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すっきり~

2011-05-11 20:59:00 | 新潟県中越大震災

▲カタクリが埋め尽くす林床@小千谷西山

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 東日本大震災から2か月。
 その間、なんだか人々の言動にイライラするのはどうしてかな~って思っていたら、私の気持ちを代弁してくれる人がいた。



 坂口征夫さん。
 俳優の坂口憲二さんのお兄さんである。


 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110508-00000010-flix-movi
 この記事の最後の段落がそうだ。


▲ショウジョウバカマ


 被災地の人が黙って黙々と耐えているのに、大した被害がない東京でギャーギャー言っているんじゃないってこと。
 他人事で「節電が大変」「スーパーに物がなくって大変」って、被害者顔をしている人がどれだけ多いか…。

 こういう人たちって、きっと中越地震の時も勝手に「怖いよね~」ってキャッキャキャッキャと騒いでいたはずだ。
 当人は同情したつもり、被害に遭っているつもりなのかもしれないけれど、それはあくまで自分の尺度でしかものを見ていない。決して本当の被災者の気持ちに寄り添うことはないのだと思う…。
 
 最近、「共感力」を持った人が少なくなってきたような…。


 はぁ、すっきりした。


▲トキワイカリソウ
 小千谷で見かけるのはこの白いのばっかり。


▲スミレサイシン
 



ベランダの夏支度

2011-05-07 21:23:00 | 

▲ミチノクエンゴサク@小千谷
 信濃川の東岸ではコイツしか見かけないのだが、西側ではエゾエンゴサクが咲く。この貧相な感じが儚げでスプリングエフェメラルっぽいんだけれどね(エゾエンゴサクのスプリングエフェメラルですが…)

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 GWは暦通り。
 連休の谷間に出社してみれば、結構忙しいものである。



 雨降る中、種苗店へ。



▲コシノコバイモ@小千谷


 春の花と夏の花の端境期。品種が少ない感じがする。むしろ野菜苗が膨大にあるなぁ。トマトはいったい何種類あるんだろう。30種ぐらいあるんじゃないのかな…。
 そんな中、ナデシコ(ピンクと白)とミリオンベル(レモンイエローとファンシーブルー)を買って帰る。黄色は時に暑苦しいが、レモンイエローなら爽やかだ。
 アジサイの鉢植えもたくさんあったが、欲しいと思う花色は結構高い。クレマチス苗もたくさんあるが、ありすぎてどれにしようか考えられなくなる。ロウバイ(トキワロウバイ)の鉢も意外とお手頃だったが、高さが2~4メートルになるって書いてあったのでベランダでは断念。クレマチスも実はかなり高くなるのだが、これは切り戻しができるからいいのだ。

 種苗店の周りではオオカメノキかヤブデマリかよく分からないが、大木が真っ白花をたくさんつけていた。

 午後になっても雨は上がらない。
 ベランダで土いじり。春の花を下げて、土を掃除して肥料を入れ、薬剤を入れて新しい花を植え付ける。限られたスペースで限られた素材でしか花作りが楽しめないから、結構手間がかかるものである。
 それでも土に触るのは好きで、最初はスコップでいじっていたのに気が付けば素手でワシワシ土を混ぜ込んでいた。おかげで、爪が真っ黒になった。
 あー、母の手だなぁ…。

 買ってきた苗のほかに、夏の定番アサガオ(もちろんグリーンカーテン化)や、オシロイバナ(人の家の庭先で種を拾った・笑)、バジル、キヌサヤなどの用意もする。もうちょっとしたらクロッカスもスイセンもアネモネも整理するから、そこにさらにマツバボタンも追加かな。


▲キクザキイチゲ@小千谷

 そうやって、草花をいじっているとキリギリスモードになる。
 生春巻きでワシワシと野菜を食べる。





▲ベランダのクレマチスが咲きました

30年ぶりのGWの桜

2011-05-05 20:34:00 | 

▲燃えるおとっこのぉ、赤いとらくたぁ~♪ じゃなくて、青いトラクターですが…。
 桜咲くころ、小千谷の農作業は始まります。それでも今年はまだ田んぼは始まっていません。

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 5月1日は帰京日。本日は半日だけしかいられないので、春霞の小千谷の桜散策に出る。
 帰京の電車に乗るころには、小千谷にだけうっすらと霞がかかっているのが分かった。温まった空気が水量たっぷりの信濃川の雪解け水に触れて、水蒸気に戻るからなんだろうなぁ。


▲小学校の遊具と桜と残雪

 思い返せばGWが桜の見ごろになるのって30年ぶりぐらいだろうか…。それだけ今年の雪解けが遅かったということである。
 私が子供のころにはGWの前半はまだ桜が残っていて、後半には八重桜というのが市内の桜名所(船岡山公園)の定番だったように思う。それがいつの間にかずんずんとさくらの時期が早まっていったのだ。



 今年はまだどこも満開というわけではなく、市内でも桜の遅い船岡山公園は、後半に見ごろを迎えそうなのかな(麓はずいぶん咲いているようだが)。
 小学校の桜もまだ5分ぐらいだったし、信濃川沿いの桜は8部ぐらい、ダム横の桜は6部ぐらいだろうか…。

 以下、信濃川沿いの桜…

▲ヒヨドリが桜を散らし蜜を吸う





 こんな状態だから、農作業も遅れていて、どこもまだ田起こしすらしていないような状態である。ちょっと日当たりが悪いと、まだ田んぼの雪が残っているような状態だもんで…。
 畑は雪が解けた所から肥料を撒いてベトを起こし始めていた。
 山菜取りもまだ本格的になっていないようだ。



2日目はカタクリの城山へ

2011-05-04 21:15:00 | 


 翌日はどこに行こう~。
 見るからに残雪の多い山本山はあきらめて、その向こうの西山へと向かう。山本山より約1週間季節が早く動く。
 それでも人様のブログで、まだ残雪がたくさんあるという情報は得ていた。当然、長靴の出番である。



 登山口の婆清水まで、車で送ってもらう。婆清水ですらまだ冬季休業中。周りにはまだ結構な残雪である。もっとも、水はいつでも湧き出しているもだから、ちょっと上の水場でペットボトルを満たす。

 歩き始めからカタクリが咲いている。キクザキイチゲも咲いている。
 ちょっと上に上がると、もう林床はカタクリのじゅうたん。斜面いっぱいにカタクリがどこまでも続いている。この濃度の濃さには圧倒される。まだまだつぼみのカタクリも多く、また残雪の下にはまだ眠っているカタクリも多そうで、あと2週間ぐらいは楽しめそうな予感はする。




 中間にはマンサクの森があり、両サイドに黄色い花が付いている。コブシはまだ咲始めといった感じ。

 天気予報とは裏腹に、時折雨が落ちてくる。早々にポンチョをかぶって、巨大テルテル坊主となって山道を上がる。道の3~4割は残雪の上を歩くといった感じだろうか。長靴大活躍である。

 見晴らしの良いところでは、足元にコシノコバイモも。この山でも早い時期に咲くんだねェと認識。カタクリよりも小さくて地味な花であるから、見落とす人も多いだろう。私も人に教えられて気が付いた。
 見上げれば、ダンコウバイが一塊になって黄色い花を目いっぱいつけていた。



 上の方は意外と斜度がきつく、雪は早めに落ちている。そういうところではナガハシスミレやオオバキスミレも咲き始めている。
 それにしてもカタクリの密度の濃さは本当にすごい。もし殺人事件に巻き込まれて、崖から突き落とされることになったら、私は迷うことなくこのカタクリの谷に突き落とされたい(笑)。
 坂戸山や六万旗山ほどカタクリの山として有名じゃないんだけれど、標高の低さから行って、こちらの方もなかなかのモンだと思うのだが…。まぁ、観光はあちらにまかせて、こちらは地元の人の山菜採りの山も兼ねているわけだし。もっともこの時期はまだ山菜も出ておらず、その筋の方とはとんとお目にかかることはなかった。

 山頂のあずまやには、風除けにブルーシートが巻かれていた。時折越後三山が望めるそこで雨が降っていたこともあり30分ほど休んで下山する。





春の花を求めて小千谷

2011-05-02 23:40:00 | 

▲スプリングエフェメラル@小千谷。ここに咲く花たちは、あとひと月もすれば葉っぱも含めて地上から消えてしまう。まさに「春の儚きもの」である。実家から徒歩10分にこういうところがあることに感謝。

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 GWは暦通りに営業中~。
 連休前半は小千谷の実家に帰省していた。例年この時期は裏山というか正面山というか脇山に入って、泥んこになって春の花を追っている。今年は雪解けが遅く、花の時期がGWにドンぴしゃとなった



 午前中に実家に到着。さっそく甥っ子に泣かれる(笑)。本当にこの子はいつも私を忘れてくれるので、毎度最初からやり直しである。

 昼ご飯を食べて、花散策に出かける。
 そんな私に強い見方が…。

 長靴!

 いつもこの時期に泥だらけになって春の花を追いかけている私を見かねて、母が調達してくれていた。雪解けのこの時期に田んぼのあぜ道から泥にはまったりしているからなぁ、私。母とは有り難いものである。
 さっそくその長靴を履いて徒歩10分、田んぼの脇のいつもの観察フィールドへ。日当たりのよいそこは、やはり雪がすっかり溶けていて、キクザキイチゲなどが咲いていた。
 キクザキイチゲは白から濃い紫色までの花色の変化がある。小千谷で見られるのは白から濃い目の水色ぐらいまで。でもこの界隈では少しだけ赤い色素を持つキクザキイチゲがあり、丹念に見ていくと、若干紫がかった花も見られる。


 別な場所では、まだ残雪がある中長靴で突入~。日当たりのよいところからカタクリやキクザキイチゲ、エンレイソウが咲き始めている。ここはアズマイチゲとキクザキイチゲ(白)が混生しており、なかなか区別が難しい。コシノコバイモのつぼみもたくさん見つけるが、咲いていたのは二つだけ。


 それよりも残雪の上にはたくさんのうさぎの糞があることに注目!
 実家の近くには元々野ウサギがいたのだが、道路開発でいなくなってしまった。でもそこからほんのちょっと行ったところにはまだこんなにウサギがいるのかと思うとちょっとうれしくなる。