▲復興祈願花火「フェニックス」 8/2
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花火観覧ばかり捗って、一向に記録が追い付いていない。夏休みの宿題は9月に入ってからもやっていたタイプです、ハイ。
ということで、私の花火観覧の中心点においてある長岡花火、今年も2日とも観覧。一時は有料観覧席の抽選が全滅で、どーしょいの~って頭を抱えていたが、人とは温かいもので、何とか融通してもらえた。その説にお世話になりました方々、本当にありがとうございます。おかげで無事観覧できました。ペコリ。
▲8/2 白菊
ということで、8月2日。東京よりは多少暑さは弱まるが、駅から会場までの西向きの道が太陽に向かって歩くのでめちゃ暑い。
この日は緑席。しかも下の方。まぁ、フェニックスを撮るには都合がよい。三尺もナイアガラとからめられるのであれば、昨年とは違った撮り方ができそうだし…。
最上段後方に少しスペースがあって魅力的ではあったが、どうせ排除されるだろうからと、諦めて席に着く。
この席、最大の難点は、トイレが目の前にずらーっとあること。写真的には光のラインとなっているが、撮っている本人はあれがトイレだからってのがよっく分かっているので、かなり萎える。
大曲もそうなんだよなぁ…。
もうちょっと目に優しいトイレってないかねぇ…。
▲8/2 「故郷はひとつ」野村版
例年のメッセージ花火がなくなっていた。まぁ、昔はなかったしね、そのプログラム。そして白菊の前になんか特別プログラムが…。しかし、あの内容なら上げなくてもいいんじゃない? 素直に白菊を上げようよ。白菊は白菊で、ひとつひとつ意味を持たせるし…。なんかそこまでやられると馬鹿にされている気持になるのは、私がこの花火の意味をよく知っているからだろう。
花火会場にいる人全員がその意味を知っているわけではないので、懇切丁寧に、単なる娯楽だけの花火でないことを知ってもらうことは必要だ
今年はいくつかのプログラムが変わり、またいつものプログラムも大幅リニューアル。そのひとつが「故郷はひとつ」というプログラム。2日が野村、3日がマルゴー版となっている。
そのプログラムは、2日は早々に上がる。野村さんはさすがだ。こういうところには四重芯突っ込んでくるのね。
▲8/2 正三尺3連発-1 昇天銀竜銀冠菊
そして今年の目玉は三尺3連発! 5月ごろにこの第一報が入ってきたときはマジかよって思っていたんだけど、本当に3連発上げてしまった。
問題はナイアガラとの絡みだったんだけれど、例年よりは早めに上がったので(比較のための5号・7号・10号がなくなった)、3発とも自然にナイアガラ入りで見ることができた。ただ、扇は最初の玉しか入らないのと、ナイアガラの煙で足が見えなくなることがちょっと残念かも…。
スポンサー的にたぶん今年限りのプログラムと思われるので、来年以降は元に戻ると思うけれど、少なくても2日で4発増産(しかも新玉挑戦)という難しいミッションをこなした新潟の煙火店さんには敬意を表したい。
何しろ、ちゃんときっちり上がったもん。
▲8/2 正三尺3連発-2 昇小花付黄金大柳千輪
▲8/2 正三尺3連発-3 昇曲導付黄金すだれ小割浮模様
ただ、新玉のいくつかは今後も見られるといいなって思った。個人的な希望としては、ナイアガラとの絡みは錦系で(黄金千輪もよかった)、単発は新玉系だと嬉しい。
さて、このプログラムは、多大なる煙を残していった。
そのまま2つほどケムケムの彼方でプログラムをこなし、「この空の花」に突入!
ちょ、ちょっと待ってぇ!! この煙の中、マルゴーさん上げちゃうのぉ!!!!! という叫びはむなしく、打ち上げ開始でございます!
▲8/2 「この空の花」マルゴー 煙の中で…
▲8/2 「この空の花」マルゴー 煙の中で…
▲8/2 「この空の花」マルゴー 煙の中でも変化グルグル
orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz
すべて白いカーテンの向こうの出来事でした。輝度の高い花火はわずかに視認できるものの、カメラでは太刀打ちできず…。あぁ、もったいない、もったいない。
左岸の方では少しはましだったようで、後日、動画で補完するも、くやしさ再燃なのさ。
よりによって、そこでケムケム攻撃とは…。
▲8/2 ミラクルスターマイン(リニューアル版)
ミラクルもリニューアルで、銀1色。トラが立体的な動きをする。確かに目先は変わったが、銀1色でトラも銀って、どうなのかなぁ…。これ、来年もうちょっとリニューアルしてほしい。
▲8/2 正三尺玉
そして終盤の三尺。どうもそのまま三尺を上げることにはならなかったようで、前説として尺入りのスタマが上がることになった。うーん、これはどうかなぁ…。サイレンの後、少しの間でズドンと三尺が上がってほしいなぁ…。まぁ、三尺は来年以降まだ変わるからいい方向に変わってほしいものである。玉変更を含めてね。
この日は、珍しく反省会参加。ケムケムがどうしても納得いかなかったんだよね。ただし、上越線の終電で帰らないとならないで1時間もいなかったけれど…。
あとあの場で梨ナスを勧めてすみません。思いっきりアミノ酸の味がしていて、私が認める新潟のナス漬けではなかった…orz
悔しかったので、新潟のなすを買って東京で改めて漬けました。
3日は、遅く起きて、さらに昼寝をしてから出陣。
一応平日なので、人出が遅い。この日は赤席。前日より少し高い位置だがメイン通路の側のため、提灯があったり、係員の赤い案内棒が入ったり…。
この日は小千谷の知人家族と一緒で、巻きずしの弁当を作ってきてもらった。酢飯好きの私としてはウエルカムである。筋子と思った細巻がいくらだった時の驚きったら!!
御馳走様でした。おいしかったです。
▲8/3 「天地人花火」野村花火 安定の四重芯(ただしカメラで捕えられず)
この日こそ煙の影響が少ないようにと思っていたのけど、野村さんの天地人ではうっすら煙が…。今日はここが犠牲となるのかぁと泣きそうになるも、何とか持ちこたえる。野村さんの今絶好調の玉を惜しげもなくつぎ込み、うれしい限り!
天地人花火終わっちゃうのかなぁ…(噂レベル)。大河オープニングバージョンは音楽のセンスもいいから、なかなか魅力的なんだけれど…。
そして、前日のリベンジ。
▲8/3 「故郷はひとつ」(マルゴー版) いきなりの圧倒
3日は「故郷はひとつ」をマルゴーさんが上げる。前日の「この花」が不完全燃焼、煙の緞帳の向こうだったので、今日こそと気合を入れて見る。
すると、この日は絶好調!
カラフルでスピード感あふれる変化で、キラキラしていて、そしてパステル! 撮影しながら魂抜けそうになりましたわ~。
▲8/3 「故郷はひとつ」(マルゴー版) パステル千輪まみれ
前日のリベンジを果たして、マルゴーさんも溜飲されたことでしょう。
この日も三尺は3連発きっちり上がり(彩色千輪綺麗でした)、フェニックスはフルバージョンで、なかなかの充実具合。平日だからって気を抜かないでねっていう長岡からのメッセージだ。
プログラムの後半には、昨年度肝を抜かれたピカイチのスタマもあって、なかなかの充実ぶりであった。
▲ベスビアス超大型スターマイン(ピカイチ提供)
今年もおなか一杯に長岡の花火を堪能できた。噂レベルでずいぶん前から楽しんできたので、本当に長丁場の「旅」を終えたような感慨が広がる。
変化を止めることはできない。今のところ県外の煙火店さんが起爆剤となっているが、県内の煙火店さんももっともっと頑張って素晴らしい花火を見せてほしい。十分頑張っているのはわかっての期待である。