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ぽかぽか春庭「2003年のスーパー接客マニュアル」

2016-01-24 00:00:01 | エッセイ、コラム
20160124
ぽかぽか春庭知恵の輪日記>2003年三色七味日記1月(4)2003年のスーパー接客マニュアル

 2003年三色七味日記1月の再録です。
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2003/01/16 木 晴れ 
日常茶飯事典>スーパー接客マニュアル

 Cマートによって、兎の干し草などを買う。
 買い物をするたびにCマート店員の質の悪さに腹が立ち、気分良く買い物ができない。Cマートも、平日の客足は極端に少ない。

 今時の客はどこで何が安いかよく知っているし、100円200円の安さの差なら、サービスのよい方、店員の感じのよい方を選ぶ。
 Cマートの店員はいつみても「よその店では雇ってくれないだろうなあ」と、感じさせる「気のきかなさ感」たっぷりの人たちばかりだ。人件費を抑えているとしか思えない人揃えの悪さ。

 品揃え以上に、人揃えが販売業には必要だと思う。買い物が、飢えを満たすためや必要最低限の日常品を買うためなら、とりあえず近い店安い店に行くけれど、一通りのものは家庭に備わっている今、流通販売業がどのような方向に向かっているのか、Cマート経営陣は考えていないのだろうか。

 100円ショップが大流行したのは、単に安いからはやったのではなく、「え!100円でこんなものまで買えるの?」という「発見おどろき感」を、客に与えることができたからではなかったか。

 うさぎの干し草ひとつ買うにも、最初に買ったイタリアングラスと同じメーカーのものが欲しいからCマートに来るのだが、チモシー種のほうは商店街のホームセンターで買う。Cマートにもチモシーがあるのだろうが、よそにあるなら、Cマートでは買わない。

 レジの前に立ったが、店員は電話中。上司からの電話であろうと、客からの問い合わせ電話であろうと、店員は電話口を手で押さえて、レジ前の客に対して「申し訳御座いません、少々お待ちください」と言うべきだろう。どうしても電話で続けなければならない話であるのなら、他の店員に「すみません、○番レジおねがいします」などの声をかけるべきだろう。それが、Cマート店員は、客に背を向け、下にかがみ込んで話し始めた。聞かれたくない電話だったのかもしれないが、かがみ込むのは「目の前にたった客への拒否反応」を示す姿勢になる。これくらいの想像力もないような、ぼうっとした表情の店員だったから、まあ、どうなることかと思ってそのまま待っていた。
 5分も話し続け、やっと他の店員がレジに来てから電話を切った。客の前ではかがみ込んで話すが、他の店員のいるところでは話せないというのは、私用電話だったのかもしれない。

 マニュアル通りの接客も時に気分悪いことがあるが、マニュアルもこなせない、あるいは接客マニュアル教育もできないところよりマシ。

 娘はスーパーで100円玉ひとつのおつりをもらい「おかえし100円です。お確かめください」とマニュアル通りに言われた。「100円玉を裏表見て、偽100円じゃないか確かめろとでも言うのか」と、おもしろがっていた。そういうときは100円玉を歯で噛んで見せて「はい、確かめました。本物の100円です」と答えてあげるのが客のマニュアル?

本日のうらみ:接客マニュアルも教育できない販売業

2003/01/17 金 晴れ
日常茶飯事典>Lサイズ着物

 娘と人形町へ。たんす屋バーゲンで娘の着物が見つかるかと出かけたのだが、太めの娘にあうサイズがなかった。どの着物も前身頃が足りない。娘がっかり。
 娘は成人式にともだちといっしょに着物を着てみたいのだが、貸衣装でも相当な値段になるのを気にしていて「リサイクルの着物でも自分に似合って気に入ったものなら気にしないで着る」と言っていた。しかし、気に入るもいらないも、まず自分が太すぎるのがわかってがっかり。

 中2のとき、入院して50キロを切ったのが一番細いときで、それ以来体重増える一方。それでも、やせすぎよりいいと思って、おやつの二度食いも夕食の「好きなものだけ大食い」も何も言わずに来た。
 さて、じぶんのサイズがないとわかって、来年までにやせる気になるのやら。来週の土曜日にスモモさんの紹介で来年の晴れ着予約展示会にいくことになっているが。「スモモさんはLサイズもあるって言ってたけど、Lサイズでも横幅が足りなかったらどうしよう」と今から心配している。

 サイズのない着物はがっかりだったけど、下町散歩ということにして、水天宮へ。てんぷら屋でお昼を食べて水天宮で初詣。菓子屋で水天宮最中を息子へのおみやげに買って帰る。

本日のひがみ:和服のLサイズは数が少ない


2003/01/18 土 晴れ 
日常茶飯事典>ファミレスランチ

 娘息子とファミレスでランチ。
 昔息子と私が並び、娘と夫が並んで4人で食事をした頃のなごりで、3人になっても私と息子が並び、娘が向かい側にすわることが多かった。

 最近、この前の焼き肉ときも、私が一人で座り、向かい側に娘と息子が並ぶほうが多くなった。二人が冗談を言い合いながら、おいしそうに食べている姿を向かい側から見ていると、しみじみ「子を持つ母の幸せ」を感じてしまって、ふうむ老化か。
 「子供がおいしそうに楽しそうにものを食べるのを、うれしそうに見ている母親」という図柄にぴったりはまってしまう自分を素直に「うん、いいね。やっと母親らしい安定した気分になれたね」と喜んであげたいのだが、やはり、ちょいと斜に構えて「ふふん、ファミレス割引クーポン券でデザート食べてんのよ。悪い?」いや、別段どこも悪くない。

 娘は情報基礎論の最終課題は、ホームページ作成。1時から大学のパソコンで仕上げると登校。我が家のパソコンは、MDがうまく接続しないので作れないというのだ。

本日のつらみ:クーポン券ないと、頼まないデザート


2003/01/19 日 晴れ
日常茶飯事典>演劇関東大会リハーサル

 息子は演劇部の手伝いスタッフとして区民会館へ。
 高校演劇部が関東大会に出場することになり、部員が少なくて人手が足りない。これまでは出演者がスタッフ兼任で大道具出し入れなども自分たちでやっていたのだが、関東大会ともなると準備10分片づけ5分でこなすことが必須で、違反すると減点対象になり、入賞が望めない。それで演劇顧問の先生から、担任学年の中2に臨時スタッフ募集がかかり、息子もいくことになった。

 「関東大会にでられるなんて、すごいんだよ。息子が6年間在学中に、これ一度だけかもしれないから、参加しなさいよ」と言うと、すすめるまでもなく行く気になっていた。

 今日はリハーサルのリハーサル。21日が本番会場でリハーサル。26日が本番。

本日の負け惜しみ:がんばれ野田秀樹の後輩たち、夢の遊民めざすか

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20160124
 3日たっても水道が復旧しないので、さすがにあれ?と思いました。私はおとなしく「ヤンゴンのインフラ事情、断水が日常茶飯事ってわかってます。がまんがまん」と思っていたのですが、こういうことに我慢などせず自己主張しっかとやりとげる欧米系住人がだまっているのはおかしい。ギャーギャーわめきたてるはずだ、と気づきました。

 洗濯場をのぞいてみると、ちゃんと洗濯機が動いているではないか。あららと、洗濯場の水道をひねってみると、水が出ている!!なんと断水は私のへやだけなのでした。なんてこった。
 管理人のTuntunに連絡をとり、私の部屋だけ水がこない、ということを訴えました。カタコト英語が話せる故に管理人の職を得ているTuntunが、夜間守衛に連絡したらしく、宿舎に帰って守衛に「イェ(水)ペーバー(ください)」と、言って見ると、「OK」と言って、管理小屋に行く。部屋に戻ると、守衛が「水を出してみろ」とジェスチャーするので、水道をひねると、水が出ました。

 どうやら、なにかの工事で宿舎各室の水道栓を閉めて、工事終了後に給水栓を開けたときに、私の部屋の給水栓は忘れられたらしい。こんなとき、日本なら全室の給水栓が確実に開いているか点検を欠かさないのですが、そこはミャンマー方式。点検など、しません。どこか一室くらい忘れたって、その部屋の住人が水が出ないと訴えてきたとき対処すれば、全室点検なんぞという無駄なことをやらずにすむ。

 まぬけな私は、断水が自分の部屋だけだ、ということに気づくまで3日もかかり、その間シャワーもせず、トイレにも不自由してがまんがまんの日々をすごしていたのでした。断水停電は日常的ということに慣れてきたがゆえの、マヌケさでした。
 ヤンゴンのインフラ不自由さも、道路渋滞のひどさも、慣れてしまえばそれなりに暮らせるようになる、、、、、、ともあれ、水が復活し、ほっと一息。

<つづく>
コメント (4)
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