今年は「マユミの木」の当り年なんですとか。確かに一昨年、昨年と、ここいらでは実がなっているのを見ていなかったっけ。そう言えば、去年は蓼科山の辺りで唯一と思われる梨の木が、たわわに実を付けましたが、今年は全く実を付けていません。このマユミの実、なかなか落ちないで雪の季節も、遠くから見ると、実を付けた木が、ピンクの塊に見えるほどです。寒々とした雪の上にひょこっと気が出ていて、そこだけは温かい感じがするほどだ。
マユミの木は実も葉も毒があると聞いています。植物は、結構毒を持った物が多く、この蓼科山付近でも、スズラン、蓮華つつじ、トリカブト、シシウド、キノコでは苦クリタケ等いろいろあります。いい加減に葉っぱを採って口に咥えるなんてもっての他だぞ。
写真を見ても結構個体差があって、これから実が大きくなってくるのと、さまざまです。 真弓と言うのか、昔は矢の柄に使われたとか聞いた事があるが、はたしてそうなのか定かではないね。
↓この樹なんかものすごく実を付けていて落葉したらさぞ見事でしょうね。 これから落葉して実が成熟してますますピンクになって行きます。寒い冬もこの樹がピンクに染まって行くと、冬が少しですが温かく感じられます。
季節は何も、花の咲く時期、新緑の時期がいいというものではないと、改めて感じる季節でもあります。