高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

クライシスゾーン

2017-12-17 17:29:37 | コラム風味

10年以上前、私のノート使いはB4(F4?)サイズのスケッチブックを使っていた。 何かを考えるとき、誰からの講演話を聴く時などに耳に残る言葉やその時にインスピレーションで浮かんだ言葉を整理するのではなくてただ列挙してゆく方法を取っていた。私の頭の中はこうなっていたのだ。気になる言葉や概念の刷り込みをしていたのだ。

そして、時々、いえ、たまにそれを整理するようなまとめ方をしていた。そのスケッチブックは、ざっと10冊ほどある。 1997年に「100年の中での役割を考え、今を行動する」というとりまとめ図を書いていた。ちょうど10年前ね。

これによると、地球は、今のままほおっておくと、2080年頃にCRISIS ZONE 地球自体が破壊的状況に陥ってしまうと予想している。だから「新しい価値観に基づく22世紀型社会」の概念を形成し実現を計っていなければならないとある。しかし、その危機的状況を体験しないことには次の時代を創りだすこともできない。つまりこのCROSIS ZONEを人類が通過できるように鍛えていかねばならない、それが現代社会だと位置づけている。 

 21世紀の中半に人類は猛烈、過酷な生命存続に関わる受難を時代を迎えるだろう。環境問題、国際紛争問題、原子力放射能問題(これを書いた当時は震災前で放射能に対する危機意識はかなり希薄であったが)により生態系の破壊が起こる。実際の多くの人間が死ぬことによってしか、新しい社会システムの構築はスタートしないだろう・・・・。 キーワードは「Net Work社会」 公正・分配・ローインパクト・低エネルギー・還元・民主・・・・。

受難の時代に必要な力は、

夢を描く力、その実現に向けてあきらめない力、共感によるコミュニケーションエネルギーをやりとりできる力、そして必要な変化を恐れない力だ。

これはここ10数年、変わらぬアタシの活動原理であり、育みたい力なのです。

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ミサイル

2017-12-17 13:58:21 | コラム風味

「弾道ミサイル落下時の行動について」にチラシが事務所の目につく場所に貼ってあります。これは、たぶん私が怪我で入院中の8月下旬か9月上旬に配られたものでしょう。

確か、9月上旬に北朝鮮からのミサイルが北海道上空(と言っても、成層圏上なので宇宙かな)を通過した時にJアラートが鳴り響いたと思う。 私は室蘭の病院に入院しており、集中治療室から一般病棟に移ったばかりの頃だった。 投薬のせいなのか意識が混濁していることもあり、今、起こっていることが、「現実なのか、妄想の中なのか」ごっちゃになっていた時だった。

Jアラートが鳴り、防災無線が避難を繰り返し呼びかけている中で、病院スタッフが、多少身動きができるアタシを後回しにして、隣のベットの重篤患者を先に安全な場所に運び出そうとしていた。(妄想ですね)ついていたテレビではアナウンサーが避難について、弾道について繰り返し同じようなことをしゃべり続けていた。(これは現実だと思う) ここへミサイルが落ちるわけないと確信に近いものはあるが、逃げるに逃げられない自分を感じていた。 が、案の定、ミサイルは落ちることなしに防災放送は安全宣言をした。 そして、避難した患者さんを連れて帰ってきた病院スタッフに アタシは・・・、

「お前ら、よくやった!! 病院職員として使命を果たした!! 立派た!!」と褒めてやったのでした。 (今でも本当に褒めたような気がしている・・・・)

もとい、くだんのチラシには「弾道ミサイル落下時の行動について」

① 速やかな避難行動

② 正確かつ迅速な情報収集  行政からの指示に従って、落ち着いて行動してください。 とある。

無理だな。 じっとしてるしかないだろな。

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