大金(おおがね)鉱山は、1912年(大正元年)に陰山亀太郎が夢で告げられて発見したと伝えられています。(北海道鉱業史)鉱山は、精錬所よりもっと山奥4Km行ったところにありました。
掘り出された鉱石は、最盛期の昭和15年ころには、一日100-120トンもあったのですが、昭和12年から16年の5年間で精錬された金の累積生産量は、633.4Kg でした。いかに金は貴重な鉱物かがわかります。
昭和15年の従業員数は437名なので、その家族を合わせると2000名近い人々が鉱山付近で生活していたと思われます。 自然学校がある、昭和9年には旧作開尋常小学校の分校が開設されたのですが、翌年には大金尋常小学校として独立し、戦後は国民学校ともなったと推測されるのですが、詳しい資料が見つかっていません。
昭和の産業遺跡として貴重な場所です。