▲シモバシラの霜柱@神代植物公園グリーンギャラリー
シソ科のシモバシラという植物は、冬枯葉になっても野に直立している。寒い日の朝、茎の中の水分が氷となって膨張し、裂け目から氷が外に染み出してくる。やがて裂けた茎は倒れてしまうが、根元には残るので毎朝のように氷の花を咲かせる。
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平日と同じ時間に起きて、梅干しまぶしおにぎりを握り、砂糖入り紅茶を作っていつもと同じ時間に出発。
ただし、電車は逆方向である。
一駅で降りてバスに乗り換えて目的地「神代植物公園入口」に到着。
もちろん、本日は「お金を使わない」のが目的だから入園はしない。
隣接しているグリーンギャラリーに足を向ける。こちらは無料で出入りできる。ずんずんと奥に進んで、行くとあった。シモバシラの白い氷の花。
有料の植物公園の中でも3か所ほどこれが見られるのだが、実は数はこのグリーンギャラリーの方が多い。しかも開園が30分早いのだ。何せ相手は「氷」であるからして、真冬とは言え日の光などの温度上昇が最大の敵。朝一に現地に行って撮るに限る。
私が撮っていたら、おじさんがやってきた。やはり知っている人は知っている。
植物公園の方は、氷の花の厚みは少ないものの、高さがある。グリーンギャラリーの方は、地面すれすれにしかできないけれど、しっかりと氷のカールが見られるのが特徴。同じシモバシラでもちょっと違うものらしい。
さて、冬枯れの並木でも撮ろうかとそちらに足を向ければ、現在通路の改修工事中でクローズ。冬は改修シーズンである。
で、神代植物公園に背を向け、住宅街をずんずん進む。庭先では早咲きの梅が結構咲いているんだね。
天文台の通りに出て、少し南に下がると野川にぶつかる。その遊歩道をさかのぼる。
いやぁ。結構大きなコイがいるんだねぇ。1メートルぐらいのが丸々と太っておいしそうだ(笑)。
カモたちがのんびりとしているところに白い鳥がヒラリ着水。コサギだ。目の前を赤い腹の鳥が飛んでいく。ジョウビタキかな。
川端に三脚を立てて、とっても大きな白レンズ(超高級)をつけている人がいたが、カワセミでも狙っていたのだろうか…。
そうこう言っているうちに野川公園に到着(もちろんここも無料)。
ロウバイとセツブンソウが咲いているだろうとポイントへ足を向ける。ロウバイは盛りのちょっと前という感じでセツブンソウは咲き始めだった。あ、早咲きのウグイスカズラも2輪咲いていた。
そしてここも改修工事の真っ最中~。ドリル音がドドドドドッとうるさい。これは野鳥観察はあきらめて、おにぎりと紅茶で早めの昼食。
その後、武蔵境まで歩いて電車に乗って帰宅しました。
歩数18,864歩、歩行距離13.39キロ