都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
2024年12月に見たい展覧会【永遠のミュシャ/カラーズ/歌川国芳】
早いもので今年も残り1ヶ月となりました。12月に入っても、年末年始をまたいで、いくつかの展覧会がスタートします。気になる展覧会をリストアップしてみました。
展覧会
・『レオ・レオーニと仲間たち』 板橋区立美術館(11/9~2025/1/13)
・『没後100年 中村彝展―アトリエから世界へ』 茨城県立近代美術館(11/10~2025/1/13)
・『平安文学、いとをかし』 静嘉堂@丸の内(11/16~2025/1/13)
・『ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉』 千葉市美術館(11/16~2025/1/13)
・『グラン・パレ・イマーシブ 永遠のミュシャ』 ヒカリエホール(12/3~2025/1/19)
・『西川勝人 静寂の響き』 DIC川村記念美術館(9/14~2025/1/26)
・『ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ』 森美術館(9/25~2025/1/19)
・『唐ごのみ』 三井記念美術館(11/23~2025/1/19)
・『眠れよい子よ よい子の眠る/ところ』 神奈川県民ホールギャラリー(12/15~2025/1/25)
・『田村友一郎 ATM』 水戸芸術館現代美術ギャラリー(11/2~2025/1/26)
・『小杉放菴展』 八王子市夢美術館(11/16~2025/1/26)
・『三菱一号館美術館 再開館記念 『不在』―ソフィ・カルとトゥールーズ=ロートレック』 三菱一号館美術館(11/23~2025/1/26)
・『儒教のかたち こころの鑑―日本美術に見る儒教』 サントリー美術館(11/27~2025/1/26)
・『須田悦弘展』 渋谷区立松濤美術館(11/30~2025/2/2)
・『ひとを描く / ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—ピュシスについて』 アーティゾン美術館(11/2~2025/2/9)
・『古筆切』 根津美術館(12/21~2025/2/9)
・『そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠』 東京都庭園美術館(11/30~2025/2/16)
・『漫画家・森薫と入江亜季展』 世田谷文学館(11/2~2025/2/24)
・『特別展「鳥 ~ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統~」』 国立科学博物館(11/2~2025/2/24)
・『HAPPYな日本美術―伊藤若冲から横山大観、川端龍子へ』 山種美術館(12/14~2025/2/24)
・『小西真奈 Wherever』 府中市美術館(12/14~2025/2/24)
・『歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力』 大阪中之島美術館(12/21~2025/2/24)
・『生誕120年 人間国宝 黒田辰秋―木と漆と螺鈿の旅―』 京都国立近代美術館(12/17~2025/3/2)
・『読み解こう!北斎も描いた江戸のカレンダー』 すみだ北斎美術館(12/18~2025/3/2)
・『T2 Collection「Collecting? Connecting?」/奥中章人「Synesthesia ーアートで交わる五感ー」展』 WHAT MUSEUM(10/4~2025/3/16)
・『MOTアニュアル2024 こうふくのしま』 東京都現代美術館(12/14~2025/3/30)
・『坂本龍一 | 音を視る 時を聴く』 東京都現代美術館(12/21~2025/3/30)
・『動き出す浮世絵展 TOKYO』 寺田倉庫 G1ビル(12/21~2025/3/31)
・『カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ』 ポーラ美術館(12/14~2025/5/18)
ギャラリー
・『ささめきあまき万象の森』 Yutaka Kikutake Gallery Kyobashi(11/2~12/21)
・『ヴァジコ・チャッキアーニ「Big and Little hands」』 SCAI THE BATHHOUSE(11/6~12/21)
・『千住博・四代田辺竹雲斎 二人展「Beyond Nature」』 YUKIKOMIZUTANI(11/6~12/21)
・『野田幸江展「きれいな場所」』 ミヅマアートギャラリー(11/20~12/21)
・『杉戸洋 「apples and lemon」- 「りんごとレモン」』 小山登美夫ギャラリー京橋(11/2~12/27)
・『髙山陽介 個展「かえり」』 ANOMALY(12/14〜2025/1/18)
・『ミスマルノタマ - 神聖幾何学 Flower of Life -』 GYRE GALLERY(12/7~2025/1/26)
・『菊地敦己 グラフィックデザインのある空間』 ギンザ・グラフィック・ギャラリー(12/10~2025/2/1)
まずは近年人気の高まる没入型(イマーシブ)の展覧会です。渋谷・ヒカリエホールにて『グラン・パレ・イマーシブ 永遠のミュシャ』が開かれます。
『グラン・パレ・イマーシブ 永遠のミュシャ』@ヒカリエホール(12/3~2025/1/19)
これはパリのグラン・パレ・イマーシブとミュシャ財団の監修のもと、アルフォンス・ミュシャの作品世界を大画面の映像と音楽にて紹介するもので、あわせてミュシャのアトリエ写真とともに、作品のモデルの写真を映像で紹介するコーナーや、ポスターの人物像を実在する俳優に置き換えた3Dアニメーションなども公開されます。
パリでは人気を博した展覧会を日本向けにアレンジした内容ということもあり、今回だけのオリジナルなコンテンツにも期待が持てそうです。
続いては箱根のポーラ美術館の展覧会です。『カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ』が行われます。
『カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ』@ポーラ美術館(12/14~2025/5/18)
ここでは19世紀の印象派以降、フォーヴや抽象、そして現代へ至るアート作品を色に着目して紹介するもので、色彩論や素材との関係にふれながら、色彩の役割について解き明かします。
定評のあるポーラの絵画、彫刻コレクションを、シンプルに色の視点より改めてじっくり向き合える良い機会となりそうです。
ラストは大阪では実に13年ぶりとなる大規模な国芳の展覧会です。大阪中之島美術館にて『歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力』が開催されます。
『歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力』@大阪中之島美術館(12/21~2025/2/24)
これは武者絵・説話、役者絵、美人画をはじめとする7つのセクション、及び特別展示の肉筆などにて約400点の作品を公開するもので、 『流行猫の変化』といった新発見の作品も展示されます。
国芳の作品を見る機会は少なくありませんが、まさに質量ともに回顧展の決定版といえる内容になるかもしれません。
ブログは不定期での更新となります。今月もどうぞよろしくお願いします。
展覧会
・『レオ・レオーニと仲間たち』 板橋区立美術館(11/9~2025/1/13)
・『没後100年 中村彝展―アトリエから世界へ』 茨城県立近代美術館(11/10~2025/1/13)
・『平安文学、いとをかし』 静嘉堂@丸の内(11/16~2025/1/13)
・『ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉』 千葉市美術館(11/16~2025/1/13)
・『グラン・パレ・イマーシブ 永遠のミュシャ』 ヒカリエホール(12/3~2025/1/19)
・『西川勝人 静寂の響き』 DIC川村記念美術館(9/14~2025/1/26)
・『ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ』 森美術館(9/25~2025/1/19)
・『唐ごのみ』 三井記念美術館(11/23~2025/1/19)
・『眠れよい子よ よい子の眠る/ところ』 神奈川県民ホールギャラリー(12/15~2025/1/25)
・『田村友一郎 ATM』 水戸芸術館現代美術ギャラリー(11/2~2025/1/26)
・『小杉放菴展』 八王子市夢美術館(11/16~2025/1/26)
・『三菱一号館美術館 再開館記念 『不在』―ソフィ・カルとトゥールーズ=ロートレック』 三菱一号館美術館(11/23~2025/1/26)
・『儒教のかたち こころの鑑―日本美術に見る儒教』 サントリー美術館(11/27~2025/1/26)
・『須田悦弘展』 渋谷区立松濤美術館(11/30~2025/2/2)
・『ひとを描く / ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—ピュシスについて』 アーティゾン美術館(11/2~2025/2/9)
・『古筆切』 根津美術館(12/21~2025/2/9)
・『そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠』 東京都庭園美術館(11/30~2025/2/16)
・『漫画家・森薫と入江亜季展』 世田谷文学館(11/2~2025/2/24)
・『特別展「鳥 ~ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統~」』 国立科学博物館(11/2~2025/2/24)
・『HAPPYな日本美術―伊藤若冲から横山大観、川端龍子へ』 山種美術館(12/14~2025/2/24)
・『小西真奈 Wherever』 府中市美術館(12/14~2025/2/24)
・『歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力』 大阪中之島美術館(12/21~2025/2/24)
・『生誕120年 人間国宝 黒田辰秋―木と漆と螺鈿の旅―』 京都国立近代美術館(12/17~2025/3/2)
・『読み解こう!北斎も描いた江戸のカレンダー』 すみだ北斎美術館(12/18~2025/3/2)
・『T2 Collection「Collecting? Connecting?」/奥中章人「Synesthesia ーアートで交わる五感ー」展』 WHAT MUSEUM(10/4~2025/3/16)
・『MOTアニュアル2024 こうふくのしま』 東京都現代美術館(12/14~2025/3/30)
・『坂本龍一 | 音を視る 時を聴く』 東京都現代美術館(12/21~2025/3/30)
・『動き出す浮世絵展 TOKYO』 寺田倉庫 G1ビル(12/21~2025/3/31)
・『カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ』 ポーラ美術館(12/14~2025/5/18)
ギャラリー
・『ささめきあまき万象の森』 Yutaka Kikutake Gallery Kyobashi(11/2~12/21)
・『ヴァジコ・チャッキアーニ「Big and Little hands」』 SCAI THE BATHHOUSE(11/6~12/21)
・『千住博・四代田辺竹雲斎 二人展「Beyond Nature」』 YUKIKOMIZUTANI(11/6~12/21)
・『野田幸江展「きれいな場所」』 ミヅマアートギャラリー(11/20~12/21)
・『杉戸洋 「apples and lemon」- 「りんごとレモン」』 小山登美夫ギャラリー京橋(11/2~12/27)
・『髙山陽介 個展「かえり」』 ANOMALY(12/14〜2025/1/18)
・『ミスマルノタマ - 神聖幾何学 Flower of Life -』 GYRE GALLERY(12/7~2025/1/26)
・『菊地敦己 グラフィックデザインのある空間』 ギンザ・グラフィック・ギャラリー(12/10~2025/2/1)
まずは近年人気の高まる没入型(イマーシブ)の展覧会です。渋谷・ヒカリエホールにて『グラン・パレ・イマーシブ 永遠のミュシャ』が開かれます。
『グラン・パレ・イマーシブ 永遠のミュシャ』@ヒカリエホール(12/3~2025/1/19)
これはパリのグラン・パレ・イマーシブとミュシャ財団の監修のもと、アルフォンス・ミュシャの作品世界を大画面の映像と音楽にて紹介するもので、あわせてミュシャのアトリエ写真とともに、作品のモデルの写真を映像で紹介するコーナーや、ポスターの人物像を実在する俳優に置き換えた3Dアニメーションなども公開されます。
ミュシャの神秘的な世界観に没入できる! 体験型展覧会『グラン・パレ・イマーシブ 永遠のミュシャ』が、12月3日から東京・渋谷のヒカリエホールにてスタート!https://t.co/qq2rWU4A6L pic.twitter.com/f1cprdKk5J
— madame FIGARO japon (@madameFIGARO_jp) October 22, 2024
パリでは人気を博した展覧会を日本向けにアレンジした内容ということもあり、今回だけのオリジナルなコンテンツにも期待が持てそうです。
続いては箱根のポーラ美術館の展覧会です。『カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ』が行われます。
『カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ』@ポーラ美術館(12/14~2025/5/18)
ここでは19世紀の印象派以降、フォーヴや抽象、そして現代へ至るアート作品を色に着目して紹介するもので、色彩論や素材との関係にふれながら、色彩の役割について解き明かします。
今週末の紅葉風景をお届けます。カフェ チューンのピクチャーウィンドウからの眺めは、例年よりも色づきはゆっくりなものの、日ごとに目に鮮やかに🍁✨紅葉を眺めながらのティータイムにぴったりな季節です😊エントランス付近では落葉が進んでいますが、 #森の遊歩道… pic.twitter.com/LiszebAGE2
— ポーラ美術館【公式】 (@promotion_pma) November 23, 2024
定評のあるポーラの絵画、彫刻コレクションを、シンプルに色の視点より改めてじっくり向き合える良い機会となりそうです。
ラストは大阪では実に13年ぶりとなる大規模な国芳の展覧会です。大阪中之島美術館にて『歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力』が開催されます。
『歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力』@大阪中之島美術館(12/21~2025/2/24)
これは武者絵・説話、役者絵、美人画をはじめとする7つのセクション、及び特別展示の肉筆などにて約400点の作品を公開するもので、 『流行猫の変化』といった新発見の作品も展示されます。
【#歌川国芳展 作品紹介】国芳といえば大の猫好き。そんな彼は猫を描いた作品も制作しています🖌️例えば、《日本駄右ェ門猫之古事》には大きな化け猫が!大きな化け猫に目がいきますが、手前には愉快に踊る猫の姿も🐈よく見ると、他にも猫の姿が…?👀… pic.twitter.com/eKKqtQ2Mjb
— 歌川国芳展 ー奇才絵師の魔力 (@kuniyoshi2024) November 20, 2024
国芳の作品を見る機会は少なくありませんが、まさに質量ともに回顧展の決定版といえる内容になるかもしれません。
ブログは不定期での更新となります。今月もどうぞよろしくお願いします。
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