「ふつうの系譜 京の絵画と敦賀コレクション」 府中市美術館

府中市美術館
「春の江戸絵画まつり  ふつうの系譜  『奇想』があるなら『ふつう』もあります─京の絵画と敦賀コレクション」
2020/3/14〜5/10



府中市美術館で開催中の「春の江戸絵画まつり  ふつうの系譜 京の絵画と敦賀コレクション」を見てきました。

土佐派や狩野派、円山四条派などの江戸絵画のコレクションで知られる敦賀市立博物館より、「選りすぐり」(公式サイトより)の100点の作品が、府中市美術館へやって来ました。


冷泉為恭「忠考図」(左幅) 敦賀市立博物館 前期展示

それが「ふつうの系譜  『奇想』があるなら『ふつう』もあります─京の絵画と敦賀コレクション」と題した展覧会で、若冲や蕭白らの「奇想」に対する絵師の作品を「そうでないもの」、つまり「ふつう」と定義して、魅力を探る内容となっていました。

まず登場するのが、平安時代のやまと絵の系譜に連なる、土佐派や住吉派の作品でした。中でも土佐光起の「菊鶉図」は魅惑的で、白い菊に置物のような鶉を精緻に表していました。また土佐光孚の「花丸文様屏風」も興味深い作品で、百合や水仙、松や梅などの花や樹木を、全て円い模様にして屏風全体に描いていました。松の枝葉が屈曲して円になる姿はシュールでもあり、単に「ふつう」とは受け取れないような味わいも感じられました。


円山応挙「狗子図」 敦賀市立博物館 前期展示

続くのが狩野派や円山四条派の作品で、中でも応挙の得意とする仔犬を表した2枚の「狗子図」に目を奪われました。ともに白い2匹の仔犬と1匹の茶色の仔犬がじゃれ合う姿を描いていて、1枚は茶色の仔犬が白い犬に噛み付くような仕草を見せていました。実に愛くるしい様子ではありますが、同じモデルの犬を描いたと考えられているそうです。


岸駒「白蓮翡翠図」 敦賀市立博物館 前期展示

京都に生まれ、応挙に教えを乞い、中国や日本の古画にも学んだ絵師、原在中の作品が充実していました。「柳樹駿馬図」は柳と馬を描いていて、特に馬の滑らかな毛並みが印象に残りました。また越中、もしくは加賀に生まれ、後に京都で円山四条派に並ぶ勢力を築いた岸駒の作品も見逃せませんでした。それが「白蓮翡翠図」で、文字通りに蓮とカワセミを描いていましたが、やや縮れ、震えるような線で象られた蓮が画面いっぱいに広がっていて、異様なまでの迫力がありました。

彦根藩士の子として生まれ、明治時代に帝室技芸員として活動した岸竹堂の「華厳滝図」も同じく迫力十分の作品と言えるかもしれません。日光の華厳の滝を正面から描いていて、大量の水が落ちつつ、霞に煙る光景からは、あたかもドドドといった轟音が聞こえるかのようでした。


岸恭「四季花卉図屛風」 敦賀市立博物館 前期展示

ラストの岸恭の「四季花卉図屏風」にも心を惹かれました。水辺に沿って広がる草花を極めて鮮やかな絵具で描いていて、まるで桃源郷を前にするかのようでした。あまりにも美しすぎるゆえに、もはやこの世の景色とは思えないほどでした。

展示替えの情報です。前後期でほぼ全ての作品(一部を除く)が入れ替わります。

「ふつうの系譜 京の絵画と敦賀コレクション」出展リスト(PDF)
前期:3月14日(土)〜4月12日(日)
後期:4月14日(火)〜5月10日(日)

チケットに2度目は半額になる割引券がついています。2つの会期を合わせて1つの展覧会と捉えて差し支えありません。



新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う、東京都の自粛要請のため、3月28日(土)と29日(日)は臨時休館しました。また既にスライドレクチャー等のイベントも中止されています。


3月31日(火)以降は開館する予定であるものの、「平日については開館予定」(公式サイトより)とされている上、今後の状況次第では再び臨時休館する場合もあります。最新の開館の有無については美術館のウェブサイトをご覧下さい。



企画展に続く常設展においても、円山応挙や松村景文ら、江戸中期から後期の絵画が数点ほど展示されていました。あわせてお見逃しなきようにおすすめします。



5月10日まで開催されています。

「春の江戸絵画まつり  ふつうの系譜  『奇想』があるなら『ふつう』もあります─京の絵画と敦賀コレクション」@futsu2020)  府中市美術館
会期:2020年3月14日(土)〜5月10日(日)
休館:月曜日。但し5月4日は開館。
時間:10:00~17:00
 *入館は閉館の30分前まで
料金:一般700(560)円、大学・高校生350(280)円、中学・小学生150(120)円。
 *( )内は20名以上の団体料金。
 *府中市内の小中学生は「学びのパスポート」で無料。
 *チケットに2度目が半額になる割引券付き。
場所:府中市浅間町1-3 都立府中の森公園内
交通:京王線東府中駅から徒歩15分。京王線府中駅からちゅうバス(多磨町行き)「府中市美術館」下車。
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「wall to wall Noriyuki Haraguchi」 √K Contemporary(ルートK コンテンポラリー)

√K Contemporary(ルートK コンテンポラリー)
「wall to wall Noriyuki Haraguchi」
2020/3/7~5/6



√K Contemporary(ルートK コンテンポラリー)で開催中の原口典之個展、「wall to wall Noriyuki Haraguchi」を見てきました。

神楽坂の住宅地に今年3月に新しくオープンした「√K Contemporary」(ルートK コンテンポラリー)は、戦後から現代美術を専門としたギャラリーで、主に2つのフロア、及び地下の多目的スペースを合わせて約450平方メートルを有しています。

そのオープニングを飾るのが、現代美術家の原口典之の個展で、地下1階、1階と2階、それに屋上までを用い、立体作品やインスタレーションなど約30点を公開していました。


「wall to wall Noriyuki Haraguchi」展示風景(地下1階)

まず1階で受付を済ませ、地下のフロアへと進むと、コンクリート打ちっ放しの暗がりの空間の中に、鉄板やアルミ、それにモルタルなどの工業的な素材を用いた作品が展示されていました。


原口典之「Oil Pool」 2020年

そして最奥部には原口の代表作とも言える「オイルプール」が置かれていて、約4メートル×5メートル四方のプールの中に廃油が満たされていました。


原口典之「wall to wall」 2020年

また個展のタイトルでもある「wall to wall」は、仮設のモルタル壁へ白い帆布を貼った作品で、周囲には壁を壊した痕跡なのか、モルタルの破片が無数に飛び散っていました。


原口典之「wall to wall」(部分) 2020年

原口といえば、2009年に横浜の「BankART Studio NYK」にて、個展「原口典之 - 社会と物質」を行いましたが、コンクリートに囲まれた無機的な空間の中での「オイルプール」などは、当時の展示を彷彿させるかもしれません。


「wall to wall Noriyuki Haraguchi」展示風景(屋上) *奥が「Tension, and Compression」

地下に続き、エレベーターに乗って屋上へと上がると姿を表したのが、7本の角材を使ったインスタレーション「Tension, and Compression」でした。いずれの角柱もワイヤーロープで支えられていて、底部には小さな木片が横から差し込まれていました。


原口典之「Tension, and Compression」 2020年

ともかくマンションに囲まれた屋上からは想像もつかないような光景が広がっていて、陽の光を受けては影を伸ばす、角材の不思議な美しさにしばし見入ってしまいました。まるで天上との交信を計ろうとするような、古代の祭祀的な場を連想させるかもしれません。


「wall to wall Noriyuki Haraguchi」展示風景(2階)

屋上に続くのが2階から1階へと連なる展示室で、地下とは一変し、白を基調とした近未来的なスペースが広がっていました。


原口典之「Ento」 2020年

その中でも特に目立っていたのが、高さ4メートル近い円筒状の「Ento」で、黒光りした合板のオブジェが、吹き抜けを貫くように置かれていました。


手前:原口典之「Out and In」 2020年

さらに1階では、アルミや鉄から作られた「Out and In」などが展示されていて、真っ白なスペースとあいまってか、例えば映画「2001年宇宙の旅」に登場する宇宙船をイメージさせるものがありました。地下、屋上、そして2階、1階と、フロア毎にがらりと雰囲気を変える展示空間からして魅力的と言えるかもしれません。


右:原口典之「Ento」 2020年

出展の30点は全て2020年の新作でした。2009年の旧「BankART Studio NYK」以来の大規模な個展として間違いありません。


新型コロナウイルス感染防止のため、「田中泯 場踊り」の公演が中止、後日への振り替えとなりました。(今後の状況では、更なる延期と中止の場合もあり。)なお3月28日現在、展示自体は通常通り行われています。

5月6日まで開催されています。

「wall to wall Noriyuki Haraguchi」 √K Contemporary(ルートK コンテンポラリー)(@rk_contemporary
会期:2020年3月7日(土)~5月6日(水・祝)
休館:日・月曜日。
時間:11:00~19:00。
料金:無料。
住所:新宿区南町6
交通:都営地下鉄大江戸線牛込神楽坂駅A2出口より徒歩5分。東京メトロ東西線神楽坂駅神楽坂口より徒歩12分。
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「VOCA展2020」 上野の森美術館

上野の森美術館
「VOCA展2020 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」
2020/3/12~3/30 *東京都の自粛要請に伴い、3月27日にて終了。



上野の森美術館で開催されていた「VOCA展2020 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」を見てきました。

40歳以下の作家を専門家の推薦によって紹介する「VOCA展」も、今年で第27回を数えるに至りました。


Nerhol「Remove」 VOCA賞

VOCA賞を受賞したのは、田中義久と飯田竜太によるNerholの「Remove」で、正面から捉えると3名の男らしき人物が、何かを手にしながら、まるで実験を行うような姿を表していました。


Nerhol「Remove」(部分)

実のところ、1969年のアメリカの宇宙飛行士のテストプログラムの場面をモチーフとしていましたが、その情報を知っても、一体、何をしているのか分からず、ただ人の影が幻のように佇んでいるようにも思えました。実と虚が入り混じるような光景にも見えるかもしれません。


Nerhol「Remove」(部分)

また面白いのは作品自体の厚みのある質感で、無数に刻み込まれたかのような凹凸があり、あたかもガラスの破片のような画面を築いていました。これは連続写真を重ね合わせ、部分的に彫って作られたもので、かなりデコラティブでもあることから、平面ながら彫刻的と呼べるのではないでしょうか。


立原真理子「いつく島」、「香山の道すがら」、「御嶽のある風景」

こうした意外な素材や質感に魅力を感じる作品が少なくありませんでした。立原真理子は海を望む厳島や鳥居の立つ草地などを刺繍に表していましたが、支持体が複数枚によって構成された網戸でした。



細かな網戸の目地に糸が絡み合いつつ、景色が築かれていて、何やら糸そのものが目地へ生き物のように増殖しているかのようでした。


高山夏希「World of entanglement 2020」

また高山夏希も糸を素材としつつ、アクリルや油彩を用いて、自然の風景を描いていましたが、ねっとりとした絵具と糸がまとわりつくかのようで、独特の質感を見せていました。


多田さやか「網膜剥離」

多田さやかは「網膜剥離」において、複数のベニヤ板やプラスチックを用い、仏像や鳥、それに恐竜を思わせるような動物などを重ね合わせていて、青を基調としたアクリルの色彩も美しく感じられました。そして仏像は膝を立てつつ、頬に手を当てているようにも見えることから、如意輪観音菩薩像をイメージしているのかもしれません。


今村文「お花のえ きく、りんどう、百日草」

今村文の「お花のえ きく、りんどう、百日草」にも惹かれました。円いパネルに草花のモチーフを埋め尽くすように描いていて、蜜蝋画の技法を用いているからか、まるで器の絵付けを思わせるような工芸的な味わいも感じられました。


黒宮菜菜「Image 終わりし道の標べに」

この他では、VOCA佳作賞を受賞した黒宮菜菜の「Image 終わりし道の標べに」も目立っていたのではないでしょうか。暗い茶褐色を背景にした地には、無数の花が降り注いでいて、目を凝らすと中には人が横たわる姿を見ることも出来ました。


李晶玉「Olympia 2020」 VOCA奨励賞

新型コロナウイルス感染防止の対策を講じ、3月27日まで通常通り開館していましたが、東京都の自粛要請を受け、3月28日より休館することが決まりました。よって、当初、3月30日までを予定していたVOCA展も、残念ながら3月27日にて打ち切りとなりました。


関連のアーティストトークやギャラリートークも全て中止されましたが、公式サイトに受賞者のインタビューが動画で掲載されていました。

3月27日にて終了しました。

「VOCA展2020 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」 上野の森美術館@UenoMoriMuseum
会期:2020年3月12日 (木) ~3月30日 (月) *東京都の自粛要請に伴い、3月27日にて終了。
休館:会期中無休。
時間:10:00~18:00
 *入場は閉館30分前まで。
料金:一般600円、大学生500円、高校生以下無料。
住所:台東区上野公園1-2
交通:JR線上野駅公園口より徒歩3分。東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅徒歩5分。京成線京成上野駅徒歩5分。
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新型コロナウイルスへの対応に伴う「美術館・博物館」休館情報 第四報

第一報(3月2日)、第二報(3月9日)、第三報(3月16日)に続きます。新型コロナウイルスへの対応に伴う、一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)の主な美術館と博物館の休館情報をまとめてみました。

最新の情報は→新型コロナウイルスへの対応に伴う「美術館・博物館」休館情報 第十四報(2021年6月1日現在)

【開館中の美術館・博物館(3月24日現在)】

・上野の森美術館 「VOCA展2020」
・弥生美術館・竹久夢二美術館 「もうひとつの歌川派?!国芳・芳年・年英・英朋・朋世~浮世絵から挿絵へ/はいからモダン袴スタイル展」
・アーティゾン美術館 「見えてくる光景 コレクションの現在地」
・相田みつを美術館 「みつをの言葉力」
・岡本太郎記念館 「岡本太郎の版画」
・國學院大學博物館 「國學院大學図書館の名品~神の新たな物語―熊野と八幡の縁起」
・Bunkamura ザ・ミュージアム 「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」
・アクセサリーミュージアム 「ルイ・イカール 版画の中のパフォーマンスレディーII」
・原美術館 「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020」
・山種美術館 「桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!」
・すみだ北斎美術館 「北斎師弟対決!」
・たばこと塩の博物館 「隅田川に育まれた文化 浮世絵に見る名所と美人」 *3/25より展示再開
・板橋区立美術館 「深井隆 -物語の庭-」
・ちひろ美術館・東京 「瀬川康男 坦雲亭日乗-絵と物語の間」
・練馬区立美術館 「背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」
・永青文庫 「古代中国・オリエントの美術―国宝 細川ミラー 期間限定公開」
・世田谷美術館 「村井正誠 あそびのアトリエ」
・世田谷文学館 「六世 中村歌右衛門展」
・府中市美術館 「ふつうの系譜  奇想があるならふつうもあります─京の絵画と敦賀コレクション」
・岡田美術館 「DOKI土器!土偶に青銅器展」
・川崎浮世絵ギャラリー 「浮世絵にみる“時”の移り変わり(前期)」
・川崎市岡本太郎美術館 「第23回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」
・ポーラ美術館 「シュルレアリスムと絵画―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」
・河鍋暁斎記念美術館 「暁斎・暁翠が描いた年中行事・おまつり」
・原爆の図丸木美術館 「砂守勝巳 黙示する風景」
・航空科学博物館


まずは3月24日現在における開館中の美術館です。一時休館していたアーティゾン美術館が3月17日より「見えてくる光景 コレクションの現在地」の展示を再開しました。また「ソール・ライター展」を途中で打ち切ったBunkamura ザ・ミュージアムでは、「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」が新たにスタートし、原美術館でも「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020」の展示が再び始まりました。なお同展は、当初の4月12日から6月7日まで会期が大幅に延長されました。


一方で、概ね3月19日から3月23日まで休館予定だった美術館が、政府の方針により、休館期間を3月末以降まで延長する例も増えてきました。

【3月31日まで臨時休館予定の美術館】

・台東区立朝倉彫塑館 2/28~3/31休
・東京都美術館 2/29~3/31休 「ハマスホイとデンマーク絵画」(開催中止)
・東京ステーションギャラリー 2/29~3/31休 「奇蹟の芸術都市バルセロナ」(~4/5)
・三井記念美術館 2/29~3/31休 「三井家のおひなさま」(~4/5)
・三菱一号館美術館 2/28~3/31休 「画家が見たこども展」(~6/7)
・太田記念美術館 3/1~3/31休 「鏑木清方と鰭崎英朋 近代文学を彩る口絵」(展示中止)
・中村屋サロン美術館 3/1~3/31休 「浅見貴子展 変容のプロセス」(4/1~)
・21_21 DESIGN SIGHT 2/27~3/31休 「秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」(~5/10)
・建築倉庫ミュージアム 2/29~3/31休 「高山明/Port B 模型都市東京」、「クラシックホテル展ー開かれ進化する伝統とその先」(~5/31)
・東京都写真美術館 2/29~3/31休 「写真とファッション」(~5/10)、「日本初期写真史 関東編」(~5/24)、「白川義員写真展」(3/20~)
・東京都庭園美術館 2/29~3/31休 「ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」(~4/7)
・江戸東京博物館 2/29~3/31休 「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る」(~4/5)
・東京都現代美術館 ~3/31休 「オラファー・エリアソン展/もつれるものたち/ドローイングの可能性」(開幕延期)
・東洋文庫ミュージアム 3/3~3/31休 「大清帝国展」(~5/17)
・東京富士美術館 3/2~3/31休 「上村松園・松篁・淳之 三代展」(~4/12)
・八王子夢美術館 2/28~3/31休 「かこさとしの世界展」(~4/5)
・武蔵野市立吉祥寺美術館 3/2~3/31休 「土田圭介 鉛筆画展 心の旅 モノクロームの世界で描く心のカタチ」(4/11~)
・神奈川県立近代美術館鎌倉別館 3/4~3/31休 「生誕120年・没後100年 関根正二展」(展示中止)
・神奈川県立歴史博物館 3/4~3/31休 「掃部山銅像建立110年 井伊直弼と横浜」(展示中止)
・茅ヶ崎市美術館 3/9~3/31休 「日常への視線」(~4/12)
・平塚市美術館 3/3~3/31休 「糸賀英恵展 うつろいのかたち」(~4/5)
・藤沢市アートスペース 3/6~3/31休 「変容のありか 流れる時間の捉え方 cobird/片岡純也+岩竹理恵」(展示中止)
・横須賀美術館 3/4~3/31休 「長沢明展 オワリノナイフーケイ」(~4/12)
・横浜市民ギャラリーあざみ野 3/2~3/31休
・横浜美術館 2/29~3/31休 「澄川喜一 そりとむくり展」(~5/24)
・神奈川県立金沢文庫 ~3/31休 「江戸刷リ物品定メ~二代目金沢文庫長の秘策~」(4/1~)
・岩槻人形博物館 3/2~3/31休 「雛人形と犬筥・天児・這子」(~4/12)
・うらわ美術館 3/2~3/31休 「開館20周年記念 芸術家たちの住むところ」(4/25~)
・川越市立美術館 3/3~3/31休 「平山郁夫展 シルクロードとガンダーラ美術」(展示中止)
・さいたま市大宮盆栽美術館 3/2~3/31休 「大宮盆栽村の歴史」(4/1~)
・鉄道博物館 2/29~3/31休 「全線運転再開記念 常磐線展」(4/1~)
・市原市湖畔美術館 3/5~3/31休 「雲巻雲舒―現代中国美術展・紙」(4/1~)
・国立歴史民俗博物館 2/28~3/31休 「昆布とミヨク-潮香るくらしの日韓比較文化誌」(開催延期)
・佐倉市立美術館 3/5~3/31休 「メスキータ展」(展示中止)
・DIC川村記念美術館 ~3/31休 「ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち」(開催延期)
・成田山書道博物館 2/28~3/31休 「今日の書壇 新井光風展」(~4/19)


3月19日まで休館予定だった森アーツセンタギャラリーは当面休館となり、3月22日までの「特別展 天空ノ鉄道物語」は打ち切りとなりました。そして同じ六本木ヒルズの森美術館も、休館期間が3月19日から当面の間に変更となりました。また東京富士美術館、八王子夢美術館も休館期間が3月末まで延長されました。さらに五島美術館も4月3日までの臨時休館が決まり、開催中の「中国の陶芸展」展は中止となりました。

【当面休館予定の美術館(再開日未定)】

・国立科学博物館 2/29~休 「特別展 和食」(開幕日未定~6/14)
・国立西洋美術館 2/29~休 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」(開幕日未定〜6/14)
・東京国立博物館 2/27~休 「特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音」(開幕日未定~5/10)
・東京国立近代美術館 2/29~休 「ピーター・ドイグ展」(~6/14)
・三の丸尚蔵館 2/29〜休 「御即位記念特別展 令和の御代を迎えて」(〜4/12)
・文化学園服飾博物館 休 「ヨーロピアン・モード」(開幕延期)
・国立新美術館 2/29〜休 「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」(~3/29)、「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」(開幕日未定〜6/1)
・森アーツセンターギャラリー 2/29〜休 「特別展 天空ノ鉄道物語」(展示休止)
・森美術館 2/29〜休 「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」(~3/29)
・日本科学未来館 2/28~休
・たばこと塩の博物館 3/5~休 「隅田川に育まれた文化 浮世絵に見る名所と美人」(~4/12)
・刀剣博物館 3/2~休 「日本刀の見方パートⅢ 刃文」(〜5/17)
・古代オリエント博物館 3/3~休 「バハレーンで古墳を掘る-バハレーン、マカバ古墳群の調査」(~3/29)
・埼玉県立近代美術館  2/29~休 「森田恒友展 自然と共に生きて行かう(展示中止)
・埼玉県立歴史と民俗の博物館 2/29~休 「武蔵国の旗本」(開催延期)
・千葉県立美術館 3/3~休 「近代洋画の先駆者 浅井忠11」(~4/12)


開幕日が定まらない展覧会も少なくありません。既に国立科学博物館の「特別展 和食」、国立西洋美術館の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」、それに東京国立博物館の「特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音」などの開幕が延期されていますが、新たに東京都美術館の「ボストン美術館展 芸術×力」が、当初の4月16日から5月中旬頃を目処に開催が先送りとなりました。これは新型コロナウイルスのパンデミックに伴い、アメリカのボストン美術館が約1ヶ月間休館されるため、展覧会の準備が難しくなったからだそうです。


出光美術館の「茶の湯の美」も、4月4日から4月21日に開幕が延期されました。3月23日の段階において、東京都が4月12日までのイベントを自粛する要請を行なっていることもあり、4月以降に再開、及び開幕を予定している展覧会も、中止、もしくはさらなる延期措置がとられることも十分に予測されます。

第三報時の3月16日と比べると、開館する美術館自体は増えていますが、東京オリンピック・パラリンピックの延期が決定的となるなど、新型コロナウイルスの感染拡大は、世界中のあらゆるイベントに甚大なる影響を及ぼしています。


兵庫県立美術館に巡回中の「ゴッホ展」は、一時、展示を再開したものの、県の鑑賞事業中止措置のため、3月20日から24日まで再び臨時休館となりました。そしてその後、さらに31日までの延長休館になったことから、展覧会も途中で終了となりました。こうした例を踏まえると、今後の感染状況如何では、再開した展覧会も、再び中断、あるいは打ち切りとなることも考えられます。

最後にエリア別の休館情報です。



【上野】

・上野の森美術館 開館中 
 「VOCA展2020」 3/12~3/30
 http://www.ueno-mori.org

・国立科学博物館 2/29~当面休館
 「特別展 和食」 開幕日未定~6/14
 http://www.kahaku.go.jp

・国立近現代建築資料館 休館中
  新しい展示を準備中
 http://nama.bunka.go.jp

・国立西洋美術館 2/29~当面休館
 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」 開幕日未定〜6/14
 http://www.nmwa.go.jp

・台東区立朝倉彫塑館 2/28~3/31臨時休館
 http://www.taitocity.net/zaidan/asakura/

・東京藝術大学大学美術館 休館中
 「御即位記念特別展 雅楽の美」 4/4~
 https://www.geidai.ac.jp/museum/

・東京国立博物館 2/27~当面休館
 「出雲と大和」 展示中止(当初会期は3/8まで)
 「特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音」 開幕日未定~5/10
 http://www.tnm.jp

・東京都美術館 2/29~3/31臨時休館
 「ハマスホイとデンマーク絵画」 開催中止(当初会期は3/26まで)
 「ボストン美術館展 芸術×力」 開幕延期(5月中旬頃を目処に予定)
 http://www.tobikan.jp

・弥生美術館・竹久夢二美術館 開館中
 「もうひとつの歌川派?!国芳・芳年・年英・英朋・朋世~浮世絵から挿絵へ/はいからモダン袴スタイル展」 ~3/29
 http://www.yayoi-yumeji-museum.jp



【丸の内・京橋・日本橋・新橋】

・アーティゾン美術館 3/17展示再開(3/3~3/16臨時休館)
 「見えてくる光景 コレクションの現在地」 ~3/31
 https://www.artizon.museum

・相田みつを美術館 開館中
 「みつをの言葉力」 ~6/21
 http://www.mitsuo.co.jp/museum/

・出光美術館 臨時休館
 「狩野派─画壇を制した眼と手」 3/1に展示終了(当初会期は3/22まで)
 「茶の湯の美」 4/21に開幕延期(当初会期は4/4から)
 http://idemitsu-museum.or.jp

・国立映画アーカイブ 2/29~3/8臨時休館。以降、館内整備のため5/28まで休館。
 「ポーランドの映画ポスター」 会期終了を3/8から2/28に変更
 https://www.nfaj.go.jp

・東京国立近代美術館 2/29~当面休館
 「ピーター・ドイグ展」 ~6/14
 *工芸館の「パッション20 今みておきたい工芸の想い」は2/28にて展示終了
 http://www.momat.go.jp

・三の丸尚蔵館 2/29〜当面休館
 「御即位記念特別展 令和の御代を迎えて」 〜4/12
 https://www.kunaicho.go.jp/event/sannomaru/sannomaru.html

・東京ステーションギャラリー 2/29~3/31休
 「奇蹟の芸術都市バルセロナ」 ~4/5
 http://www.ejrcf.or.jp/gallery/

・パナソニック汐留ミュージアム 2/29~3/22臨時休館
 「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 「ルオーと日本展響き合う芸術と魂」 4/11〜(予定)
 https://panasonic.co.jp/es/museum/

・三井記念美術館 2/29~3/31臨時休館
 「三井家のおひなさま」 ~4/5
 http://www.mitsui-museum.jp

・三菱一号館美術館 2/28~3/31臨時休館
 「画家が見たこども展」 ~6/7
 http://mimt.jp

・ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 3/17より開館
 「春の南桂子展 あの木の向こうがわ」 3/17~5/20
 https://www.yamasa.com/musee/



【表参道・青山】

・太田記念美術館 3/1~3/31臨時休館
 「鏑木清方と鰭崎英朋 近代文学を彩る口絵」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 「月岡芳年 血と妖艶」 4/1〜予定
 http://www.ukiyoe-ota-muse.jp

・岡本太郎記念館 開館中
 「岡本太郎の版画」  ~6/28
 http://www.taro-okamoto.or.jp

・根津美術館 2/29~3/29臨時休館
 「虎屋のおひなさま」 展示中止(当初会期は3/29まで)
 「国宝燕子花図屏風」 4/18〜(予定)
 http://www.nezu-muse.or.jp

・ワタリウム美術館 展示替えのため休館中
 「青木陵子+伊藤存 変化する自由分子のWORKSHOP展」 3/29〜
 http://www.watarium.co.jp



【新宿・渋谷】

・NTTインターコミュニケーション・センター  展示替えのため休館
 「開かれた可能性―ノンリニアな未来の想像と創造」 会期を短縮し2/28にて終了
 http://www.ntticc.or.jp/ja/

・草間彌生美術館 4/2開館予定(3/9〜4/1臨時休館)
 「ZERO IS INFINITY ゼロと草間彌生」 ~5/31
 https://yayoikusamamuseum.jp

・國學院大學博物館 開館中
 「國學院大學図書館の名品~神の新たな物語―熊野と八幡の縁起」 3/20〜
 http://museum.kokugakuin.ac.jp

・渋谷区立松濤美術館 展示替え休館
 「いっぴん、ベッピン、絶品!~歌麿、北斎、浮世絵師たちの絵画」 4/4〜
 http://www.shoto-museum.jp

・東京オペラシティ アートギャラリー 2/29~3/22臨時休館、及び展示替え休館
 「白髪一雄」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 「ドレス・コード? ─ 着る人たちのゲーム」 4/11〜
 https://www.operacity.jp/ag/

・中村屋サロン美術館 3/1〜3/31臨時休館
 「浅見貴子展 変容のプロセス」 4/1〜 *当初会期より変更
 https://www.nakamuraya.co.jp/museum/

・文化学園服飾博物館 臨時休館中
 「ヨーロピアン・モード」 当面延期 *開始日を3/11、3/16より変更
 http://museum.bunka.ac.jp

・Bunkamura ザ・ミュージアム 開館中
 「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」 3/20~ *開幕初日の3/18と翌日のみ休館
 http://www.bunkamura.co.jp/museum/

・東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 3/3~臨時休館
 「FACE展2020」 3/1にて展示終了 *当初会期は3/15まで
 http://www.sjnk-museum.org
 *2020/5/28にSOMPO美術館としてオープン予定



【六本木・虎ノ門】

・大倉集古館 休館中
 「彩られた紙―料紙装飾の世界」 4/4〜
 https://www.shukokan.org

・菊池寛実記念 智美術館 展示替え休館
 「継ぐ―菊池コレクション 今泉今右衛門、酒井田柿右衛門、三輪休雪、樂吉左衞門」 4/11〜
 http://www.musee-tomo.or.jp

・国立新美術館 2/29〜当面休館
 「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」 ~3/29(当初3/16までの会期より延長)
 「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」 開幕日未定〜6/1
 http://www.nact.jp

・21_21 DESIGN SIGHT 2/27~3/31臨時休館 *休館期間を3/12までより延長
 「秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」 ~5/10 *会期延長
 http://www.2121designsight.jp

・森アーツセンターギャラリー 2/29〜当面休館
 「特別展 天空ノ鉄道物語」 展示休止(当初会期は3/22まで)
 https://macg.roppongihills.com/jp/

・森美術館 2/29〜当面休館
 「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」 ~3/29
 https://www.mori.art.museum/jp/

・サントリー美術館 改修工事のため休館中
 「ART in LIFE, LIFE and BEAUTY」 5/13〜
 https://www.suntory.co.jp/sma/

・泉屋博古館分館 改修工事のため休館中
 https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/



【恵比寿・白金・目黒・品川・台場】

・アクセサリーミュージアム 開館中
 「ルイ・イカール 版画の中のパフォーマンスレディーII」 3/24~
 http://acce-museum.main.jp

・建築倉庫ミュージアム 2/29~3/31臨時休館
 「高山明/Port B 模型都市東京」 〜5/31
 「クラシックホテル展ー開かれ進化する伝統とその先」 〜5/31
 https://archi-depot.com

・東京都写真美術館 2/29~3/31臨時休館
 「写真とファッション」 〜5/10
 「日本初期写真史 関東編」 〜5/24
 「白川義員写真展」 3/20〜
 http://topmuseum.jp

・日本科学未来館 2/28~当面休館
 http://www.miraikan.jst.go.jp

・日本民藝館 展示替え休館
 「洋風画と泥絵 異国文化から生れた『工芸的絵画』」 3/31〜
 http://www.mingeikan.or.jp

・山種美術館 開館中
 「桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!」 3/14〜5/10
 http://www.yamatane-museum.jp

・東京都庭園美術館 2/29~3/31臨時休館
 「ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」 〜4/7
 http://www.teien-art-museum.ne.jp

・原美術館 開館中
 「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020」 6/7まで会期延長(当初会期は4/12まで)
 http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/

・目黒区美術館 展示替え休館
 「あそぶひと-人形と子どもの暮らし」 4/22〜
 http://mmat.jp

・畠山記念館 施設改築工事のため休館中
 http://www.ebara.co.jp/csr/hatakeyama/

・松岡美術館 所蔵作品の修復調査、設備点検のため休館中
 http://www.matsuoka-museum.jp



【両国・清澄白河・駒込】

・江戸東京博物館 2/29~3/31臨時休館
 「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る」 ~4/5
 https://www.edo-tokyo-museum.or.jp

・すみだ北斎美術館 3/20より展示再開(2/29~3/19臨時休館)
 「北斎師弟対決!」 ~4/5
 http://hokusai-museum.jp

・たばこと塩の博物館 3/25より展示再開(3/5~3/24臨時休館)
 「隅田川に育まれた文化 浮世絵に見る名所と美人」 ~4/19 *会期延長
 https://www.jti.co.jp/Culture/museum/index.html

・東京都現代美術館 〜3/31臨時休館
 「オラファー・エリアソン展/もつれるものたち/ドローイングの可能性」 開幕延期
 http://www.mot-art-museum.jp

・刀剣博物館 3/2~当面休館
 「日本刀の見方パートⅢ 刃文」 〜5/17
 https://www.touken.or.jp/museum/
 
・東洋文庫ミュージアム 3/3~3/31臨時休館
 「大清帝国展」 ~5/17
 http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/



【池袋・目白・板橋・練馬】

・板橋区立美術館 開館中
 「深井隆 -物語の庭-」 3/14〜5/10 *開始日を3/7より変更
 http://www.itabashiartmuseum.jp

・古代オリエント博物館 3/3~当面休館
 「バハレーンで古墳を掘る-バハレーン、マカバ古墳群の調査」 ~3/29
 http://aom-tokyo.com

・ちひろ美術館・東京 3/20より展示再開(3/4〜3/19臨時休館)
 「瀬川康男 坦雲亭日乗-絵と物語の間」 ~5/17
 https://chihiro.jp/tokyo/

・練馬区立美術館 開館中
 「背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」 ~4/12
 https://www.neribun.or.jp/museum.html

・永青文庫 開館中
 「古代中国・オリエントの美術―国宝 細川ミラー 期間限定公開」 〜4/15
 http://www.eiseibunko.com

・講談社 野間記念館 建て替えのため休館中
 http://www.nomamuseum.kodansha.co.jp



【世田谷】

・五島美術館 3/2~4/3臨時休館
 「中国の陶芸展」 展示中止(当初会期は3/29まで)
 「筆跡の雅び」 4/4〜予定
 http://www.gotoh-museum.or.jp

・静嘉堂文庫美術館 展示替え休館
 「磁州窯と宋のやきもの」 展示中止(当初会期は3/15まで)
 「江戸のエナジー 風俗画と浮世絵」 4/11〜
 http://www.seikado.or.jp

・世田谷美術館 開館中
 「村井正誠 あそびのアトリエ」 ~4/5
 https://www.setagayaartmuseum.or.jp

・世田谷文学館 開館中
 「六世 中村歌右衛門展」 〜4/5
 https://www.setabun.or.jp
 


【武蔵野・多摩】

・東京富士美術館 3/2~3/31臨時休館
 「上村松園・松篁・淳之 三代展」 ~4/12
 http://www.fujibi.or.jp

・八王子夢美術館 2/28~3/31臨時休館
 「かこさとしの世界展」 ~4/5
 http://www.yumebi.com

・府中市美術館 開館中
 「ふつうの系譜  奇想があるならふつうもあります─京の絵画と敦賀コレクション」 3/14〜
 https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/

・町田市立国際版画美術館 展示入れ替え中
 「インプリントまちだ展2020」 4/11〜
 http://hanga-museum.jp

・三鷹市市民ギャラリー 改修工事のため休館
 http://mitaka-sportsandculture.or.jp/gallery/

・武蔵野市立吉祥寺美術館 3/2〜3/31臨時休館
 「土田圭介 鉛筆画展 心の旅 モノクロームの世界で描く心のカタチ」 4/11〜
 http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/

・多摩美術大学大学美術館 臨時休館
 「多摩美術大学博士課程展2020」 開催延期
 http://www.tamabi.ac.jp/museum/



【神奈川県】

・馬の博物館 3/4〜3/25臨時休館
 「生類憐みの日本史 ~馬から犬まで~」 ~4/19
 http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/uma/

・岡田美術館 開館中
 「DOKI土器!土偶に青銅器展」 ~3/29
 http://www.okada-museum.com

・神奈川県民ホールギャラリー 各展覧会開催延期
 「對木裕里展 ぐるぐる」 5/27〜
 http://www.kanakengallery.com

・神奈川県立近代美術館鎌倉別館 3/4〜3/31臨時休館
 「生誕120年・没後100年 関根正二展」  展示中止(当初会期は3/22まで)
 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/annex

・神奈川県立歴史博物館 3/4〜3/31臨時休館
 「掃部山銅像建立110年 井伊直弼と横浜」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 http://ch.kanagawa-museum.jp

・川崎浮世絵ギャラリー 展示替え休館
 「浮世絵にみる“時”の移り変わり(後期)」 3/28〜
 https://ukiyo-e.gallery

・川崎市岡本太郎美術館 開館中
 「第23回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」 ~4/12
 http://www.taromuseum.jp/

・そごう美術館 3/5〜4/10臨時休館
 「ロベール・ドアノー展」 展示休止(当初会期は3/15まで)
 「再興第104回院展」 展示休止(当初会期は3/20〜4/5)
 https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/

・茅ヶ崎市美術館 3/9〜3/31臨時休館
 「日常への視線」 ~4/12
 http://www.chigasaki-museum.jp

・BankArt Station + BankART SILK 展示中止
 「多摩美術大学美術学部情報デザイン学科メディア芸術コース2019年度卒業制作展」 展示休止
 「渡辺篤 修復のモニュメント」 4/1〜5/6(当初会期2/21〜3/15より変更)
 http://www.bankart1929.com

・平塚市美術館 3/3~3/31臨時休館
 「糸賀英恵展 うつろいのかたち」 ~4/5
 http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/

・藤沢市アートスペース 3/6〜3/31臨時休館
 「変容のありか 流れる時間の捉え方 cobird/片岡純也+岩竹理恵」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/bunka/FAS

・ポーラ美術館 開館中
 「シュルレアリスムと絵画―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」 ~4/5
 http://www.polamuseum.or.jp

・横須賀美術館 3/4〜3/31臨時休館
 「長沢明展 オワリノナイフーケイ」 ~4/12
 http://www.yokosuka-moa.jp

・横浜市民ギャラリーあざみ野 3/2~3/31臨時休館
 https://artazamino.jp

・横浜美術館 2/29~3/31臨時休館
 「澄川喜一 そりとむくり展」 ~5/24
 http://yokohama.art.museum

・神奈川県立金沢文庫 空調設備改修工事のため休館中
 「江戸刷リ物品定メ~二代目金沢文庫長の秘策~」 4/1〜予定(当初会期は3/27〜)
 https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/kanazawa.htm

・神奈川県立近代美術館葉山館 空調設備等の改修工事のため展示中止
 http://www.moma.pref.kanagawa.jp

・川崎市市民ミュージアム 台風19号の浸水被害により当面休館
 https://www.kawasaki-museum.jp



【埼玉県】

・岩槻人形博物館 3/2〜3/31臨時休館
 「雛人形と犬筥・天児・這子」 〜4/12
 https://ningyo-muse.jp

・うらわ美術館 3/2〜3/31臨時休館
 「開館20周年記念 芸術家たちの住むところ」 4/25〜
 http://www.city.saitama.jp/urawa-art-museum/index.html

・川口市立アートギャラリー・アトリア 3/12より貸しギャラリーの展示がオープン
 「川口の図工美術まなび展」 2/28にて観覧中止(当初会期は3/1まで)
 「第9回新鋭作家展 ざらざらの実話」 4/4〜
 http://www.atlia.jp

・川越市立美術館 3/3〜3/31臨時休館
 「平山郁夫展 シルクロードとガンダーラ美術」 展示中止(当初会期は3/15まで)
 https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/

・河鍋暁斎記念美術館 開館中
 「暁斎・暁翠が描いた年中行事・おまつり」 〜4/25
 http://kyosai-museum.jp/hp/top.html

・原爆の図丸木美術館 開館中
 「砂守勝巳 黙示する風景」 〜4/15
 http://www.aya.or.jp/~marukimsn/

・埼玉県立近代美術館 2/29~当面休館
 「森田恒友展 自然と共に生きて行かう」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 「写真と映像の物質性」 4/4〜予定
 http://www.pref.spec.ed.jp/momas/

・埼玉県立歴史と民俗の博物館 2/29~当面休館
 「武蔵国の旗本」 開催延期(当初は3/20〜)
 http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp

・さいたま市大宮盆栽美術館 3/2〜3/31臨時休館
 「大宮盆栽村の歴史」 4/1〜(会期変更)
 https://www.bonsai-art-museum.jp/ja/

・鉄道博物館 2/29~3/31臨時休館
 「全線運転再開記念 常磐線展」 4/1~(当初開始日3/14より変更)
 http://www.railway-museum.jp



【千葉県】

・市原市湖畔美術館 3/5〜3/31臨時休館
 「雲巻雲舒―現代中国美術展・紙」 4/1〜予定(当初会期は3/20〜)
 http://lsm-ichihara.jp/

・航空科学博物館 3/24より展示再開(3/2〜3/23臨時休館)
 http://www.aeromuseum.or.jp

・国立歴史民俗博物館 2/28〜3/31臨時休館
 「昆布とミヨク-潮香るくらしの日韓比較文化誌」 開催延期(当初会期は3/17〜)
 https://www.rekihaku.ac.jp

・佐倉市立美術館 3/5〜3/31臨時休館
 「メスキータ展」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 http://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/

・千葉県立美術館 3/3~当面休館
 「近代洋画の先駆者 浅井忠11」 ~4/12
 https://www.chiba-muse.or.jp/ART/

・DIC川村記念美術館 ~3/31臨時休館(当初3/6再開予定)
 「ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち」 開催延期(当初会期は3/20~)
 http://kawamura-museum.dic.co.jp

・成田山書道博物館 2/28~3/31臨時休館
 「今日の書壇 新井光風展」 〜4/19
 http://www.naritashodo.jp

・千葉市美術館 改修工事のため長期休館
 http://www.ccma-net.jp

・ホキ美術館 水害の影響により休館中
 https://www.hoki-museum.jp

東京都が25日夜、週末の外出を自粛するよう要請したため、開館している美術館も臨時休館する場合があります。*3月26日追記

東京都が「外出自粛要請」 繁華街の飲食店で集団感染の疑いも
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200326/k10012350591000.html

最新の情報については改めて各館の公式サイトでご確認下さい。
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「開館記念展 見えてくる光景 コレクションの現在地」 アーティゾン美術館

アーティゾン美術館
「開館記念展 見えてくる光景 コレクションの現在地」 
2020/1/18〜3/31



アーティゾン美術館で開催中の「開館記念展 見えてくる光景 コレクションの現在地」を見てきました。

2015年5月から建物の建て替えのために休館し、2019年7月、ブリヂストン美術館より館名を変えたアーティゾン美術館が、2020年1月に全面開館しました。

それを期して行われているのが開館記念展の「見えてくる光景 コレクションの現在地」で、かつての2倍に広がった3層に及ぶ真新しい展示室に、初公開の31点を含む、計206点もの石橋財団コレクションが一堂に公開されていました。


ピエール=オーギュスト・ルノワール「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」 1876年

まずはじめは「第1部 アートを広げる」と題し、1870年代のマネから2000年代のスーラージュへと至る約140年間の作品が紹介されていて、旧ブリヂストン美術館でも目を引いたルノワールの「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」やシスレーの「サン=マメス六月の朝」などの印象派の名品が展示されていました。


メアリー・カサット「日光浴」 1901年

メアリー・カサットの「日光浴」は、休館中に新たに収蔵された作品で、ピンク色の花を背景に、静かに寄り添いながら日を浴びる母子の姿を、白や青を基調とした淡い色彩にて表現していました。


フランシス・ピカビア「アニメーション」 1914年

この新収蔵品が驚くほどに充実しているのも特徴で、フランシス・ピカビアの「アニメーション」やジーノ・セヴィリーニの「金管奏者」など、なかなか東京の他の美術館ではお目にかかれないような作品も出展されていました。


フアン・グリス「新聞と開かれた本」 1913-14年

旧ブリヂストン美術館時代、何度も通って見たコレクションですが、一連の新収蔵品が加わることで、新たな魅力を増したと言えるのではないでしょうか。


ジョルジュ・マチュー「10番街」 1957年

こうした新収蔵品で特に目を引くのは、現代美術に強い印象を与える作品が多いことでした。一例として、ジュルジュ・マチューの「10番街」やマリア=エレナ・ヴィエラ・ダ・シルヴァの「入口、1961」、マーク・ロスコの「無題」などが挙げられるかもしれません。


ウィレム・デ・クーニング「リーグ」 1964年

2014年に回顧展の開催された、ウィレム・デ・クーニングの「リーグ」も新たに加えられた作品でした。ブリヂストン美術館時代より印象派コレクションで定評のあるアーティゾン美術館ですが、現代美術にも優れた作品が少なくありませんでした。


ザオ・ウーキー「07.06.85」 1985年

コレクションで定評のあるザオ・ウーキーも久々に出展されていました。私自身、まだ美術を見始めた頃、初めてブリヂストン美術館へ行き、「ザオ・ウーキー展」(2004年)に強く感動しましたが、当時の記憶も少なからず蘇りました。人気の画家だけに、今後、アーティゾン美術館での回顧展を心待ちにしている方も多いのではないでしょうか。



続く「第2部 アートをさぐる」では、装飾、古典、原始、異界、聖俗、記録、幸福の7つのテーマからコレクションを紹介していて、古今東西の美術品が、半ば時代や地域を問わず、言わばない混ぜになって展示されていました。


手前:アルベルト・ジャコメッティ「ディエゴの胸像」 1954-55年

私が特に面白く感じたのは彫刻の展示でした。ここではヘンリー・ムアやアルベルト・ジャコメッティ、それにザツキンなどの現代の作品が、紀元前24世紀のシュメールの胸像などと並んでいましたが、あたかも時代を超えて響き合うようで、不思議と違和感がありませんでした。


右:古賀春江「素朴な月夜」 1929年
左:マルク・シャガール「ヴァンスの新月」 1955-56年

また絵画においても、シャガールの「ヴァンスの新月」と古賀春江の「素朴な月夜」が隣り合わせに展示されていましたが、ともに幻想的な雰囲気が相互に行き来するかのようで魅力的でした。こうした意外な作品同士の邂逅も見どころと言えるかもしれません。



ラストのスペースは旧ブリヂストン美術館と同様の吊り天井になっていて、建て替え前の展示室の記憶を彷彿させるものがありました。


野見山暁治「かけがえのない空」 2011年

エミリー・カーメ・イングワリィの「春の風景」や、かつてブリヂストン美術館で大規模な個展を行った野見山暁治の「かけがえのない空」などにも引かれました。


「洛中洛外図屏風」 江戸時代 17世紀

それにしても館内は想像以上に広く、体感的にはブリヂストン美術館の2倍を優に超えていると思うほどでした。この他、日本美術を展示するための部屋では新収蔵品の「洛中洛外図屏風」が展示されていて、写り込みの殆どないクリアなガラス越しに細部の描写をじっくりと見ることが出来ました。


手前:コンスタンティン・ブランクーシ「ポガニー嬢II」 1925年(2006年鋳造)
左:ヴァシリー・カンディンスキー「自らが輝く」 1924年

入館、チケットについての情報です。アーティゾン美術館は日時予約指定制です。原則、公式ウェブ予約購入サイトより、あらかじめ入場券を購入しておく必要があります。



入館時間帯は10時から11時半、12時から13時半、14時から15時半、16時から17時半の4つの枠に区切られていて、それぞれの指定時間枠内に入館することが出来ます。また祝日を除く金曜のみ、18時から19時半の夜間時間枠があります。



各時間枠での入れ替え制ではありません。よって入館後は閉館まで時間制限なく自由に観覧出来ます。



私は14時からの15時半の枠のチケットを購入し、15時頃に美術館に着きましたが、特に並ぶこともなくスムーズに入館出来ました。公式サイトにも案内がありますが、開始時間に人が集中するため、少し遅れて入館するのがベストです。



ウェブ予約チケットが完売していない場合は、当日チケットも販売されます。実のところ、私が出向いた際も、当日売りのチケットを購入されている方を何名か見かけました。とは言え、料金はWEBで1100円、当日1500円と、明らかに予約の方がお得なため、事前にチケットを予約されることをおすすめします。



館内は1階エントランスより入館し、2階から3階へと進み、セキュリティーゲートを潜った後、エレベーターで6階の展示室へ上がり、順に5階、4階の展示室を回る流れとなっていました。6階から4階の往来は自由ですが、セキュリティーゲートより1度入場すると再入場は出来ません。



またカフェは1階、ロッカーとショップは2階にありました。なおカフェとショップはチケットがなくても利用することが出来ます。


手前:コンスタンティン・ブランクーシ「接吻」 1907-10年

私的利用の範囲内で撮影が可能になりました。但し動画、フラッシュの使用は出来ません。(本エントリ掲載写真も一般会期中に入場し、撮影しました。)


クリスチャン・ダニエル・ラウホ「勝利の女神」

新型コロナウィルス感染拡散防止のため、3月3日から臨時休館していましたが、3月17日より展示が再開しました。3月中のギャラリートーク、ファミリープログラムは中止となりましたが、ミュージアムショップ、カフェともに利用可能です。


今、東京で一押しの美術館を問われれば、おそらくアーティゾン美術館を挙げると思います。ブリヂストン美術館はアーティゾン美術館と名を変え、大幅にグレードアップして東京駅前に再び帰ってきました。



3月31日まで開催されています。もちろんおすすめします。

「開館記念展 見えてくる光景 コレクションの現在地」 アーティゾン美術館@artizonmuseumJP
会期:2020年1月18日(土) 〜3月31日(火)
休館:月曜日。但し2月24日を除く。2月25日(火)。
時間:10:00~18:00
 *毎週金曜日は20時まで。(但し3月20日を除く)
 *入館は閉館の30分前まで。
料金:【ウェブ予約チケット】一般1100円、大学・高校生無料(要予約)、中学生以下無料(予約不要)。
 *事前日時指定予約制。
 *ウェブ予約チケットが完売していない場合のみ当日チケット(1500円)も販売。
住所:中央区京橋1-7-2
交通:JR線東京駅八重洲中央口、東京メトロ銀座線京橋駅6番、7番出口、東京メトロ銀座線・東西線・都営浅草線日本橋駅B1出口よりそれぞれ徒歩約5分。
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「第23回 岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)展」 川崎市岡本太郎美術館

川崎市岡本太郎美術館
「第23回 岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)展」
2020/2/14~4/12



毎年恒例、現代美術家の活動を顕彰する「岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)展」は、今年で第23回を数えるに至りました。

今回の応募総数は、昨年より約40点増え、452点でした。そのうち美術専門家の審査を経て、入選を果たした23組の作品が、川崎市岡本太郎記念館にて公開されています。


野々上聡人「ラブレター」 岡本太郎賞

栄えある岡本太郎賞を受賞したのは、1984年生まれの野々上聡人で、「ラブレター」と題した、大型のオブジェや絵画、それに映像かなる作品を出展していました。


野々上聡人「ラブレター」 岡本太郎賞

中央には無数の顔が象られ、動物とも、怪物とも呼べうるようなオブジェが高らかに積まれていて、全体で一つの未知の有機体を構成するかのようでした。


野々上聡人「ラブレター」 岡本太郎賞

そして周囲には魔物と言えるような生き物を描いた絵画が所狭しと並んでいて、中央のオブジェを見下ろすべく、天井付近まで達していました。ともかく凄まじいエネルギーと迫力に満ちた作品で、根源的な命の誕生が湧き上がる光景を目にするかのようでした。


根本裕子「野良犬」 岡本敏子賞

17頭の犬の彫刻を展示室に放ったのが、岡本敏子賞を受賞した根本裕子で、実に精巧に成形されたオオカミのような野良犬が、歩いたり、匂いを嗅いだり、雄叫びを上げるような仕草をしていました。


根本裕子「野良犬」 岡本敏子賞

ともかく毛並みの質感など犬の生態を見事に捉えていて、はじめは木彫かと思いきや、実は陶で作られていました。そして時にコミカルな表情もしていて、愛くるしい姿を見せていました。


本濃研太「僕のDNAが知っている」 特別賞

特別賞を受賞した本濃研太は、デコラティブな仮面をたくさん作っていて、中央にはトーテムポールをさらに人形化したようなオブジェを築いていました。プリミティブな仮面の「目」に並々ならぬ迫力を感じるのではないでしょうか。


本濃研太「僕のDNAが知っている」 特別賞

また色彩豊かでかつ、相当に量感があるゆえに分かりにくいかもしれませんが、素材がダンボールであるのには驚きました。


佐藤圭一「おねすと」 入選

全体的に彫刻に力作が目立っていたかもしれません。佐藤圭一の「おねすと」は、白い茎や葉の上に、人の顔を象った花の彫刻を出展していて、赤や青に染まりつつ、口を開けたり、笑みを浮かべたりしていました。


村上力「上一品洞『美術の力』」 特別賞

骨董屋を覗き込むかのような、村上力の展示も面白いのではないでしょうか。古今東西の美術品を集めたという「村上一品洞」なる空間を築いていて、阿修羅像、桃山の焼き物、さらには店主なのか岡本太郎の像を展示していました。


村上力「上一品洞『美術の力』」 特別賞

麻布や土、アクリルなど多様な素材と共に、絵画、陶芸、木工、彫刻と、表現も多岐にわたっていましたが、作品全体に統一感があるのも興味深いところでした。


森貴之「View Tracing」 特別賞

赤外線に反応して蛍光する糸を用い、ポリゴンを空間として表現したのが特別賞の森貴之で、しばらく見ていると、あたかも2次元と3次元の間を行き来しているような錯覚に囚われました。


森貴之「View Tracing」 特別賞

それらは実在しながら、あたかも仮想のようでもあって、何とも言い難い空間を作り上げていました。なかなか他では得難い鑑賞体験ではないでしょうか。


松藤孝一「世界の終わりの始まり」 入選

同じく暗室で作品を展開したのが、松藤孝一の「世界の終わりの始まり」で、丸屋根を載せた塔を思わせるウランガラスのオブジェが、緑色の妖しく美しい光を放っていました。横から眺めていると、ビルの林立する未来の都市のように見えるかもしれません。


丸山喬平「幸について」 入選

丸山喬平の「幸について」にも目を引かれました。金属のパイプで作られた台の上には、木材や断熱材などを組み合わせた人の姿を象っていて、皆、銛を手にし、先頭の人物は魚のようなものを背負いながら歩いていました。特に記述はありませんでしたが、やはりタイトルからしても青木繁の「海の幸」を引用したのでしょうか。そのイメージが否応なしに重なりました。


会期中、3月22日までは「お気に入りを選ぼう!」と題し、会場出口にて作品の人気投票が行われています。受付で配布される赤いシールにて、1人1票、気に入った作品に投票することが可能です。

投票の結果は3月26日にHP上で発表され、上位の作家には記念品が進呈されます。事実上のオーディエンス賞と捉えて差し支えないかもしれません。


桂典子「しょくどう」 入選

新型コロナウイルス感染予防、拡散防止のため、3月末までに予定されていたイベントは全て中止となりました。4月以降の予定については改めてお知らせがあります。

撮影が可能です。4月12日まで開催されています。

「第23回 岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)展」 川崎市岡本太郎美術館@taromuseum
会期:2020年2月14日(金)~4月12日(日)
休館:月曜日。但し2月24日を除く。2月25日(火)。
時間:9:30~17:00
 *入館は閉館の30分前まで。
料金:一般700(560)円、大・高生・65歳以上500(400)円、中学生以下無料。
 *( )内は20名以上の団体料金。
 *常設展も観覧可。
住所:川崎市多摩区枡形7-1-5
交通:小田急線向ヶ丘遊園駅から徒歩約20分。向ヶ丘遊園駅南口ターミナルより「溝口駅南口行」バス(5番のりば・溝19系統)で「生田緑地入口」で下車。徒歩5分。
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新型コロナウイルスへの対応に伴う「美術館・博物館」休館情報 第三報

第一報(3月2日)、第二報(3月9日)に続きます。新型コロナウイルスへの対応に伴う、一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)の主な美術館と博物館の休館情報をまとめてみました。

最新の情報は→新型コロナウイルスへの対応に伴う「美術館・博物館」休館情報 第十四報(2021年6月1日現在)

【開館中の美術館・博物館(3月16日現在)】

・上野の森美術館 「VOCA展2020」
・弥生美術館・竹久夢二美術館 「もうひとつの歌川派?!国芳・芳年・年英・英朋・朋世~浮世絵から挿絵へ/はいからモダン袴スタイル展」
・相田みつを美術館 「みつをの言葉力」
・岡本太郎記念館 「岡本太郎の版画」
・ワタリウム美術館 「フィリップ・パレーノ展」
・菊池寛実記念 智美術館 「第8回菊池ビエンナーレ 現代陶芸の<今>」
・日本民藝館 「祈りの造形 沖縄の厨子甕を中心に」
・山種美術館 「桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!」
・目黒区美術館 「コレクション展 越境者たち-BEYOND THE BORDERS」
・板橋区立美術館 「深井隆 -物語の庭-」
・練馬区立美術館 「背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」
・永青文庫 「古代中国・オリエントの美術―国宝 細川ミラー 期間限定公開」
・世田谷美術館 「村井正誠 あそびのアトリエ」
・世田谷文学館 「六世 中村歌右衛門展」
・府中市美術館 「ふつうの系譜  奇想があるならふつうもあります─京の絵画と敦賀コレクション」
・岡田美術館 「DOKI土器!土偶に青銅器展」
・川崎浮世絵ギャラリー 「浮世絵にみる“時”の移り変わり(前期)」
・川崎市岡本太郎美術館 「第23回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」
・ポーラ美術館 「シュルレアリスムと絵画―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」
・河鍋暁斎記念美術館 「暁斎・暁翠が描いた年中行事・おまつり」
・原爆の図丸木美術館 「砂守勝巳 黙示する風景」


まずは3月16日現在における開館中の美術館です。上野の森美術館の「VOCA展」、山種美術館の「桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!」、それに府中市美術館の「ふつうの系譜」 などが当初の予定通りにスタートしました。また板橋区立美術館の「深井隆-物語の庭-」は、3月7日より会期を変更し、14日から展示がはじまりました。

【3月17日より展示再開予定の美術館】

・アーティゾン美術館 「見えてくる光景 コレクションの現在地」(〜3/31)
・ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 「春の南桂子展 あの木の向こうがわ」(~5/20)


また一時休館していたアーティゾン美術館も、3月17日より「見えてくる光景 コレクションの現在地」を再開します。3月中のギャラリートークなどは中止されますが、カフェ、ショップともに営業されます。

【3月18日より展示再開予定の美術館】

・原美術館 「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020」(~4/12)


2月末より臨時休館していた原美術館も、3月18日よりの展示再開が決まりました。


休館中の美術館によるオンラインを通じた試みも増えてきました。江戸東京博物館の「江戸ものづくり列伝」の会場から生放送を開始したニコニコ美術館では、3月12日には三菱一号館美術館の「画家が見たこども展」、15日には大阪市立東洋陶磁美術館の「竹工芸名品展」を同じくネット放送しました。そして18日には、東京国立近代美術館の「ピーター・ドイグ」展が生中継されます。


東京国立博物館では館内の特集展示を解説を交えてyoutubeで紹介した他、太田記念美術館ではTwitterの公式アカウントで様々な作品の情報を発信してきました。また3月末までの休館が決まった神奈川歴史博物館では、「掃部山銅像建立110年 井伊直弼と横浜」の展示資料をWEBでも閲覧可能な特設ページを開設しました。さらに国立新美術館の「ブダベスト展」も、特設サイトにおいて会場内の写真風景を特別に公開しました。

【3月19日、20日まで臨時休館予定の美術館】

・Bunkamura ザ・ミュージアム 2/28~3/19休 「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」(3/20以降開始予定)
・森アーツセンターギャラリー 2/29〜3/19休 「特別展 天空ノ鉄道物語」(~3/22)
・森美術館 2/29〜3/19休 「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」(~3/29)
・すみだ北斎美術館 2/29~3/19休  「北斎師弟対決!」(~4/5) *3/20の再開を目処に準備中
・ちひろ美術館・東京 3/4〜3/19休 「瀬川康男 坦雲亭日乗-絵と物語の間」(~5/17)
・馬の博物館 3/4〜3/20休 「生類憐みの日本史 ~馬から犬まで~」(~4/19)


3月18日より「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」を開催する予定だったBunkamura ザ・ミュージアムは、初日の18日と翌日19日の休館が決まりました。20日以降の開催は決定次第HPでお知らせがあります。

【3月22日、23日まで臨時休館予定の美術館】

・パナソニック汐留ミュージアム 2/29~3/22休 「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展」(展示中止)
・東京オペラシティ アートギャラリー 2/29~3/22休 「白髪一雄」(展示中止)
・五島美術館 3/2~3/23休 「中国の陶芸展」(~3/29)
・東京富士美術館 3/2~3/23休 「上村松園・松篁・淳之 三代展」(~4/12)
・八王子夢美術館 2/28~3/23休 「かこさとしの世界展」(~4/5)
・航空科学博物館 3/2〜3/23休

【3月29日まで臨時休館予定の美術館】

・根津美術館 2/29~3/29休 「虎屋のおひなさま」(展示中止)


休館期間が長引くにつれ、打ち切りとなる展示も目立ってきました。パナソニック汐留ミュージアムの「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展」、東京オペラシティ アートギャラリーの「白髪一雄」、根津美術館の「虎屋のおひなさま」は、いずれも休館期間が延長されたため、会期途中で展示が中止となりました。

【3月31日まで臨時休館予定の美術館】

・台東区立朝倉彫塑館 2/28~3/31休
・東京都美術館 2/29~3/31休 「ハマスホイとデンマーク絵画」(開催中止)
・東京ステーションギャラリー 2/29~3/31休 「奇蹟の芸術都市バルセロナ」(~4/5)
・三井記念美術館 2/29~3/31休 「三井家のおひなさま」(~4/5)
・三菱一号館美術館 2/28~3/31休 「画家が見たこども展」(~6/7)
・太田記念美術館 3/1~3/31休 「鏑木清方と鰭崎英朋 近代文学を彩る口絵」(展示中止)
・中村屋サロン美術館 3/1〜3/31休 「浅見貴子展 変容のプロセス」(4/1〜)
・21_21 DESIGN SIGHT 2/27~3/31休 「秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」(~5/10)
・建築倉庫ミュージアム 2/29~3/31休 「高山明/Port B 模型都市東京」、「クラシックホテル展ー開かれ進化する伝統とその先」(〜5/31)
・東京都写真美術館 2/29~3/31休 「写真とファッション」(〜5/10)、「日本初期写真史 関東編」(〜5/24)、「白川義員写真展」(3/20〜)
・東京都庭園美術館 2/29~3/31休 「ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」(〜4/7)
・江戸東京博物館 2/29~3/31休 「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る」(~4/5)
・東京都現代美術館 〜3/31休 「オラファー・エリアソン展/もつれるものたち/ドローイングの可能性」(開幕延期)
・東洋文庫ミュージアム 3/3~3/31休 「大清帝国展」(~5/17)
・武蔵野市立吉祥寺美術館 3/2〜3/31休 「土田圭介 鉛筆画展 心の旅 モノクロームの世界で描く心のカタチ」(4/11〜)
・神奈川県立近代美術館鎌倉別館 3/4〜3/31休 「生誕120年・没後100年 関根正二展」(展示中止)
・神奈川県立歴史博物館 3/4〜3/31休 「掃部山銅像建立110年 井伊直弼と横浜」(展示中止)
・茅ヶ崎市美術館 3/9〜3/31休 「日常への視線」(~4/12)
・平塚市美術館 3/3~3/31休 「糸賀英恵展 うつろいのかたち」(~4/5)
・藤沢市アートスペース 3/6〜3/31休 「変容のありか 流れる時間の捉え方 cobird/片岡純也+岩竹理恵」(展示中止)
・横須賀美術館 3/4〜3/31休 「長沢明展 オワリノナイフーケイ」(~4/12)
・横浜市民ギャラリーあざみ野 3/2~3/31休
・横浜美術館 2/29~3/31休 「澄川喜一 そりとむくり展」(~5/24)
・神奈川県立金沢文庫 〜3/31休 「江戸刷リ物品定メ~二代目金沢文庫長の秘策~」(4/1〜)
・岩槻人形博物館 3/2〜3/31休 「雛人形と犬筥・天児・這子」(〜4/12)
・うらわ美術館 3/2〜3/31休 「開館20周年記念 芸術家たちの住むところ」(4/25〜)
・川越市立美術館 3/3〜3/31休 「平山郁夫展 シルクロードとガンダーラ美術」(展示中止)
・さいたま市大宮盆栽美術館 3/2〜3/31休 「大宮盆栽村の歴史」(4/1〜)
・鉄道博物館 2/29~3/31休 「全線運転再開記念 常磐線展」(4/1~)
・市原市湖畔美術館 3/5〜3/31休 「雲巻雲舒―現代中国美術展・紙」(4/1〜)
・国立歴史民俗博物館 2/28〜3/31休 「昆布とミヨク-潮香るくらしの日韓比較文化誌」(開催延期)
・佐倉市立美術館 3/5〜3/31休 「メスキータ展」(展示中止)
・DIC川村記念美術館 ~3/31休 「ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち」(開催延期)
・成田山書道博物館 2/28~3/31休 「今日の書壇 新井光風展」(〜4/19)

当初、3月中旬までを目処に休館していた美術館が、3月末まで休館を延長する例も増えてきました。3月14日より「オラファー・エリアソン展」などが始まる予定だった東京都現代美術館では、3/31まで休館を延長したため、展覧会の開幕も4月1日以降に延期となりました。

【当面休館予定の美術館(再開日未定)】

・国立科学博物館 2/29~休 「特別展 和食」(開幕日未定~6/14)
・国立西洋美術館 2/29~休 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」(開幕日未定〜6/14)
・東京国立博物館 2/27~休 「特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音」(開幕日未定~5/10)
・東京国立近代美術館 2/29~休 「ピーター・ドイグ展」(~6/14)
・三の丸尚蔵館 2/29〜休 「御即位記念特別展 令和の御代を迎えて」(〜4/12)
・文化学園服飾博物館 休 「ヨーロピアン・モード」(開幕延期)
・国立新美術館 2/29〜休 「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」(~3/29)、「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」(開幕日未定〜6/1)
・日本科学未来館 2/28~休
・たばこと塩の博物館 3/5~休 「隅田川に育まれた文化 浮世絵に見る名所と美人」(~4/12)
・刀剣博物館 3/2~休 「日本刀の見方パートⅢ 刃文」(〜5/17)
・古代オリエント博物館 3/3~休 「バハレーンで古墳を掘る-バハレーン、マカバ古墳群の調査」(~3/29)
・埼玉県立近代美術館  2/29~休 「森田恒友展 自然と共に生きて行かう(展示中止)
・埼玉県立歴史と民俗の博物館 2/29~休 「武蔵国の旗本」(開催延期)
・千葉県立美術館 3/3~休 「近代洋画の先駆者 浅井忠11」(~4/12)


国立館を中心に、再開日を未定にした美術館も少なくありません。国立科学博物館の「特別展 和食」、国立西洋美術館の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」、東京国立博物館の「特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音」、国立新美術館の「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」はいずれも開幕日が未定となりました。また国立新美術館の「ブダベスト展」は会期が3月29日までと延長されましたが、休館も延長されたため、現時点での再開日は未定となりました。


最後にエリア別の休館情報です。



【上野】

・上野の森美術館 開館中 
 「VOCA展2020」 3/12~
 http://www.ueno-mori.org

・国立科学博物館 2/29~当面休館
 「特別展 和食」 開幕日未定~6/14
 http://www.kahaku.go.jp

・国立近現代建築資料館 休館中
  新しい展示を準備中
 http://nama.bunka.go.jp

・国立西洋美術館 2/29~当面休館
 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」 開幕日未定〜6/14
 http://www.nmwa.go.jp

・台東区立朝倉彫塑館 2/28~3/31臨時休館
 http://www.taitocity.net/zaidan/asakura/

・東京藝術大学大学美術館 休館中
 「御即位記念特別展 雅楽の美」 4/4~
 https://www.geidai.ac.jp/museum/

・東京国立博物館 2/27~当面休館
 「出雲と大和」 展示中止(当初会期は3/8まで)
 「特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音」 開幕日未定~5/10
 http://www.tnm.jp

・東京都美術館 2/29~3/31臨時休館
 「ハマスホイとデンマーク絵画」 開催中止(当初会期は3/26まで)
 http://www.tobikan.jp

・弥生美術館・竹久夢二美術館 開館中
 「もうひとつの歌川派?!国芳・芳年・年英・英朋・朋世~浮世絵から挿絵へ/はいからモダン袴スタイル展」 ~3/29
 http://www.yayoi-yumeji-museum.jp



【丸の内・京橋・日本橋・新橋】

・アーティゾン美術館 3/17展示再開(3/3~3/16臨時休館)
 「見えてくる光景 コレクションの現在地」 ~3/31
 https://www.artizon.museum

・相田みつを美術館 開館中
 「みつをの言葉力」 ~6/21
 http://www.mitsuo.co.jp/museum/

・出光美術館 臨時休館
 「狩野派─画壇を制した眼と手」 3/1に展示終了(当初会期は3/22まで)
 「茶の湯の美」 4/4~
 http://idemitsu-museum.or.jp

・国立映画アーカイブ 2/29~3/8臨時休館。以降、館内整備のため5/28まで休館。
 「ポーランドの映画ポスター」 会期終了を3/8から2/28に変更
 https://www.nfaj.go.jp

・東京国立近代美術館 2/29~当面休館
 「ピーター・ドイグ展」 休止中~6/14
 *工芸館の「パッション20 今みておきたい工芸の想い」は2/28にて展示終了
 http://www.momat.go.jp

・三の丸尚蔵館 2/29〜当面休館
 「御即位記念特別展 令和の御代を迎えて」 〜4/12
 https://www.kunaicho.go.jp/event/sannomaru/sannomaru.html

・東京ステーションギャラリー 2/29~3/31休
 「奇蹟の芸術都市バルセロナ」 休止中~4/5
 http://www.ejrcf.or.jp/gallery/

・パナソニック汐留ミュージアム 2/29~3/22臨時休館
 「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 https://panasonic.co.jp/es/museum/

・三井記念美術館 2/29~3/31臨時休館
 「三井家のおひなさま」 ~4/5
 http://www.mitsui-museum.jp

・三菱一号館美術館 2/28~3/31臨時休館
 「画家が見たこども展」 ~6/7
 http://mimt.jp

・ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 3/17より開館
 「春の南桂子展 あの木の向こうがわ」 3/17~5/20
 https://www.yamasa.com/musee/



【表参道・青山】

・太田記念美術館 3/1~3/31臨時休館
 「鏑木清方と鰭崎英朋 近代文学を彩る口絵」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 「月岡芳年 血と妖艶」 4/1〜予定
 http://www.ukiyoe-ota-muse.jp

・岡本太郎記念館 開館中
 「岡本太郎の版画」  ~6/28
 http://www.taro-okamoto.or.jp

・根津美術館 2/29~3/29臨時休館
 「虎屋のおひなさま」 展示中止(当初会期は3/29まで)
 http://www.nezu-muse.or.jp

・ワタリウム美術館 開館中
 「フィリップ・パレーノ展」 ~3/22
 http://www.watarium.co.jp



【新宿・渋谷】

・NTTインターコミュニケーション・センター  展示替えのため休館
 「開かれた可能性―ノンリニアな未来の想像と創造」 会期を短縮し2/28にて終了
 http://www.ntticc.or.jp/ja/

・草間彌生美術館 3/9〜4/1臨時休館
 「ZERO IS INFINITY ゼロと草間彌生」 ~5/31
 https://yayoikusamamuseum.jp

・國學院大學博物館 展示替え休館
 「國學院大學図書館の名品~神の新たな物語―熊野と八幡の縁起」 3/20〜
 http://museum.kokugakuin.ac.jp

・渋谷区立松濤美術館 展示替え休館
 「いっぴん、ベッピン、絶品!~歌麿、北斎、浮世絵師たちの絵画」 4/4〜
 http://www.shoto-museum.jp

・東京オペラシティ アートギャラリー 2/29~3/22臨時休館
 「白髪一雄」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 「ドレス・コード? ─ 着る人たちのゲーム」 4/11〜
 https://www.operacity.jp/ag/

・中村屋サロン美術館 3/1〜3/31臨時休館
 「浅見貴子展 変容のプロセス」 4/1〜 *当初会期より変更
 https://www.nakamuraya.co.jp/museum/

・文化学園服飾博物館 臨時休館中
 「ヨーロピアン・モード」 当面延期 *開始日を3/11、3/16より変更
 http://museum.bunka.ac.jp

・Bunkamura ザ・ミュージアム 2/28~3/19臨時休館
 「永遠のソール・ライター」 2/27にて展示中止
 「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」 3/20~(未定)
 http://www.bunkamura.co.jp/museum/

・東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 3/3~臨時休館
 「FACE展2020」 3/1にて展示終了 *当初会期は3/15まで
 http://www.sjnk-museum.org
 *2020/5/28にSOMPO美術館としてオープン予定



【六本木・虎ノ門】

・大倉集古館 休館中
 「彩られた紙―料紙装飾の世界」 4/4〜
 https://www.shukokan.org

・菊池寛実記念 智美術館 開館中
 「第8回菊池ビエンナーレ 現代陶芸の<今>」 ~3/22
 http://www.musee-tomo.or.jp

・国立新美術館 2/29〜当面休館
 「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」 ~3/29(当初3/16までの会期より延長)
 「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」 開幕日未定〜6/1
 http://www.nact.jp

・21_21 DESIGN SIGHT 2/27~3/31臨時休館 *休館期間を3/12までより延長
 「秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」 ~5/10 *会期延長
 http://www.2121designsight.jp

・森アーツセンターギャラリー 2/29〜3/19臨時休館
 「特別展 天空ノ鉄道物語」 ~3/22
 https://macg.roppongihills.com/jp/

・森美術館 2/29〜3/19臨時休館
 「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」 ~3/29
 https://www.mori.art.museum/jp/

・サントリー美術館 改修工事のため休館中
 「ART in LIFE, LIFE and BEAUTY」 5/13〜
 https://www.suntory.co.jp/sma/

・泉屋博古館分館 改修工事のため休館中
 https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/



【恵比寿・白金・目黒・品川・台場】

・建築倉庫ミュージアム 2/29~3/31臨時休館
 「高山明/Port B 模型都市東京」 〜5/31
 「クラシックホテル展ー開かれ進化する伝統とその先」 〜5/31
 https://archi-depot.com

・東京都写真美術館 2/29~3/31臨時休館
 「写真とファッション」 〜5/10
 「日本初期写真史 関東編」 〜5/24
 「白川義員写真展」 3/20〜
 http://topmuseum.jp

・日本科学未来館 2/28~当面休館
 http://www.miraikan.jst.go.jp

・日本民藝館 開館中
 「祈りの造形 沖縄の厨子甕を中心に」 〜3/22
 http://www.mingeikan.or.jp

・山種美術館 開館中
 「桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!」 3/14〜5/10
 http://www.yamatane-museum.jp

・東京都庭園美術館 2/29~3/31臨時休館
 「ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」 〜4/7
 http://www.teien-art-museum.ne.jp

・原美術館 3/18展示再開(2/29~3/17臨時休館)
 「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020」 ~4/12
 http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/

・目黒区美術館 開館中
 「コレクション展 越境者たち-BEYOND THE BORDERS」 〜3/22
 http://mmat.jp

・畠山記念館 施設改築工事のため休館中
 http://www.ebara.co.jp/csr/hatakeyama/

・松岡美術館 所蔵作品の修復調査、設備点検のため休館中
 http://www.matsuoka-museum.jp



【両国・清澄白河・駒込】

・江戸東京博物館 2/29~3/31臨時休館
 「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る」 ~4/5
 https://www.edo-tokyo-museum.or.jp

・すみだ北斎美術館 2/29~3/19臨時休館 *3/20の再開を目処に準備中
 「北斎師弟対決!」 ~4/5
 http://hokusai-museum.jp

・たばこと塩の博物館 3/5~当面休館
 「隅田川に育まれた文化 浮世絵に見る名所と美人」 ~4/12
 https://www.jti.co.jp/Culture/museum/index.html

・東京都現代美術館 〜3/31臨時休館
 「オラファー・エリアソン展/もつれるものたち/ドローイングの可能性」 開幕延期
 http://www.mot-art-museum.jp

・刀剣博物館 3/2~当面休館
 「日本刀の見方パートⅢ 刃文」 〜5/17
 https://www.touken.or.jp/museum/
 
・東洋文庫ミュージアム 3/3~3/31臨時休館
 「大清帝国展」 ~5/17
 http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/



【池袋・目白・板橋・練馬】

・板橋区立美術館 開館中
 「深井隆 -物語の庭-」 3/14〜5/10 *開始日を3/7より変更
 http://www.itabashiartmuseum.jp

・古代オリエント博物館 3/3~当面休館
 「バハレーンで古墳を掘る-バハレーン、マカバ古墳群の調査」 ~3/29
 http://aom-tokyo.com

・ちひろ美術館・東京 3/4〜3/19臨時休館
 「瀬川康男 坦雲亭日乗-絵と物語の間」 ~5/17
 https://chihiro.jp/tokyo/

・練馬区立美術館 開館中
 「背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」 ~4/12
 https://www.neribun.or.jp/museum.html

・永青文庫 開館中
 「古代中国・オリエントの美術―国宝 細川ミラー 期間限定公開」 〜4/15
 http://www.eiseibunko.com

・講談社 野間記念館 建て替えのため休館中
 http://www.nomamuseum.kodansha.co.jp



【世田谷】

・五島美術館 3/2~3/23臨時休館
 「中国の陶芸展」 ~3/29
 http://www.gotoh-museum.or.jp

・静嘉堂文庫美術館 3/2〜3/15臨時休館
 「磁州窯と宋のやきもの」 展示中止(当初会期は3/15まで)
 「江戸のエナジー 風俗画と浮世絵」 4/11〜
 http://www.seikado.or.jp

・世田谷美術館 開館中
 「村井正誠 あそびのアトリエ」 ~4/5
 https://www.setagayaartmuseum.or.jp

・世田谷文学館 開館中
 「六世 中村歌右衛門展」 〜4/5
 https://www.setabun.or.jp
 


【武蔵野・多摩】

・東京富士美術館 3/2~3/23臨時休館
 「上村松園・松篁・淳之 三代展」 ~4/12
 http://www.fujibi.or.jp

・八王子夢美術館 2/28~3/23臨時休館
 「かこさとしの世界展」 ~4/5
 http://www.yumebi.com

・府中市美術館 開館中
 「ふつうの系譜  奇想があるならふつうもあります─京の絵画と敦賀コレクション」 3/14〜
 https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/

・町田市立国際版画美術館 展示入れ替え中
 「インプリントまちだ展2020」 4/11〜
 http://hanga-museum.jp

・三鷹市市民ギャラリー 改修工事のため休館
 http://mitaka-sportsandculture.or.jp/gallery/

・武蔵野市立吉祥寺美術館 3/2〜3/31臨時休館
 「土田圭介 鉛筆画展 心の旅 モノクロームの世界で描く心のカタチ」 4/11〜
 http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/

・多摩美術大学大学美術館 臨時休館
 「多摩美術大学博士課程展2020」 開催延期
 http://www.tamabi.ac.jp/museum/



【神奈川県】

・馬の博物館 3/4〜3/20臨時休館
 「生類憐みの日本史 ~馬から犬まで~」 ~4/19
 http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/uma/

・岡田美術館 開館中
 「DOKI土器!土偶に青銅器展」 ~3/29
 http://www.okada-museum.com

・神奈川県民ホールギャラリー
 「第39回 県美展」 開催延期(当初は3/17~)
 http://www.kanakengallery.com

・神奈川県立近代美術館鎌倉別館 3/4〜3/31臨時休館
 「生誕120年・没後100年 関根正二展」  展示中止(当初会期は3/22まで)
 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/annex

・神奈川県立歴史博物館 3/4〜3/31臨時休館
 「掃部山銅像建立110年 井伊直弼と横浜」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 http://ch.kanagawa-museum.jp

・川崎浮世絵ギャラリー 開館中
 「浮世絵にみる“時”の移り変わり(前期)」 ~3/22
 https://ukiyo-e.gallery

・川崎市岡本太郎美術館 開館中
 「第23回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」 ~4/12
 http://www.taromuseum.jp/

・そごう美術館 3/5〜4/10臨時休館
 「ロベール・ドアノー展」 展示休止(当初会期は3/15まで)
 「再興第104回院展」 展示休止(当初会期は3/20〜4/5)
 https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/

・茅ヶ崎市美術館 3/9〜3/31臨時休館
 「日常への視線」 ~4/12
 http://www.chigasaki-museum.jp

・BankArt Station + BankART SILK 展示中止
 「多摩美術大学美術学部情報デザイン学科メディア芸術コース2019年度卒業制作展」 展示休止
 「渡辺篤 修復のモニュメント」 4/1〜5/6(当初会期2/21〜3/15より変更)
 http://www.bankart1929.com

・平塚市美術館 3/3~3/31臨時休館
 「糸賀英恵展 うつろいのかたち」 ~4/5
 http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/

・藤沢市アートスペース 3/6〜3/31臨時休館
 「変容のありか 流れる時間の捉え方 cobird/片岡純也+岩竹理恵」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/bunka/FAS

・ポーラ美術館 開館中
 「シュルレアリスムと絵画―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」 ~4/5
 http://www.polamuseum.or.jp

・横須賀美術館 3/4〜3/31臨時休館
 「長沢明展 オワリノナイフーケイ」 ~4/12
 http://www.yokosuka-moa.jp

・横浜市民ギャラリーあざみ野 3/2~3/31臨時休館
 https://artazamino.jp

・横浜美術館 2/29~3/31臨時休館
 「澄川喜一 そりとむくり展」 ~5/24
 http://yokohama.art.museum

・神奈川県立金沢文庫 空調設備改修工事のため休館中
 「江戸刷リ物品定メ~二代目金沢文庫長の秘策~」 4/1〜予定(当初会期は3/27〜)
 https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/kanazawa.htm

・神奈川県立近代美術館葉山館 空調設備等の改修工事のため展示中止
 http://www.moma.pref.kanagawa.jp

・川崎市市民ミュージアム 台風19号の浸水被害により当面休館
 https://www.kawasaki-museum.jp



【埼玉県】

・岩槻人形博物館 3/2〜3/31臨時休館
 「雛人形と犬筥・天児・這子」 〜4/12
 https://ningyo-muse.jp

・うらわ美術館 3/2〜3/31臨時休館
 「開館20周年記念 芸術家たちの住むところ」 4/25〜
 http://www.city.saitama.jp/urawa-art-museum/index.html

・川口市立アートギャラリー・アトリア 展示休止
 「川口の図工美術まなび展」 2/28にて観覧中止(当初会期は3/1まで)
 「第9回新鋭作家展 ざらざらの実話」 4/4〜
 http://www.atlia.jp

・川越市立美術館 3/3〜3/31臨時休館
 「平山郁夫展 シルクロードとガンダーラ美術」 展示中止(当初会期は3/15まで)
 https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/

・河鍋暁斎記念美術館 開館中
 「暁斎・暁翠が描いた年中行事・おまつり」 〜4/25
 http://kyosai-museum.jp/hp/top.html

・原爆の図丸木美術館 開館中
 「砂守勝巳 黙示する風景」 〜4/15
 http://www.aya.or.jp/~marukimsn/

・埼玉県立近代美術館 2/29~当面休館
 「森田恒友展 自然と共に生きて行かう」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 http://www.pref.spec.ed.jp/momas/

・埼玉県立歴史と民俗の博物館 2/29~当面休館
 「武蔵国の旗本」 開催延期(当初は3/20〜)
 http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp

・さいたま市大宮盆栽美術館 3/2〜3/31臨時休館
 「大宮盆栽村の歴史」 4/1〜(会期変更)
 https://www.bonsai-art-museum.jp/ja/

・鉄道博物館 2/29~3/31臨時休館
 「全線運転再開記念 常磐線展」 4/1~(当初開始日3/14より変更)
 http://www.railway-museum.jp



【千葉県】

・市原市湖畔美術館 3/5〜3/31臨時休館
 「雲巻雲舒―現代中国美術展・紙」 4/1〜予定(当初会期は3/20〜)
 http://lsm-ichihara.jp/

・航空科学博物館 3/2〜3/23臨時休館
 http://www.aeromuseum.or.jp

・国立歴史民俗博物館 2/28〜3/31臨時休館
 「昆布とミヨク-潮香るくらしの日韓比較文化誌」 開催延期(当初会期は3/17〜)
 https://www.rekihaku.ac.jp

・佐倉市立美術館 3/5〜3/31臨時休館
 「メスキータ展」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 http://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/

・千葉県立美術館 3/3~当面休館
 「近代洋画の先駆者 浅井忠11」 ~4/12
 https://www.chiba-muse.or.jp/ART/

・DIC川村記念美術館 ~3/31臨時休館(当初3/6再開予定)
 「ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち」 開催延期(当初会期は3/20~)
 http://kawamura-museum.dic.co.jp

・成田山書道博物館 2/28~3/31臨時休館
 「今日の書壇 新井光風展」 〜4/19
 http://www.naritashodo.jp

・千葉市美術館 改修工事のため長期休館
 http://www.ccma-net.jp

・ホキ美術館 水害の影響により休館中
 https://www.hoki-museum.jp

一律休館ではなく、再開する館があるなど、各館で対応が異なっていますが、今後の感染状況如何では、休館期間がさらに延びる可能性も考えられます。

最新の情報については改めて各館の公式サイトでご確認下さい。
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「背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」 練馬区立美術館

練馬区立美術館
「生誕140年記念 背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」
2020/2/21~4/12



練馬区立美術館で開催中の「生誕140年記念 背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」の特別内覧会に参加してきました。

1880年に京都に生まれた画家、津田青楓は、図案制作で生計を立てつつ、日本画や洋画を学び、二科会の創立メンバーに加わるも、後に文人画風の作品を描くなどして多様に活動しました。

その津田青楓の生誕140年を期したのが「背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」と題した回顧展で、約250点の作品と資料を通して画風の変遷を辿りつつ、交友のあった夏目漱石や私淑した良寛和尚との関わりなどを詳らかにしていました。

生花の家元に生まれた青楓は、小学校卒業と同時に生地問屋へ奉公に出されるも、主従関係に嫌気がさして出奔すると、自立の道を探り出しました。そこで出会ったのが図案を描く仕事で、日本画を学びつつ、京都市立染織学校に入学しては、染織の知識を新たに吸収しました。


「浅野古香宛津田青楓絵葉書」 1905年 佐倉市立美術館

しかしそうした青楓の生き様を変えたのが、1904年に勃発した日露戦争でした。1900年、20歳にして徴兵された清風は、1903年に満期で除隊するも、翌年に召集され、看護師として従軍し、203高地などの激戦地を転戦しました。そこで目の当たりにした凄惨な光景は、青楓の記憶から消えることはなく、後に「内臓がはみだし」や「何十とも知れぬ死骸」などと戦争の体験を生々しく日記に記述しました。


津田青楓「装飾図案」(山田芸艸堂) 1904年 芸艸堂

1907年、農商務省海外実業練習生に採用された青楓は、フランスへ留学してデッサンなどを学ぶと、帰国後、京都から東京へ移り住みました。そして夏目漱石と出会い、漱石の亡くなる1916年まで絵を教えたり、日本画の表を乞うたり、連れ立って展覧会へ行くなどして交流を深めました。


手前:津田青楓「うづら衣」(山田芸艸堂) 1903年 スコット・ジョンソン

さて青楓の仕事でまず目を引くのは、図案集、ないし本の装釘でした。うち「うづら衣」は自然の風景などの写生を下にした図案集で、郊外の田園風景を、時に抽象を思わせるような表現で巧みに表していました。


手前:津田青楓「青もみぢ」7巻、9巻(芸艸堂) 1906年 スコット・ジョンソン

この他、日露戦争から戻って間もなく描き、伝統的な図案を模倣したとされる「青もみぢ」も魅力的と言えるかもしれません。


津田青楓(装幀)夏目漱石「道草」(岩波書店) 県立神奈川近代文学館(寄託)

そして漱石の「明暗」や「道草」をはじめ、鈴木三重吉や与謝野晶子、田山花袋などの書籍の装丁も多く手掛けていて、やはり草花などの自然のモチーフを取り込みながら、どこか美しくも可憐な作品世界を作り上げていました。

1914年、石井柏亭や山下新太郎らと二科会を設立した清風は、1923年に関東大震災が起こると、再び京都へ移り住み、マルクス主義経済学者の河上肇と出会い、社会主義を理想とする美術動向にも深く関心を寄せました。


津田青楓「婦人と金絲雀鳥」 1920年 東京国立近代美術館

「婦人と金絲雀鳥」は第十回二科展への出品作で、文庫本を手にした女性、すなわち当時の妻の山脇敏子が、椅子に腰掛けては穏やかな面持ちで鳥を愛でる様子を表していました。そして背後の平面的な衝立は、岩場に立つ鶴を描いた青楓の自作、「描更紗鶴図衝立」と同様の図柄であることから、実際に用いて描いたとも指摘されています。


左:津田青楓「出雲崎の女」 1923年 東京国立近代美術館

また「出雲崎の女」は、良寛の出生地を訪ねた際に制作した一枚で、宿屋の娘をモデルにしました。腰をくねらせては扇子を持つ女性の裸体は、やや黄色を帯びていて、まるでゴーギャンの画風を思わせる面もありました。


右:津田青楓「夏の日」 1929年 笛吹市青楓美術館

さらに海辺に集う人々を描いた「夏の日」も、人々の肌の色然り、独特な色彩表現を見せていて、少女のワンピースの鮮やかな珊瑚色も一際目立っていました。こうした青楓の油絵を漱石は「色彩の感じの豊富な人。」として、「趣のある色彩を出すやうです。」と評していました。


津田青楓「疾風怒涛」 1932年 笛吹市青楓美術館

京都丹後の冬の海岸をモチーフにしたのが、青楓最大のサイズでもある「疾風怒涛」で、岩場に襲い掛かるように荒れ狂っては波打つ海を描いていました。ともかく激しく迸るような筆触が印象的でしたが、ここには社会主義への弾圧が強化された世相に対する不満が示されたとも言われています。

青楓の油絵の中で最も有名でかつ鮮烈な印象を与えるのが、権力により拷問を受ける運動家の姿を描いた「犠牲者」ではないでしょうか。


津田青楓「犠牲者」 1933年 東京国立近代美術館

「十字架のキリスト像に匹敵する」とした清風は、後ろ手に縛られ、血を垂らしながらだらんと吊るされた人物をねっとりとした油彩で表していて、画面下の鉄格子付きの窓には、国会議事堂も描きこまれていました。

ともかく体制への強い批判精神が明らかに感じられる作品ですが、実際に青楓は制作中の1933年、左翼運動へ接近したとして、官憲に囚われてしまいました。ただアトリエに踏み込まれる前に隠したことで押収は免れ、戦後まで公表されることはありませんでした。

留置場に入れられ、約半月余り取り調べを受けた青楓は、今後、社会主義運動への関心を断ち切るという、いわゆる転向によって起訴猶予となりました。そして洋画を描くことが困難だと感じると、断筆を宣言し、二科会からも脱退して、自らの洋画塾を解散しました。


津田青楓「北太田人物」 1946年 笛吹市青楓美術館

ラストは青楓が主に晩年に辿り着いた、書や水墨、それに詩と絵の交錯する南画でした。疎開先の農村風景を写生した「北太田人物」は、柔らかな筆と淡い色彩で人々の様子を描いていて、その軽妙な作風は、先の油彩画とは似ても似つかないかもしれません。


津田青楓「馬と牛」 個人蔵

65歳に終戦を迎えた青楓は、公的な仕事から一歩退き、友人たちと交流しつつ、自然の風景などを南画に描いては、書に没頭しました。そして1978年、老衰にて亡くなりました。98歳のことでした。


中央:津田青楓「其時声無」 制作年不詳

油彩、日本画、書と幅広い分野で功績を残した青楓の画業を辿るには、質量ともに申し分ない回顧展ではないでしょうか。作品に見入りつつも、時に時代に翻弄されつつも、自らの制作を切り開いた青楓の生き方にも大いに共感するものがありました。


3月13日現在、通常通り開館していますが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、3月末までに開催予定の講演会などのイベントは中止となりました。



4月12日まで開催されています。おすすめします。

「生誕140年記念 背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」 練馬区立美術館@nerima_museum
会期:2020年2月21日(金)~4月12日(日)
休館:月曜日。但し2月24日(月・休)は開館、翌25日(火)は休館。
時間:10:00~18:00 *入館は閉館の30分前まで
料金:大人1000(800)円、大・高校生・65~74歳800(700)円、中学生以下・75歳以上無料
 *( )は20名以上の団体料金。
 *ぐるっとパス利用で500円。
住所:練馬区貫井1-36-16
交通:西武池袋線中村橋駅より徒歩3分。

注)写真は特別鑑賞会時に主催者の許可を得て撮影したものです。
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「Tomorrow is Today: Farming the Possible Fields」 クリエイションギャラリーG8

クリエイションギャラリーG8
「UMA / design farm展 Tomorrow is Today: Farming the Possible Fields」
2020/2/25~3/28



クリエイションギャラリーG8で開催中の「UMA / design farm展 Tomorrow is Today: Farming the Possible Fields」を見てきました。

2007年にアートディレクターの原田祐馬によって設立された「UMA / design farm」は、グラフィックや空間、展覧会などの企画開発を通して、地域や文化に関するプロジェクトに携わってきました。



そうした一連のプロジェクトを網羅するのが「Tomorrow is Today: Farming the Possible Fields」で、デザインのプロダクトのみならず、サインデザインのプロセスや、プロジェクトに関わった人々の活動などを紹介していました。



まず前半は「UMA / design farm」の手がけたサイン、ピクトグラム、ロゴ、それにパッケージデザインなどで、中には展覧会のポスターも展示されていました。



そのうちポスターでは、ラフォーレミュージアム原宿で行われた「デヴィット・リンチ展」(2012年)や東京都現代美術館の「フランシス・アリス展」(2013年)なども並んでいて、気がつかずとも一度は目にしたことのある作品も少なくありませんでした。また最近では昨年、ひろしまトリエンナーレのプレ事業として開催された特別展「ここからむこうまで」もデザインしていて、実に幅広く活動していることを知ることが出来ました。



パッケージデザインで目を引いたのは、「走る日本市プロジェクト 大阪・兵庫編」(2017年)で、新幹線をモチーフにした手ぬぐいやマジックインキが紹介されていました。これはJR西日本が、中川政七商店とともに、「土産もの」を切り口に、山陽新幹線沿線のものづくりを発信するために企画されたプロジェクトで、大阪と兵庫エリアのプロデュースを「UMA / design farm」が担当しました。なお開催期間中は、新幹線の車内ワゴンにて、オリジナルの土産が販売されていたそうです。



続くフロアでは、現在進行中を含めた各種プロジェクトを壁と什器で取り上げていて、単なる資料展示ではなく、5コマ漫画を盛り込んだり、原田の独自の視点によるテキストを記すなど、プロセス全体を紐解くような内容となっていました。



ここでは奈良の福祉施設たんぽぽの家での活動や、福岡県福地町の図書館と歴史資料館の設計、あるいは瀬戸内国際芸術祭での小豆島の観光プロジェクトなどが紹介されていましたが、ともかく現地の人々との交流、ないし協働に重点を置いていて、「UMA / design farm」の「ともに考え、ともにつくる」という基本コンセプトが強く反映しているように感じられました。



この他、会場最奥部のフロアでは、2015年からUR都市機構と共に手がけた、団地の色彩やサイン計画を写真や映像で公開していました。そして興味深いのは、計画から2年経った風景が取り上げられていることで、団地や住民に溶け込んだサインの光景を見ることが出来ました。



かつて私が一度、見学した柴又のゲストハウス「柴又 FU-TEN(ふーてん)」の色彩計画とネーミング、サインデザインも「UMA / design farm」が行っていました。これからも全国各地で「UMA / design farm」によるサインやデザインを目にする機会が増えるかもしれません。


新型コロナウィルス感染予防対策のため、混雑時は一時的に入場制限を行っています。ギャラリーは通常通りオープンしていますが、お出かけの際はご注意下さい。



撮影も可能です。3月28日まで開催されています。

「UMA / design farm展 Tomorrow is Today: Farming the Possible Fields」 クリエイションギャラリーG8@g8gallery
会期:2020年2月25日(火)~3月28日(土)
休館:日・祝日。
時間:11:00~19:00。
料金:無料。
住所:中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F
交通:JR線新橋駅銀座口、東京メトロ銀座線新橋駅5番出口より徒歩3分。
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新型コロナウイルスへの対応に伴う「美術館・博物館」休館情報 第二報

3月2日の第一報に続きます。新型コロナウイルスへの対応に伴う、一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)の主な美術館と博物館の休館情報をまとめてみました。

最新の情報は→新型コロナウイルスへの対応に伴う「美術館・博物館」休館情報 第十四報(2021年6月1日現在)

【開館中の美術館・博物館(3月9日現在)】

・弥生美術館・竹久夢二美術館 「もうひとつの歌川派?!国芳・芳年・年英・英朋・朋世~浮世絵から挿絵へ/はいからモダン袴スタイル展」
・相田みつを美術館 「みつをの言葉力」
・岡本太郎記念館 「岡本太郎の版画」
・ワタリウム美術館 「フィリップ・パレーノ展」
・國學院大學博物館 「古物を守り伝えた人々―好古家たち Antiquarians―」
・渋谷区立松濤美術館 「サロン展 彫刻家 ・ 村田勝四郎と日本野鳥の会」
・菊池寛実記念 智美術館 「第8回菊池ビエンナーレ 現代陶芸の<今>」
・日本民藝館 「祈りの造形 沖縄の厨子甕を中心に」
・目黒区美術館 「コレクション展 越境者たち-BEYOND THE BORDERS」
・練馬区立美術館 「背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」
・永青文庫 「古代中国・オリエントの美術―国宝 細川ミラー 期間限定公開」
・世田谷美術館 「村井正誠 あそびのアトリエ」
・世田谷文学館 「六世 中村歌右衛門展」
・町田市立国際版画美術館 「インプリントまちだ展2020」(4/11〜)
・岡田美術館 「DOKI土器!土偶に青銅器展」
・神奈川県民ホールギャラリー 「県美展」(3/17~)
・川崎浮世絵ギャラリー 「浮世絵にみる“時”の移り変わり(前期)」
・川崎市岡本太郎美術館 「第23回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」
・ポーラ美術館 「シュルレアリスムと絵画―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」
・河鍋暁斎記念美術館 「暁斎・暁翠が描いた年中行事・おまつり」
・原爆の図丸木美術館 「砂守勝巳 黙示する風景」


まずは3月9日現在において開館中の美術館です。3月2日の第一報の段階に比べ、草間彌生美術館や神奈川県立歴史博物館、それに佐倉市立美術館などが臨時休館となり、開館している館が減りました。

【3月11日まで臨時休館予定の美術館】

・上野の森美術館 3/5~3/11休 「VOCA展2020」(3/12~)

【3月13日まで臨時休館予定の美術館】

・森アーツセンターギャラリー 2/29〜3/13休 「特別展 天空ノ鉄道物語」(~3/22)
・森美術館 2/29〜3/13休 「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」(~3/29)
・原美術館 2/29~3/13休 「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020」(~4/12)
・板橋区立美術館 2/29~3/13休 「深井隆 -物語の庭-」 3/14〜(開始日を3/7より変更)
・馬の博物館 3/4〜3/13休 「生類憐みの日本史 ~馬から犬まで~」(~4/19)

【3月15日まで臨時休館予定の美術館】

・三の丸尚蔵館 2/29〜3/15休 「御即位記念特別展 令和の御代を迎えて」(〜4/12)
・パナソニック汐留ミュージアム 2/29~3/15休 「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展」(~3/22)
・国立新美術館 2/29〜3/15休 「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」(~3/16)、「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」(3/16〜)
・東京都庭園美術館 2/29~3/15休 「ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」(〜4/7)
・古代オリエント博物館 3/3~3/15休 「バハレーンで古墳を掘る-バハレーン、マカバ古墳群の調査」(~3/29)
・静嘉堂文庫美術館 3/2〜3/15休 「磁州窯と宋のやきもの」展示終了 *当初会期は3/15まで
・神奈川県立近代美術館鎌倉別館 3/4〜3/15休 「生誕120年・没後100年 関根正二展」 (~3/22)
・平塚市美術館 3/3~3/15休 「糸賀英恵展 うつろいのかたち」(~4/5)
・横浜市民ギャラリーあざみ野 3/2~3/15休
・横浜美術館 2/29~3/15休 「澄川喜一 そりとむくり展」(~5/24)
・うらわ美術館 3/2〜3/15休 「開館20周年記念 芸術家たちの住むところ」(4/25〜)
・さいたま市大宮盆栽美術館 3/2〜3/15休 「春の花もの盆栽展」(〜3/25)
・鉄道博物館 2/29~3/15休 「全線運転再開記念 常磐線展」(3/16~) *当初開始日3/14より変更


休館する美術館が大半を占める中、オンラインを通じた新たな試みも行われています。森美術館は、南條史生館長が公式Instagramでライブ配信を行い、「未来と芸術展」の様子を紹介しています。


またかねてより美術展のネット放送を実施してきたニコニコでも、休館中の展示を配信する取り組みを無償で行うことを発表し、第一弾として江戸東京博物館の特別展「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る」が生放送(3月10日、19時スタート)されることが決まりました。既に30を超える館より問い合わせがあったそうです。

【3月16日まで臨時休館予定の美術館】

・国立科学博物館 2/29~3/16休 「特別展 和食」(3/17~)
・国立西洋美術館 2/29~3/16休 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」(開幕延期)
・台東区立朝倉彫塑館 2/28~3/16休
・東京国立博物館 2/27~3/16休 「特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音」(3/17~) *開始日を3/13より変更
・東京都美術館 2/29~3/16休 「ハマスホイとデンマーク絵画」(~3/26)
・アーティゾン美術館 3/3~3/16休 「見えてくる光景 コレクションの現在地」(~3/31)
・東京国立近代美術館 2/29~3/16休 「ピーター・ドイグ展」(~6/14)
・東京ステーションギャラリー 2/29~3/16休 「奇蹟の芸術都市バルセロナ」(~4/5)
・三井記念美術館 2/29~3/16休 「三井家のおひなさま」(~4/5)
・三菱一号館美術館 2/28~3/16休 「画家が見たこども展」(~6/7)
・太田記念美術館 3/1~3/16休 「鏑木清方と鰭崎英朋 近代文学を彩る口絵」(~3/22)
・根津美術館 2/29~3/16休 「虎屋のおひなさま」(~3/29)
・東京オペラシティ アートギャラリー 2/29~3/16休 「白髪一雄」(~3/22)
・建築倉庫ミュージアム 2/29~3/16休 「高山明/Port B 模型都市東京」、「クラシックホテル展ー開かれ進化する伝統とその先」(〜5/31)
・東京都写真美術館 2/29~3/16休 「写真とファッション」(〜5/10)、「日本初期写真史 関東編」(〜5/24)、「白川義員写真展」(3/20〜)
・江戸東京博物館 2/29~3/16 休 「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る」(~4/5)
・すみだ北斎美術館 2/29~3/16休 「北斎師弟対決!」(~4/5)
・たばこと塩の博物館 3/5~3/16休 「隅田川に育まれた文化 浮世絵に見る名所と美人」(~4/12)
・刀剣博物館 3/2~3/16休 「日本刀の見方パートⅢ 刃文」(〜5/17)
・ちひろ美術館・東京 3/4〜3/16休 「瀬川康男 坦雲亭日乗-絵と物語の間」(~5/17)
・五島美術館 3/2~3/16休 「中国の陶芸展」(~3/29)
・東京富士美術館 3/2~3/16休 「上村松園・松篁・淳之 三代展」(~4/12)
・神奈川県立近代美術館鎌倉別館 3/4〜3/16休 「生誕120年・没後100年 関根正二展」 (~3/22)
・神奈川県立歴史博物館 3/4〜3/16休 「掃部山銅像建立110年 井伊直弼と横浜」(~3/22)
・横須賀美術館 3/4〜3/16休 「長沢明展 オワリノナイフーケイ」(~4/12)
・八王子夢美術館 2/28~3/16休 「かこさとしの世界展」(~4/5)
・岩槻人形博物館 3/2〜3/16休 「雛人形と犬筥・天児・這子」(〜4/12)
・埼玉県立近代美術館 2/29~3/16休 「森田恒友展 自然と共に生きて行かう」(~3/22)
・埼玉県立歴史と民俗の博物館 2/29~3/16休 「武蔵国の旗本」(3/20〜)
・市原市湖畔美術館 3/5〜3/16休 「雲巻雲舒―現代中国美術展・紙」(3/20〜)
・航空科学博物館 3/2〜3/16休
・DIC川村記念美術館 ~3/16休 「ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち」(3/20~)
・成田山書道博物館 2/28~3/16休 「今日の書壇 新井光風展」(〜4/19)
・千葉県立美術館 3/3~3/16休 「近代洋画の先駆者 浅井忠11」(~4/12)
・国立歴史民俗博物館 2/28〜3/16休 「昆布とミヨク-潮香るくらしの日韓比較文化誌」(3/17〜)
・佐倉市立美術館 3/5〜3/16休 「メスキータ展」(〜3/22)

【3月31日まで臨時休館予定の美術館】

・中村屋サロン美術館 3/1〜3/31休 「浅見貴子展 変容のプロセス」(4/1〜)
・21_21 DESIGN SIGHT 2/27~3/31休 「秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」(~5/10)
・茅ヶ崎市美術館 3/9〜3/31休 「日常への視線」(~4/12)
・藤沢市アートスペース 3/6〜3/31休 「変容のありか 流れる時間の捉え方 cobird/片岡純也+岩竹理恵」(展示中止)


3月末まで臨時休館する美術館も少なからず増えてきました。藤沢市アートスペースは3月31日までの休館となり、開催中の「変容のありか 流れる時間の捉え方 cobird/片岡純也+岩竹理恵」は中止となりました。また当初、3月12日まで臨時休館としていた21_21 DESIGN SIGHTは、期間を延長して3月31日までの休館となりました。さらにそごう美術館は、3月5日から4月10日までの約1ヶ月超に及ぶ臨時休館が決まり、開催中の「ロベール・ドアノー展」は打ち切り、次回の「再興第104回院展」も開催中止となりました。


今のところ3月15日、16日までを目処に休館する美術館が目立ちますが、今後の感染状況如何では、休館期間が延びる可能性も十分に考えられます。


最後にエリア別の休館情報です。



【上野】

・上野の森美術館 3/5~3/11臨時休館 
 「VOCA展2020」 3/12~
 http://www.ueno-mori.org

・国立科学博物館 2/29~3/16臨時休館
 「特別展 和食」 3/17~予定
 http://www.kahaku.go.jp

・国立近現代建築資料館 休館中
  新しい展示を準備中
 http://nama.bunka.go.jp

・国立西洋美術館 2/29~3/16臨時休館
 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」 3/17以降に開幕延期
 http://www.nmwa.go.jp

・台東区立朝倉彫塑館 2/28~3/16臨時休館
 http://www.taitocity.net/zaidan/asakura/

・東京藝術大学大学美術館 休館中
 「御即位記念特別展 雅楽の美」 4/4~
 https://www.geidai.ac.jp/museum/

・東京国立博物館 2/27~3/16臨時休館
 「出雲と大和」 展示中止(当初会期は3/8まで)
 「特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音」 3/17~(開始日を3/13より変更)
 http://www.tnm.jp

・東京都美術館 2/29~3/16臨時休館
 「ハマスホイとデンマーク絵画」 ~3/26
 http://www.tobikan.jp

・弥生美術館・竹久夢二美術館 開館中
 「もうひとつの歌川派?!国芳・芳年・年英・英朋・朋世~浮世絵から挿絵へ/はいからモダン袴スタイル展」 ~3/29
 http://www.yayoi-yumeji-museum.jp



【丸の内・京橋・日本橋・新橋】

・アーティゾン美術館 3/3~3/16臨時休館
 「見えてくる光景 コレクションの現在地」 ~3/31
 https://www.artizon.museum

・相田みつを美術館 開館中
 「みつをの言葉力」 ~6/21
 http://www.mitsuo.co.jp/museum/

・出光美術館 臨時休館
 「狩野派─画壇を制した眼と手」 3/1に展示終了(当初会期は3/22まで)
 「茶の湯の美」 4/4~
 http://idemitsu-museum.or.jp

・国立映画アーカイブ 2/29~3/8臨時休館。以降、館内整備のため5/28まで休館。
 「ポーランドの映画ポスター」 会期終了を3/8から2/28に変更
 https://www.nfaj.go.jp

・東京国立近代美術館 2/29~3/16臨時休館
 「ピーター・ドイグ展」 ~6/14
 *工芸館の「パッション20 今みておきたい工芸の想い」は2/28にて展示終了
 http://www.momat.go.jp

・三の丸尚蔵館 2/29〜3/15臨時休館
 「御即位記念特別展 令和の御代を迎えて」 〜4/12
 https://www.kunaicho.go.jp/event/sannomaru/sannomaru.html

・東京ステーションギャラリー 2/29~3/16臨時休館
 「奇蹟の芸術都市バルセロナ」 ~4/5
 http://www.ejrcf.or.jp/gallery/

・パナソニック汐留ミュージアム 2/29~3/15臨時休館
 「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展」 ~3/22
 https://panasonic.co.jp/es/museum/

・三井記念美術館 2/29~3/16臨時休館
 「三井家のおひなさま」 ~4/5
 http://www.mitsui-museum.jp

・三菱一号館美術館 2/28~3/16臨時休館
 「画家が見たこども展」 ~6/7
 http://mimt.jp

・ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 工事のため休館中
 「春の南桂子展 あの木の向こうがわ」 3/17~予定
 https://www.yamasa.com/musee/



【表参道・青山】

・太田記念美術館 3/1~3/16臨時休館
 「鏑木清方と鰭崎英朋 近代文学を彩る口絵」 ~3/22
 http://www.ukiyoe-ota-muse.jp

・岡本太郎記念館 開館中
 「岡本太郎の版画」  ~6/28
 http://www.taro-okamoto.or.jp

・根津美術館 2/29~3/16臨時休館
 「虎屋のおひなさま」 ~3/29
 http://www.nezu-muse.or.jp

・ワタリウム美術館 開館中
 「フィリップ・パレーノ展」 ~3/22
 http://www.watarium.co.jp



【新宿・渋谷】

・NTTインターコミュニケーション・センター  展示替えのため休館
 「開かれた可能性―ノンリニアな未来の想像と創造」 会期を短縮し2/28にて終了
 http://www.ntticc.or.jp/ja/

・草間彌生美術館 3/9〜3/25臨時休館
 「ZERO IS INFINITY ゼロと草間彌生」 ~5/31
 https://yayoikusamamuseum.jp

・國學院大學博物館 開館中
 「古物を守り伝えた人々―好古家たち Antiquarians―」 ~3/15
 http://museum.kokugakuin.ac.jp

・渋谷区立松濤美術館 開館中
 「サロン展 彫刻家 ・ 村田勝四郎と日本野鳥の会」 ~3/15
 http://www.shoto-museum.jp

・東京オペラシティ アートギャラリー 2/29~3/16臨時休館
 「白髪一雄」 ~3/22
 https://www.operacity.jp/ag/

・中村屋サロン美術館 3/1〜3/31臨時休館
 「浅見貴子展 変容のプロセス」 4/1〜 *当初会期より変更
 https://www.nakamuraya.co.jp/museum/

・文化学園服飾博物館 休館中
 「ヨーロピアン・モード」 3/16〜 *開始日を3/11から変更
 http://museum.bunka.ac.jp

・Bunkamura ザ・ミュージアム 2/28~3/10臨時休館
 「永遠のソール・ライター」 2/27にて展示中止
 「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」 3/18~
 http://www.bunkamura.co.jp/museum/

・東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 3/3~臨時休館
 「FACE展2020」 3/1にて展示終了 *当初会期は3/15まで
 http://www.sjnk-museum.org
 *2020/5/28にSOMPO美術館としてオープン予定



【六本木・虎ノ門】

・大倉集古館 休館中
 「彩られた紙―料紙装飾の世界」 4/4〜
 https://www.shukokan.org

・菊池寛実記念 智美術館 開館中
 「第8回菊池ビエンナーレ 現代陶芸の<今>」 ~3/22
 http://www.musee-tomo.or.jp

・国立新美術館 2/29〜3/15臨時休館
 「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」 ~3/16
 「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」 3/16〜予定
 http://www.nact.jp

・21_21 DESIGN SIGHT 2/27~3/31臨時休館 *休館期間を3/12までより延長
 「秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」 ~5/10 *会期延長
 http://www.2121designsight.jp

・森アーツセンターギャラリー 2/29〜3/13臨時休館
 「特別展 天空ノ鉄道物語」 ~3/22
 https://macg.roppongihills.com/jp/

・森美術館 2/29〜3/13臨時休館
 「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」 ~3/29
 https://www.mori.art.museum/jp/

・サントリー美術館 改修工事のため休館中
 「ART in LIFE, LIFE and BEAUTY」 5/13〜
 https://www.suntory.co.jp/sma/

・泉屋博古館分館 改修工事のため休館中
 https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/



【恵比寿・白金・目黒・品川・台場】

・建築倉庫ミュージアム 2/29~3/16臨時休館
 「高山明/Port B 模型都市東京」 〜5/31
 「クラシックホテル展ー開かれ進化する伝統とその先」 〜5/31
 https://archi-depot.com

・東京都写真美術館 2/29~3/16臨時休館
 「写真とファッション」 〜5/10
 「日本初期写真史 関東編」 〜5/24
 「白川義員写真展」 3/20〜
 http://topmuseum.jp

・日本科学未来館 2/28~3/17臨時休館
 http://www.miraikan.jst.go.jp

・日本民藝館 開館中
 「祈りの造形 沖縄の厨子甕を中心に」 〜3/22
 http://www.mingeikan.or.jp

・山種美術館 展示替えのため休館
 「桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!」 3/14〜予定
 http://www.yamatane-museum.jp

・東京都庭園美術館 2/29~3/15臨時休館
 「ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」 〜4/7
 http://www.teien-art-museum.ne.jp

・原美術館 2/29~3/13臨時休館
 「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020」 ~4/12
 http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/

・目黒区美術館 開館中
 「コレクション展 越境者たち-BEYOND THE BORDERS」 〜3/22
 http://mmat.jp

・畠山記念館 施設改築工事のため休館中
 http://www.ebara.co.jp/csr/hatakeyama/

・松岡美術館 所蔵作品の修復調査、設備点検のため休館中
 http://www.matsuoka-museum.jp



【両国・清澄白河・駒込】

・江戸東京博物館 2/29~3/16臨時休館
 「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る」 ~4/5
 https://www.edo-tokyo-museum.or.jp

・すみだ北斎美術館 2/29~3/16臨時休館
 「北斎師弟対決!」 ~4/5
 http://hokusai-museum.jp

・たばこと塩の博物館 3/5~3/16臨時休館
 「隅田川に育まれた文化 浮世絵に見る名所と美人」 ~4/12
 https://www.jti.co.jp/Culture/museum/index.html

・東京都現代美術館 展示替えのため休館
 「オラファー・エリアソン展/もつれるものたち/ドローイングの可能性」 3/16〜予定 *3/14、3/15の会期(展覧会の開催初日と2日目)を中止。
 http://www.mot-art-museum.jp

・刀剣博物館 3/2~3/16臨時休館
 「日本刀の見方パートⅢ 刃文」 〜5/17
 https://www.touken.or.jp/museum/
 
・東洋文庫ミュージアム 3/3~3/17臨時休館
 「大清帝国展」 ~5/17
 http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/



【池袋・目白・板橋・練馬】

・板橋区立美術館 2/29~3/13臨時休館
 「深井隆 -物語の庭-」 3/14〜 *開始日を3/7より変更
 http://www.itabashiartmuseum.jp

・古代オリエント博物館 3/3~3/15臨時休館
 「バハレーンで古墳を掘る-バハレーン、マカバ古墳群の調査」 ~3/29
 http://aom-tokyo.com

・ちひろ美術館・東京 3/4〜3/16臨時休館
 「瀬川康男 坦雲亭日乗-絵と物語の間」 ~5/17
 https://chihiro.jp/tokyo/

・練馬区立美術館 開館中
 「背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」 ~4/12
 https://www.neribun.or.jp/museum.html

・永青文庫 開館中
 「古代中国・オリエントの美術―国宝 細川ミラー 期間限定公開」 〜4/15
 http://www.eiseibunko.com

・講談社 野間記念館 建て替えのため休館中
 http://www.nomamuseum.kodansha.co.jp



【世田谷】

・五島美術館 3/2~3/16臨時休館
 「中国の陶芸展」 ~3/29
 http://www.gotoh-museum.or.jp

・静嘉堂文庫美術館 3/2〜3/15臨時休館
 「磁州窯と宋のやきもの」 展示終了(当初会期は3/15まで)
 http://www.seikado.or.jp

・世田谷美術館 開館中
 「村井正誠 あそびのアトリエ」 ~4/5
 https://www.setagayaartmuseum.or.jp

・世田谷文学館 開館中
 「六世 中村歌右衛門展」 〜4/5
 https://www.setabun.or.jp
 


【武蔵野・多摩】

・東京富士美術館 3/2~3/16臨時休館
 「上村松園・松篁・淳之 三代展」 ~4/12
 http://www.fujibi.or.jp

・八王子夢美術館 2/28~3/16臨時休館
 「かこさとしの世界展」 ~4/5
 http://www.yumebi.com

・府中市美術館 展示替えのため休館
 「敦賀市立博物館コレクション展」 3/14〜
 https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/

・町田市立国際版画美術館 開館中
 「インプリントまちだ展2020」 4/11〜
 http://hanga-museum.jp

・三鷹市市民ギャラリー 改修工事のため休館
 http://mitaka-sportsandculture.or.jp/gallery/

・武蔵野市立吉祥寺美術館 3/2〜3/17臨時休館
 「土田圭介 鉛筆画展 心の旅 モノクロームの世界で描く心のカタチ」 4/11〜
 http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/

・多摩美術大学大学美術館 臨時休館
 「多摩美術大学博士課程展2020」 開催延期
 http://www.tamabi.ac.jp/museum/



【神奈川県】

・馬の博物館 3/4〜3/13臨時休館
 「生類憐みの日本史 ~馬から犬まで~」 ~4/19
 http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/uma/

・岡田美術館 開館中
 「DOKI土器!土偶に青銅器展」 ~3/29
 http://www.okada-museum.com

・神奈川県民ホールギャラリー
 「県美展」 3/17~
 http://www.kanakengallery.com

・神奈川県立近代美術館鎌倉別館 3/4〜3/16臨時休館
 「生誕120年・没後100年 関根正二展」 ~3/22
 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/annex

・神奈川県立歴史博物館 3/4〜3/16臨時休館
 「掃部山銅像建立110年 井伊直弼と横浜」 ~3/22
 http://ch.kanagawa-museum.jp

・川崎浮世絵ギャラリー 開館中
 「浮世絵にみる“時”の移り変わり(前期)」 ~3/22
 https://ukiyo-e.gallery

・川崎市岡本太郎美術館 開館中
 「第23回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」 ~4/12
 http://www.taromuseum.jp/

・そごう美術館 3/5〜4/10臨時休館
 「ロベール・ドアノー展」 展示休止(当初会期は3/15まで)
 「再興第104回院展」 展示休止(当初会期は3/20〜4/5)
 https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/

・茅ヶ崎市美術館 3/9〜3/31臨時休館
 「日常への視線」 ~4/12
 http://www.chigasaki-museum.jp

・BankArt Station + BankART SILK 一部展示中止
 「多摩美術大学美術学部情報デザイン学科メディア芸術コース2019年度卒業制作展」 展示休止
 「渡辺篤 修復のモニュメント」」 3/16〜(当初会期2/21〜3/15より変更)
 http://www.bankart1929.com

・平塚市美術館 3/3~3/15臨時休館
 「糸賀英恵展 うつろいのかたち」 ~4/5
 http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/

・藤沢市アートスペース 3/6〜3/31臨時休館
 「変容のありか 流れる時間の捉え方 cobird/片岡純也+岩竹理恵」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/bunka/FAS

・ポーラ美術館 開館中
 「シュルレアリスムと絵画―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」 ~4/5
 http://www.polamuseum.or.jp

・横須賀美術館 3/4〜3/16臨時休館
 「長沢明展 オワリノナイフーケイ」 ~4/12
 http://www.yokosuka-moa.jp

・横浜市民ギャラリーあざみ野 3/2~3/15臨時休館
 https://artazamino.jp

・横浜美術館 2/29~3/15臨時休館
 「澄川喜一 そりとむくり展」 ~5/24
 http://yokohama.art.museum

・神奈川県立金沢文庫 空調設備改修工事のため休館中
 「江戸刷リ物品定メ~二代目金沢文庫長の秘策~」 3/27〜
 https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/kanazawa.htm

・神奈川県立近代美術館葉山館 空調設備等の改修工事のため展示中止
 http://www.moma.pref.kanagawa.jp

・川崎市市民ミュージアム 台風19号の浸水被害により当面休館
 https://www.kawasaki-museum.jp



【埼玉県】

・岩槻人形博物館 3/2〜3/16臨時休館
 「雛人形と犬筥・天児・這子」 〜4/12
 https://ningyo-muse.jp

・うらわ美術館 3/2〜3/15臨時休館
 「開館20周年記念 芸術家たちの住むところ」 4/25〜
 http://www.city.saitama.jp/urawa-art-museum/index.html

・川口市立アートギャラリー・アトリア 展示休止
 「川口の図工美術まなび展」 2/28にて観覧中止(当初会期は3/1まで)
 「第9回新鋭作家展 ざらざらの実話」 4/4〜
 http://www.atlia.jp

・川越市立美術館 3/3〜3/31臨時休館
 「平山郁夫展 シルクロードとガンダーラ美術」 展示中止(当初会期は3/15まで)
 https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/

・河鍋暁斎記念美術館 開館中
 「暁斎・暁翠が描いた年中行事・おまつり」 〜4/25
 http://kyosai-museum.jp/hp/top.html

・原爆の図丸木美術館 開館中
 「砂守勝巳 黙示する風景」 〜4/15
 http://www.aya.or.jp/~marukimsn/

・埼玉県立近代美術館 2/29~3/16臨時休館
 「森田恒友展 自然と共に生きて行かう」 ~3/22
 http://www.pref.spec.ed.jp/momas/

・埼玉県立歴史と民俗の博物館 2/29~3/16臨時休館
 「武蔵国の旗本」 3/20〜
 http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp

・さいたま市大宮盆栽美術館 3/2〜3/15臨時休館
 「春の花もの盆栽展」 〜3/25
 https://www.bonsai-art-museum.jp/ja/

・鉄道博物館 2/29~3/15臨時休館
 「全線運転再開記念 常磐線展」 3/16~(当初開始日3/14より変更)
 http://www.railway-museum.jp



【千葉県】

・市原市湖畔美術館 3/5〜3/16臨時休館
 「雲巻雲舒―現代中国美術展・紙」 3/20〜
 http://lsm-ichihara.jp/

・航空科学博物館 3/2〜3/16臨時休館
 http://www.aeromuseum.or.jp

・国立歴史民俗博物館 2/28〜3/16臨時休館
 「昆布とミヨク-潮香るくらしの日韓比較文化誌」 3/17〜
 https://www.rekihaku.ac.jp

・佐倉市立美術館 3/5〜3/16臨時休館
 「メスキータ展」 〜3/22
 http://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/

・千葉県立美術館 3/3~3/16臨時休館
 「近代洋画の先駆者 浅井忠11」 ~4/12
 https://www.chiba-muse.or.jp/ART/

・DIC川村記念美術館 ~3/16臨時休館(当初3/6再開予定)
 「ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち」 3/20~
 http://kawamura-museum.dic.co.jp

・成田山書道博物館 2/28~3/16臨時休館
 「今日の書壇 新井光風展」 〜4/19
 http://www.naritashodo.jp

・千葉市美術館 改修工事のため長期休館
 http://www.ccma-net.jp

・ホキ美術館 水害の影響により休館中
 https://www.hoki-museum.jp

最新の情報については各館の公式サイトをご確認下さい。*臨時休館が15日(日)までの場合、翌日の16日(月)が通常休館日に当たる場合もあります。
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「生誕120年・没後100年 関根正二展」 神奈川県立近代美術館鎌倉別館

神奈川県立近代美術館鎌倉別館
「生誕120年・没後100年 関根正二展」 
2020/2/1~3/22



神奈川県立近代美術館鎌倉別館にて開催中の「生誕120年・没後100年 関根正二展」を見てきました。

1899年に福島県の白河に生まれ、16歳にして二科展に入選するも、僅か20歳にて結核で夭折した画家、関根正二は、昨年、生誕120年と没後100年を迎えました。

それを期して行われているのが「生誕120年・没後100年 関根正二展」で、代表的な油彩画をはじめ、関連する画家の作品を交え、計150点の作品と資料が出品されていました。しかし前後期で多くの作品が入れ替わることもあり、二つの会期を合わせて一つの展覧会と言って差し支えありません。

家族と共に9歳にて上京し、深川に移り住んだ関根は、同じく深川生まれの日本画家、伊東深水と知り合うと、後に深水の紹介で印刷会社の図案部に勤めました。そしてワイルドの思想に触れ、会社を辞めると、旅先の長野で画家の河野通勢と出会い、彼の研究していたデューラーなどの北方ルネサンスの画家に影響を受けました。

その頃に描いたのが「死を思う日」で、うねるようなタッチによる木立の中、一人、寂しく歩く人物を横から捉えていました。草の濃密な描写や土色に染まる空などは独特で、河野やゴッホの画風を連想させる面があるかもしれません。そして「死を思う日」こそが、二科展に初入選した作品で、画壇へのデビューを果たしました。


関根正二「井上郁像」1917年 福島県立美術館(寄託)

深川で酪農を営み、関根のパトロンだった人物の祖母をモデルにしたのが「井上郁像」で、やや険しい表情で前を見据えつつ、物静かな様子で両手を重ねては座る女性の姿を描いていました。ここで興味深いのは「死を思う日」とは一変し、細かな筆で青などの色を重ね、やや透明感のある色彩を引き出していることで、セザンヌ的な色面の構成を見ることが出来ました。これは二科展で、セザンヌの影響を受けた、安井曾太郎の作品を見たことに由来すると指摘されています。

チラシ表紙を飾った「少年」も同年に描かれた一枚で、自ら手にした花を、一心不乱で凝視する少年の姿を真横から捉えていました。少年は目鼻などの頭部こそ比較的細かに描かれている一方で、首から下は不明瞭な線のみで象っていて、青や茶色が滲む背景はまるで抽象のようでもありました。また燃えるように赤い花や頬の朱色も目立っていて、物悲しい風情ながらも、色の力ゆえか、激しさも感じられました。


関根正二「チューリップ」 1918年 個人蔵

そうした赤を効果的に用いた「チューリップ」に魅せられました。褐色を帯びた壺のような花瓶には、数輪のチューリップが入れられていて、赤や黄色の花を咲かせていました。背景には青とも緑とも言い難い色面を塗り込んでいて、重厚感のある色面を作り上げていました。絵画の強い物質感も関根の絵画の魅力と言えるかもしれません。


関根正二「神の祈り」 1918年頃 福島県立美術館

1つのハイライトとも呼べるのが、右に「神の祈り」、中央に「姉弟」、そして左に「婦人像」の3点を並べた展示でした。そのうち「神の祈り」は、白い衣服に身を包んだ2人の女性が並んで歩く光景を描いていて、後ろの女性の頭には光輪も見て取れました。


関根正二「姉弟」 1918年 福島県立美術館

関根の作品には時にキリスト教絵画を思わせるモチーフも見られますが、彼自身は必ずしもキリスト教に入信していませんでした。しかし実際にキリスト教信者であった河野の影響もあり、西洋の宗教観へ関心を持っていたとも指摘されています。確かに諦念を誘うかのような神秘的とも言える作風は、宗教的な価値観も反映されていたのかもしれません。


関根正二「信仰の悲しみ」 1918年 大原美術館 重要文化財

関根の代表作で重要文化財にも指定された「信仰の悲しみ」が、2月18日からの後期より公開されました。お腹の大きい妊婦のような女性が5名、花を手にしながら荒野を歩く姿を表していて、もはやこの世とは思えないような彼岸の光景が広がっていました。

当初、関根は作品を「楽しい国土」としたものの、深水に「悲しみを感じる」と否定され、現在のタイトルにしたとする逸話も残されていますが、関根自身、「日比谷公園で休んでいる時、公衆トイレから金色の輝いた人々の列が出現した」と語っているのには驚かされました。実際の光景と関根の頭の中で浮かんだイメージの重なった、言わば幻視的風景と呼べるかもしれません。

ラストは関根とも関わりのあった河野通勢、伊東深水、安井曾太郎らの作品が展示されていました。またここでは、関根の唯一の日本画とされる「大黒天」も出展されていて、米俵に乗る大黒天や米粒に集める可愛らしい鼠を軽妙に描いていました。


関根正二「三星」1919年 東京国立近代美術館

私自身、関根正二を初めて知ったのは、かつて東京国立近代美術館で行われた「モダン・パラダイス」(2006年)での「信仰の悲しみ」で、悲しみに暮れながらも、清らかな表情をたたえたようにも見える女性の描写に、ただならぬ雰囲気を感じたことを覚えています。それ以来、東京都美術館の「二科100年展」(2015年)にて「姉弟」を目にすることがあったものの、単発的にしか作品を見る機会がなく、いつか一度、網羅的な回顧展に接したいと思っていました。



昨年9月に福島県立美術館ではじまり、三重県立美術館へと巡回し、神奈川へとやって来た今回の回顧展で、ようやく関根正二という画家の存在が強く心に刻まれたような気がします。また一人、私にとって印象に深い画家と出会うことが出来ました。


新型コロナウィルス感染拡散防止のため、3月4日から15日までの臨時休館が決まりました。当初の会期は3月22日までですが、15日以降の開館状況については、同館のウェブサイトで改めてお知らせがあるそうです。

「生誕120年・没後100年 関根正二展」 神奈川県立近代美術館鎌倉別館@KanagawaMoMA
会期:2020年2月1日(土)~3月22日(日)
 前期:2月1日(土)~16日(日)、後期:2月18日(火)~3月22日(日)
休館:月曜日。但し祝日の場合は開館し翌日休館。
時間:9:30~17:00。 *入館は16時半まで
料金:一般700(600)円、大学生550(450)円、65歳以上350円、高校生100円。中学生以下無料。
 *( )内は20名以上の団体料金。
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1
交通:JR線・江ノ島電鉄線鎌倉駅より徒歩約15分。鎌倉駅東口2番のりばから江ノ電バス(大船駅・上大岡駅・本郷台駅行き)に乗車(約5分)し、八幡宮裏にて下車、徒歩2分。
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「祈りの造形 沖縄の厨子甕を中心に」 日本民藝館

日本民藝館
「祈りの造形 沖縄の厨子甕を中心に」
2020/1/12~3/22



日本民藝館で開催中の「祈りの造形 沖縄の厨子甕を中心に」を見てきました。

主に琉球王朝時代、遺体を墓室内に安置して風化させた後、骨を水で洗い、再び墓室へと戻す洗骨と改葬の習わしのあった沖縄では、骨を入れるための蔵骨器に独自の造形文化が築かれました。

それこそが「厨子甕」(ジーシガーミ)で、新たに寄贈を受けた25基を含む、計34基の蔵骨器がまとめて出展されていました。

家のような形をした立派な「厨子甕」は、御殿型と称されていて、中には幅1メートルを超える屋根にシャチや鬼の面を載せ、四面には蓮華の文様や仏像を細かに表したものもありました。また「厨子甕」は、基本的に生前に準備したとされていて、大型で意匠的なものは、上層階級の人々が用いました。夫婦であれば一つの「厨子甕」に骨が納められたそうです。



「厨子甕」で興味深いのは、素材が一様ではないことで、陶製であったり、サンゴの石灰岩や凝灰岩など岩を彫り出したものもありました。また端的に陶であっても、釉薬を施していたり、何もかけていないものと様々で、形もシンプルな甕型の「厨子甕」もありました。実のところ、時代が進むごとに装飾が過剰になるなど、年代によって流行したスタイルがあったと言えるのかもしれません。また大半の「厨子甕」には穴が空けられていました。

戦後、沖縄では火葬が普及したため、蔵骨器としての「厨子甕」は役割を終えていきましたが、工芸や美術品として尊ばれるようになり、土産やインテリアとしても一部で人気を集めてきました。



沖縄を訪ねた柳宗悦らは、民藝運動を通して、「厨子甕」に造形美としての価値を見出しましたが、ほぼケースなしの露出で整然と並ぶ「厨子甕」を見ていくと、思わず手を合わせて拝みたくなるような厳かな気持ちにさせられました。

この他、併催展では、沖縄の染織、陶器、漆器なども多く出展されていて、沖縄に花開いた多様な工芸品を愛でることが出来ました。


本来的に人の骨を入れる特性上、人目に触れることの少ない「厨子甕」が、これほど東京でまとめて見られる機会も珍しいかもしれません。



なお新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、会期中に予定されていた講演会は中止となりました。ただし3月3日現在、展示そのものは通常通り行われています。



3月22日まで開催されています。

「祈りの造形 沖縄の厨子甕を中心に」 日本民藝館
会期: 2020年1月12日(日)~3月22日(日)
休館:月曜日。但し祝日の場合は開館し翌日休館。
時間:10:00~17:00。 *入館は16時半まで
料金:一般1100(900)円、大学・高校生600(500)円、中学・小学生200(150)円。
 *( )内は20名以上の団体料金。(要事前予約)
住所:目黒区駒場4-3-33
交通:京王井の頭線駒場東大前駅西口から徒歩7分。駐車場(3台分)あり。
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新型コロナウイルスへの対応に伴う「美術館・博物館」休館情報 第一報

新型コロナウイルス感染拡大、拡散予防の観点から、展示を休止する美術館が増えています。一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)における、主な美術館と博物館の休館情報をまとめてみました。

最新の情報は→新型コロナウイルスへの対応に伴う「美術館・博物館」休館情報 第十四報(2021年6月1日現在)

【開館中の美術館・博物館(3月2日現在)】

・弥生美術館・竹久夢二美術館 「もうひとつの歌川派?!国芳・芳年・年英・英朋・朋世~浮世絵から挿絵へ/はいからモダン袴スタイル展」
・相田みつを美術館 「みつをの言葉力」
・岡本太郎記念館 「岡本太郎の版画」
・ワタリウム美術館 「フィリップ・パレーノ展」
・草間彌生美術館 「ZERO IS INFINITY ゼロと草間彌生」
・國學院大學博物館 「古物を守り伝えた人々―好古家たち Antiquarians―」
・渋谷区立松濤美術館 「サロン展 彫刻家 ・ 村田勝四郎と日本野鳥の会」
・菊池寛実記念 智美術館 「第8回菊池ビエンナーレ 現代陶芸の<今>」
・日本民藝館 「祈りの造形 沖縄の厨子甕を中心に」
・目黒区美術館 「コレクション展 越境者たち-BEYOND THE BORDERS」
・ちひろ美術館・東京 「瀬川康男 坦雲亭日乗-絵と物語の間」
・練馬区立美術館 「背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」
・永青文庫 「古代中国・オリエントの美術―国宝 細川ミラー 期間限定公開」
・世田谷美術館 「村井正誠 あそびのアトリエ」
・世田谷文学館 「六世 中村歌右衛門展」
・町田市立国際版画美術館 「インプリントまちだ展2020」(4/11〜)
・馬の博物館 「生類憐みの日本史 ~馬から犬まで~」
・岡田美術館 「DOKI土器!土偶に青銅器展」
・神奈川県民ホールギャラリー 「県美展」(3/17~)
・神奈川県立歴史博物館 「掃部山銅像建立110年 井伊直弼と横浜」
・川崎浮世絵ギャラリー 「浮世絵にみる“時”の移り変わり(前期)」
・川崎市岡本太郎美術館 「第23回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」
・そごう美術館 「ロベール・ドアノー展」
・茅ヶ崎市美術館 「日常への視線」 
・藤沢市アートスペース 「変容のありか 流れる時間の捉え方 cobird/片岡純也+岩竹理恵」
・ポーラ美術館 「シュルレアリスムと絵画―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」
・河鍋暁斎記念美術館 「暁斎・暁翠が描いた年中行事・おまつり」
・原爆の図丸木美術館 「砂守勝巳 黙示する風景」
・市原市湖畔美術館 「雲巻雲舒―現代中国美術展・紙」(3/20〜)
・佐倉市立美術館 「メスキータ展」

まずは3月2日の段階において開館中の美術館です。国公立の主要な館は軒並み休館しましたが、都下、及び神奈川県を中心に、開いている美術館がいくつかあります。


しかし開催中でありながらも、ギャラリートークやワークショップなどのイベントは、ほぼ全てと言って良いほど中止されています。また感染の拡大如何では、休館に変更となる場合も考えられます。

【3月11日まで臨時休館予定の美術館】

・上野の森美術館 3/5~3/11休 「VOCA展2020」(3/12~)

【3月12日まで臨時休館予定の美術館】

・21_21 DESIGN SIGHT 2/27~3/12休 「秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」(~5/10)

【3月13日まで臨時休館予定の美術館】

・森アーツセンターギャラリー 2/29〜3/13休 「特別展 天空ノ鉄道物語」(~3/22)
・森美術館 2/29〜3/13休 「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」(~3/29)
・原美術館 2/29~3/13休 「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020」(~4/12)
・板橋区立美術館 2/29~3/13休 「深井隆 -物語の庭-」 3/14〜(開始日を3/7より変更)


臨時休館に伴い、途中で打ち切りとなった展覧会の例も見られました。Bunkamura ザ・ミュージアムの「永遠のソール・ライター」は、2月28日以降の日程が中止されため、本来の3月8日までの会期を待たずに終了となりました。また東京国立博物館の「出雲と大和」も、28日以降の臨時休館が決まったことにより、会期末を待たずに打ち切りとなりました。チケットはそれぞれ払い戻しとなるそうです。


東京国立近代美術館工芸館の「パッション20 今みておきたい工芸の想い」も、2月28日に急遽終了が決まり、そのまま完全にクローズとなりました。当初は3月8日まででしたが、金沢移転前の最後の展覧会だっただけに、このような形でまさか幕を閉じるとは思いませんでした。

【3月15日まで臨時休館予定の美術館】

・三の丸尚蔵館 2/29〜3/15休 「御即位記念特別展 令和の御代を迎えて」(〜4/12)
・パナソニック汐留ミュージアム 2/29~3/15休 「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展」(~3/22)
・国立新美術館 2/29〜3/15休 「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」(~3/16)、「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」(3/16〜)
・東京都庭園美術館 2/29~3/15休 「ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」(〜4/7)
・古代オリエント博物館 3/3~3/15休 「バハレーンで古墳を掘る-バハレーン、マカバ古墳群の調査」(~3/29)
・静嘉堂文庫美術館 3/2〜3/15休 「磁州窯と宋のやきもの」展示終了 *当初会期は3/15まで
・神奈川県立近代美術館鎌倉別館 3/4〜3/15休 「生誕120年・没後100年 関根正二展」 (~3/22)
・平塚市美術館 3/3~3/15休 「糸賀英恵展 うつろいのかたち」(~4/5)
・横浜市民ギャラリーあざみ野 3/2~3/15休
・横浜美術館 2/29~3/15休 「澄川喜一 そりとむくり展」(~5/24)
・うらわ美術館 3/2〜3/15休 「開館20周年記念 芸術家たちの住むところ」(4/25〜)
・埼玉県立近代美術館 2/29~3/15休 「森田恒友展 自然と共に生きて行かう」(~3/22)
・さいたま市大宮盆栽美術館 3/2〜3/15休 「春の花もの盆栽展」(〜3/25)
・鉄道博物館 2/29~3/15休 「全線運転再開記念 常磐線展」(3/16~) *当初開始日3/14より変更

【3月16日まで臨時休館予定の美術館】

・国立科学博物館 2/29~3/16休 「特別展 和食」(3/17~)
・国立西洋美術館 2/29~3/16休 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」(開幕延期)
・台東区立朝倉彫塑館 2/28~3/16休
・東京国立博物館 2/27~3/16休 「特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音」(3/17~) *開始日を3/13より変更
・東京都美術館 2/29~3/16休 「ハマスホイとデンマーク絵画」(~3/26)
・アーティゾン美術館 3/3~3/16休 「見えてくる光景 コレクションの現在地」(~3/31)
・東京国立近代美術館 2/29~3/16休 「ピーター・ドイグ展」(~6/14)
・東京ステーションギャラリー 2/29~3/16休 「奇蹟の芸術都市バルセロナ」(~4/5)
・三井記念美術館 2/29~3/16休 「三井家のおひなさま」(~4/5)
・三菱一号館美術館 2/28~3/16休 「画家が見たこども展」(~6/7)
・太田記念美術館 3/1~3/16休 「鏑木清方と鰭崎英朋 近代文学を彩る口絵」(~3/22)
・根津美術館 2/29~3/16休 「虎屋のおひなさま」(~3/29)
・東京オペラシティ アートギャラリー 2/29~3/16休 「白髪一雄」(~3/22)
・建築倉庫ミュージアム 2/29~3/16休 「高山明/Port B 模型都市東京」、「クラシックホテル展ー開かれ進化する伝統とその先」(〜5/31)
・東京都写真美術館 2/29~3/16休 「写真とファッション」(〜5/10)、「日本初期写真史 関東編」(〜5/24)、「白川義員写真展」(3/20〜)
・江戸東京博物館 2/29~3/16 休 「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る」(~4/5)
・すみだ北斎美術館 2/29~3/16休 「北斎師弟対決!」(~4/5)
・たばこと塩の博物館 3/5~3/16休 「隅田川に育まれた文化 浮世絵に見る名所と美人」(~4/12)
・刀剣博物館 3/2~3/16休 「日本刀の見方パートⅢ 刃文」(〜5/17)
・五島美術館 3/2~3/16休 「中国の陶芸展」(~3/29)
・東京富士美術館 3/2~3/16休 「上村松園・松篁・淳之 三代展」(~4/12)
・神奈川県立近代美術館鎌倉別館 3/4〜3/16休 「生誕120年・没後100年 関根正二展」 (~3/22)
・横須賀美術館 3/4〜3/16休 「長沢明展 オワリノナイフーケイ」(~4/12)
・八王子夢美術館 2/28~3/16休 「かこさとしの世界展」(~4/5)
・岩槻人形博物館 3/2〜3/16休 「雛人形と犬筥・天児・這子」(〜4/12)
・埼玉県立歴史と民俗の博物館 2/29~3/16休 「武蔵国の旗本」(3/20〜)
・航空科学博物館 3/2〜3/16休
・DIC川村記念美術館 ~3/16休 「ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち」(3/20~)
・成田山書道博物館 2/28~3/16休 「今日の書壇 新井光風展」(〜4/19)
・千葉県立美術館 3/3~3/16休 「近代洋画の先駆者 浅井忠11」(~4/12)
・国立歴史民俗博物館 2/28〜3/16休 「昆布とミヨク-潮香るくらしの日韓比較文化誌」(3/17〜)


春に向けての展覧会のスケジュールにも影響が出ています。3月3日から国立西洋美術館でスタートする予定だった「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」は、開幕が延期となりました。3月17日以降の予定については改めて告知があるそうです。


東京国立博物館の「特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音」は、開会日が3月13日より3月17日に変更され、DIC川村記念美術館で3月13日より始まる予定だった「ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち」も、3月20日に開催が先延ばしとなりました。


あくまでも現在の状況から判断されているいるため、展開次第では休館期間の延長や展覧会の開催延期も十分に予想されます。この春に開催予定の芸術祭、「いちはらアート×ミックス2020」や「さいたま国際芸術祭」の開幕も延期となりました。


最後にエリア別の休館情報です。



【上野】

・上野の森美術館 3/5~3/11臨時休館 
 「VOCA展2020」 3/12~
 http://www.ueno-mori.org

・国立科学博物館 2/29~3/16臨時休館
 「特別展 和食」 3/17~予定
 http://www.kahaku.go.jp

・国立近現代建築資料館 休館中
  新しい展示を準備中
 http://nama.bunka.go.jp

・国立西洋美術館 2/29~3/16臨時休館
 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」 3/17以降に開幕延期
 http://www.nmwa.go.jp

・台東区立朝倉彫塑館 2/28~3/16臨時休館
 http://www.taitocity.net/zaidan/asakura/

・東京藝術大学大学美術館 休館中
 「御即位記念特別展 雅楽の美」 4/4~
 https://www.geidai.ac.jp/museum/

・東京国立博物館 2/27~3/16臨時休館
 「出雲と大和」 展示中止(当初会期は3/8まで)
 「特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音」 3/17~(開始日を3/13より変更)
 http://www.tnm.jp

・東京都美術館 2/29~3/16臨時休館
 「ハマスホイとデンマーク絵画」 ~3/26
 http://www.tobikan.jp

・弥生美術館・竹久夢二美術館 開館中
 「もうひとつの歌川派?!国芳・芳年・年英・英朋・朋世~浮世絵から挿絵へ/はいからモダン袴スタイル展」 ~3/29
 http://www.yayoi-yumeji-museum.jp



【丸の内・京橋・日本橋・新橋】

・アーティゾン美術館 3/3~3/16臨時休館
 「見えてくる光景 コレクションの現在地」 ~3/31
 https://www.artizon.museum

・相田みつを美術館 開館中
 「みつをの言葉力」 ~6/21
 http://www.mitsuo.co.jp/museum/

・出光美術館 臨時休館
 「狩野派─画壇を制した眼と手」 3/1に展示終了(当初会期は3/22まで)
 「茶の湯の美」 4/4~
 http://idemitsu-museum.or.jp

・国立映画アーカイブ 2/29~3/8臨時休館。以降、館内整備のため5/28まで休館。
 「ポーランドの映画ポスター」 会期終了を3/8から2/28に変更
 https://www.nfaj.go.jp

・東京国立近代美術館 2/29~3/16臨時休館
 「ピーター・ドイグ展」 ~6/14
 *工芸館の「パッション20 今みておきたい工芸の想い」は2/28にて展示終了
 http://www.momat.go.jp

・三の丸尚蔵館 2/29〜3/15臨時休館
 「御即位記念特別展 令和の御代を迎えて」 〜4/12
 https://www.kunaicho.go.jp/event/sannomaru/sannomaru.html

・東京ステーションギャラリー 2/29~3/16臨時休館
 「奇蹟の芸術都市バルセロナ」 ~4/5
 http://www.ejrcf.or.jp/gallery/

・パナソニック汐留ミュージアム 2/29~3/15臨時休館
 「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展」 ~3/22
 https://panasonic.co.jp/es/museum/

・三井記念美術館 2/29~3/16臨時休館
 「三井家のおひなさま」 ~4/5
 http://www.mitsui-museum.jp

・三菱一号館美術館 2/28~3/16臨時休館
 「画家が見たこども展」 ~6/7
 http://mimt.jp

・ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 工事のため休館中
 「春の南桂子展 あの木の向こうがわ」 3/14~予定
 https://www.yamasa.com/musee/



【表参道・青山】

・太田記念美術館 3/1~3/16臨時休館
 「鏑木清方と鰭崎英朋 近代文学を彩る口絵」 ~3/22
 http://www.ukiyoe-ota-muse.jp

・岡本太郎記念館 開館中
 「岡本太郎の版画」  ~6/28
 http://www.taro-okamoto.or.jp

・根津美術館 2/29~3/16臨時休館
 「虎屋のおひなさま」 ~3/29
 http://www.nezu-muse.or.jp

・ワタリウム美術館 開館中
 「フィリップ・パレーノ展」 ~3/22
 http://www.watarium.co.jp



【新宿・渋谷】

・NTTインターコミュニケーション・センター  展示替えのため休館
 「開かれた可能性―ノンリニアな未来の想像と創造」 会期を短縮し2/28にて終了
 http://www.ntticc.or.jp/ja/

・草間彌生美術館 開館中
 「ZERO IS INFINITY ゼロと草間彌生」 ~5/31
 https://yayoikusamamuseum.jp

・國學院大學博物館 開館中
 「古物を守り伝えた人々―好古家たち Antiquarians―」 ~3/15
 http://museum.kokugakuin.ac.jp

・渋谷区立松濤美術館 開館中
 「サロン展 彫刻家 ・ 村田勝四郎と日本野鳥の会」 ~3/15
 http://www.shoto-museum.jp

・東京オペラシティ アートギャラリー 2/29~3/16臨時休館
 「白髪一雄」 ~3/22
 https://www.operacity.jp/ag/

・中村屋サロン美術館 3/1〜3/31臨時休館
 「浅見貴子展 変容のプロセス」 〜4/15 *代替の展示を企画中
 https://www.nakamuraya.co.jp/museum/

・文化学園服飾博物館 休館中
 「ヨーロピアン・モード」 3/16〜 *開始日を3/11から変更
 http://museum.bunka.ac.jp

・Bunkamura ザ・ミュージアム 2/28~3/10臨時休館
 「永遠のソール・ライター」 2/27にて展示中止
 「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」 3/18~
 http://www.bunkamura.co.jp/museum/

・東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 3/3~臨時休館
 「FACE展2020」 3/1にて展示終了 *当初会期は3/15まで
 http://www.sjnk-museum.org
 *2020/5/28にSOMPO美術館としてオープン予定



【六本木・虎ノ門】

・大倉集古館 休館中
 「彩られた紙―料紙装飾の世界」 4/4〜
 https://www.shukokan.org

・菊池寛実記念 智美術館 開館中
 「第8回菊池ビエンナーレ 現代陶芸の<今>」 ~3/22
 http://www.musee-tomo.or.jp

・国立新美術館 2/29〜3/15臨時休館
 「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」 ~3/16
 「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」 3/16〜予定
 http://www.nact.jp

・21_21 DESIGN SIGHT 2/27~3/12臨時休館
 「秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」 ~5/10*会期延長
 http://www.2121designsight.jp

・森アーツセンターギャラリー 2/29〜3/13臨時休館
 「特別展 天空ノ鉄道物語」 ~3/22
 https://macg.roppongihills.com/jp/

・森美術館 2/29〜3/13臨時休館
 「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」 ~3/29
 https://www.mori.art.museum/jp/

・サントリー美術館 改修工事のため休館中
 「ART in LIFE, LIFE and BEAUTY」 5/13〜
 https://www.suntory.co.jp/sma/

・泉屋博古館分館 改修工事のため休館中
 https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/



【恵比寿・白金・目黒・品川・台場】

・建築倉庫ミュージアム 2/29~3/16臨時休館
 「高山明/Port B 模型都市東京」 〜5/31
 「クラシックホテル展ー開かれ進化する伝統とその先」 〜5/31
 https://archi-depot.com

・東京都写真美術館 2/29~3/16臨時休館
 「写真とファッション」 〜5/10
 「日本初期写真史 関東編」 〜5/24
 「白川義員写真展」 3/20〜
 http://topmuseum.jp

・日本科学未来館 2/28~3/17臨時休館
 http://www.miraikan.jst.go.jp

・日本民藝館 開館中
 「祈りの造形 沖縄の厨子甕を中心に」 〜3/22
 http://www.mingeikan.or.jp

・山種美術館 展示替えのため休館
 「桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!」 3/14〜予定
 http://www.yamatane-museum.jp

・東京都庭園美術館 2/29~3/15臨時休館
 「ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」 〜4/7
 http://www.teien-art-museum.ne.jp

・原美術館 2/29~3/13臨時休館
 「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020」 ~4/12
 http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/

・目黒区美術館 開館中
 「コレクション展 越境者たち-BEYOND THE BORDERS」 〜3/22
 http://mmat.jp

・畠山記念館 施設改築工事のため休館中
 http://www.ebara.co.jp/csr/hatakeyama/

・松岡美術館 所蔵作品の修復調査、設備点検のため休館中
 http://www.matsuoka-museum.jp



【両国・清澄白河・駒込】

・江戸東京博物館 2/29~3/16臨時休館
 「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る」 ~4/5
 https://www.edo-tokyo-museum.or.jp

・すみだ北斎美術館 2/29~3/16臨時休館
 「北斎師弟対決!」 ~4/5
 http://hokusai-museum.jp

・たばこと塩の博物館 3/5~3/16臨時休館
 「隅田川に育まれた文化 浮世絵に見る名所と美人」 ~4/12
 https://www.jti.co.jp/Culture/museum/index.html

・東京都現代美術館 展示替えのため休館
 「オラファー・エリアソン展/もつれるものたち/ドローイングの可能性」 3/16〜予定 *3/14、3/15の会期(展覧会の開催初日と2日目)を中止。
 http://www.mot-art-museum.jp

・刀剣博物館 3/2~3/16臨時休館
 「日本刀の見方パートⅢ 刃文」 〜5/17
 https://www.touken.or.jp/museum/
 
・東洋文庫ミュージアム 3/3~3/17臨時休館
 「大清帝国展」 ~5/17
 http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/



【池袋・目白・板橋・練馬】

・板橋区立美術館 2/29~3/13臨時休館
 「深井隆 -物語の庭-」 3/14〜 *開始日を3/7より変更
 http://www.itabashiartmuseum.jp

・古代オリエント博物館 3/3~3/15臨時休館
 「バハレーンで古墳を掘る-バハレーン、マカバ古墳群の調査」 ~3/29
 http://aom-tokyo.com

・ちひろ美術館・東京 開館中
 「瀬川康男 坦雲亭日乗-絵と物語の間」 ~5/17
 https://chihiro.jp/tokyo/

・練馬区立美術館 開館中
 「背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」 ~4/12
 https://www.neribun.or.jp/museum.html

・永青文庫 開館中
 「古代中国・オリエントの美術―国宝 細川ミラー 期間限定公開」 〜4/15
 http://www.eiseibunko.com

・講談社 野間記念館 建て替えのため休館中
 http://www.nomamuseum.kodansha.co.jp



【世田谷】

・五島美術館 3/2~3/16臨時休館
 「中国の陶芸展」 ~3/29
 http://www.gotoh-museum.or.jp

・静嘉堂文庫美術館 3/2〜3/15臨時休館
 「磁州窯と宋のやきもの」 展示終了(当初会期は3/15まで)
 http://www.seikado.or.jp

・世田谷美術館 開館中
 「村井正誠 あそびのアトリエ」 ~4/5
 https://www.setagayaartmuseum.or.jp

・世田谷文学館 開館中
 「六世 中村歌右衛門展」 〜4/5
 https://www.setabun.or.jp
 


【武蔵野・多摩】

・東京富士美術館 3/2~3/16臨時休館
 「上村松園・松篁・淳之 三代展」 ~4/12
 http://www.fujibi.or.jp

・八王子夢美術館 2/28~3/16臨時休館
 「かこさとしの世界展」 ~4/5
 http://www.yumebi.com

・府中市美術館 展示替えのため休館
 「敦賀市立博物館コレクション展」 3/14〜
 https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/

・町田市立国際版画美術館 開館中
 「インプリントまちだ展2020」 4/11〜
 http://hanga-museum.jp

・三鷹市市民ギャラリー 改修工事のため休館
 http://mitaka-sportsandculture.or.jp/gallery/

・武蔵野市立吉祥寺美術館 3/2〜3/17臨時休館
 「土田圭介 鉛筆画展 心の旅 モノクロームの世界で描く心のカタチ」 4/11〜
 http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/

・多摩美術大学大学美術館 臨時休館
 「多摩美術大学博士課程展2020」 開催延期
 http://www.tamabi.ac.jp/museum/



【神奈川県】

・馬の博物館 開館中
 「生類憐みの日本史 ~馬から犬まで~」 ~4/19
 http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/uma/

・岡田美術館 開館中
 「DOKI土器!土偶に青銅器展」 ~3/29
 http://www.okada-museum.com

・神奈川県民ホールギャラリー
 「県美展」 3/17~
 http://www.kanakengallery.com

・神奈川県立近代美術館鎌倉別館 3/4〜3/16臨時休館
 「生誕120年・没後100年 関根正二展」 ~3/22
 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/annex

・神奈川県立歴史博物館 開館中
 「掃部山銅像建立110年 井伊直弼と横浜」 ~3/22
 http://ch.kanagawa-museum.jp

・川崎浮世絵ギャラリー 開館中
 「浮世絵にみる“時”の移り変わり(前期)」 ~3/22
 https://ukiyo-e.gallery

・川崎市岡本太郎美術館 開館中
 「第23回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」 ~4/12
 http://www.taromuseum.jp/

・そごう美術館 開館中 *開館時間を短縮
 「ロベール・ドアノー展」 〜3/15
 https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/

・茅ヶ崎市美術館 開館中
 「日常への視線」 ~4/12
 http://www.chigasaki-museum.jp

・BankArt Station + BankART SILK 一部展示中止
 「多摩美術大学美術学部情報デザイン学科メディア芸術コース2019年度卒業制作展」 展示休止
 「渡辺篤 修復のモニュメント」」 3/16〜(当初会期2/21〜3/15より変更)
 http://www.bankart1929.com

・平塚市美術館 3/3~3/15臨時休館
 「糸賀英恵展 うつろいのかたち」 ~4/5
 http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/

・藤沢市アートスペース 開館中
 「変容のありか 流れる時間の捉え方 cobird/片岡純也+岩竹理恵」 〜3/22
 http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/bunka/FAS

・ポーラ美術館 開館中
 「シュルレアリスムと絵画―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」 ~4/5
 http://www.polamuseum.or.jp

・横須賀美術館 3/4〜3/16臨時休館
 「長沢明展 オワリノナイフーケイ」 ~4/12
 http://www.yokosuka-moa.jp

・横浜市民ギャラリーあざみ野 3/2~3/15臨時休館
 https://artazamino.jp

・横浜美術館 2/29~3/15臨時休館
 「澄川喜一 そりとむくり展」 ~5/24
 http://yokohama.art.museum

・神奈川県立金沢文庫 空調設備改修工事のため休館中
 「江戸刷リ物品定メ~二代目金沢文庫長の秘策~」 3/27〜
 https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/kanazawa.htm

・神奈川県立近代美術館葉山館 空調設備等の改修工事のため展示中止
 http://www.moma.pref.kanagawa.jp

・川崎市市民ミュージアム 台風19号の浸水被害により当面休館
 https://www.kawasaki-museum.jp



【埼玉県】

・岩槻人形博物館 3/2〜3/16臨時休館
 「雛人形と犬筥・天児・這子」 〜4/12
 https://ningyo-muse.jp

・うらわ美術館 3/2〜3/15臨時休館
 「開館20周年記念 芸術家たちの住むところ」 4/25〜
 http://www.city.saitama.jp/urawa-art-museum/index.html

・川口市立アートギャラリー・アトリア 展示休止
 「川口の図工美術まなび展」 2/28にて観覧中止(当初会期は3/1まで)
 「第9回新鋭作家展 ざらざらの実話」 4/4〜
 http://www.atlia.jp

・川越市立美術館 3/3〜3/31臨時休館
 「平山郁夫展 シルクロードとガンダーラ美術」 展示中止(当初会期は3/15まで)
 https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/

・河鍋暁斎記念美術館 開館中
 「暁斎・暁翠が描いた年中行事・おまつり」 〜4/25
 http://kyosai-museum.jp/hp/top.html

・原爆の図丸木美術館 開館中
 「砂守勝巳 黙示する風景」 〜4/15
 http://www.aya.or.jp/~marukimsn/

・埼玉県立近代美術館 2/29~3/15臨時休館
 「森田恒友展 自然と共に生きて行かう」 ~3/22
 http://www.pref.spec.ed.jp/momas/

・埼玉県立歴史と民俗の博物館 2/29~3/16臨時休館
 「武蔵国の旗本」 3/20〜
 http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp

・さいたま市大宮盆栽美術館 3/2〜3/15臨時休館
 「春の花もの盆栽展」 〜3/25
 https://www.bonsai-art-museum.jp/ja/

・鉄道博物館 2/29~3/15臨時休館
 「全線運転再開記念 常磐線展」 3/16~(当初開始日3/14より変更)
 http://www.railway-museum.jp



【千葉県】

・市原市湖畔美術館 開館中
 「雲巻雲舒―現代中国美術展・紙」 3/20〜
 http://lsm-ichihara.jp/

・航空科学博物館 3/2〜3/16臨時休館
 http://www.aeromuseum.or.jp

・国立歴史民俗博物館 2/28〜3/15臨時休館
 「昆布とミヨク-潮香るくらしの日韓比較文化誌」 3/17〜
 https://www.rekihaku.ac.jp

・佐倉市立美術館 開館中
 「メスキータ展」 〜3/22
 http://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/

・千葉県立美術館 3/3~3/16臨時休館
 「近代洋画の先駆者 浅井忠11」 ~4/12
 https://www.chiba-muse.or.jp/ART/

・DIC川村記念美術館 ~3/16臨時休館(当初3/6再開予定)
 「ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち」 3/20~
 http://kawamura-museum.dic.co.jp

・成田山書道博物館 2/28~3/16臨時休館
 「今日の書壇 新井光風展」 〜4/19
 http://www.naritashodo.jp

・千葉市美術館 改修工事のため長期休館
 http://www.ccma-net.jp

・ホキ美術館 水害の影響により休館中
 https://www.hoki-museum.jp

こまめな手洗いなど日頃の感染防止に努めつつも、一刻も早い新型コロナウィルスの鎮静化を願うばかりですが、今後も休館期間の変更が多くあるかもしれません。最新の情報については各館の公式サイトをご確認下さい。*臨時休館が15日(日)までの場合、翌日の16日(月)が通常休館日に当たる場合もあります。

*展覧会の開催スケジュールが極めて流動的なため、毎月冒頭に更新していた「今月に見たい展覧会」のエントリーはお休みします。
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