先月2月の17、18日に港区役所主催の「梅祭り」が行われたんですが、今年は全く花芽が大きくなるのが遅くて、花のない野点、茶会となてしまった。
港区も、区民の税金を使って、やってんだから、もう少しは季節に配慮した行事をすればいいと思うのだが、役所というところは、行事の工程が軒並み詰まっているんで、そんな悠長な事していられないのかもね。
でも現場のスタッフは、全く味気のない茶会だったんでしょうね。
東京タワーパーキングの脇の土手に生えている木瓜もやっと咲き出しました。
今年は、咲き出しが遅いですねえー!。2月末に雪が降ったり、人間は暦でもう春と判断しますが、植物は古来季節の変化には人間じゃ分からない能力を持っているんでしょうね。
針のうちの梅の盆栽はもう満開を過ぎてピークが去ってしまいましたが、公園のはこれから。咲き始めの梅は一番綺麗ですねえ。完全に開いたもの。膨れあがって今にも咲きそうなもの、とこれがいいバランスをしています。たいしたことのない針の「美」に対する「完全」はむしろこの時がそうだと思うわけです。
ここの梅園は一昨年、強剪定しましたので、かなり隙間が出来ていい感じになりました。サクラは切ると良くないですが、梅は剪定すると、勢いを増します。昔から「サクラ切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」っていいますもんね。
先日NHKBSで梅の観賞法をやっていましたが、梅に限らず、盆栽は永年の風雪に耐えた姿を求めます。そこにつける可憐な花との調和が、感受性をくすぐるわけですな。
それが、「疎痩横斜」です。次回はその「疎痩横斜」についてパクリを交えてアップします。おいおい、だんだんと盆栽特集のブログになってきてしまったぞ。・・・・というご批判は御座いましょうが少し、植物に目を向けて見ると、違った世界が広がりまっせ。このせちが無い世の中ですからね、心にゆとりを持ちたいものだ。