高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

長期村裏話その3 真剣に聞いてました。

2012-08-08 03:54:34 | プログラム 子ども
長期村第二期のアドベンチャーコースの修了式。
チーフディレクターのふったの司会。 5日間の思い出をスライドで振り返り、私の講話?・・「ちょっと、ありがたい話をするぞ」とふっています。 小学2年生から中学生、高校生ボラ、国内海外の大学生ボラ、そしてスタッフが聞きます。 どのあたりに焦点を絞っていいのか迷いますが、小学6年生、中学生には70%位は理解して欲しいが目標です。

多少の冗談を入れて笑いも取りますが、途中からシーンとしました。全員の視線が私に集中していました。
壇上に立って話すこともシゴトのひとつなのですが、きき手が、聞いているか、聴いているかは話し手はわかります。 

彼らは聴いていました。 なにやら「ありがたそうな話」を。

*****

お疲れ様! 多少の喧嘩もあったし、身体が苦しくて辛かった子もいた。山にも登った、海で飛び込みもした!いろいろな体験をここでした! みんなは、ここで生きるトレーニング・練習をしたんだ。
 
いつも思うんだけどさぁ、みんな夏休みなのに、テレビもゲームもない場所によく来るよね! うちでゴロゴロしていた方がいいよなあ・・。たかぎぃが小学生だったら こんなとこに来なかったかもなあ。凄いよ君達! よく来たなあ!

たかぎぃの歳知ってる?(意外とみんな正確に知っている) そう58になるんだけどさぁ、今小学2,3年生の子が たかぎぃと同じ年になるまで、50年もあるんだよ。半世紀。 君たちが同じ年になった時は、オレは死んじゃってるけどさ、(だいじょうぶ100歳以上生きるよ・・と嬉しい言葉が飛び交う・・)

そん時の人口がどのくらいか、わかる?  (小学低学年はきょとんとしているが、私を見つめている)

今の人口知ってる・・・・?・・・・ 約1億3000万人! それが、9000万人くらいになっちゃんうんだ。4000万人も減っちゃうんだよ。今の三分の一がいなくなっちゃう。 大丈夫かい分数? 想像できるかな?

だって、今のおじいちゃんおばあちゃん世代は、一学年で200万人くらいいるんだけど、君達は100万人ちょっと。俺たちは死んでゆくから、どんどん減ってゆくよね。 わかるかなあ~~~。 イメージ、イメージする、想像することが大切だからね。 わかる?  (上級生はなんとなくわかった様子)

だからね! 世の中、このままではうまくゆかないんだな。 だから大人もどうしようかと今いろいろ考えているんだけどね。何か新しいことをしてゆかないと、人口が減った世の中は、今と同じようにいかないよ。
今、3,4年生が大学生になるは10年後・・。オトナになるのはすぐなんだな。

だからね、今から練習した方がいいんだ。 いつもと違う人に会うこと、いつもと違うことをしてみること、これが大切だ。やったことのないことをする。そういう練習をたくさんしておくと、新しいことができるようになれる。 つくれるようになる。考えられるようになる。

君達、ここで暮らした凄い人達だからさ、これからも いつもと違うところへ行く、いつもと違う人に会う、いつもと違うことをしてみる、これまでやったことがないことをする、そういう練習を続けてください。

そうすれば、きっと いい世の中が作れるようになると思うよ。

*****

アドベンチャー開始の歓迎会では 怒髪天の「オトナのすすめ」を歌いました。

 ♪ オトナになりたくねえ・・、子どものままがイイ~~!
    ムリだった・・、生き物だからぁ~ それはムリだぁたぁ~~~~。
 
   働きたくないしぃ、遊んで暮らしたぃ~~~
     あまかったぁ、金もなかぁった~~、寝てるだけでも腹減るしぃ~~

   三十やそこらあたりでぇ~、つまらねぇオトナへと
     避けられぬ悲しきさだめ

   ウソだ! それはデタラメだ!

   オトナはサイコー! オトナはサイコー! ぜんぜん楽勝 恐れるに足らん
   オトナはサイコー! オトナはサイコー! 青春続行!  

   人生を背負って おおハシャギ  ♪

これは、ボランティアに来ている大学生にも向けたメッセージソングでした。
     
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旨くないらしい

2012-08-07 06:57:08 | 日記
コケッツは避けて食べない。
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時間の無駄使い

2012-08-07 00:01:13 | 日記
今夜は時間の無駄使い。

予約決済したはずの航空券が取れてなくて、再予約。それをしている内にカードがない事に気付きました。午後に行った温泉にカードが入った財布巾着を忘れたとしか考えられないので、温泉まで探しに行きました。

巾着は見つかったものの、カードを始め大切な品々が抜かれたと思い、帰って来て、その対処方法を調べ始めました。

そして、対処実行前に・・もしやと思い、他の場所を探査すると・・・

あ り ま し た !

合計二時間位の無駄遣い。

人生の多くの時間を捜し物に費やしているあたしです。
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コッシー探検隊

2012-08-05 08:22:29 | プログラム 子ども

 ニセコ連山の西の端の山麓にある秘湖コックリ湖へ謎の生物コッシーを探しに探検隊を組織。 1泊泊まりででかけました。 KTP(コッシー探検プロジェクト)は10年ほど前の夏休み長期村で第2次隊まで編成されているので、今回は時を経ての第3次隊となりました。

 小学3年生から5年生までとのファンタジーな探検隊です。 二日間とも小雨降るあいにくの天気でぬれねずみ探検隊ではありましたが、霧が晴れた湖上に一直線に岸から岸を横断する謎の生物を全員目視しました。それも一匹です。遠くからなので良くわかりませんが、明らかに岸から岸へ移動している生物がいるのです。

 鵜は水面に首だけ出して移動しますが、あんなにも一直線に移動するわけはないし・・・・、

 来週、本格調査隊が出ることになりました。
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朝食づくり(長期村裏話)

2012-08-04 08:03:35 | プログラム 子ども
お~、もう八時になるぞぉ・・。 まだ調理中。
こちらは、ダッチオーブンを使ってのパンケーキづくり。

しょうご 「中を見た方がいいんじゃない」
あたし  「火強くないかい? 何分どんな火で焼くの?」
こんちゃん 「弱火で30分くらい・・」 
しょうご 「中、見たほうがよくねぇ?」
あたし  「知らないよ。俺に言うなよ」
こんちゃん「まだ!」
あたし  「黒こげになってたら、俺の責任じゃあないからさ」

あたし  「ダッチオーブンでなぜパンを焼けるか? 普通のなべではできない」
みんな  「・・・・・」
かい   「重たいから・・」
あたし  「いいせんだ!」

あたし  「最初、ずいぶんテンション高かったけど、だいじゅうぶ?」かまどのそばにいる大学実習生へ
実習生  「この雰囲気にやられています・・・」
あたし  「どんなふうに?」
実習生  「1泊の活動はよかったんですけど、この雰囲気にやられています」
あたし  「いっしょに楽しめばいいんだよ」

合宿や野外活動は子ども達の方が慣れていて、知っていることやスキルが高いこともあります。
何かを教えようと大人な立場だけでは、長期のキャンプはスタッフができません。

子どもと大人の違いはなんだろう? なんて、大学生実習生には投げかけます。

そんな会話をしています。



こちらは当初、全員1本予定だった棒パン、ねじねじパン。 棒にホットケーキミックスの粘度を高めて巻きつけて焼きます。

事前準備で・・・
「棒どうすんの?」
「イタドリを使えないかと・・」
「燃えちゃうでしょ」
「青いのでは?」
「・・・・・、無理だと思うがなあ」 やってみんさい・・・

棒の長さがの割には たき火が大きい・・。 パン生地を巻き付けた場所から手元まで握りこぶしふたつ分しか残っていない・・。

あたし「それさぁ、どこで焼くの?」
みんな「・・・・・・」   どうも段取りが見えてない・・・
あたし「あの焚火で焼くんじゃあ、熱くない?」

あたし「この竹、新しいでしょ。 はぜるよ!」
スタッフ「・・・・・」
はぜる、という言葉は すでに都会では死語でした。

体験活動は、多少の失敗も許される体験領域をどれだけ増やせるかに、それが経験知・形式知となる鍵があります。

しかし、もちろん、身体生命に関わる事故があってはなりません。 慎重に慎重にかつ大胆に・・進める必要があります。

生活技術は、若いスタッフだけでは伝えられる時代ではなくなっていることをいろいろな場面で感じる今日この頃です。
プロボノという 専門性をもったボランティアの関わりが私達の自然体験活動の世界以外でも話題になるようになってきました。

オジサン、お○サンも ぜひ、体験活動にどんどん参加してほしいです。

はたまた・・・、若者のアウトドア・サークル活動も ねおすの事業で運営すべき時代かな・・。
むかし、むかし、ねおす創生期の頃、みやもっちゃんが、バーゴンクラブという名称で、ボランティ学生さんの月一回、トレーニング活動をしていましたが、その復活をすべき時期だなあ・・。



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キャンプの朝(長期村裏話)

2012-08-04 06:42:05 | プログラム 子ども

 昨夜から自然学校のキャンプ場で野外泊をしている子ども達です。 私は学校正面の東屋にアウトドアデスクを構え(今もそこからブログをつくっています)テントも併設しています。 さきほど、6時ちょっと過ぎにキャンプ場を見に行きましたが、なんとまだ、誰も起きていませんでした。 朝の準備にまだとりかかっておりません。

 今朝も自分たちで朝食を作ります・・・、 昨夜のスタッフミーティングでメニューは棒パンと発表があったのですが・・、ボランティアスタッフは知らない、棒パンがディレクター提案、なおかつ「棒は自分達で拾ってくる」という無茶ぶりだったので、
「どういう棒がいいのか、もうちょっと説明した方がいいよ・・」とちょっと介入。

 薪で棒パンを30名以上が同時に作るのは・・そもそも朝飯のメニューなのか? 
棒パンは「体験メニュー」でメインディッシュにするのはいかがなものか・・・時間がかかる割には失敗も多いのです。
 まっ、言いたいことはたくさんあるのですが、オジサンはぐっとこらえて。

今日は身体を使う大きな活動はなく、休養日程だから時間がかかっても、失敗して結果あまり食べられなくてもいいか・・・。

「棒パンとホットケーキを併行して実施したら・・」とだけ提案して、後は任せました。

さてさて・・、どうなったことやら。
朝7時の音楽がかかりました(防災無線から流れてきます)。

も一度、様子を見てくるかな。
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子ども長期体験村2週目

2012-08-03 20:52:22 | プログラム 子ども

 今日は正直言って、休養しようかと思っておりました。明後日から1泊2日のプログラムをディレクトしなければならないので。ところが、朝からいろいろと事件がありまして・・、はたまた、ドライバーの関係で私も午前から午後にかけての海プログラムへ参加。

 行ってしまえば、仕方がない・・、ダッキーカヌーを漕ぎ、堰堤からのダイビングも決行してしまいました。 どうも、海に行くと血が騒ぐ体質です。  う~ん・・、時々めまいがしますが・・・。

 今晩は涼しい、涼しすぎる位の晩です。すすきを見てしまったので、まさか秋到来ではないですよね!

朝だけは身体が辛い・・。 ともかくも首から背中にかけてバリバリとなりストレッチしないと動けない。大地寝がよかったのは一日だけでありました。 これは、身体がゆがんでいるせいだなと、ODAさんから指摘・・・。 マッサージでなくて、まずはちゃんとCTを撮るべきだと。  

夏が終わったら、行ってこよう。

まっ、ともあれ、それなりに元気です。 身体と相談しながらも夏長期2週間目です。 

黒松内長期自然体験村 「大家族・長期村奮戦記」ブログはこちらです。
http://blog.goo.ne.jp/bunamori/
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羽釜

2012-08-03 18:23:23 | プログラム 子ども

 今日は再び海へ。第2期の長期村の子ども達が加わって、自然学校の住人は40人以上になっています。
お天気は黒松内の谷間(朱太川)は曇り空ですが、そこからでるとほぼ快晴・・・。 海は河口から寿都町方面なので、夏らしい海水浴日和でした。 

 私もドライバーの関係から参加。ほんとは腰休めをしたかったのですが・・・、けっきょくゴムボートを漕いで、堰堤からも飛びこみました。 すすきを見てしまったので、夏を楽しまねば! という思いと、新しい子どもが来ると・・ついパフォーマンスを見せたがる気質にスイッチが入ってしまう、性(さが)なのです・・・。

 夕刻からは自然学校のキャンプ場で野外炊飯とテント泊。 羽釜がひさしぶりに登場!! この釜の蓋は、三木師匠と一緒にこさえた物です。 かまどの火を強くするために懸命になっています。 竹で作ったふいごが短すぎて煙をかむります。
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すすき・・・

2012-08-01 14:18:02 | 日記


 あっちゃああ~~~!  見たくなかった・・ それも、学校の窓際ではないか!! 去年はなかったぞ!?
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国際的ボランティア

2012-08-01 10:05:59 | 来訪者

 彼等がいないと夏の長期村はなりたちません。 今年は、韓国、台湾から5名が来ています。

 みんな、ありがとね。
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