最近、山に行くと下の「ツルヤ」さんで、「ツルヤ特製の塩辛」を買ってきて,ついでに、生烏賊を買ってきて、皮を剥いで、ワタを取って、塩辛に混ぜます。混ぜると格段に味が良くなります。もうかれこれ、5,6回はやっているし、烏賊素麺もこれで出来るので、何とも重宝で気に入ってます。
かつて、うちの社員の親戚の人が車を直しに来たんですが、この人が築地の魚河岸に勤めていて、家で、宴会をした時に、烏賊素麺を目の前で作ってくれたのを見て、その後これに嵌りました。皆仕事、家事等、雑用に追われているので、つい出来合いで、済ませてしまうと言うか我慢してしまうのはしょうがないのですが、ちょっとの工夫が食材を生き返らせるという事があるのね。
勿論、塩加減は、一番重要です。そして、綺麗な黄色いワタもね。このワタが綺麗でないと、美味しそうに出来ない。実際、赤っぽいのは美味しくない。(っと、思っているのは針だけかもしれないけどね)要は、美味しいワタならいいということですわ。
良く日本酒を升酒で飲むときに、縁に塩を乗せて飲むと、甘味が増すと聞いた事がありますが、一度やってみたが、針はそんなに美味しいと思わなかった。安い酒だかなのかね。(笑)この塩辛はお酒を飲むのに結構気に入ってますぜ。
市販の塩辛は、甘すぎたり。塩っぱ過ぎたり、千差万別ですが、生烏賊、いいワタを入れると格段に味が増します。ツルヤの塩辛314円。それに引き替え刺身用の烏賊は一杯、300円位だから、美味しくなるのは当たり前だ!、っと言ってしまえば、そうなのだが、ツルヤの塩辛だって、結構美味しい。それがもっと美味しくなるので一度試してみるといいざますよ。
ひとつ付け加えておくと、皮を剥いた後軒先辺りで、一晩干しておくと、塩辛が水っぽくならないね。これは魚やさんから教えてもらったんだよ。
干して、水分が抜けきった烏賊がワタと混ざると美味しさがぐーんとアップするのでこれは是非押さえておきたい。あー、また食べたくなっちゃったよ。