『144人のクリエイターと豊橋の職人がつくる 百年前掛け』 クリエイションギャラリーG8

クリエイションギャラリーG8
『144人のクリエイターと豊橋の職人がつくる 百年前掛け』
2021/12/9~2022/1/22



クリエイターと豊橋の職人が協働して作った前掛けを展示、販売し、収益金をチャリティーとして寄付するイベントがクリエイションギャラリーG8にて開かれています。

会場には1つ1つを職人たちが手作りした前掛けが並んでいて、それぞれにデザイナーらが創意工夫を凝らした意匠が施されていました。



愛知県豊橋市は古くから前掛けの生産地として知られていて、1950年から70年にかけては多い日に1日1万枚もの前掛けを出荷していました。



今回はチャリティーに参加した有限会社エニシングは、2005年から豊橋にて前掛けの企画販売を手がけていて、100年使える前掛けを実現するため、最高級の生地を用い、100年前のトヨタ製のシャトル織機によって作りあげました。



いずれの前掛けの絵柄もプリントではなく、一度染め上がった生地から絵柄の部分の色を抜く「染め抜き」と呼ばれる技法を用いていました。こうすることでプリントとは異なり、柄の部分の劣化がなく、表面がゴワゴワすることがないそうです。



ともかく前掛けは1つとして同じものがなく、かわいらしい動物の絵柄などのお気に入りを探して歩いていると、しばらく時間を忘れてしまうほどでした。また各デザイナーが前掛けに際して寄せた短いコメントも面白いかもしれません。



こうしたデザイナーと並んで目を引いたのが「クリエイション・キッズ・ラボ」と題し、子どもたちがオンラインのワークショップで作った前掛けの展示でした。グラフィックデザイナーの佐々木俊が講師を務めたもので、子どもたちは花や動物、また文字などを駆使しながら多様なデザインを展開していました。



なおクリエイションギャラリーG8と同じ銀座に位置するガーディアン・ガーデンでも同時に展示が行われています。それぞれ出品作家はクリエイションギャラリーG8が106名、ガーディアン・ガーデンが38名で、2つの会場で異なった前掛けが公開されていました。



なお前掛けは完全受注生産のため、会場での販売は一切ありません。すべてオンラインショップ「ポンパレモール」(https://store.ponparemall.com/rcc-gallery/)での予約注文販売となります。発送は3月末を予定しています。

オンライン販売のため、銀座に出向くのが難しい方も参加可能なチャリティーイベントです。一度公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。


WEBメディア「イロハニアート」でも展示の様子を紹介しました。

100年使っても大丈夫?!クリエイター×職人のコラボレーション。チャリティーイベント『百年前掛け』展が開催中(イロハニアート)

年末年始のお休みを経て、年明けは6日より開館しました。1月22日まで開催されています。*写真はすべて『144人のクリエイターと豊橋の職人がつくる 百年前掛け』展示風景より

『144人のクリエイターと豊橋の職人がつくる 百年前掛け』 クリエイションギャラリーG8@g8gallery
会期:2021年12月9日(木)~2022年1月22日(土)
休館:日・祝日。 
時間:11:00~19:00。
料金:無料。
住所:中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F
交通:JR線新橋駅銀座口、東京メトロ銀座線新橋駅5番出口より徒歩3分。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 2022年1月に見... 2022年上半期... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。