▲腰越からの眺め。昼ごろまではこの背後に冠雪した富士山がうっすらと見えていた
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先週の花火が「見なければよかった」レベルだったので、お口直しに江の島花火へ。コンパクトな45分の花火であるが、打ち上げ担当の伊那火工が三重芯・四重芯などを惜しみなく投入するので、なかなか見ごたえのある花火である。そして二尺もあるよ。
▲スタートから三重芯冠菊っすよ
こちらも2010年以来の3年ぶりの観覧。
天気予報は曇りのち雨。ずーっと18時(打ち上げ開始)の傘マークが取れなくてやきもきした。それにも増して、先週と同じような強い風が北から吹いている。強風波浪注意報も出される中の打ち上げとなった。気温も低くて冬物を持ち出したが、最終的には風よけとして雨具のポンチョも着込んだよ。
▲斜め打ちが左右打ちに
今回は腰越からの観覧。傘マーク予報だし、メイン会場の方が無難かなぁ…と思いつつ、東浜をトコトコ歩いて昼ごろ到着。当然誰もいない。あれ、風向き変るのかなぁと不安になりながら夕方再度訪れたら三脚仲間がいてホッとしたよ。
鎌倉の寺はあらかた回っているが、小動神社と腰越状の満福寺はまだ行ったことがなかったのでついでに参拝。
それにしてもシラス丼の人気は相変わらずだねぇ。仕入れ先はほぼ一緒で品が変わるわけでもないだろうに、どうして人気店だけに行列が異様にできているのだろう…。
▲スターマイン。変化玉がステキ
午後は、えのすいで時間調整。
うーん、この展示だとちょっと高い気がするけど…。ダイオウグソクムシ(もちろん、亡骸を加工したものですが)を触りまくって満足。リニューアル当時話題だったクラゲもじっくりと見た。イルカとアシカのショーも見た。イルカのショーの最中に、花火の台船が曳航されてくるのが見えたよ。
3年前より水族館に近い気がするのは気のせいか、風向きを勘案してのことか…。
この頃にいったんパラッと雨が落ちる。昼ごろは日差しもあったのだけど、順調に天気予報をなぞらえている。
▲20号八重芯錦冠先橙点滅。すみません、スタマとあまり間がなかったので露出間違えました!
傘を差しながら腰越に戻る。
ふと気づいたのだが、昼まではサーファーがメインだったのに午後はウィンドサーファーがほとんど。そういう決まりなのか、波や風向きによって適応度が異なるのかは、マリンスポーツに興味のない私には分かりかねる(興味がないというよりもお日様アレルギーだから無理なのだよ)。
岸壁での釣り人の間にとりあえず腰を落ち着ける。
日が暮れるまで皆さん釣りをしていたが、いろいろ釣れるのね~。さっきまで水族館で見たものが釣れている。お隣さんがまるでワカサギ釣りのようにイワシを釣り上げたのは思わず笑った。まるでオブジェのようだよ。そして、カニもかご網で取れるのね~。
彼らの引き上げと入れ替わるように、地元の人がやってきて、周りに座り始めた。岸壁に腰掛けるように座る人もいて、もし靴を落としたらどうすのだろうっていらぬ心配も。まぁ、きっと子どものころからそうやって遊んでいるからそんなことはないのだろうけれど…。
▲型物(ひよこ)を撮っていたら左右打ちが入ってきた
風が強くなった気がしたけれど、打ち上げ開始。
いやぁ、初弾からレベル高いですなぁ~。
ここは有料席のちょうど背後に当たる。1キロは離れていないだろう。だけど、ワイドスタマとか斜め打ちとか、きちんと見えるのが気持ち良い。それらは地上から打たれるから大きな花火ではないのだけれど、ここんところちゃんと正対してみることが少ない身としては久々に「ちゃんと」花火を見た感じがした。
音は途切れ途切れに風ではこばれてくるだけだけれどね。
あと、これだけ離れると、やはり音の遅れが気になるね。
▲ポカものも斜め打ち~
斜め打ちが左右打ちに変化したのは今年からなのだろうか…。この場所からは実にきれいに見えるからいいのだが、水族館裏の無料席からだとうまく見えていないのかもしれないなぁとも思う。そちらだと斜め打ちやスタマは左斜めで上がり、尺玉等は正面の台船から上がるわけだから。
でもここだとそれらが一つの動きとしてみることができる。
かなりいい場所なんでない、ここ?
▲そして千輪まつりである
玉は3号から20号(二尺)までだが、二尺はそれぞれいつ上がるか、一応目安の時間が明らかになっている。だから流れの中で上がるのは10号(尺)までということ。
その尺の多くは1発1発しっかり見せてくれるのもいい。そしてきがつけば、千輪まつりと化していて、個人的歓喜。この玉、全部伊那火工のものなの?
いや、型物は秋田玉だったよなぁ。ということは、ほかの玉も混じっているのかも…。
でも、このレベルのが見られるのなんて、なんていい花火大会になったのだ、ふじさわ江の島。
▲芯入りの小割
▲小割の数が多い
▲八方咲千輪
▲ちょっと配色が変わったもの
▲あれ、「大きなさくらんぼ」だ
▲千輪の滝落とし~。北風がいい感じに広げてくれて大迫力であった。江の島大橋の8割方の幅である
▲尺玉シリーズ。八重芯冠菊
▲尺玉シリーズ。時差式の色変化が何重にも連なって、思わず絶句
▲尺玉シリーズ。三重芯
▲尺玉シリーズ。四重芯
▲尺玉シリーズ。四重芯
▲尺玉シリーズ。万華鏡はこの日はきちんと決まったのがなかったような…
▲尺玉シリーズ。親星の色変化がクッキリハッキリ
▲フィナーレのスタマは錦冠が四方に飛ぶ
▲20号 緑芯錦冠先色蜂
いやぁ、満足満足。いい打ち上げだった。
終了間際に、ポツポツ来たが、まぁ、ぎりぎりセーフだろう。降ることを予想していて、ポンチョを着こみかばんもゴミ袋でくるんでいた私の勝利である。
帰りは江ノ電の腰越駅から乗り込んで藤沢へ、江ノ島駅より手前だから、空いているところに乗れるのが楽だ。藤沢からは湘南新宿ラインで一気に新宿へ。9時閉店のスーパーに間に合ってよかった。
先日の台風で江の島の裏側にある岩屋は被害を受け、現在見物できないそうだ。今回の台船の位置を見てみると、大玉だけなら江の島の裏からも見えるなぁ、と思った。さすがに今日のような強風時は怖いけれど、いつか試してみたい気もする。
きれいに写っています。まぁ、毎度のことなのですが、
海辺で撮影と言う事で開放感のある写真になっている
気もします。川辺などがせせこましいという訳じゃな
いですが、なんとなく海辺での花火はそれとなく空間
の広がりをさらに感じたりします。
それにしましてもまだ花火をやっているのですねぇ。
海辺は写っていない部分までのの解放感がなぜか画面に出ますね。この位置が生体なのですが、有料席以外は意外と見る場所がないです。無料席は角度が違って見えるんですよね。
花火はこのあと11月も12月も予定が入っています。