ルーシー・リー@懐食みちば

銀座にある「懐食みちば」にて、ルーシー・リーの器がいくつか出ていることをご存知でしょうか。先日、その話を私も伺い、いつもブログでお世話になっている方数名とランチをいただいてきました。なお初めて知りましたが、同店では、道場氏と器を所有するコレクター氏の親交のもと、しばらく前からこうしてルーシーの作品を展示していたそうです。



手前「緑釉の鉢」、奥が「マンガン釉象嵌/掻き落としの鉢」。また奥の盆栽は、盆栽作家の森前誠二氏によるものです。ルーシー・リーらしい薄手の低い円錐形の鉢に、色味に繊細な釉薬が美しくかかっていました。



縦縞の模様もまた特徴的ではないでしょうか。



緑釉の鉢の色はまるで沼地を覗くかのようでした。

 

そしてこちらがもう一点、「スパイラル文様の花生」です。この繊細な色のグラデーションは私の拙い写真では到底再現出来ません。開口部は仄かなピンク色をたたえていました。



ところで食べ物ブログというわけではありませんが、食事も美味しくいただけたので是非とも記録しておきたいと思います。




黄色の花模様の器にトマトなど、舌だけではなく目でも楽しめるメニューでした。詳しくはご一緒したこちらのブログもご覧下さい。



さてルーリー・リーと言えば、来年春、乃木坂の国立新美術館で開催される展覧会に触れないわけにいきません。既に下の美しいチラシも出ているのでご存知の方も多いとは思いますが、この展示は彼女が93歳で没した1995年以降、おそらくは初めてとなる大規模な回顧展です。作品数も約200点に至るとのことで、内容にも大いに期待が持てるのではないでしょうか。

早くも公式HPがオープンしています。こちらも来春へ向けての情報をチェックしておきたいところです。


ルーシー・リー展@国立新美術館(2010/4/28-6/21)

私とルーシー・リーの出会いは、数年前に東近美工芸館で開催された「特集展示 ルーシー・リーとハンス・コパー」でした。その際、端正でかつどことない脆さを連想させるフォルムと、器の小宇宙に潜む繊細な色遣いに一目惚れしましたが、以来、不思議とまとまって紹介される機会も少なく、望み得るような展示を見ることは一度もありませんでした。よって今回の回顧展はまさに待ちに待った展覧会です。懐食みちばにてルーシーの器を間近で見ることで、改めて彼女の作品に対する愛情のようなものを感じました。

なお懐食みちばのHP内にも、ルーシーの展示作品情報、または解説が掲載されています。銀座のど真ん中にありながら、その喧噪とは無縁のスペースにて、ルーシー・リーの器を愛でながら和食に舌鼓を打つのもまた良いのではないでしょうか。リンク先も合わせてご覧下さい。
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カフェレストラン「エスタ」 「栗モンブラン」 9/2

カフェレストラン「エスタ」
静岡県立美術館
栗モンブラン+アイスコーヒー

静岡県立美術館内にある雰囲気の良いレストランです。駅からの坂道で火照った体を少し冷ますことが出来ました。窓からは、眩しいばかりの緑を望むことも出来ます。(ただしお馴染みの富士山は見えませんが…。)美術館同様に見晴らしの良いレストランです。



こちらは店内の奥の部分です。窓際の席はいっぱいだったので…。

甘いものに目がないもので、早速、他の美術館のカフェでもお願いするようにケーキセットを注文しました。ケーキは栗モンブラン。クリームは抹茶でしょうか。これは静岡に来た甲斐がありました。(?)なかなか美味。アイスコーヒー(こちらはごく普通のお味です。)との相性もバッチリでした。


モンブランとアイスコーヒー。


くりの下には抹茶クリームが!


日本平ホテルの直営レストランです。本格的な食事も出来ます。(ランチは1000円程度から。)また、各企画展に合わせたコースメニューも用意されていました。次回はナスカ展とのことで、ペルー料理がアナウンスされています。そちらはどうなのでしょうか。

店内を演出するちょっとした小物も見逃せません。作品ポストカードや、「樹花鳥獣図屏風」のミニチュア屏風などが控えめに飾られていました。また展覧会の図録も常備されています。これも有難い気配りです。意外にも他の美術館ではあまり見かけません。是非やっていただきたいです。

次回、いつになるのかは分かりませんが、また機会があれば是非利用してみたいと思いました。
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「アップルパイのセット」 カフェテリアTARO 6/25

「カフェテリアTARO」
川崎市岡本太郎美術館
アップルパイのセット

先日のエントリでも少しご紹介しました。岡本太郎美術館の中にあるカフェです。その名もズバリ「カフェテリアTARO」。全面ガラス張りの明るいお店でした。少し混雑していましたが、待つことなく席に座ります。(座席数はそれほど多くありません。少し混雑するとすぐに満席となるようです。)



カフェ外観。美術館の内部からも直結しています。

晴れた日には外のテラス席も気持ちいいのではないでしょうか。(この日はあいにくの天候でした…。)注文したのは、甘いものには目がない私としては見逃せないケーキセットです。アップルパイとアイスコーヒー。お値段は630円でした。


「TARO」の文字が踊るメニュー。


ケーキセット。


ケーキはとても古風なお味です。(昔懐かしき昭和の味?)また、このカフェは、以前にこのブログでもご紹介した横浜美術館の「カフェ小倉山」と同系列のようです。と言うことで、おそらく出されたケーキも小倉山と同じものかと思われます。そう言えば小倉山で食べたケーキもどこか懐かしいお味でした。


店内からそばの滝を望む。


カフェそばにはこんなオブジェも。怪獣?!水面には鴨が…。(それにしてもこのセンスは!!)


もちろん食事も出来るようです。詳しくはHP掲載のメニューをご参照下さい。
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「イチゴのタルト(デザートセット)」 レストランペペロネ 5/7

「レストランペペロネ」
埼玉県立近代美術館
イチゴのタルト(デザートセット)

埼玉県立近代美術館のカフェ「レストランペペロネ」です。公立美術館にあるレストランに有りがちな、どこか懐かしい雰囲気が漂っています。この日はあいにくの雨でしたが、北浦和公園の新緑を望みながら、ゆっくりと過ごすことが出来ました。



美術館側入口。エントランスから見て一番奥にあります。目立ちません。


外には北浦和公園が広がります。公園側からも入ることが出来るようです。


既に昼食は終えていたので、4点のケーキから選べるケーキセットを注文しました。パンナコッタやチョコレートケーキなどにも手が伸びそうになりましたが、イチゴ好きの私としてはここはやはりイチゴタルトをお願いします。シンプルなお皿に盛られたタルト。コーヒーも一緒。これで700円です。


お味はいたって普通でしょうか。濃厚なコーヒーは好みの味でした。

このレストランでは各種ランチも提供されています。本格的なシェフオススメコース(2600円)から、ヤンセン展特別セットメニュー(1500円)、さらには日替わりランチプレート(1300円)やパスタ(1000円)まで、なかなかバラエティーにとんでいました。また私が椅子に座った時には、ちょうどワインのフルボトルを開けている方もいらっしゃいました。次回は食事も試してみたいです。(全てサラダ・パン・コーヒー付き。)

自家製のパンがおすすめとのことで、レジではレストランにて提供されるパンのお土産まで販売されています。またこのレストランでは今、「プチ・リニューアル」記念として、美術館チケットを提示すると食事代が10%引きになります。もちろんケーキやコーヒー代にも利用可能です。ちなみにこのセールは、お店の方によれば「気が向くまで。」行われるとのことなので、もし試したい方はお早めに出向かれることをおすすめします。(HPにセール情報が告知されているので、まずはそちらをご確認下さい。)
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「鶏の塩そぼろ飯と翡翠麺」 Cafe 茶洒 kanetanaka 4/2

「Cafe 茶洒 kanetanaka」
東京都庭園美術館
鶏の塩そぼろ飯と翡翠麺

つい先日、東京都庭園美術館にオープン(3/24)したばかりの新しいカフェ「茶酒」です。宇治山哲平展へ行った折に、早速利用してみました。





料亭「金田中」の手がけるレストランと言うことで、メニューは当然ながら和食です。翡翠麺と丼もののセットをメインに、甘味までを幅広く提供します。唯一のコースメニューの「サーシャの定食」のお値段は3500円。私の感覚では美術館ランチとしてはやや高い印象も受けますが、ミニサイズのお茶碗でご飯や麺を出す「ひとくち飯と時季のごはん」と「ひとくち飯と翡翠麺」のセットは、1000円から1700円弱前後です。これなら手軽に楽しむことが出来ます。



この日注文したのは「鶏の塩そぼろ飯と翡翠麺」。それにコーヒーを付けてみました。可愛らしい丸いお盆に、ご飯、一口サイズの翡翠麺、それにミニ茶碗蒸しが所狭しと並びます。

どれもお味は上々。量は決して多いとは言えないので、お腹いっぱいになるかかどうかは難しいところですが、この際美味しいものであれば量の如何は問いません。この値段でこのお味なら私は納得。塩味がほんのり口に広がる鴨、ご飯の甘みを引き出す控えめな鶏そぼろ、お出汁のよくきいた関東風(?)の茶碗蒸し。お庭の桜を眺めながらゆっくりといただきました。



食後にはコーヒーを楽しみます。赤いお茶碗にて運ばれてきました。深煎りの、それでいながら後味の良い、喉越しの爽やかなコーヒーです。こちらは250円程度だったでしょうか。甘味も提供するお店なので、和菓子や抹茶なども色々と取り揃えてあります。次回はそちらも楽しんでみたいです。

「茶酒」にリニューアルされる前、確かここは「カフェ庭園」というイタリアンのレストランだったと思うのですが、そちらも美術館併設レストランとしてはなかなか水準の高い店でした。そしてこの「茶酒」もまた美味しい。どうやら私は、この美術館のレストランと相性が良いようです。

庭園美術館のレストランは美術館入口外にあるので、当然ながら入場券がなくとも利用出来ます。テラス席もあるので、これからの季節にはぴったりでしょう。また一つ楽しみなレストランが増えました。おすすめします。

(今回はデジカメを持って行くのを忘れたので、画像は全て携帯カメラで撮影したものです。いつも以上に見苦しく拙い写真をお許し下さい…。)
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「いわしのパスタ」 レストラン・MOT 3/4

「レストラン・MOT」
東京都現代美術館(B1F)
いわしのパスタ、ランチセット

以前も拙ブログで記事にした、東京都現代美術館の「レストラン・MOT」です。ここへ行く際は殆ど毎回利用して、いつも飽きずにパスタセットを食べるのですが、今回はいわしのパスタ(フェンネルシードとサフランのソース)に挑戦してみました。もちろん、サラダ、パン、それにドリンク付きのセットメニューでの注文です。

まずはサラダとパンから。前回の記事でアップした写真とほぼ同じ…。予めドレッシングがかかっています。(少しかかりすぎ?)



食事の前にサラダだけを食べるのが苦手なので、大概はパスタが来るまで手をつけません。

メインのいわしのパスタ。一口サイズのいわしが数切れ。いわしの臭みを消すためのフェンネルシード(ハーブの一種。その種です。)が舌に絡みます。全体的なお味はかなり濃厚。サフランもきつめです。少し好き嫌いが分かれるかもしれません。


深皿に盛られているので、見た目よりもボリュームがあります。

レストラン・MOTは、美術館の地下フロアに位置しますが、水を配した中庭を窓越しに望むことが出来ます。陽光もまぶしく、開放的な雰囲気です。


レストラン入口方向から。ガラス越しに撮影しました。

この日はアニュアル展と、東欧の現代美術展を鑑賞しましたが、館内は前回のイサム・ノグチ展が嘘のように静まり返っていました。(もちろんレストランもガラガラ。)集客に何かと問題が指摘される同美術館ですが、アート鑑賞において、空いている時のMOTほど贅沢なところもありません。各展覧会の拙い感想は、また後ほどアップしたいと思います。
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「ハッシュ・ド・ビーフ」 イル・コルネット 2/12

「イル・コルネット」
群馬県立館林美術館
ハッシュ・ド・ビーフとショコラケーキ

群馬県立館林美術館の併設レストラン「イル・コルネット」です。店内はあまり広くありませんが、(テーブル席は全部で11席。)前庭側が全面ガラス張りになっていて、広々とした景色を楽しむことが出来ます。白を基調にしたカジュアルな内装は、清潔感にも溢れて爽やかです。ゆったりとくつろげる、開放感のあるレストランでした。



レストラン入口。明るい雰囲気です。

上の写真にも「ハッシュ・ド・ビーフとショコラケーキの店」と書かれていますが、メニューは至ってシンプルで、このメインのハッシュ・ド・ビーフとスープカレーの二種類しかありません。ともにサラダとライス、もしくはパンがついて1050円。なかなかボリュームもあり、コストパフォーマンスに大変優れています。


ガーリックライスとお肉に下触りの良いソースをかけて…。お肉は少しかためですが美味でした。

このレストランで最も見逃せないのは、セットメニューを注文すればなんと150円にて提供されるという、デザートのショコラケーキです。また、それと同じように、セット注文時にはコーヒー(もしくは紅茶。)も150円にて提供されます。これは極めてお得です。頼まない手はありません!


計300円のデザートメニュー。美術館のレストランで、これより安くデザートを出すお店はちょっと思い当たりません。


濃厚なショコラ。口の中でチョコがマイルドに溶け出します。クリームは甘さ控えめ。

美術館の周囲には殆ど何もないと言って良く、食事時にはここを利用する他ないとは思いますが、デザートまでリーズナブルに楽しませてくれる素敵なレストランでした。
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「レモンケーキ」 カフェ小倉山 11/26

「カフェ小倉山」
横浜美術館
レモンケーキとコーヒー

先月11日、横浜美術館に新しくオープンした「カフェ小倉山」です。ミュージアムショップの全面リニューアルに伴って、美術館入口横のスペースに先日完成しました。清潔感のある、真新しいミュージアムショップと一体になった大きな空間で、のんびりとコーヒーやケーキを楽しむことが出来ます。



ミュージアムショップ側。リニュアールされて雰囲気が一変しました。カジュアルな感じです。


こちらが「カフェ小倉山」。大きなカサが印象的な照明に、これまた大きな椅子が目を引きます。

「小倉山」ということ(?)で、甘味も充実しているようですが、この日注文したのは、レモンケーキ。オーソドックスで濃厚な、昔懐かしい味のするケーキでした。ちなみにコーヒーはなかなか美味です。


思い切って大きくカットされたレモンケーキ。トレーがどこか旧式です。

食事は、美術館併設レストランの「ブラッスリー・ティーズ」が知られていますが、「小倉山」は、ちょっとした休憩にもってこいのスペースです。美術館の行き帰りだけではなく、みなとみらいの人混みに疲れた時にも有効利用できそうなカフェでした。(ちなみにリニューアルしたミュージアムショップは、オンライン購入が可能です。今クローズアップされているのは、勿論、李禹煥グッズ。画集、図録等が販売されていました。欲しい!)
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「やなぎみわ展のイメージケーキ」 カフェ・ダール 10/29

「カフェ・ダール」
原美術館
やなぎみわ展のイメージケーキ

東京の美術館の併設カフェとしては、あまりにも有名なカフェ・ダールです。ガラス張りのテラス席は、晴れていれば燦々と陽光が差し込んで、とても心地よい空間となります。中庭に置かれた作品、例えばソル・ルウィットの「不完全な立方体」などを横目にしながら、つい長居してしまうような、とてものんびりとした雰囲気。もちろん、中庭内の屋外席を利用することも可能です。(カラスが少々気になりますが…。)フルボトルのワインの付いたセットをテーブルに並べ、顔を赤めながら、愉しそうに会話しているグループも良く見かけます。

ランチは、セットメニューで約2000円前後と、美術館併設カフェとしてはやや高めでもありますが、価格に見合ったレベルの料理も提供されるということで、わざわざ入場料を払って、食事のみを楽しむ方もいらっしゃるようです。(ランチの記事はまた次の展覧会の際にでもアップしたいです。)

この日は、食事は他で済ませていたので、カフェ・ダール一番の名物メニューでもあるイメージケーキを注文しました。ちなみに、イメージケーキとは、その名の通り、展覧会のイメージに見合って作られるケーキのことで、当然ながら毎回変わります。やなぎみわの奇怪な作品をどうケーキに作り替えるか、これはなかなか見物です。

ということで運ばれてきたのはこちらです。作品「砂女」風でしょうか。



コーヒーとのセットで1000円ほどです。

マンゴーのムースをベースにしています。お味は、作品の奇怪なイメージとは少々異なりますが、なかなか美味です。


チョコのムースか何かで仕立てて、もっと重厚感のあるお味にした方が、作品にピッタリかと思いましたが、如何でしょうか。

ケーキを食べながら、展覧会にも思いを馳せる。この日も、原美術館ならではの楽しみ方を充分に味わうことが出来ました。
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「牡蠣と水菜のクリームパスタ」 レストラン・MOT 10/1

「レストラン・MOT」
東京都現代美術館(地下フロア)
クリームパスタのランチセット

東京都現代美術館の地下にある、美術館の併設レストランです。数年前までは、言葉は悪いのですが、いかにも「公立美術館のレストラン」と言った感じでしたが、レストラン・チェーン「カーディナス」の運営になってからは、メニューやサービスが一新されました。いつも大体空いていて、美術館が余程賑わっていない限り混雑することがありません。約1000円前後で、気軽にランチを楽しむことができます。

私が出向いた時は、「イサム・ノグチ展」開催中の、しかも土曜日のランチタイムと言うことだったので、さすがにそれなりの賑わいを見せていました。大きな窓の側の席に座ると、水辺のある中庭を少し見渡すことが出来ます。また、地下でありながら、晴れていれば陽の光も差し込みます。なかなか明るい雰囲気のレストランです。

この日注文したのは、「牡蠣と水菜のクリームパスタ」に、サラダとパンた飲み物が付いたセットメニューです。お値段は1300円弱。ごく一般的な価格でしょうか。

まずはセットのサラダとパンです。パンはペーストに付けていただきます。



私の好きなトマトは入っていなかったようです…。

メインのパスタです。クリームソースは何とカレー味。ただ、カレーが主張し過ぎることはありません。細いパスタに良く絡んでいます。


パスタの上には鮮やかな「いくら」が少々。牡蠣は4つほど入っていました。

この日は少し混雑していたので、食べ終わった後はすぐに席を立ちました。空いている日であれば、コーヒーでも飲みながら、のんびりと過ごすことも出来ます。ゆっくりと美術談義、などというもの良いかもしれません。
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カルボナーラのランチセット 「メリディアーナ」(森美術館) 8/10

「メリディアーナ」
六本木ヒルズ森タワー51階(森美術館)
ランチセット(カルボナーラ)

森美術館の2フロア下にあるイタリアンのお店です。通常は「六本木ヒルズクラブ」のメンバーだけが利用出来るレストランの一つですが、ランチタイムのみ一般客もOKとのことで、早速利用してみることにしました。

51階フロアは、53階の森美術館(展望台)から下へのエレベーターホールへ向かった途中に当たります。展覧会の観賞後の利用であれば、すんなりと道順にレストランへたどり着きますが、私のように「まず食事を…。」となると、美術館や展望台へ向かわず、いきなり出口へ向かって歩くことになります。やや分かりにくい場所にあるので、係員の方に尋ねたりしても良いかと思います。

ランチタイムは15時までです。(この時間を過ぎると「会員制レストラン」となり、一般客は利用出来なくなります。)メニューは、平日のみのメニューとなる、パスタがメインのランチセットと、パスタやピザ、それにリゾットなど6品からメインを選び、それにプラス一品加わったセットなどがあります。お値段は前者は1050円、後者は1575円と、場所を考えればなかなかリーズナブルです。私は早速、お安い方のセットを頼もうかと思ったのですが、「本日のパスタ」はミートソースと、我がままながら積極的に食したいメニューではなかったので、通常のセットを注文しました。

まず前菜である「本日の気まぐれアペタイザー」は、可愛くカットされた真っ赤なトマトと、プリプリ感のある小エビのサラダです。少々酸味の利いたソースとふんわりとした卵との相性もなかなか。悪くありません。


少し手をつけてから慌てて写真におさめました…。

メインはカルボナーラを選びました。あまりパンチの効いたお味ではありませんが、パスタに絡むグリンピースと枝豆、それに控えめな塩味が絶妙なベーコンが、各々それなりに主張していました。また、やや大きめにカットされた黒コショウも良いアクセントです。なかなか美味しいと思います。


もう少しコクがあればより良かったかも…。

この二品に、パンが付いて1575円。私はあまり東京の眺望には興味がないのですが、太陽光が差し込む大きな窓越しには、新宿副都心が真夏の靄に浮かび上がります。美術館のカフェ的なレストランで都会の眺望を楽しめる場所とは、日本ではここだけでしょうか。

サービス料が10%加算されます。ヒルズ内には多くのレストランがある上に、六本木界隈にも様々な名店もあるようなので、わざわざ51階まで上がって楽しむのも面倒かもしれませんが、展覧会の前に、カジュアルな感じで眺望を楽しみながら食事をするのも良いかと思いました。
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