▲10日は全国でも珍しい昼花火がある
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もうそろそろ常識として日本国中に知れ渡っていると思うけれど、片貝まつりの花火は2日連続で行われる。しかもどっちがすごいということではなく、どっちもすごいのである。
ということで、2日目の朝はバスに乗り遅れることから始まった。バス会社のhpでは42分って書いてあるのに、バス停には40分って書いてあった。バス停につくちょっと前に出て行ったバスがあるんだが、そこが始発なので、別な方面へのバスだと思っていたら、当該バスであった。次のバスは1時間後ということで、実家にいったん戻る。
出戻りの再出陣ではちゃんとバスに乗れた。そうして片貝へ到着。もう今日は町の中にバスが入れないので、バイパスで降りて浅原神社に向かう。この日の列も少ない。ただ、中国か台湾の方が家族連れで来られていた。
両国とも花火が盛んな国である(火薬は中国の発明)。ネット等で調べて日本の花火を見に来る人も珍しいことではなくなっている。
ということで、本日の観覧席に入場。くだんのとつくにの方は隣のブロックにいてホッとする。日本に来るからって日本の常識とか日本の言葉とかが分かるわけではない。案の定、土足禁止のシートの上に靴のまま上がっていた。中国語、少しは勉強しなきゃだめだよね、そろそろ…。ディープ魚沼弁しか使えないんですけど、自分…。
2日目となる9月10日は、昼花火が上がるので実家には帰らない。そこで、知人を誘って市内のスィーツ店に繰り出す。シャインマスカットパフェ、美味しゅうございました。
慌てて戻って昼花火。9月上旬はまだまだ暑く、お日様の直撃を受けつつ、お日様に目を焼かれつつの昼花火観覧である。
▲片貝さんは白煙ベースなので、かわいらしいパステル昼花火
▲この青はしっかりとした青煙
▲右の黄色い花火の中央に紫の点々。これは、芯!?
▲青空に黄色は映える
▲そして昼三尺は七〇歳の古稀同級生永遠会奉納。
片貝は、中学校卒業と同時に同級生で組が形成され、二〇歳で花火を奉納し始めてその仕舞が七〇歳となる。今の七〇歳は何十人もいるのだが、昨今は少子化の影響で、中学を卒業する段階で20人を切るような状態である。片貝の花火は確実に変わっていかざるを得ない未来へ進んでいる。
その後、お相撲などを見て、旧片貝町役場で休憩。ここ、「やせかまど」(複製)などの郷土資料が置いてあって、これは読まねば!! と思ったが、前日の疲れも相まってほとんど舟をこいでいたw
17時のチャイムに背中を追い出され、町に戻る。
それなりに混んでいるけれど、平日の屋台通りは歩きやすい。地元の衣料店で花火手ぬぐいを買って境内に戻る。
気になっていた火床のアユ飯を買って夕飯とする(うまいっす!)
日暮れて、祭囃子もにぎやかになり、轟雷で今宵も花火が始まる。
▲和火からの彩色先変化
▲昇銀竜だからこれは大柳火! と賭けに勝ったはいいが、次弾が割と明るめの千輪だったりして慌てる
▲紫芯入り錦八方のスターマイン
▲分砲彩色千輪
▲片貝万華鏡の2発同時打ち上げはいつもツイヅルを思わせる
▲今時、先点滅の変化はあるけれど、これだけ真っ赤で真ん丸なボタンってある!?(ほめてます)
▲分砲彩色千輪の3発同時打ち。毎年奉納してくださる花火研究第一人者の御大、ありがとうございます。しかも今年は分砲が消えるのが0.5秒早かったなんて言うんだぜ!! すげぇ、動体視力だ!
▲このね、秋を思わすしっとりとした色合いがいいんですよ、これ
▲緑芯の後に紅点滅八方が広がり、間髪入れず錦八方が枝垂れる。
▲ハート芯の大玉とハート5号かな
▲そして大柳火~。珍しく番付に書いてあったように大柳火が上がったよ(何時も裏切られる)
▲そろそろ定着してきたかな、病院スタマ
▲これはちょっと気になる八方だな
▲「大柳火の10日」(←勝手に言っているだけ)というだけあって、今日もよく上がります。
▲手間がかかる千輪も今年もたくさん上げてもらえました
▲ヤシ芯の千輪2発。右の方は常総で上がったのかな!?
▲この八方もきれいよねぇ~
▲これはちょっと新しいやつかな
▲澄んだ片貝ブルーのスタマの幸せ
▲三尺玉ドーーーん!
▲ヤシ芯の青千輪、紅千輪
▲大きなサクランボもキタ――(゚∀゚)――!!ー
▲昨年の大曲自由玉「宵の浮き星」
▲パステルスタマからの紫紅点滅千輪
▲千輪の種類、マジで何種類あるんだろうねぇ。
▲そして、まだまだ来るよ、大柳火
▲今年の大曲自由玉「越のこころ」
▲正四尺「黄金千輪小割浮き模様」
今日の四尺はちゃんと開いてめでたしめでたし。
今年は2日とも平日で、比較的ゆったりとでも濃密に楽しめた片貝まつりだった。
帰りの臨時路線バスもこの日は1台きりで、まったりと終点まで乗って帰ったのであった。
来年もしばらくは平日片貝。うまく仕事を調整して平日満喫したいなぁ。
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