▲草紅葉の向こうに建つ弥陀ヶ原ホテル
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
昨日の映画で一番泣いたのは、河道閉塞(天然ダム)で水没した山古志・木籠地区の家は水が引いた今も震災遺産として泥に埋まったまま残っているのだが、その家に元の持ち主が時々戻っているということ。泥に埋まった家は地震の時のまま、時が止まっている。
前向きに復興して行こうと思う気持ちはもちろんあるが、時々はそこに戻ること、捨てきれないところに、気持ちが揺さぶられた。
今日、矯正コンタクトの定期健診(予定より2カ月も遅れてしまったが)に行った後、日本新聞博物館に寄った。
「ふるさと復興展~新潟県中越地震から5年~」(~11/29)
http://newspark.jp/newspark/floor/info.html
新潟日報の記事を元に5年を振り返るというものである。
記事を追っていくと、あのときのもどかしい気持ちがよみがえってくる。でも、やっぱり復興に力を貸してくれる人の温かさが、一番身に染みる。
人とはありがたいものである。
ほかの来館者にとって、あの地震は「がけ崩れに埋まっていた男の子が助かった」ってぐらいの認識だろう(実際、その辺りだけを話題にしている人がほとんどだった)けれど、私にとってはふるさと丸ごとがクラッシュしてしまったこと。それはあそこに住んでいる人にとってはさらに、地震の恐怖とともに「傷」となって残っている。
でも、傷があるからこそ、再生できるわけで、人にやさしくなれるわけである。このことは一生忘れるわけにはいかない。
新聞博物館に行く前に山下公園に立ち寄る。
ワールドフェスタ・ヨコハマ2009が行われていた。昼ごはん替わりに、ベトナムのフォーを食べ、韓国のデジカルビを食べ、ベルギーの白ビールを飲んだ。トッポギやパエリヤやカレーも食べたかったけれど、「食欲の秋」をフルスロットルにしたって入るわけがない(笑)。ドーナツも食べたかったなぁ~。
ドイツの白ソーセージも「鋼」好きとしては食べておきたかったぞ(笑)。
山下公園は秋バラの季節ではあったが、今年は夏の天候不良のせいかイマイチな咲きだった。まぁ、元々秋バラは小ぶりなのだけれど…。