府中美術館「虹の彼方」展![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/fa/757763737c5249419c0ff872777c75d6.jpg)
2013/07/03
ぽかぽか春庭@アート散歩>春庭の現代ゲージツ入門(11)虹のずっとずっと彼方in府中美術館
今年初め、2013年1月には府中美術館に出かけました。「ぐるっとパス」にチケットが入っていたので、仕事帰りに「タダが損しないように」出かけていったのですが、展示されていた「虹の彼方」展は、ぐるっとパスで100円割引きになるだけだと言われました。常設展だけならぐるっとパスで見ることができるんじゃないの?と訊ねたら、常設展も特別展も同じフロアなので、常設展だけ見ることはできないという。なんだかだまされた気もするが、ショウがないので一般700円から100円割り引いてもらって入りました。
10人の「現代ゲージツ」を見たのですが、まあ、おもしろいっちゃおもしろいし、ナニコレ?と思えば、全部「なにこれso what?」
現代美術ってのはそういうもん。
常設展示のひとつ。三木富男(1937-1978)「耳」
ナニコレ?と思うまでもなく、耳です。三木富男は、いろんな耳を彫刻で表現したけれど、全部左耳。ドーシテ右耳は彫りたくなかったんだろう。
三木富男「耳」
一番面白かったのは、入り口ホールの床に敷いてあった敷物で、平らな床にただ広げられているんだけれど、これをカメラで写すと、あら不思議、モニターに映るのは、立体に見えるのです。
Rocca SPIELEによる「府中でRocca」
平面の床が
モニターの中では立体に見える
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/1f/51dfe677a1ff31c494a694cb1204ed19.jpg)
館内撮影禁止ですが、自分が映ったモニターを自分で撮影するのはお構いなしとのことで、写しました。平らなところを行ったり来たりするだけで、モニターには、高い台をよじ登ったり、低い台へ飛び降りたりするみたいに見えるのです。おもしろいから、しばらくこれで、遊んでいました。
ここで遊ぶだけだったら、700円払わんでもよかったんだけど、「虹の彼方」展に入室する前、ここを通り過ぎたときは、この床が立体に見えるということに気づかなかった。「虹の彼方」展示の一画にモニターがあって、札幌だかどこかでこの床を展示して撮影したビデオを見て、実物が玄関ロビーにあることに気づいたのです。700円は、これに気づくための費用だったと思うことにします。あ、100円割り引いてもらったので600円でした。
やっぱ、私にとって現代芸術は、虹のずう~っとずうっとと彼方にあって、近づけば近づくほど遠くに見えるもんだなあと、思って帰りました。
<つづく>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/fa/757763737c5249419c0ff872777c75d6.jpg)
2013/07/03
ぽかぽか春庭@アート散歩>春庭の現代ゲージツ入門(11)虹のずっとずっと彼方in府中美術館
今年初め、2013年1月には府中美術館に出かけました。「ぐるっとパス」にチケットが入っていたので、仕事帰りに「タダが損しないように」出かけていったのですが、展示されていた「虹の彼方」展は、ぐるっとパスで100円割引きになるだけだと言われました。常設展だけならぐるっとパスで見ることができるんじゃないの?と訊ねたら、常設展も特別展も同じフロアなので、常設展だけ見ることはできないという。なんだかだまされた気もするが、ショウがないので一般700円から100円割り引いてもらって入りました。
10人の「現代ゲージツ」を見たのですが、まあ、おもしろいっちゃおもしろいし、ナニコレ?と思えば、全部「なにこれso what?」
現代美術ってのはそういうもん。
常設展示のひとつ。三木富男(1937-1978)「耳」
ナニコレ?と思うまでもなく、耳です。三木富男は、いろんな耳を彫刻で表現したけれど、全部左耳。ドーシテ右耳は彫りたくなかったんだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/46/27e55874ba404f3a3f84fa4afac5c735.jpg)
一番面白かったのは、入り口ホールの床に敷いてあった敷物で、平らな床にただ広げられているんだけれど、これをカメラで写すと、あら不思議、モニターに映るのは、立体に見えるのです。
Rocca SPIELEによる「府中でRocca」
平面の床が
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/7f/7c08bfad45d16b48d0e5051bc3f911a7.jpg)
モニターの中では立体に見える
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/1f/51dfe677a1ff31c494a694cb1204ed19.jpg)
館内撮影禁止ですが、自分が映ったモニターを自分で撮影するのはお構いなしとのことで、写しました。平らなところを行ったり来たりするだけで、モニターには、高い台をよじ登ったり、低い台へ飛び降りたりするみたいに見えるのです。おもしろいから、しばらくこれで、遊んでいました。
ここで遊ぶだけだったら、700円払わんでもよかったんだけど、「虹の彼方」展に入室する前、ここを通り過ぎたときは、この床が立体に見えるということに気づかなかった。「虹の彼方」展示の一画にモニターがあって、札幌だかどこかでこの床を展示して撮影したビデオを見て、実物が玄関ロビーにあることに気づいたのです。700円は、これに気づくための費用だったと思うことにします。あ、100円割り引いてもらったので600円でした。
やっぱ、私にとって現代芸術は、虹のずう~っとずうっとと彼方にあって、近づけば近づくほど遠くに見えるもんだなあと、思って帰りました。
<つづく>