針外し/爺さんの独り言。役にたたない情報ばかり。

自作のスピナーベイトで今日もバスを釣るぞ!。人はそれを「G」と呼ぶ。爺さんの「G(ジー)」の意味だった。ガクン!。

疎痩横斜・・・。

2012-03-08 06:50:58 | サボテン・植木・花

先日、BS(だったと思う)で、梅の樹について特集がありました。これは盆栽にとっても参考になると思い、食い入るように、見ました。で、この疎痩横斜をネット検索したら、その番組が
載っていましたので、さっそくパクリです。

       
       芝公園の梅の木も、注意してみると、疎痩横斜になっていましたぞ。

(以下転用抜粋です)

桜は満開を観賞するが、梅は違う。梅の花の一輪一輪を楽しむためには、ちらほら咲いたようなときに観賞していただきたい」

1つ目のツボは、
「咲きはじめに見ごろあり」

 

一本の梅の木で、いち早く開いた花と、2週間後に咲いた花を比べてみましょう。先に咲いた花のほうが花びらが大きく、かたちも整っています。また雄しべ・雌しべも太く、勢いよくまっすぐに伸びています

 

いち早く花開いた梅の姿に、日本人はさまざまな意味を込めてきました。あでやかに開いた咲きはじめの花と、これから次々と花開こうとするつぼみ。その様子は家の末永い繁栄を思わせ、めでたいものとされてきました。

室町時代の絵師・芸研究家の上田良就さん。の「四季花鳥図襖」の春の場面の主人公は梅の老木です。のたうつようにくねる、太い幹。ピンと伸びる枝「く」の字に折れ曲がりは何度も、複雑なシルエットを姿は花のかれんさと相まって尊ばれてきました生み出しています。老木の威厳ある。

「太い枝がまばらにある。 (肌がごつごつしている。)横斜幹や枝が斜めになっている)。そういう老木の姿は古来『疎痩横斜(そそうおうしゃ)という言葉で表わされ、尊ばれてきた。長寿への憧れを梅に託しているということじゃないですかね」

梅は若木の頃、細い枝をどんどん上へ伸ばし、ほうきを逆さにしたような形になります。それが永い歳月の間に風雪にさらされていくうちに疎痩横斜の枝ぶりになっていきます
このような姿を早くつくりだすために、木が若いうちから「仕立て」という作業をすることがあります。根元から掘り起こして斜めに植え直し枝を横に寝かせ、ひもで縛って固定。幹を傾け、枝を横に広げることで、古びた味わいのある姿に近づけるのです。

剪定では芽のすぐうえで枝を切ります。その芽から新しい枝が伸びると、「く」の字のかたちが生まれ、老木に近いシルエットになっていきます
鎌倉・瑞泉寺には、剪定を長年続けた結果生み出された傑作として梅の愛好家の間で名高い名木があります。複雑に曲がりながら縦横にうねりを見せる枝。老成の美の理想とされる疎痩横斜を見事に体現しています。
剪定をすることで、枝がいい曲線を描いて梢(こずえ)までいっている。手をかけていると梅は答を出してくれる」


これって盆栽の真髄ではないですかね?。だから、時たま、芝公園の梅の木を強剪定しているわけだ。狩野派が描く梅ノ木に近づけているわけだ。

             

盆栽に適した木もあれば、欅(けやき)のように箒を逆さにしたような箒仕立てもありますので全部が全部これにする必要はありませんが、大自然の中の風雪に耐えてそこに可憐な花を咲かしてくれるならば、一層愛着が増すってーもんじゃないですかね。盆栽は決して年寄りの趣味ではありませんぞよ。

コメント
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