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いまだに生々しい爪痕

2011-09-16 01:01:00 | 新潟ネタ

▲愛好会奉納10周年記念@片貝の花火
 さすが花火好きの集まりだから、どう打ち上げたら無駄なくきれいに見えるかを分かってらっしゃる。

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 先日の台風12号で被害が大きかったJR紀勢線は復旧に半年以上かかるそうな。あの辺りは本当に代替路線がないから(そして高速道路網もないから)、絶対復旧は至上命令なんだろうな。

 7月末の新潟・福島豪雨では新潟県の被害も大きかったことは前にも書いた(と思う)。、
 今回の片貝帰省の戻りはローカル線に乗って湯沢まで移動した。途中の上越国際スキー場前駅~大沢駅間が上越線では最大の被害だと思われる。まだその爪痕が生々しく残っているのを車窓から見た。



 上越国際スキー場のゲレンデマップはこちらであるが(http://jkokusai.jp/img/map/j2.jpg)、この左下にある「リーゼンコースの」下部が2/3ほどがっさり持っていかれていた。
 そして、大沢駅までの二つほどのピークは大幅に山崩れが起き、JRの線路を乗り越えた畑&田んぼの方まで土砂流出が発生していたようだ。
 
 台風12号の被害で、深層地すべりと思われる画像が多数報道されていたが、この上越国際の辺りも同じような状況にあったと思われた。
 で、気になったのは、この崩れた山に植わっていたのがほとんど杉だったってことなんだよね。杉の保水力は広葉樹に比べると落ちるからなぁ…。
 大沢駅も駅後方の斜面から大量の泥水が流入したようで、線路のバラスト(線路の石のことね)が泥に覆われたままだった。
 昔のバラストはそれこそ砂利&砕石だったのだが、最近は、その上から樹脂を散布しているようで1個1個はがれることはないようだ(線路脇、いや、ズバリ線路で遊んでいた「悪い子」です)。だから、この泥も高圧水流でないと除けられないのかなぁって、水害から1月以上たった状況下で思った。

 とりあえず、現状は土砂は除けられて、山側には1トン土嚢が大量に積まれている状態。ただ、まだ山やあの斜面は崩れたままで、大量の杉の木が崩れた状態で放置されている。
 まぁ、冬までには撤去&整地されるのだろうけれど、結構生々しくって車窓とはいえ、ドッキリする。

 上越国際スキー場といえば、大別当(だいべっとう)の壁が名物だが(ひょっとして過去形?)、この壁のところも豪雨の影響で若干えぐれているように見えた。今年の冬は、例年以上にスリリングなコースになっているのかもしれない。まぁ、多分直すんだろうけれどね。



 ひと月前の水害被害でもこのありさまなんだから、つい先日の台風被害なんて、まだまだ手がつけようもないのかもしれない…。
 でも現地の人は不便だろうね。


▲還暦スターマイン@片貝花火
 フィナーレは愛好会とちょっと似たような構成になっていた。