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朝っぱらだろうが昼だろうが夜だろうが花火を上げる

2022-09-16 22:30:58 | 日記

◀知っている人は知っている花火

 秋の片貝花火は、前夜祭を含めると3日間ぶっ通しで行われる。

 花火は2・3日目がメインとなる。3日の花火は前日と同じ朝の段雷のバリバリバリバリバリバリ音によって始まる。今年は土曜日だというのに、朝早くから特大目覚ましで全町民が起こされる。

 土曜日ということで油断しており、高校が休みということもあって、路線バスが激減していることをバス停で知って呆然となる。ひぇ~、朝の場所取り間に合わねぇ!

 が、世の中には親切な方がいて、無事に場所を抑えていただいた

(その節はありがとうございましたm(_ _)m)

 

 コーヒー屋で涼を取りながら、昼近くまで待つ。

 浅原神社の境内には立派な土俵がある。10日の昼はここで奉納相撲が行われる。例年県の相撲関係者が参加するのだが、今年は女性が参加。長くここを見ているが、女性の参加は初めて見る。さすがに素肌にまわしということはなく、上はTシャツ、下はハーフスパッツを付けた上でまわしを巻いていた。

 他の人と一緒ん四股を踏んだり、土俵ですり足したり、もちろん男相手に取り組みもした。

 ここの相撲、勝ち抜き戦もあって、その順番が俺が俺がって感じで、ちょっと笑った。○人抜くと、報奨がもらえるらしく、そりゃ参加者も熱が入るわけだ。

 

 13時が過ぎるころに桟敷席へ。昼花火が見られるからである。

 昼の時間帯は桟敷席権を持たなくてもその辺りに入ることが黙認される。まだ桟敷席購入者の多くは来てないし(暑いし)、

 夜の花火と昼の花火は少し中身が異なり、花火玉の中には色粉が詰められている。上空で開発することで、色とりどりの煙が地上に向かってゆらゆらと降ってくるのだ。

▲濃い色粉がゆっくり広がりながら落ちてくる昼花火

 

▲パステル昼花火。桟敷席付近にも入ることができるので、間近に昼花火が見られる

▲濃い色粉が降ってくる。これが太陽と重なる角度だと何色だか分からないんだよね

 

▲そして真昼の三尺玉が筒から放たれた。

 明らかに他の花火よりも高く空を上り、そこで花を開く。

 実家のある東小千谷地区でも開けた場所や屋根の上に上がると、この真昼の三尺玉は見える。小千谷駅の跨線橋なども電線とか若干うるさいが、よく見えることは過去の経験で分かる(翌日出社だったりすると、昼すぎに撤退せざるを得ないので駅で見ることになる)

 昼花火ももちろん奉納煙火。中央のお立ち台では奉納する人々が木遣りを上げて盛り上がる。

 その辺りで人々の背中と手前に写してその上に昼花火を撮るということもできるのだが、あそこは太陽の自己主張が強いで、今回は日陰に潜む。直接目に太陽光が入ってこないので、色粉がゆらゆらと風に吹かれて降りてくるのがくっきりはっきり見えて美しかった。

 ちょっと町をうろうろして、大看板を見て、とりあえず日陰に避難。あっちぇかったすっけ、かき氷のおいしかったこと。夕方までまだまだ時間があるので、トイレ付きの建物に避難。幸い、椅子が一つ空いていて、ようやく休憩モードに。ここで小一時間やすんで英気を養ってから花火会場へ戻る

片貝さんの千輪は美しい。製造は大変らしいが

▲三年分の三尺がたまっているのはこの日も同じで、惜しげもなくバシバシ上がる

 

◀上中下とスキのないスターマインの美しさ

◀丸いは正義


▲ただの大柳火推し。最近、大柳火推しの人が増えてうれしい

▲大柳火の撮り方は、勘なので、外れ写真も結構ある。

 まつり屋台が多く桟敷席にあるのは、〆の四尺を全屋台で見るためだ。

 ↑だから、入退場口に一般人が溜まるのは本当に危険だし、地元の奉納者はこの花火に命をかけている気概だから、マジで邪魔しないで欲しい。むしろそこは警察に引っ張られろ!

▲2日目の四尺玉は「昇天銀龍黄金千輪二段咲き」 片貝町民一同奉納、おめでとうございます!

 ちな、四尺玉の重量は420kg、地上からの打上高度800m、上空での花火の広がり800m という、花火界のモンスター。

 3年ぶりの片貝花火、無事奉納煙火を打ち上げ切った。2年分の奉納花火が溜まって、かつてないは数の花火を打ち上げられた、片貝煙火工業さん、およびこの日に集約する打ち子のみなさま、本当にありがとうございました。

 来年以降もこの花火が見られることを…(なお来年は狂乱の土日開催です)。



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