちに電話が掛かってきて
場所と時間を知らせてきてくれたのである。

飛行機がダメなわたしは、長崎行の高速バスで12時間かけて
行くことにした。まあ、PM7時30分出発なので、眠っていれば
朝には九州に突入する。

バスでの泊りを入れると、5泊7日ということになる。まあ、いいところかも
しれない…と思った。身内は母親の所に泊り、わたしは、ホテルに泊まることにした。
割といいホテルが格安で泊まれる算段もできたのである。

雨男なので心配したが、長崎はわたしを晴天で迎えてくれたのである。
それにしても、長崎の空は真っ青だった。こちらでは台風一過時ぐらいにしか
見られない澄んだ空が、ずっと見られたのだ。

それに、朝日のようなまぶしい夕日が、PM7時頃まで沈まないのにも
驚いた。

到着した8月4日の夕方6時から「割烹ひぐち」という店で落ち合った。
10分ほど早く着いたが、すでにセッティングを頼んだ同級生のRを含め、
5名が来ていた。再会を祝して始めていると、一人、また一人とやってきて、
当時担任だったM先生までやってきて、計10人になったのである。

これはミニというより立派なクラス会ではないかと思った。かつての熱血先生は
真っ白になった髪で終始おだやかな笑みを絶やさず、本当に嬉しそうだった。
教師になって初めて担当したのが我らがクラスなので、より思い出深いらしく
全ての生徒の名前と顔を覚えていた。

当時仲が良く、よく一緒に遊んだTも、やや不調という体をおして「Kくんだから
来たんだ」と言って来てくれ、旧交を温めあった。ちゃんと初恋の人も来てくれ、
正面に座っていたので、お酌や食べ物の取り分けなど、何くれなくお世話いただき
最高のクラス会になったのだった。

来てよかった…酩酊の胸の奥でしみじみそう思った。


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展示終了

2012-08-01 05:29:46 | 絵・まんが
先月7月31日をもって「茶房じゅん」の展示を終了致しました。

いつものことではあるけれど、何だかんだで刺激を受けている
ためか終了した後は、ちょっとけだるい疲れに襲われてしまう。

ハプニングのことを書いたけれど、その他のあれこれを入れると
けっこうな数になりそうである。

前2つ以外にも、詩人の林本さんが友人と一緒に来てくれ、
昼食をとりながら話が弾み、旧交を温めあったこと。

ん十年ぶりに同級生が来てくれ、やはり一緒に食事して
昔話に花が咲いたこと。

初めて、ママの知り合いの飲み屋さんで感写さんと飲んだこと。

遠く豊川からKさんが来てくれたが会えなかったこと。

いつも来てくれる元の会社の2人にやはり元の同僚が
メンバーに加わって、3人でやってきたこと。

感写さんの友人が、これまた遠く豊川から家族連れで
やってきてくれたこと。

ママにバジルやら野菜をもらって大いに新鮮な生の
野菜を味わえたこと。

最後に、元の会社の上司が元同僚と来てくれたこと。

などなど…いつもは起こらないことが色々とあったのだ。
今回は、身内が夏休みに入ったので、いつもは土、日だけ
顔を出していたのを、展示の間すべて顔を出すことができた。

そして、何といっても5点の翔君作品のお蔭で、好評を
得ることができたのだった。10枚ずつ用意したポストカードは
最終日を待たずに全て無くなってしまったのだ。

とにもかくにも、無事終了致しました。会えた人会えなかった人
すべての方に心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。
コメント (4)
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