▲最近、こういう川って少なくなったなぁ…@正月の小千谷
ここは信濃川河川敷の開拓地でおそらく私有地なのだろう。そしてこの手前で岩盤から直接水が出ているようで、そしてこの先すぐ信濃川に合流する。地図を見ていると多分あそこの湧水が水源なんだろうなぁと想像できる。本当に短い川である。
そうじゃなくて、発電所の余剰水がこっちに流れてくるらしいです。DCさんありがとうございました。
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7日正月、松の内最終日である。
とりあえずいつもの朝おかゆにフリーズドライの「七草」を入れてみた。
って、田舎では七草がゆ食べたことなかったのよねぇ…。
樹美家は7日まで絶賛雑煮継続中だったからね。下手すると餅がなくなるので、途中でついて追加したりしていた。
どれだけ餅好き一家やねん!
▲雪のお布団をかぶった田んぼ。天気が良ければこの向こうに越後三山がそびえる。
で、何で七草がゆが無いか考えてみたらすぐ答えが出た。
七草は全部雪の下じゃん!
最近こそ小雪気味だが、私が子どもの頃の記憶は正月は既に雪景色。3ヶ日中に屋根に上がって雪下ろしなんてことも当たり前にあった(雪に正月は関係ない)。積雪は1メートルを超え、雪を掘ってもそこに七草が生えているとは限らない
まぁ、大根は秋からずっと「べと(土)」に植えっぱなし、もしくは雪中室(むろ・冷蔵庫代わり)に入れっぱなしだから「スズシロ」ぐらいは手に入ったかもしれない。だけど、セリは4月に川から摘むし、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラは雪が解けなければ出てこない(4月)。スズナ(カブ)って、関東では冬のイメージもあるが、新潟では夏の作物だと思われる。雪室からカブってイメージが全然無いもの。大根だけでは「一草がゆ」だ。
だから、当然の事象として「七草」かゆはスルーされていたわけだ。
小豆がゆってのもあるが、アレは小正月の食べ物と思われ…。でもウチではしなかったような…。あ、でもどっかに連れて行かれたときに出されたような気もしなくはない。
▲信濃川河川敷も雪野原@正月の小千谷
ググって見ると、やはり七日正月には餅を食べるのが新潟では一般的のようだね。
そして11日の鏡開きでも餅を食べ、15日の小正月には「賽の神」で餅を食べる(最近は15日ではなく「成人の日」休日に絡めて「賽の神」が行われるようだ。あ、当然小千谷では「成人式」は雪の中では行われず、5月GWに行われる)。
結局、1月は餅月間なのだよ