8月が終われば、あっがれ!あっがれ!あっがれ! と、越後三大花火のフィナーレを飾る「片貝まつり浅原神社秋季例大祭奉納大煙火」、片貝の大花火大会がやってくる\(^o^)/
コロナ発生時の2020年、2021年と苦渋の開催中止となっていた片貝の花火が2022年の秋に戻ってきた\(^o^)/ 花火が打ち上げられない2年半、片貝では個人の要望に応じて花火を打ち上げるプライベート花火を打ち上げていた。自分もその打上げに些少の課金をして、花火を見た。
今年は金土開催と、週末にかかった。普通は9/9、10日に片貝を訪れるが、広域ジモティ(一応同じ市内だし)としては、8日の前夜祭も見に行く口。ということで、15時からのまつり屋台引き回しに間に合うように、バスで片貝へ。
バス停を降りて、速足で一之町へ。ちょうど、まつり屋台の引き回しが始まったぐらいで、小さな子供が綱をもって歩いていた。小さなお子さんは保護者付き。屋台の下などには笛を吹く人がおり、歩きながら時々マイクを渡しながらのど自慢のおじさんが木遣りを歌いながら町を練り歩く。
町のメイン通りは既に車道が通行止めとなり。所々で、屋台が停止し、キレイどころが踊りを披露する。また片貝小学校の子どもたちが、いったん途絶えた巫女爺(みこじい)の舞を復活して(片貝町伝統芸能保存会が指導)、古き良き時代が受け継がれる様を見る。
巫女爺は、人形踊りで新潟県中越地方にのみ残る芸能である。小千谷では横町の巫女爺が長年その人形舞を引き継いできていた。片貝ではいったん途絶えたが、近年、片貝小学校の子どもたちが大人たちの指導を受け、復活したものである。
片貝の目抜き通りを練り歩いた屋台は、ぐるっと回って浅原神社の前で停車する。ここで巫女爺のもう一つの演目が披露される。「品玉(しなだま)」。巫女爺の演目として、おそらく一番面白いものだ(とはいえ、自分は横町と片貝(今回初)のしか見たことがない)。
知らん人は全く知らんだろうが、昔から見ているものとしては、一番人気の演目である。片貝で巫女爺が残されていることが分かり、品玉(しなだま)の道具も残っているという話は聞いていた。3年前にこれから練習して、皆様に見てもらえるようにすると言われていたものである。まさか3年後にこの目で見られるとは…。
基本、横町の巫女爺の品玉と同じような進行だが、これが見られてうれしかった。
この日はここまで。夜の民謡流しまでは残っていなかった。
翌朝9月9日は、6時に実家を出て、始発バスで片貝へ。片貝花火の初日である。
朝7時にものすごい雷花火が上がる。実家の辺りだとそこまで大きくないが、片貝近くともなると、確実に全町民の目覚まし同様なもの。場所取りに早く行くのだ。場所取りと言っても、有料席。その席数がものすごく多いわけではないので、できるだけ早く行くことにしている。で、入場口の先頭に並ぶ。11時開場の予定が、9時ちょっと過ぎには開場となり、料金を払って、指定の場所に店を広げる。
早々に場所を確定し、ここから夜までが長い。町中の木遣り等を見るのもさすがに10年以上見ていると食指はあまり動かくなる。ということで、小千谷市中に行くバスを待って脱出する。
その後は夜まで暇なので、いったん実家に帰ってみたりして、夕方に再出発。さすがにこの頃になると町は花火目当ての観覧客であふれ、100を超える屋台が賑やかに営業を始める。
朝の場所に荷物を置いて、三脚を展開。撮影のスタンバイ。そして、夕食代わりのおにぎり。
やがて、西の空が橙色から藍色にへと変化し、打ち上げ開始のアナウンスが告げられる。
◀大柳火
◀藍と紅の千輪
片貝は昔から木綿の産地。今もあの独特な法被やシャツ類は町の中の紺屋が染める
千輪。かなり細かい細工だ
▲3年分のうっ憤を晴らす、三尺がいくつも上げられる。
◀彩色千輪、いつもありがとうございます
◀二尺もあるよ
◀ここでもウクライナカラーの花火
▲三尺玉の引き先の長さと美しさ
▲抜きハート
◀この配色は初かな
▲三尺はやはりバランスが良い
3年分のうっ憤を晴らすかのように、奉納者たちはお立ち台で木遣りを上げていた。見上げる観客たちは、大花火が上がるたびに、拍手を打ち、その余韻に浸る。
2時間以上の打ち上げが続き、片貝花火の1日目はそうやって無事に完遂できた。
無事に大きなトラブルもなく打ち上げ切った片貝煙火工業さんには感謝しかない。
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