2020年1月に見たい展覧会【ダ・ヴィンチ夢の実現展/白髪一雄/コレクションの現在地】

今年のお正月は、3が日の他に、4日、5日の土日を合わせて9連休の方も多いのかもしれません。1月に気になる展覧会をリストアップしてみました。

展覧会

・「大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」 江戸東京博物館(~1/19)
・「印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション展」 三菱一号館美術館(~1/20)
・「奈良原一高のスペイン――約束の旅」  世田谷美術館(~1/26)
・「坂田一男 捲土重来」 東京ステーションギャラリー(~1/26)
・「能と吉祥 寿―Kotohogi」 大倉集古館(~1/26)
・「ダ・ヴィンチ没後500年 夢の実現展」 代官山ヒルサイドフォーラム(1/5~1/26)
・「国宝 雪松図と明治天皇への献茶」 三井記念美術館(~1/30)
・「パリ世紀末ベル・エポックに咲いた華 サラ・ベルナールの世界展」 渋谷区立松濤美術館(~1/31)
・「やきもの入門 ―色彩・文様・造形をたのしむ」 出光美術館(~2/2)
・「心ある機械たち again」 BankART Station + BankART SILK(~2/2)
・「人、神、自然-ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界」 東京国立博物館・東洋館(~2/9)
・「開館40周年記念 太田記念美術館所蔵 肉筆浮世絵名品展―歌麿・北斎・応為」 太田記念美術館(1/11~2/9)
・「〈対〉で見る絵画」 根津美術館(1/9~2/11)
・「MOTアニュアル2019 Echo after Echo:仮の声、新しい影/ダムタイプ|アクション+リフレクション/ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」 東京都現代美術館(~2/16)
・「たば塩コレクションに見る ポスター黄金時代」 たばこと塩の博物館(~2/16)
・「DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに」 国立新美術館(1/11~2/16)
・「千田泰広―イメージからの解放」 武蔵野市立吉祥寺美術館(1/11~2/23)
・「ミイラ~永遠の命を求めて」 国立科学博物館(~2/24)
・「上村松園と美人画の世界」 山種美術館(1/3~3/1)
・「㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画」 21_21 DESIGN SIGHT(~3/8)
・「ポーランドの映画ポスター」 国立映画アーカイブ(~3/8)
・「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」 Bunkamuraザ・ミュージアム(1/9~3/8)
・「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展」 パナソニック汐留美術館(1/11~3/22)
・「白髪一雄」 東京オペラシティ アートギャラリー(1/11~3/22)
・「祈りの造形 沖縄の厨子甕を中心に」 日本民藝館(1/12~3/22)
・「開館記念展 見えてくる光景 コレクションの現在地」 アーティゾン美術館(1/18~3/31)
・「シュルレアリスムと絵画―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」 ポーラ美術館(~4/5)
・「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020―さまよえるニッポンの私」 原美術館(1/25~4/12)

ギャラリー

・「αMプロジェクト2019 東京計画2019 vol.5 中島晴矢」 ギャラリーαM(~2020/1/18)
・「利休のかたち 継承されるデザインと心」 松屋銀座(~1/20)
・「ソピアップ・ピッチ RECLAIM」 小山登美夫ギャラリー(~1/25)
・「ものいう仕口―白山麓で集めた民家のかけら」 LIXILギャラリー(~2/22)
・「無形にふれる」 ポーラ ミュージアム アネックス(1/18~2/16)
・「アイノとアルヴァ 二人のアアルト 建築・デザイン・生活革命」 ギャラリーA4(~2/27)
・「増田信吾+大坪克亘展」 TOTOギャラリー・間(1/16~3/22)
・「記憶の珍味 諏訪綾子展」 資生堂ギャラリー(1/17~3/22)

まず年明け早々に注目したいのは、2019年に没後500年を迎えたレオナルド・ダ・ヴィンチに関する展覧会です。代官山ヒルサイドフォーラムにて「ダ・ヴィンチ没後500年 夢の実現展」が始まります。



「ダ・ヴィンチ没後500年 夢の実現展」@代官山ヒルサイドフォーラム(1/5~1/26)

これは東京造形大学が、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画を復元した成果を披露するもので、未完を含む、全16点の作品がヴァーチャルの形で展示されます。いずれもダ・ヴィンチ研究で知られる池上英洋(東京造形大学教授)の監修の元、教員や学生ら100名によって約1年間ほど復元作業が行われました。


また同じく未完のブロンズ製騎馬像や、構想段階に留まった巨大建築物や発明品も、縮小模型や3DCGによって再現されます。いわゆる実物の展示ではありませんが、絵画空間へ入り込んだり、機械をVRで動かす体験展示など、まさに夢のあるチャレンジングなダ・ヴィンチ展となりそうです。

意外にも東京の美術館では初の本格的な個展です。東京オペラシティ アートギャラリーにて画家、白髪一雄の展覧会が開催されます。



「白髪一雄」@東京オペラシティ アートギャラリー(1/11~3/22)

戦後日本の前衛芸術を牽引し、具体美術協会のメンバーでもある白髪一雄は、1954年より支持体に足で直接描くフット・ペインティングの制作をはじめ、アクション・ペインターの泰斗として旺盛に活動してきました。


白髪の個展といえば、自ら生前に構想し、亡くなった1年後の2009年に横須賀美術館で行われた「白髪一雄 - 格闘から生まれた絵画」を思い出しますが、約10年ぶりの今回の展示においても、また新たな知見が示されるかもしれません。

ブリヂストン美術館がアーティゾン美術館と名を変えて東京・京橋に誕生します。「開館記念展 見えてくる光景 コレクションの現在地」が開催されます。



「開館記念展 見えてくる光景 コレクションの現在地」@アーティゾン美術館(1/18~3/31)

2015年に建物建て替えのため休館し、今年新たに開館するアーティゾン美術館は、休館中も作品を収集し、コレクションの幅を広げてきました。そして記念すべき開館記念展では、旧館の約2倍の新たな展示スペースにて、新収蔵品31点を含むコレクション作品が一堂に公開されます。


なおアーティゾン美術館では日時指定入場制が導入されたため、予め来館前に入場券を専用サイトで購入する必要があります。改めてサイトを確認したところ、開館を半月後に控えた現段階においても、開館当日の18日も含め、土日、平日ともチケットは購入出来ます。



また予約チケットが完売していない場合は当日チケットも販売されますが、予約(1100円)と当日(1500円)の値段に差があり、事前に確保しておくのが良さそうです。

それでは今月もどうぞ宜しくお願いします。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 謹賀新年 2020 「みえないか... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。