都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
2024年8月に見たい展覧会【海とつながる。アートをめぐる。/高橋龍太郎コレクション/神戸六甲ミーツ・アート2024】
この夏は全国的に凄まじい猛暑に襲われ、関東でも連日、身の危険すら感じるような暑さが続いています。いかがお過ごしでしょうか。
8月にスタートする展覧会は多くありません。今月に見たい展覧会をリストアップしてみました。
展覧会
・『海とつながる。アートをめぐる。― Harmony with Nature ―』 葛西臨海水族園、葛西臨海公園(8/2~8/18)
・『TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション』 東京国立近代美術館(5/21~8/25)
・『生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界』 東京都庭園美術館(6/1~8/25)
・『内藤コレクション 写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙』 国立西洋美術館(6/11~8/25)
・『柳宗悦と朝鮮民族美術館』 日本民藝館(6/15~8/25)
・『岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師』 千葉市美術館(6/28~8/25)
・『美麗なるほとけ』 根津美術館(7/27~8/25)
・『田中達也展 みたてのくみたて MINIATURE LIFE・MITATE MIND』 日本橋髙島屋S.C(8/1~8/28)
・『シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝』 森美術館(4/24~9/1)
・『伊藤潤二展 誘惑』 世田谷文学館(4/27~9/1)
・『幻想のフラヌール ─版画家たちの夢・現・幻』 町田市立国際版画美術館(6/1~9/1)
・『111年目の中原淳一』 渋谷区立松濤美術館(6/29~9/1)
・『五感であじわう日本の美術』 三井記念美術館(7/2~9/1)
・『徳川美術館展 尾張徳川家の至宝』 サントリー美術館(7/3~9/1)
・『PROJECT UMINOUE「五十嵐靖晃 海風」』 千葉県立美術館(7/13~9/8)
・『神護寺 ─ 空海と真言密教のはじまり』 東京国立博物館(7/17~9/8)
・『吉田克朗展 ―ものに、風景に、世界に触れる』 埼玉県立近代美術館(7/13~9/23)
・『エッシャー 不思議のヒミツ』 豊田市美術館(7/13~9/23)
・『【特別展】没後25年記念 東山魁夷と日本の夏』 山種美術館(7/20~9/23)
・『平田晃久―人間の波打ちぎわ』 練馬区立美術館(7/28~9/23)
・『今森光彦 にっぽんの里山』 東京都写真美術館(6/20~9/29)
・『鴻池朋子展 メディシン・インフラ』 青森県立美術館(7/13~9/29)
・『「オバケ?」展』 PLAY! MUSEUM(7/13~9/29)
・『昭和モダーン、モザイクのいろどり 板谷梅樹の世界』 泉屋博古館東京(8/31~9/29)
・『大地に耳をすます 気配と手ざわり』 東京都美術館(7/20~10/9)
・『特別展「昆虫 MANIAC」』 国立科学博物館(7/13~10/14)
・『空間と作品』 アーティゾン美術館(7/27~10/14)
・『舟越桂 森へ行く日』 彫刻の森美術館(7/26~11/4)
・『大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024』 越後妻有里山現代美術館 MonET(7/13~11/10)
・『開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ』 東京都現代美術館(8/3〜11/10)
・『日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション』 東京都現代美術館(8/3〜11/10)
・『田名網敬一 記憶の冒険』 国立新美術館(8/7~11/11)
・『神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond』 六甲山上(8/24~11/24)
ギャラリー
・『曽谷朝絵 Colorings』 アートガーデンかわさき(8/3〜8/16)
・『稲葉友宏「THE STORIES THAT YOU SEE VOL.2」』 YUKIKOMIZUTANI(7/19~8/31)
・『松井えり菜「アストラル・ドリーマー」』 ANOMALY(7/20~9/7)
・『キャラクター・マトリクス』 BUG(8/30〜9/16)
・『Ryu Itadani「Everyday Life “THERE“」』 ポーラ ミュージアム アネックス(8/9~9/23)
・『ヨーゼフ・ボイス ダイアローグ展』 GYRE GALLERY(7/17~9/24)
・『空想の宙(そら) 「静寂を叩く」 大乗寺十三室|十文字美信』 資生堂ギャラリー(8/27〜10/20)
・『ハルーン・ミルザ Ceremonies and Rituals』 SCAI THE BATHHOUSE(8/27〜10/12)
まずは葛西臨海公園にてはじまる新たなアートイベントです。『海とつながる。アートをめぐる。― Harmony with Nature ―』が開かれます。
『海とつながる。アートをめぐる。― Harmony with Nature ―』@葛西臨海水族園、葛西臨海公園(8/2~8/18)
これは「アートをめぐる」をテーマに、同公園内にて4組のアーティストが作品を展示するもので、蜷川実花 with EiMは東京湾を望むクリスタルビューにおいて、多様な光をまとう花やクリスタルを使用し、建築と自然が一体となるような空間を演出します。
また園内のひまわり広場では、落合陽一、河瀨直美、平子雄一の作品展示を行うほか、葛西臨海水族園の空の広場では霧の演出も実施されます。このほか、キッチンカーなども出店するなど、夏休みの臨海公園の気軽に楽しめるイベントとして人気を集めそうです。
続いては東京都現代美術館です。『日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション』が開かれます。
『日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション』@東京都現代美術館(8/3〜11/10)
これは精神科医、高橋龍太郎が1997年より収集をはじめた日本現代美術コレクションのうち、作家115組の代表作を紹介するもので、ひとりのコレクターの目によって築かれた日本現代美術の流れをたどります。
高橋龍太郎コレクションは「ネオテニー・ジャパン」(2008〜2010年)や「ミラー・ニューロン」(2015年)など、国内の美術館でも度々公開されてきましたが、さらに近年加わったコレクションを見る貴重な機会となるのではないでしょうか。
最後は夏から秋に向けて開かれる現代アートの芸術祭です。六甲山上にて『神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond』が行われます。
『神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond』@六甲山上(8/24~11/24)
2010年より毎年、神戸・六甲山上にて開かれてきた『神戸六甲ミーツ・アート』には、これまで延べ520組以上のアーティストが参加してきました。そして今年は過去最多となる招待・公募を合わせ60組以上のアーティストによる、多彩な展示プログラムが展開されます。
昨年、招待アーティストの拡充や芸術祭の拠点づくりなどが行われ、従来より大幅に内容が拡充されましたが、その流れを今回も受け継ぎ、六甲という自然とともにアートを楽しめるユニークな芸術祭となりそうです。
しばらくブログは不定期での更新となります。それでは今月もどうぞよろしくお願いします。
8月にスタートする展覧会は多くありません。今月に見たい展覧会をリストアップしてみました。
展覧会
・『海とつながる。アートをめぐる。― Harmony with Nature ―』 葛西臨海水族園、葛西臨海公園(8/2~8/18)
・『TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション』 東京国立近代美術館(5/21~8/25)
・『生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界』 東京都庭園美術館(6/1~8/25)
・『内藤コレクション 写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙』 国立西洋美術館(6/11~8/25)
・『柳宗悦と朝鮮民族美術館』 日本民藝館(6/15~8/25)
・『岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師』 千葉市美術館(6/28~8/25)
・『美麗なるほとけ』 根津美術館(7/27~8/25)
・『田中達也展 みたてのくみたて MINIATURE LIFE・MITATE MIND』 日本橋髙島屋S.C(8/1~8/28)
・『シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝』 森美術館(4/24~9/1)
・『伊藤潤二展 誘惑』 世田谷文学館(4/27~9/1)
・『幻想のフラヌール ─版画家たちの夢・現・幻』 町田市立国際版画美術館(6/1~9/1)
・『111年目の中原淳一』 渋谷区立松濤美術館(6/29~9/1)
・『五感であじわう日本の美術』 三井記念美術館(7/2~9/1)
・『徳川美術館展 尾張徳川家の至宝』 サントリー美術館(7/3~9/1)
・『PROJECT UMINOUE「五十嵐靖晃 海風」』 千葉県立美術館(7/13~9/8)
・『神護寺 ─ 空海と真言密教のはじまり』 東京国立博物館(7/17~9/8)
・『吉田克朗展 ―ものに、風景に、世界に触れる』 埼玉県立近代美術館(7/13~9/23)
・『エッシャー 不思議のヒミツ』 豊田市美術館(7/13~9/23)
・『【特別展】没後25年記念 東山魁夷と日本の夏』 山種美術館(7/20~9/23)
・『平田晃久―人間の波打ちぎわ』 練馬区立美術館(7/28~9/23)
・『今森光彦 にっぽんの里山』 東京都写真美術館(6/20~9/29)
・『鴻池朋子展 メディシン・インフラ』 青森県立美術館(7/13~9/29)
・『「オバケ?」展』 PLAY! MUSEUM(7/13~9/29)
・『昭和モダーン、モザイクのいろどり 板谷梅樹の世界』 泉屋博古館東京(8/31~9/29)
・『大地に耳をすます 気配と手ざわり』 東京都美術館(7/20~10/9)
・『特別展「昆虫 MANIAC」』 国立科学博物館(7/13~10/14)
・『空間と作品』 アーティゾン美術館(7/27~10/14)
・『舟越桂 森へ行く日』 彫刻の森美術館(7/26~11/4)
・『大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024』 越後妻有里山現代美術館 MonET(7/13~11/10)
・『開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ』 東京都現代美術館(8/3〜11/10)
・『日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション』 東京都現代美術館(8/3〜11/10)
・『田名網敬一 記憶の冒険』 国立新美術館(8/7~11/11)
・『神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond』 六甲山上(8/24~11/24)
ギャラリー
・『曽谷朝絵 Colorings』 アートガーデンかわさき(8/3〜8/16)
・『稲葉友宏「THE STORIES THAT YOU SEE VOL.2」』 YUKIKOMIZUTANI(7/19~8/31)
・『松井えり菜「アストラル・ドリーマー」』 ANOMALY(7/20~9/7)
・『キャラクター・マトリクス』 BUG(8/30〜9/16)
・『Ryu Itadani「Everyday Life “THERE“」』 ポーラ ミュージアム アネックス(8/9~9/23)
・『ヨーゼフ・ボイス ダイアローグ展』 GYRE GALLERY(7/17~9/24)
・『空想の宙(そら) 「静寂を叩く」 大乗寺十三室|十文字美信』 資生堂ギャラリー(8/27〜10/20)
・『ハルーン・ミルザ Ceremonies and Rituals』 SCAI THE BATHHOUSE(8/27〜10/12)
まずは葛西臨海公園にてはじまる新たなアートイベントです。『海とつながる。アートをめぐる。― Harmony with Nature ―』が開かれます。
『海とつながる。アートをめぐる。― Harmony with Nature ―』@葛西臨海水族園、葛西臨海公園(8/2~8/18)
これは「アートをめぐる」をテーマに、同公園内にて4組のアーティストが作品を展示するもので、蜷川実花 with EiMは東京湾を望むクリスタルビューにおいて、多様な光をまとう花やクリスタルを使用し、建築と自然が一体となるような空間を演出します。
また園内のひまわり広場では、落合陽一、河瀨直美、平子雄一の作品展示を行うほか、葛西臨海水族園の空の広場では霧の演出も実施されます。このほか、キッチンカーなども出店するなど、夏休みの臨海公園の気軽に楽しめるイベントとして人気を集めそうです。
続いては東京都現代美術館です。『日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション』が開かれます。
『日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション』@東京都現代美術館(8/3〜11/10)
これは精神科医、高橋龍太郎が1997年より収集をはじめた日本現代美術コレクションのうち、作家115組の代表作を紹介するもので、ひとりのコレクターの目によって築かれた日本現代美術の流れをたどります。
#東京都現代美術館 がこれまで体現してきた美術史の流れに、一人のコレクターの目が捉えた「私観」を導入しつつ、批評精神に溢れる日本の現代美術の重要作品を総覧する「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」展(8/3~)。出品作家やみどころは⇒ https://t.co/dWWDw0rSv7 pic.twitter.com/3L1yduqpCC
— 東京都現代美術館 (@MOT_art_museum) July 30, 2024
高橋龍太郎コレクションは「ネオテニー・ジャパン」(2008〜2010年)や「ミラー・ニューロン」(2015年)など、国内の美術館でも度々公開されてきましたが、さらに近年加わったコレクションを見る貴重な機会となるのではないでしょうか。
最後は夏から秋に向けて開かれる現代アートの芸術祭です。六甲山上にて『神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond』が行われます。
『神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond』@六甲山上(8/24~11/24)
2010年より毎年、神戸・六甲山上にて開かれてきた『神戸六甲ミーツ・アート』には、これまで延べ520組以上のアーティストが参加してきました。そして今年は過去最多となる招待・公募を合わせ60組以上のアーティストによる、多彩な展示プログラムが展開されます。
🏔️🏔️🏔️新たに18組の参加アーティスト発表&新ビジュアル公開🏔️🏔️🏔️新発表のアーティストはHPよりご確認ください!https://t.co/AJAyG7e7ah新ビジュアルのアートワークはいくらまりえさん担当🎨実際に撮影地のROKKO森の音ミュージアム現地で作品を制作いただきました! pic.twitter.com/GhKlkzfLsi
— 神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond(公式) (@RokkoMeetsArt) May 31, 2024
昨年、招待アーティストの拡充や芸術祭の拠点づくりなどが行われ、従来より大幅に内容が拡充されましたが、その流れを今回も受け継ぎ、六甲という自然とともにアートを楽しめるユニークな芸術祭となりそうです。
しばらくブログは不定期での更新となります。それでは今月もどうぞよろしくお願いします。
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