▲梅咲く角川庭園
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「角川庭園」というのが駅向こうにある。その名が示すように、角川書店の関係あるところである。
角川源義という人の家を区が整備して公園化したものだが、この角川源義というのが角川書店の創業者である。そして俳人であった、らしい。
駅向こうには、音楽評論家・太田黒元雄の屋敷&庭園を整備した「太田黒公園」もあるのだが、角川庭園はそこから5分ちょっと行ったところにある。
「西の鎌倉、東の荻窪」と言われたように、荻窪は文人の邸宅・別宅が置かれた地であった。別荘地だったらしい。今では想像もつかない。
しかしながら、駅向こうには住宅地が広がっており、そこには大きな屋敷が結構ある。かつて住んでいた東中野とちょっと雰囲気が似ている(東中野は関東大震災で焼け出された人に100坪単位で分譲された地である)。
以前散歩していた時に「角川庭園」という小さな看板を見て気になっていたのだが、調べてみると2009年に公開された比較的新しい施設であった。そして、無料の施設であった(笑)。
で、昨日行ってみたのだが、こじんまりとした仕立てのいい庭だった。梅、椿、桜、アセビ、サルスベリなど季節の花木が植えられ、水琴窟があった。柄杓で水をすくってそこに落とし込んでみると、涼しげな音が響く。
邸内も見学できる。お茶室などは有料で貸し出してくれるのだとか。もっとも私には縁がないな…。詩歌室というのがあり、詩作をするグループに貸し出すというのが、俳人の家らしい。
家の造りが古くてね、窓は木枠だし、カギはねじ式。雨戸は当然木製で、その桟が何重にもなっているのが美しかった。
▲雨戸の桟に見とれる
帰りしな、1本道を外れてみた。
新しいケーキショップを発見。
オレンジマロンパウンドケーキを買ってきたが、ウマイ! うっかりすると1本食べてしまえそうである。
実はウチの辺りってスイーツのお店が多い気がしてきた。それもチェーン店とかではなく、どこかで修行してきたパティシエが店を出しました系。今度、ちゃんと調査してみようかな…。あ、でも熱心にすると間違いなく体重増量だな。
▲冬の裂果@角川庭園。なんの種だろうなぁ…。
冬野でもこういうのを見るのは楽しいと思うのは、私だけ?