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ふくろい遠州の花火

2011-08-10 21:46:00 | 花火

▲創作スターマイン「炎の華」@ふくろい遠州の花火 2011/8/6

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 週末の無理がたたって、完全にオーバーヒート。特に仕事がプスプスし始めている。でも3日頑張って、ようやく今日あたりからまともに寝られるかも~。
 ということで、アップが遅くなった分、いつもより余計に打ち上げております~(笑)
 

 週末は、袋井→市川三郷と花火連戦をした。ともに初めて見る花火大会である。


 友達の運転するレンタカーに揺られて、まずは遠州へ。
 あまりにも何にもない周辺にポカーン。目の前の線路には東海道新幹線がビュンビュン走っている。そうですか、喫茶店すらありませんか~。車の中で時間をつぶす…。やがて、陽が傾いて改めて会場へ。
 その頃になると駅からの人並みが一つの潮流となっている。


▲メロディスターマイン@ふくろい遠州の花火 2011/8/6
 この緑、きれいだ。


▲メロディスターマイン@ふくろい遠州の花火 2011/8/6
 パステルカラーがファンシーだ~。


▲メロディスターマイン@ふくろい遠州の花火 2011/8/6
 そして、この煙火店さんのオリジナル玉「光の宝石」が舞う


 会場に着くと、場所を取っておいたよとの声。ありがたくそこに三脚を立てさせてもらう。ふと周りを見れば、知っている顔もチラホラ(東京組)。
 そうだよな、確か静岡イチらしいし…。

 今年は、団体ツアーを受け入れたそうで、目の前を旗に連れられた人々が行き交う。見慣れたマークも目の前通過中~。
 気温は順調に上昇中で、思わず氷イチゴを購入。個人的には、その横の東北のお酒1合の方がよかったかも。しかし、花火の前はストイック、ストイック。飲んでいる場合ではない。
 今年はどこの花火大会も、震災復興を旗印に上げている。
 それにしても暑い。デビューしたての袋井のゆるキャラ?「どまんニャか」が頑張って愛想を振りまく。しかし、コイツが花火開始直前には抜け殻となって、無残にも頭がその辺りに転がっていたのは大きなお友達だけの秘密。そりゃ、生死分けそうだもの…。

 そんなこんなで花火打ち上げ開始である。

 それとほぼ同時に遠雷がピカピカ。南アルプスの方に雷雲がかかっていて、その辺りの対雲雷らしい。雷は花火の「雷」だけで十分である。このピカピカは終始続いていた。カメラには意外と映り込まないものらしい。



▲全国花火名人選抜競技 紅屋青木煙火店 8号「土星がいっぱい」@ふくろい遠州の花火 2011/8/6
 以前はもっと暗い印象だったが、ずいぶん明るく賑やかになったように思う



▲全国花火名人選抜競技 磯谷煙火店 8号「ウィンターイルミネーション」@ふくろい遠州の花火 2011/8/6
 昨年冬からこの玉を見ていたが、そういうネーミングになったのね。そして競技会に出す玉ったら、ちゃんと八重芯にバージョンアップしてあるのが抜かりないなぁ。



▲全国花火名人選抜競技 田畑煙火 8号「昇曲付虹花芯冠菊変化」@ふくろい遠州の花火 2011/8/6
 親星が暗くて、花火全体のバランスとしてはちょっと…であるが、ちゃんと芯が虹色の7色になっているのは凄い。



▲全国花火名人選抜競技 太陽堂田村煙火店 8号「昇り雄花 三重芯冠菊先霞草」@ふくろい遠州の花火 2011/8/6
 三重芯の色がきれい。親星の明るさもいい感じなんだけれど、ちょっとへちゃむくれ~。



▲全国花火名人選抜競技 太陽堂田村煙火店 8号「昇曲付 花に群蝶」@ふくろい遠州の花火 2011/8/6
 この煙火店のおなじみの玉。これもずいぶんブラッシュアップされているんだよね。暗いかな~と思ったらとってもカラフル。



▲全国花火名人選抜競技 ホソヤエンタープライズ 8号「昇小花付三重芯未来惑星」@ふくろい遠州の花火 2011/8/6
 この色のセンスは細谷さん(画面上はちょっと強調された感じに映っているかも)。



▲全国花火名人選抜競技 ホソヤエンタープライズ 8号「昇曲付矍鑠(かくしゃく)伝統の花」@ふくろい遠州の花火 2011/8/6
 一体、どんな星詰めしたらこんな花火になるのやら…。細谷さんったらあんな顔をして(笑)、凄いのを作り出すものだ。



▲全国花火名人選抜競技 イケブン 8号「八重芯冠状ストロボ牡丹」@ふくろい遠州の花火 2011/8/6
 なんたって、芯のイケブンブルーでしょ~。



▲全国花火名人選抜競技 小松煙火工業 8号「昇曲付二層時差式発光球」@ふくろい遠州の花火 2011/8/6
 私の大好きな小松さんの時間差花火。写真にはどうしてもこういう風にしか写らないけれど、だんだん安定してきちんと撮れるようになっているんですよ!って、無駄なアピールをしてみる。芯も親星も右下から左上に向けて、時間差で発光していくのだが、先に発光する方が燃焼時間が長いってことなんだよね。


 あは、私ったら天邪鬼だから、優勝作品をあえてアップしない(笑)。だって、いつかどこかで見た玉だったんだもの(大曲とか土浦とか長岡とか…)。見れば見るほど同じで、おもしろくないじゃないか~。




 そうこう言っているうちにクライマックス「空中ナイアガラ」である。
 

▲空中ナイアガラ大富士瀑布@ふくろい遠州の花火 2011/8/6
 完全にタイミングを間違えて、芯の爆発を入れ損ねた間抜け花火


▲空中ナイアガラ大富士瀑布@ふくろい遠州の花火 2011/8/6


 大河信濃川の岸辺に育った身には、水のないナイアガラは何度見ても違和感である。日中にこのナイアガラの辺りに大量放水をしていたのは、延焼を防ぐためなんだろう(思い出されるおいでんのハプニング)。
 写真に写りこんでいる大型クレーンで、富士山型に吊ったランスに点火される形。もうちょっと早く背後の大玉が上がってもいいんだけれどな…。



 そしてフィナーレ。 


▲日本一ジャンボワイドスターマイン「スマイル」@ふくろい遠州の花火 2011/8/6


▲日本一ジャンボワイドスターマイン「スマイル」@ふくろい遠州の花火 2011/8/6


 今更追求する必要性を感じないが、なんで日本一を冠しているのだろう?
 

 終了後、退場している途中で、雨がポツンポツン。駐車場に向かっているうちに本降りになった。花火終了後で本当によかったと思う。
 


 進行でちょっと気になったこと。
 競技花火が上がるたびに、観客に「光で支持を表せ」っていうのは要るのか? 花火会場に対して直角の本部席の方を向いてライトを振るのって、結構面倒と思うのは私だけ?
 ふつう、こういうライトって、花火終了後に花火さんに向けて(感謝の気持ちとして)降るものだが、ここではそういった誘導はないみたいで、なおさら違和感が残った。


 まぁ、初めての観覧だから、慣れていないだけなのかもしれないけれどさ…。


 何はともあれ、遠州・三河らしい華々しい花火をたっぷり特等席で見ることができて感謝感謝です。