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除雪車ラッセル車ロータリー車

2012-01-19 12:01:00 | 新潟ネタ
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 ネットを見ていたら見つけた動画である。

 雪国に生まれ育ち、かつ上越線のすぐそばに住まっていた私にとって、この「除雪車」は冬の日常であった。

 まだ上越新幹線が開業していない頃は、この上越線がこそ雪国の生命線。ちょっとやそっとの大雪(それこそ一晩に50センチ降ろうとも1メートル降ろうとも)上越線は止まら無いのが日常であった。朝から電車の音がしないというのは、それだけで「ヤベッ、大雪だぞ」という無言のアナウンス。布団を出て窓を開ければ、一晩で私の身長ぐらい積もっているわけである(ちなみにそういう日は学校も休みでうれしいが、もれなく屋根の雪下ろしや家周りの雪掘りをせねばならないというオプションがもれなくついてくる)。

 冬の上越線は実に力強い雪国の「誇り」であった。

 そんな上越線も最近はよく止まる。新幹線は走っていても上越線が止まっていては帰省もままならない。かつては、新幹線は止まっていても上越線は走っていたのに、時代は変わってしまったわけである。
 「こんなチビットな雪(一晩で50センチぐらい)で止まるなんて軟弱になったものだな…」と嘆息気味に思っていた。その理由がどうもこの「特雪」という除雪車の運用にあるらしいことを知る。そしてJR民営化に伴う「合理化」。
 信越線も上越線に並ぶ豪雪地帯を走る。

 でもさ、上越線って日本海側と太平洋側を結ぶ貴重な路線だぜ。あの地震で東日本の太平洋側の鉄路がぐしゃぐしゃになった時も、裏でしっかりいい「仕事」をしていた。貨物にとっても大事な路線である(まぁ、これ以上は「その筋」でないのでよく知らないが…)

 今では一晩中ラッセル車を走らせて鉄路を確保するよりも、明るい時間帯に電車を止めて、その間に普通の機材で除雪をするという方法が取られているらしい。
東京にいてもJRの運行情報を知ることはでき、上越線のそんな「情報」を目にすることが増えている。
 確かに人々の行動は車にシフトしており、上越線が止まってもそんなに困らない。
 でも、なんだかな~って感じ。

 そんな気持ちは懐古趣味なのだろうか…。