
台風一過の都市農業公園
20141015
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>小さい秋みつける散歩(3)都市農業公園&荒川散歩
10月13日の夜から東京の風波強くなりましたが、14日未明に通り過ぎ、朝には青空となりました。14日の朝は通常通りでした。
10月6日月曜日。台風18号、本州上陸。金曜日から気をもんでいましたが、月曜朝6時半に、「本日、全学休講」のお知らせが届きました。今日仕事出来るかどうかによって会社の命運が変わる、という企業だと、電車が止まろうが自宅が床上に浸水しようが出社しなければならない、というところもあるでしょう。大変ですね。その点、大学は「交通が乱れる」という一報が入りさえすれば、休講になるので、無理して出かけなくてもいい、、、なんだか申し訳ないような、、、、、被害に遭われた方々、ほんとうにお気の毒なことでした。
午前中、東京も激しい雨と風。時折雷鳴。首をすくめて部屋の中にいました。月曜日が休講になったために、初級クラスの受け持ち分担が替わり、10月2日に、夜8時まで講師室に居残って授業準備をしたのが、すべて無駄になりました。まあ、実際の台風被害に比べれば、授業準備に費やした8時間が無駄になった、、、くらい、たいした被害ではないです。
10月6日午後1時半の時点で、空はまっさおに晴れ上がっていました。子どもの頃、台風が通り過ぎたあと、利根川の増水を見に行くことが好きでした。今なら、子どもがそんなことするなんて、危険だから絶対にいけない、と禁止されることだと思います。むろん、昔だって、誰にも言わずにひとりでこっそり見に言ったのです。見つかったら止められるのはわかっていたから。
増水した川は、日頃姉や妹と河原で「おべんとごっこ(おにぎり持ってのピクニックをこうよんでいた)」をしたりして遊ぶときの様子は一変して、ごうごうと激しい流れになっていく変貌ぶりが子供心に恐ろしくもあり、同時に特別な自然の威力を感じさせる魅力に満ちたものでした。
10月6日月曜日の午後、荒川を見にいくことにしました。
足立区都市農業公園。市民ボランティアなどが畑を作ったりして、都会の子ども達が農業にふれられるようになっている公園です。
都市農業公園に移築復元された農家

半分は刈り取られている稲田。半分はまだ稲刈り前でしたが、稲は強い風に耐えて、倒れずに実りを保っていました。


まだ蚊がいるので、念のために温室の入り口にあった蚊よけスプレーを全身に。ついでに、今まで入ったことがなかった温室の中の花を見ました。温室の花ですから、あんまり、秋っぽくはないですが。


荒川の側にあるコスモス花壇は、すっかり倒されて、コスモスもしおれていました。レストランは臨時休業をしていました。
昔、幼い子ども達をつれてこの農業公園に遊びに来たときは、いつもおにぎりなどを持ってきて、レストランに入ったことがなかったので、今まで気づきませんでした。レストランの2階展望席から富士山が見えるのです。台風が東京の汚れを洗い流したとみえ、西の空にうっすらと富士山が見えました。

荒川土手を自転車で走りました。すすきはまだ穂先が開いていないところが多かったです。一時期すたれたように思えた外来植物の代表ブタクサ(セイタカアワダチソウ)がまた勢力を盛り返してきたようで、黄色い花が河原に広がっていました。
野球場もサッカー場も、まだ水がひいていません。でも、増水はそれほどでもない。よく考えたら、子どもの頃の田舎の上流では、台風が過ぎ去ればすぐに増水していたけれど、このあたりでは、台風が過ぎ去ったからといって、すぐに増水するわけではないみたい。たぶん、増水するのは、翌日くらいなのかも。

下流に向かって左側の土手を走り、西新井橋で折り返しました。久しぶりの荒川土手サイクリング、楽しかった。

ジョギング、ウォーキング、ローラースケート、犬の散歩、しだいに川辺に出てくる人たちもふえてきました。
でも、よいこのみなさんは、台風のあと川に近づいてはいけませんよ。
荒川にかかる橋の下

<つづく>