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久々の秋の章は雨模様

2019-10-20 22:31:00 | 花火

▲雨がしとしと降る中、打ち上げが始まる。あれ!? こちら側にも筒場あるんだ

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 今年は久々に「大曲の花火 秋の章」に行く手はずを整えていた。

 開催日は10月12日。そう、日本列島を台風19号(ハギビス)が大横断していった週末である。
 開催地となる大曲は、12日は影響なさそうだったが翌13日はおそらく影響を受ける。都内を12日のあさイチに出れば、何とか大曲には行けるだろうが、おそらく翌日の帰りの新幹線は午前中はストップするだろう… そんな予想を立てていた。直前まで大仙市は開催の方向だったみたいだったが、前日11日の昼前に1週間後への延期が発表された。英断である。

 この判断の正しさを翌日以降に身に染みるわけだが、とりあえずは1週間後に向けて交通及びホテルの再手配をせねばならない。
 ところが1週間後は大曲はもちろん、秋田市も全く宿が取れない状態であった。当初泊まるホテルの人に理由を聞くとPTA総会開催のためどこの宿ももともと満室だったらしい。
 仕方なく、夏でもないのに盛岡に宿を押さえ、夜の盛岡行き新幹線の予約もした。

 週末は、あまりにテレビが脅すので部屋の窓ガラスをダンボールで補強してみたりし(昼間っから部屋が真っ暗になるから直前がおすすめと知る)、家に引きこもった。結果としては家の周りは特に問題はなく、また一応マンションなので家自体も問題は全くなかった。

 そうして1週間がたつ

 翌週も雨予報。これはひょっとして宿が空くのではないかと前夜に検索をしたら、大曲の川べりの宿に1室アキを見つける。そこに宿を取り直して、翌朝出発。新幹線で爆眠し、気が付けば秋田県境も過ぎていた。

 大曲の駅で某氏の奥方と御母堂にばったりし、花火通りに入った瞬間。「大曲へようこそ~」と某ラジオ局の方に声をかけられる。
 この日、花火通りは「稔りフェア」が開催されており、農産物などを載せた軽トラ市がズラズラズラーーーっと並んでいた。

 つい栗の渋皮煮と、エゴを買うw
 私が「エゴって新潟にしかないと思ったー」というと、農家のおばちゃんが「エー秋田以外にもあるのー」って、お互いエゴは地元にしかないという思い込みに笑う。原料となるエゴ草が取れる地域ならおそらくどこでもあるのだろう。ただそれが流通しないからお互いに知らないだけなんだろうなw なお、形状は新潟が真っ平らなのに対し、秋田はギザギザの方に入れて固めるため、若干見た目が異なる。あと、秋田の方が柔らかいのは、水の量の違いかな…。新潟では「エゴ練り」ということもあるので、結構しっかり水分を飛ばして練り上げるためもう少ししっかりしたものになる。

 そうこうしているうちに宿に到着し、とりあえず荷物を預けて雄物川河川敷に向かう。
 大曲は小雨が時々降っていた。入場口にはだれもおらず、土手に上がると会場設営が進んでいるのがよく見えた。まだ待機列ができていなかったので、いったん町に戻って昼食を取り、再び入場口へ。そのころには10人ぐらい並んでいた。
 そして小雨降る中、入場開始。カメラ席は余裕の場所取りであった。

 ホテルに戻って本格的な雨装備にして三度会場へ。
 雨が降っている。
 入場時には周りに誰もいなかったのに、この時は結構なカメラマンが連なっていた。

 雨が止まぬまま、打ち上げ開始となる。


▲決して激しい雨ではないのだが、細かい雨粒がふわふわとするので、レンズに雨粒が付く


▲雨が降っていると言ことは、当然湿度も高く、火薬燃焼に伴うけむけむも初っ端から増産気味


▲風は上流から下流に向かって吹き、花火の右半分が見えにくくなる


▲そして多分これがコニーの還暦花火の初っ端

 てっきりコニーは八代に行っているとばかり思っていたら、前のテントでちゃんとドリンク販売していたらしい。雨が降り続いて、何か買ってこようという気にならなかったから、売店は全然覗かなかったんだよね。コニーは自分の還暦花火見られないのかぁと思っていたから、後から知って「よかったなぁ」と思う。
 それにしても「よく生きよー」なんて歌詞で始まる中学校の校歌って、壮大だし,人間教育の場だよな。


▲これも還暦花火かな


▲ゆったりとした校歌なので、割と長い時間、それに合わせての打ち上げが行われた


▲多分ここまでが還暦花火かな

 雨は降り続き、花火は打ち続く。

 そして第2章「創造花火劇場」は、大曲の花火業者5社の競演となる。


▲北日本さんがトップバッター。






▲ここまで北日本さんね。

 この後、響屋さん、小松さん、和火屋さん、大久保さんと続くのだが、この辺りで心がいったん途切れる。


 決して強くはないけれど、雨が降り続き、その湿度でけむけむ大量発生で、さすがに心が折れる。雨除けのビニール袋の中ではレリーズは握っていたけれど、無の境地で立ち尽くす。

 ISFの前年の春のプレ大会の時は、暴力的なまでの雨と風で、あれは戦わなくては立っていられない状態だった。だがこのしとしとしとしとと降る雨はメンタルを徐々に徐々に削っていき、ただただボーゼンと立ち尽くすことになる。

 そんな状態でインターバル花火もしとしと降る雨の中で立ち尽くす。


 ようやく再起動したのが、内閣受章者9業者による花火共演の第3幕
 尺玉共演にようやく息を吹き返す。


▲北日本花火興行:芯入り割物「昇曲導き付三重芯変化菊」


▲北日本花火興行:自由玉「飛天散華」


▲紅屋青木煙火店:芯入り割物「昇曲付三重芯変化菊」


▲紅屋青木煙火店:自由玉「天空のオーロラ」


▲山内煙火店:芯入り割物「昇曲導付三重芯変化菊」


▲野村花火工業:自由玉「むすんで ひらいて」
 野村さんの花火は、雨煙の向こうでも強い

 とはいえ貴重な多重芯物はかなり雨のカーテンの向こうでもやっていたorz



▲フィナーレ花火の「竹取物語」
 かぐや姫を迎えに来る月の使者たちを止めようと射掛けた帝の家来たちよろしく、凡人には雨のスクリーンの向こうの月人を見ることはできなかった…。


 そして〆の二尺玉が打ちあがる…。


 orz

 見えなかったのはバルーン照明のせいではないということのみご報告しておく。
 肉眼レフでは、紫の小割がきれいでございました…。


 ということで、完全撃沈。


 なお、撤収後、夕食を食べに外に出た時は雨は上がっていた(´;ω;`)ウゥゥ
 
 スケジュール変更で元々観客が少ない上のこの状況ではメンタルを立て直すのは厳しい。とりあえず、ロング缶2本明けて寝たのであった。


 まぁ、そんなこともあるよね…。


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