高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

農業のゆくえ・・・

2010-11-01 11:26:04 | 自然学校の日常
三日間の櫻井ブルース農場での実習研修でした。

いろいろと考えること多々あり。頭の中がまとまらないくらいに多くの情報を体感体験的、知識的にも得ました。

折しも管首相や前原外務大臣がTPP・環太平洋連携協定に対してかなり前向きな発言をしました。コメ、小麦、デンプン、砂糖、乳製品などの関税が撤廃されるとアメリカ、オーストラリアから価格競争だけで安価な農産物・加工品が流入してきます。消費者にとってはいいでしょうが、農・酪農地帯は大打撃を受けることは目に見えています。

農家への個別保障で輸入品と対抗できるという「説」があるようですが、保障された農業で農業の生産意欲が維持でき持続可能な農業と言えるんだろうか・・・。規模拡大だけで世界と対抗できるのだろうか・・・?????

グローバル経済に巻き込まれた農業・・・・マクロ的な思考の農業に対して、もうひとつ、ローカル経済・ミクロ的思考の農業があってもいいのではないでしょうか?

ブルースの自然農法は、機械に頼ることが最低限なので基本人力農業です。コツコツと毎日の仕事の積み重ね。すばらしい忍耐力・・と一言では言えない・・土と自然と向き合う感性・・。 その彼から「日本の農業について」語られると現実味が一段と増します。

農業問題を掘り下げるためには、なにしろ知識が足りないことを痛感させられました。

しかし、言えることは、もっと「楽しめる、身近な農業」も今の日本には必要なのではないか・・・

農業自然学校・・・どうやったらいいんだろう・・
コメント
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